2018年1月 4日 (木)

あけましておめでとうございます

昨シーズンは辛く厳しいシーズンとなりましたが監督もメンバーも代って心機一転、よいシーズンとなることを祈ってます。
このブルグもまだがんばっていこうと思うので皆さん、よろしくお願いします。
今年一年サンフレッチェと皆さんにとっていい年になりますように。

2016年1月 4日 (月)

新年の挨拶

 あけましておめでとうございます。

 昨年はチャンピオンシップで優勝、クラブワールドカップ3位という成績を上げ特にシーズン終盤は濃い1年でした。さすがに天皇杯は力尽きたという気がします。ただ、それでもこの1年は出来過ぎとも言える内容だったと思います。

 今年はACLの出場が決まってるので試合数は必然的に多くなります。ですがそこで選手を上手くローテーションすることで結果的に選手層を厚くしてきました。サンフレッチェを応援してきて今度はどの選手が台頭してくるのかというのもまた楽しみの一つだと思います。

 さすがに今シーズンは各チームにマークされ厳しいシーズンにはなるでしょう。でもどのような結果になろうとも楽しく過ごしたいものです。このブログもなるべくならそういうものにしていきたいと思ってます。

 とりあえずシーズンオフの間気が向いたら雑感みたいなものでも書こうかと思ってます。

 

 本年もよろしくお願いします。

 今年1年がサンフレッチェにとってもみなさんにとってもいい年になりますように。

2014年2月 9日 (日)

DVD『サンフレッチェ広島2013一丸』

 これはまるで雪国か。外の風景を見たらそうつぶやいてしまった。昨日朝から降り続いた雪は一面銀世界へと変えてしまった。そんな途方に暮れてるぼくに関わらずすでに路上の雪かきをしてる人の姿が。ぼくも参加しなきゃなと思いながらもうちには道具がない。どうしようと考えてる内に日は昇ってしまった。
 そして外に出た頃にはもう出遅れといわんばかりに結構雪掻きは行き届いてた。だがそのお陰で隣の家にスコップを借りることができまだ手つかずの路面の雪掻きをすることができた。氷の結晶であるはずの雪をスコップで掻いてるのに汗をかいてくるのだった。
 青い空が広がりそのせいで雪解けも早い。その為もしかしてサッカーの練習もあるかななどと淡い期待をしたものの練習場所の小学校は人類未踏の地のように足を踏み入れるとズボッとはまってしまうほどだった。
 ああ、今日は雪掻き以外は何もできないんだ。そんな諦念にがっかりしながら思い出した。そういえば予約注文してたサンフレッチェの2013年のイヤーDVDが届いていた。こういう時こそ観なければいけないと家に急ぐのだった。
 DVDには優勝した時の集合写真がプリントされてる。予約特典として3枚目が付いていて寿人と石原のゴール解説やカズと青山のボランチの観点からの対談などがある。時間にして370分、長い。果たしてこんなに観ることができるだろうか。
 だがこのDVD、ゼロックススーパーカップで始まり最終節優勝するまでの流れを堪能できる他ポイントとなる試合を押さえてる為にシーズンを通した感情が呼び覚まされるようだった。そしてサンフレッチェの流れるようなパスワークをちゃんと押さえてて単なるゴール集となってないのがいい。ああ、そうだよな、このパス回し、この展開、このゴール、こういうのが観たくてまた観に行くんだよな。
 今シーズン、GKも代わり新しい選手も加わる。それでこういった連動したサッカーができるのかと疑問を感じつつも石原や千葉だって他から来て今や欠かせないピースになってる。そう考えるとまた新しい可能性への期待の方が大きくなっていくのだった。
 開幕まであと1ヶ月ないんだよな。そんな楽しみが膨らんでしまった。でもこのDVD、1日あってもさすがに全部は観賞しきれないのだった。

2013年8月17日 (土)

名古屋戦~エディスタへ向けて

2013年8月17日 サンフレッチェ広島vs名古屋グランパス ディオンスタジアム広島

 山口へ向けての夜行バスは眠れはしなかった。勿論、格安のカテゴリーの為乗り心地の問題はあった。考え事も多くあった。だがそれ以上に後ろの席の話し声が気になった。何度か舌打ちするも意に介さないのか気付かないのか一向に止まることを知らない。血管がぶち切れそうになった時その隣の列に座ってる女性によって注意されるのだった。ああ、こういう時女の人の方が強い。その女性に賞賛の拍手を送りたい気分になると共に自らの気の小ささにため息をつくのだった。
 帰省を兼ねてエディオンスタジアムへの観戦だがぼくの場合実家が山口ということでなかなかに大事だ。もう今年は一度もエディスタに行くこともないだろうと思っていたが何とか都合を付けることができた。逆にせっかく帰省したのにホームでの試合がないと損した気分になる。ゴールデンウィークとお盆の日程はぼくにとって死活問題なのだった。
 そんな訳でぼくがエディスタに行けるのはせいぜい年に1回である。その貴重な場での勝敗、これは重要である。だからこそあらゆる事にナイーブになってしまう。青山が代表でコンディションを落とさないか、カズが累積警告により出場停止を食らった影響はないか、代役の岡本はスタメンで勝利することはできるだろうか。その上に対戦相手の名古屋は5連勝と調子づいてしまってる。なぜにこんな巡り合わせになるのだろう。不運にはち合わせたようでいながらこのような不安は必ず抱えるものでもあるのだった。
 山口で過ごした数日は暑かった。気のせいか東京より暑い気もする。気温は夜になったってちっとも下がることはない。土曜のナイトゲーム、観客を集めたエディオンスタジアムのスタンドはどれほどの気温になるのか想像しただけで気が遠くなりそうなのだった。

2013年1月 5日 (土)

今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。

少し遅くなりましたが新年の挨拶とさせてもらいます。

さて、今年は社長も代わり心機一転といったところでしょうか。

昨シーズンJ1優勝したことでサンフレッチェも新たなステージに入ったと思います。

当然マークも厳しくなるでしょうしACLの成績も気になるとこです。

いずれにしても今年も楽しくサンフレッチェを応援できたらと思ってます。

本年もよろしくお願いします。

2012年12月31日 (月)

1年間ありがとうございました

 このブログを始めたのも友人からの提案からだった。サンフレッチェのことを何か書きたいと話したところブログでもやればいいじゃんと言われたのがキッカケだった。以来何年と続いているのだが正直なところ当初は1年くらい続けばいいだろうというくらいのつもりだった。自分でもここまで続いたのは奇跡だと思っているが実はその陰に多くの協力者がいて成り立ってるのも事実だ。多くの人に支えられて続けていけた。こんなブログであるがそうでなければここまで続けられなかっただろう。
 その内にぼくは漠然と一体いつまでぼくは書き続けるんだろうと考えることがあった。サンフレッチェについて書くことは楽しいことではあるが時としてそれは苦痛を伴うことがある。それはヤマとなる試合で脆くも負けてしまった時などそれはそれは苦痛であった。もう思い出したくもないのにそれを文章にしなくてはならない。それはぼくにとって修行で滝に打たれる以上の苦痛であった。恐らく多くの人がそういう心境だろう。そのためぼくはいつしか辞め時というものを考えるようになった。それは優勝した時。優勝した時はこのブログの終わりの時、そんなことを考えるようになったのだった。
 そして今シーズン、サンフレッチェは本当に優勝してしまった。あの弱い弱いサンフレッチェがJ1でタイトルを穫るなんて夢物語だと思ってた。サポーターのタイトルが欲しいと切望する声を聞きながらそれは決して手に入らない理想郷のようなものだと思ってた。逆にそれ故にタイトルを穫ったら辞めようなどと目処を付けたのであった。
 しかしこれは困った。これではあまりにも唐突過ぎる。というか優勝をしたことで一定の区切りが付いたかと思いきや一層チームの同行が気になりだした。そもそもぼくは優勝したら辞めるなどと一度も公言したことはない。ならばその設定は一度ご破算にしてしまっても何の問題もないのだった。
 ということでまだしぶとく続けていきます。今まで良いことより辛いことの方が多かったサンフレッチェにおいて今シーズンは本当に幸せなシーズンだった。その分来シーズンは苦労するかもしれない。そして長い歴史の中ではまたJ2への降格なんてことがあるかもしれない。スポンサーの撤退なんてことがあるかもしれない。チームの顔とも言える選手が移籍してしまうかもしれない。それでも諦め悪く応援を続けていくことだろう。今までの苦難を考えればそれくらいどうってことない。ただ、再び小野剛のような人が監督をやった時に応援を続けられるかというとそれだけは自信がないのだが。
 いずれにしてもサンフレッチェを通して多くの人と関わることで楽しい体験をさせてもらいました。今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

2012年8月18日 (土)

新潟に想いを馳せて

2012/08/18 アルビレックス新潟vsサンフレッチェ広島 東北電力ビッグスワンスタジアム

 新潟に行かない?そんな誘いを受けたもののよりによって半ドンの出勤日だったのだ。まあ行く時間がありながら経済的理由で行かないのももどかしいとこがあるのでこういう場合諦めがついてかえって都合が良い。

そしておとなしく自宅観戦でもしようと思ってた矢先、携帯にメールが入った。

「明日自宅観戦ですか?もし良ければ『銀座TAU』で久保竜彦トークショー&新潟戦パブリックビューイングのチケットが1枚余ってるんですけど」

 な、何というあからさまな誘導。もうメールの相手もこいつなら絶対来るなという計算がある。ぼくはどうしようかと少し悩んだものの気付くとやはり行くという返信を送っていたのだった。

 ぼくが悩んだ理由、それも出勤日に関係していた。昼で終わりそのまま銀座に直行するには時間があり過ぎる。それなら一度帰った方がいいのだろうか。そんなくだらないことで悩むぼくは何て優柔不断なんだろう。

 かくして午前中都内の事務所で過ごしたのだが窓の外が急に暗くなってきたのを感じた。雨、そして雷鳴が鳴り響く。何で大してやることもないのに会社に来た挙句こんな天候にはち合わなくてはいけないんだと不憫さを感じながらもこれで尚更新潟に行かなくて良かったという理由付けをすることができたのだった。

もっとも天気予報を観たら新潟は晴れマーク。試合観戦には何の支障もなさそうだ。もっとも今シーズンぼくは遠征をした試合はいずれも勝ってない。ということでやっぱり行かなくてよかったんだという結論を導き出せてホッとするのだった。

2012年7月17日 (火)

首位になって

「サンフレッチェ首位おめでとう」

 そんなことを色んなところで言われる。人気もなく、万年下位争いをしているというイメージが世間では大きいのだろう。そんなクラブを健気に応援してるという目で見られてるのかもしれない。ただ、周りが言う程当の本人は至って冷静なのだった。

 そういう激励の言葉に決まってまだ終わった訳じゃないからと答えているがそれは本音なのだった。ただ首位になったというだけなら2002年だって第2節まで首位に立っていた。だがそのシーズンはその後大いに失速し最後にはJ2降格という憂き目に遭った。つまり現時点での首位というのは大した意味もないのだ。返ってこれからはより激しい立場に追い込まれたという危機感の方が強いのだった。

 といいつつ月曜には早速『エル・ゴラッソ』を買いに行き順位表を眺めうっとりとする。ゴールランキング1位は寿人、アシストランキング1位も高萩。そしてチームも1位というこんな光景は初めて観た。そしていつもなら広島での試合は扱いが小さいのに見開き2面丸ごと使われていたのは嬉しかった。さすがに首位になると扱いが違うようだ。

 そういえば試合後のダイジェスト番組でも先制点の清水のゴールが決まってピックアップされてた。改めてよくあんなの決めたと思う。ブロックを作ったCKの守備に対してペナルティエリアの外からダイレクトボレーでシュートを打つというのは理屈の上では理にかなってる。でもそれを実現させるには相当に技術的に困難なプレーなのだった。

 そのせいか月曜の祝日に親戚の叔母さんに会った時にもサンフレッチェの話が出てきた。

「広島って凄いのねえ。今首位なんでしょ。あれ、チーム名なんてんだっけ。ええと・・・、サンフレッシュ」

「・・・・・・・・」

 ぼくは5秒くらい沈黙してしまった。まあこの叔母さん、マイケル・ジャクソンのことを真顔でジャイケル・マクソンと言う人ではあるが。だがその時ふと我に返った。首位とはいえやはり世間一般でのサンフレッチェの知名度などそんなもの。せめてこの時期にその存在を広めてもらいたいと願うのだった。

2012年7月 1日 (日)

仙台へ向かう

2012/06/30 ベガルタ仙台vsサンフレッチェ広島 ユアテックスタジアム

 

「てっきり紫の服装してるかと思ったよ」

 東京駅で待ち合わせた仲間はぼくを見つけてそう言った。確かにレプリカを着て行こうかとも思った。だけど東京から新幹線であの格好というのは抵抗を感じリュックにしまってしまった。が、実際に東北新幹線のホームに上がると名古屋のレプリカを着た人が降りてきてやはりああでないとと羨望の眼差しを向けるのだった。

 車内に乗り込むとぼくはサブのメンバーで臨んでぼろ負けしたナビスコカップのことを話した。その時のレギュラーのメンバーとの差にあまりにも愕然としたことからぼくの口調は一層熱を帯び仕舞いにはうるさいと遮られてしまった。

 その内仲間は鞄から『エル・ゴラッソ』を出した。ぼくはこの新聞を金曜日に買うとサンフレッチェが勝たないというジンクスを自らに感じ試合前には買わないようにしている。だけどぼくが買ったわけじゃないから読んでも大丈夫だろうとありがたく読ませてもらうことにした。

 首位攻防戦と銘打たれている。確かに1位と2位の対決である。注目カードだ。その割には紙面の扱いは地味だった。長年サンフを応援しているとどうせサンフは隅に追いやられると卑屈な精神が生まれてくるのだった。

 だが、実際にはリーグ戦もまだ半分も消化してない時期に首位決戦というのがあまり意味をなさないというのも事実である。そしてあまり首位を狙えるということを意識し過ぎると軽く足下をすくわれるような気もする。サンフレッチェがここぞという試合で負けてしまうのは何度となく味わってきたのだ。

 それゆえぼくは至って冷静だった。さっきはうるさいと言われたのにこの試合に関しては何が起こっても動じない心境だった。そんな境地に到達することができたのもそれもそのはず、ぼくは今まで広島以外の場所へ遠征へ行って勝った試合を観たことがないだった。だったら行かなければいいのに。誰が聞いてもそう答えるだろう。そして果たしてやはり行くべきだったのか自問自答をするのだった。

2011年12月30日 (金)

新年会ご案内

1月8日(日)17時より千葉方面で新年会をやります。

参加ご希望の方は下記メールアドレスに連絡ください。

詳しい場所等を返信します。

親睦を兼ねて来季のチームのことを語り合ったりしましょう。

slashandburn@hotmail.co.jp

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    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

JリーグPR

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