名古屋戦~宙に浮いた感覚
2009/11/21 サンフレッチェ広島vs名古屋グランパス 広島ビッグアーチ
ずいぶん長い中断だった。実際には1週間抜けただけだがはるか以前の話のような気がするのは早々に天皇杯で負けて試合がなかったせいだ。全くあれは罪だった。J2のチームに負けたというのもあるがよりによってその次の会場が広島と決まっていたのだから。バツの悪さは当然あった。
だが、シーズンが終わったかのような錯覚を受けるのは天皇杯のせいだけではなかった。もはや残り3試合、降格するチームも優勝するチームもある程度目途が付いてしまった時期である。そこで無風地帯と言える順位にいるチームにとってはどうしても意識が薄くなってしまう。それでも賞金県内の7位は目指さないといけないと仲間に言われ確かにそうだったと思い出す次第であった。
賞金1千万にこだわるのには理由がある。ナビスコカップ大分戦でベストメンバーを出さなかったということでリーグから罰金1千万を言い渡されたからだ。これは寝耳に水だった。ぼくらは橋内や原といった普段とは違う選手の出場にウキウキしたものだ。しかもその橋内がゴールを決めてどれだけ盛り上がったものか。サンフレッチェのサポーターであの時のメンバーに不平を言う人がいただろうか。誰も困ってない。それなのに罰金という処置には大いに不満が残る。スポンサーのナビスコへの配慮かもしれないが単なる見せしめとしてサンフレッチェが選ばれたのは明白だった。
しかしそんな限りなく後ろ向きなモチベーションを利用しないといけないとは。やっぱりこの時期のモチベーションの保ち方というのは難しい。いや、よく考えると毎年毎年残留争いをやってたせいで本来この時期こそ血眼になっていたのだった。本来なら幸せな順位にいるはずなのだがそういう実感もない。残り3試合、中位、怪我人が多くベストメンバーが組めない、そういった事情がどこか現実を遊離させたような感覚にさせる。まさに無重力の宇宙空間を彷徨ってるかのような。果たしてそれでも何かを見出すことはできるのだろうか。
そういや2001年の最終戦は優勝した鹿島との対戦で4点を入れて大勝して来期に対する大いなる希望を抱いてシーズンを終えたのだった。もっともその後は監督が代わってJ2に降格をして肩透かしを食らったのだがやはり残り試合はシーズンオフにいかに妄想に耽ることができるかどうかで重要かもしれない。もっともそんな妄想が必要かどうかといったら2001年の例で疑問だというのは否定できない事実ではあるのだが。


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