名古屋戦~帰りの電車で
2007/08/12 サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスエイト 広島ビッグアーチ
埼玉スタジアムで浦和戦を観たぼくとしてはまさにまた同じような悲劇に立ち会わされたような気分だった。一体いつ勝てるのか。失点がなくなることはないのか。せめて3点も取られない試合ができれば。そして2点以上得点ができるようになれば。何もかもが足りない。サンフレッチェを応援している限り夢を見ることはできないのだろうか。寂しい、悔しい、情けない。空ろな表情でスタジアムを後にした。
試合後の選手の挨拶は立ち会わなかった。何せ早くしないと終電が間に合わないかもしれない。広島の交通事情に詳しくないぼくは何事においても安全策を取らないといけないのだ。
関東サポのHさんと横川行きバスに飛び乗ったが意外と渋滞に巻き込まれることもなく順調に進んだ。これなら終電も間に合うなと電車のことを考える必要はなくなったのだった。
「そういえば柏戦はいきますか?」
「ああ、行きますよ。仕事があるんですけどね。都内から駆けつけますよ。浦和は行けなかったからね」
「浦和戦も今日と同じ展開で惨めでしたよ。ぼくはバスで帰ったんですけどね、周り赤い人ばかりだから尚更惨めで」
Hさんはその様子が容易に想像できたようで笑ってた。こんな会話をしてるぼくらを周りの人はどう感じただろう。仕事帰りに柏に行くってどういうことだと感じたのではなかろうか。そういうのを想像すると何となくおかしくなってくるのだった。
横川駅でHさんと別れぼくは新山口行きの最終電車を待つ。30分近く待ったことから結構余裕だった。ただ車両は混んでいて座れない。まあ岩国辺りから空いてくるだろうとぼくは辛抱強く席の横で立ってたのだった。そしたらデッカイ荷物を持ってた外人が座るスペースを作ってくれぼくはその好意に甘えることにした。
外人はぼくの格好を見て「サンフレッチェ勝った?」と聞いてきた。山陽本線のゆったりした雰囲気が何となく話を誘ったのだろう。ぼくはぼろ負けと言っておいた。
こういう場合会話を続けるべきなのかどうか判断に迷う。何せ相手は何人か分からない。日本語は流暢みたいだがサンフレッチェのことを知ってるということはサッカー文化圏の国なのだろうか。色々考えたがぼくは聞いてみた。旅行で来ているのかと。
外人は旅行だが日本に住んでるらしい。学校の先生をやってて千葉に住んでるということだ。って千葉?ぼくと一緒じゃないか。ぼくはそのことを告げると何と同じ市に住んでいた。何という偶然。その外人の彼はジェフ千葉を応援しているということだった。だからサンフレッチェのことも知ってたのだ。そして驚いたのが彼がアメリカ人だということだった。
その後サッカーの話で盛り上がったのだがぼくがロックが好きということでローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンの話でも盛り上がってしまった。静かになった車内で妙に盛り上がった空間ができてしまった。
そういうこともあって車中は退屈せずにすぐに着いてしまった。彼は青春18切符を使い大分まで行くと言う。終点の新山口で降りてまた明日の始発で大分に向かうということだった。ぼくは良い旅をと言って分かれたのだった。
そしてぼくが降りた駅にはもう一人紫のオフィシャルTシャツを着た男がいた。ぼくは馴れ馴れしくこちらの方なんですかと尋ねたら愛媛に住んでるんだが実家がこっちだという話だった。何気にサンフレッチェを応援してる人の中には山口の人もいるんだなという気がした。ぼくが山口に住んでいれば山口のサンフサポを集めるのにと思うのだった。そんなことできるかと思われるがぼくは実際に関東でサンフレッチェを応援してる人を集めた。そしてある程度集まってしまうともう他人任せで何もしなくなった。どうもぼくは何もないとこから生み出すのが好きでみんなの中心になって盛り上げていくのは向いてないようだ。まあこれこそ適材適所といったところでぼくはそういう裏方が合ってるのだろう。
それにしても今回のホームゲームは試合は散々だったが色々と印象深い一日だった。

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