厳しいシーズンのおさらい
丁度折り返し地点を過ぎたとこで今シーズンのおさらいをしたい。23節を終えたとこで2位の山形に勝ち点7差をつけて首位。上出来ではないかと思いがちだがそうだろうか。恐らく試合を観ているサンフサポはほとんどが満足はしてないだろう。攻めても点が取れない、危なっかしい試合が多い、最近では失点も多くなった。それらのことでJ1に上がったとしても勝てるのかといえばかなり難しいような気がする。それが本音だろう。
だが悲観することばかりではない。若手の中には平繁、森脇、高萩が立派な戦力になってるという実感がある。ギリギリで昇格はしたが結局なにも得ることのなかった2003年とはそこが大きく違う。そして監督はたしかにそうやって生え抜きの若手を使おうという意思はあるのだ。
実はそこがこの監督の難しいとこである。小野のように全く無能の癖に独裁主義に満ちたやり方で多くの若手をクラブを去るようにしてしまった監督なら非難のしようもある。ただミシャはあるところではチームにとって理想的なのだ。その中途半端さが最も扱い難いとこなのである。
例えばある病気を患ってるとしよう。だけどその患者は中途半端な症状なため自分が病気だとは思わないのである。むしろ自分をそんな病人とみなすのにプライドを傷つけられるのだ。だから薬があっても飲まないと言うし病院自体行きたがらない。だからそういう患者がいと始末が悪いという話を聞いたことがある。
ここいう中途半端な患者はミシャだ。金がないクラブなのにとにかく選手の補強をしようとするようなことはない。特に自分が獲得に関わった外国人せんしゅは優先的に使うなどという利己主義的なことはやらない。そこはユースから育てた選手を中心にやっていくというこのクラブのフィロソフィーは理解してる。ユキッチを全く使わないことからも悪ければ使わないという鉄則はあるようだ。
しかし、それならそれでどうして柏木を使うのか。今シーズン出てきた柏木は怪我をする前の記憶と比べるとまるで別人のように冴えない。もっとボールにも喰らいついたし動き回ってたはずだ。それでいて時々魅せるファンタジーなプレーはぼくらをときめかせてくれた。今の柏木は見ているのが痛々しい。
そして山形戦では調子の悪い高萩をなかなか替えなかった。その後実は高萩が怪我をしてたことが判明、尚更その起用に疑問が残った。そういう明らかな采配ミスによりみすみす2位との直接対決を落としてしまう。それはまるで昨シーズン降格争いのライバルにことごとく負けたのに懲りてないかのようだった。
ただミシャばかりが悪いのかというとそうでもない。みんながみんなシュートを外しすぎだ。どうして他のJ2のチームはサンフとの対戦の時スーパーゴールを決めるのにサンフはそれは入れるだろうというようなチャンスでも決めきれないのだ。本当にこれだけ独走してたら1つくらいはミドルシュートが決まってもいいようなものだが意表を突くようなシュート、強引にねじ込んだゴールというものがないのだ。これって本当に戦力として他のチームを圧倒してるのかと思ってしまう。
圧倒はしてないよな。冷静になるとそういう感情が出てくる。やはりJ2に落ちるチームはそれなりなんだ。だからこそそれ以外の要素で盛り上げなくてはいけない。スタジアムに集まるサポーター、熱い声援、このチームに勝ってもらいという雰囲気。結局のところ客が入ってくれないとどうしようもないということだ。
ここのところまた客足が減っている。これも残念な現象だが当然シーズン半端による中だるみがあるだろう。それでも行きたいという何かが必要だ。これはすぐにでも考えなければいけないこと。グズグズしてたらこのままシーズンが終わってしまう。強豪と煽れるだけの対戦相手もいない。いや、やっぽりJ2は厳しいリーグだ。
