京都戦~同じパターンでの敗戦
2026年2月27日 サンフレッチェ広島 vs 京都サンガF.C. エディオンピースウイング広島
金曜日のナイトゲーム。当初はチケット完売までいかなのではという杞憂もあったものの見事に満席とすることができた。ACLエリートとの並行で試合がある為この試合は4人をローテーションとして入れ替え出場のなかった選手のモチベーションを高めている。そして相手は昨シーズン一度として勝てなかった京都。特にラファエル・エリアスによっていつもやられてるだけに今度こそはという気概があるのだった。
気温は気になる程低くないもののグラウンドには雨が降り注いでいる。スリッピーなピッチの上でどう戦うか。不確定性を考慮してワントップの木下を狙うことも考えられたもののこんなコンディションでもパスを繋ぐサッカーに拘りを見せるのだった。
左右どちらからでも前線へとボールを移動させる様は主導権を握らせ後はフィニッシュへと繋げるだけであった。縦を閉じられれば中に出しクロスへの警戒を見せれば縦のポケットを狙う。もはやあとは決めるだけの状態になりそのゴールへの到達点を心待ちにのしていたものの最後のフィニッシュまで至らないのだった。フリックを駆使するなどして裏に抜け出したかと思うと加藤はシュートを打てずに終わってしまう。ああ、どうしてここで打たないんだともどかしさが募る。入らなくてもいいので打ってほしい。チャンスがある度に相手が寄せられ潰えてしまうのだった。
シュートが打てない。有利に進めていながらシュートが打てないというのは昨シーズンのデジャブのようであり段々と悪い予感が漂ってくる。が、こういう時こそセットプレーを活かしたい。新井がセットしたCK。右サイドからインスイングで向かうボール。ニアに飛び込んだ荒木。強烈な弾道がゴール脇に突き刺さったのだった。
荒木、荒木、荒木!
この強烈なヘディング。荒木がいるといないとでセットプレーの脅威が全く違うものになる。開ケガで幕出遅れただけになった。
これにより押せ押せムードになり更に京都ゴールに襲いかかる。セットプレーの混戦から最後キムジュソンが詰めた。ドッと沸いたスタジアム。だがこれはオフサイド。木下がラインを出てたようである。苦笑いが出てしまうもこの流れなら追加点もいける。後半に入りワントップの木下を鈴木章斗に交代すると更にギアアップする。ところが一向にゴールを割ることができないのだった。
鈴木章斗がチャンスをつくり出している。そしてジャーメインもイーブンのボールをものとして強引に切り込む。だがその悉くを決めることができない。シュートが決まらない。その中でどうしても目立ってしまうのが加藤だった。中盤ではいい動きを見せるもののゴール前に行くとどうも躊躇してしまうのがもどかしいのだった。
攻めても攻めても突き破れない壁を打ち砕くべく中野、川辺を入れテコ入れするもまだ割れない。そこで中島を投入する。守備の山﨑から攻撃の中島への交代は追加点を取るメッセージでもあった。実際に一度この中島の縦パスから相手ゴールへ迫った場面があった。が、どうにもこの辺りから京都の攻撃に対してプレスが効かなくなってしまったのだった。
前に蹴っても前線で収められない。かといって近くのパスコースは閉じられてる。たまらなく出した松本泰志のバックパスは荒木の位置から大きく外れてしまい前向きでエリアスにインターセプトされてしまう。全速力で戻るDFも間に合わない。GK大迫と1対1のエリアスは最も簡単に脇を抜けるシュートを流し込んでしまったのだった。
同点。何てことだ。あれだけ優位に進めてたのにたった1本のパスミスで簡単に追いつかれてしまった。本当に今シーズンは無失点で抑えることができない。そしてあれだけ攻めてもも決められないのにこうも易々とやられた事実に徒労感を感じざるを得ないのだった。
それでも残りで奇跡を起こしたい。左サイドから志知が低い弾道のクロスを上げる。ゴール前を横切るも触れることすらできず素通りしていく。逆に最後は防戦一方。右サイドを押し込まれクロスを上げられるとゴール前で何人も守備で構えてたにも関わらずエンリケ・トレヴィザンにあっさりと決められてしまった。その時間わずか終了の数分前京都は残り10分の間に2点入れひっくり返してしまったのだった。
このまま試合終了。無力感に襲われる。あれだけ攻めてたのに負けてしまった。その理由ははっきりしてる。FWの決定力の差である。毎回毎回エリアスにはやられる。もはやこの選手に決められるのは仕方ないのかもしれない。だからこそ追加点が必要だった。
ストライカーとしての能力の差はしょうがない。だけど打てばいいのに躊躇してチャンスを潰し続けたのにはどうにも納得がいかない。どうもゴール前に行くとビビってしまう傾向がある。それがわかってるので相手の守備にも余裕が出てくる。だからやり切った感を感じない。負けたのだから気分がよくなるわけはないのだがやり切った感だけは感じたいものである。
全試合失点をしている現状、得点がないのは致命的。果たして次の試合でそれは解消されるのか、そして次に対戦する時こそ京都には勝たないといけないという宿命を感じるのだった。



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