2013年11月 9日 (土)

5度目の対戦

2013/11/10 柏レイソルvsサンフレッチェ広島 日立柏サッカースタジアム

 今シーズン5度目の対戦である。サッカーにおいては1シーズンに2度が通常であるがそれにカップ戦の組み合わせによってはどういうことが起こり得る。ましてや開幕前の華試合であるゼロックス・スーパーカップでも対戦したのでこんな巡り合せになってしまった。こうも対戦が多いと大体相手のやってくることは想像がつく。ましてやナビスコカップの決勝でサッカースタイルの似通う浦和と対戦した後だ。相手によってころころと変えてきそうなネルシーニョ監督はそれはそれは不気味な存在であった。

 こういう時厳然たるスタイルを持ってるというのは不利なような気がしてくる。相手はパスサッカーを封じる為に重心を低くしてカウンターを狙ってくるのは目に見えてる。せいぜい違うとすれば前からプレッシャーを掛けてくるかボールを持たせて中盤に入ってきたら一気に狩りにくるかの違いだ。どちらにしても酷く苦労させられるような気がする。立ち戻る場所があるのは良しとされる中でサンフレッチェの場合はそのスタイルが確立されてることで不利になってるように思われることがあるのはどういうことなんだろうか。

 この辺が特定のスタイルを持つチームの弱みでもある。勝利に徹して一時的にスタイルを変えると言ったら今度は観てるこちら側が納得しない。どんな時でもやはり今まで築き上げたサッカーをやって欲しい。あの流れるようなパスワークを見せて欲しい。それでいて勝負には勝って欲しい。うーん、我ながらずいぶんと無理な要求であった。

 2週間振りのリーグ戦は柏のサッカー専用スタジアムである。いつもより真近でサンフレッチェの選手が観れるのは嬉しい。でも何だか天候が怪しいんだよな。もしかして昨シーズンの時のようにまた嵐になるんだろうか。でもあの時は大勝したんだよな。仲間の中では優勝するのにあの時の勝利が大きかったという者もいる。

 柏サッカースタジアム、興奮の渦に巻き込まれるのは目に見えるようだった。

2013年6月16日 (日)

東日本震災復興支援スペシャルマッチ

2013/06/08 TEAM AS ONE vs Jリーグ選抜 国立競技場

 かつてはJリーグにはオールスター試合というのがこの中断期間にあった。他にも外国人選手選抜対日本人選手選抜という企画もあった。それらは皆単なる興行の華試合という意味合いしかなく目の肥えた観客にしてみると段々と興味をなくしついには客も入らなくなってしまった。その為Kリーグ選抜との対戦などという企画を考えるもこれも失敗。誰もKリーグの選手に興味などないという決定的な事実を突きつけるだけの結果に終わってしまった。そういった経緯がありもはや各クラブの選抜選手を集めるという興行試合は成り立たないとの見方から気付いたらそういった企画がJリーグの年間スケジュールからも消えるのだった。
 だけど思い出してみるとあれはあれで楽しかったような気もした。代表では選出選考という壁があるがこういう興行ものというのは単純に人気のある選手が選ばれるのである。だから比較的この選手とこの選手が一緒にやればどうなるんだろうという妄想を比較的叶えてくれる可能性がある。そして実際それに近い布陣を実現できたのだ。
 寿人、豊田、柿谷という代表で試して欲しいという選手がそのままJリーグ選抜としてピッチに立ってた。しかもそのパフォーマンスがまるで普段から一緒にプレーしてるのではないかというような連動性を魅せた。そして柿谷のサイドからの横パスに寿人はスルー、ファーで受けた豊田が裏へ出すとそのパスを予想してたかのように飛び出してたのが寿人。見事GKとの1対1を決めたシーンに心躍るのだった。寿人は個で点を取るタイプでないからサンフレッチェ以外では点が取れないとか言われたものだがこの急増チームでも結果を出すことができた。そしてこの急増チームがまるでサンフレッチェの得点シーンのような場面を演出したのが驚きだった。が、よく考えたら監督は森保監督なのだった。
 その後も圧倒的にJリーグ選抜が優勢に試合を進めるが、その内にTeam as oneも盛り返してきた。そして面白いのがこの時期シーズンオフの欧州では契約の終わった選手もおり、そういう選手の絶好のアピールの場でもあるのだった。その各選手のモチベーションの違いが露骨に感じられるのも面白い。これが今の日本のオールスター試合の見方なのだろう。
 この日の早朝、日本代表がコンフェデレーションズカップであまりにも無惨に負けた姿を観た後だけにこの試合がとてつもなく面白く感じられた。スタンドでは各自応援するクラブのユニフォームを着てそれぞれの楽しみ方をしていた。意外なことにサンフレッチェのユニフォーム姿も多かったのである。
 でも残念なことにこの試合は地上波での生中継がなかった。リーグ戦も中継されない、企画をやっても中継されない、せっかくの東北へのチャリティーマッチといってもそれをメディアがちっとも取り上げてくれないというのが寂しいかぎりだった。一体Jリーグはどうやったらもっと取り上げられるんだろうと考えさせられもしたのだった。

2013年4月28日 (日)

名古屋戦~西川の砦

2013427日 名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島 瑞穂陸上競技場

 

 

 

 ゴリゴリゴリッ。そんな力付くのドリブルをやられるとサンフレッチェは弱い。3人もいた選手はみなそのパワーに屈したかのように引きはがされ最後に付いた千葉も身体を寄せることさえできなかった。ペナルティエリアに入ったダニルソンは横パスを選ぶとゴール前で守ってたサンフレッチェの選手は誰も対応できずあっさりとゴールを許してしまうのだった。

 

 ああ、先にやられてしまった。逆転勝ちの極めて少ないサンフレッチェ。もう勝つ見込みはない。もう駄目だ。そんなネガティブな感情に陥るとそこから名古屋の攻撃はどんどん前への推進力を増してしまったのだった。

 

 せっかく良い時間がありながらも肝心なとこでパスが届かなかったり高萩がボールを失ったりと変な余裕を持ってたのが仇となったかのようだった。もう波は押し寄せない。この先ゴールを決める手段がちっともイメージとして沸かないのだった。

 

 というのもほとんどの時間名古屋がボールを持ちせっかくタックルでボールを弾いたにしても必ずボールは敵の前に転がるのである。守備でがんばってもがんばっても相手にボールが行ってしまう。まるでボールは敵に磁力で吸い寄せられてるかのようだった。もはやこれ以上失点しなければ御の字かもしれない。

 

 そしてディフェンスラインの裏を取られ玉田はフリーでゴールに向かってドリブルする。サンフレッチェのディフェンスはまるで追いつかない。もっと必死になって走れ。何でそんなに足遅いんだ。かくして玉田はGK西川と1対1。もう駄目だ。やられる。止めてくれ。

 

 玉田は西川の前でループシュートを選択する。だがここで西川の腕が伸びる。ボールは西川の手に当たった。そしてそのボールを水本がクリア。難を逃れたのだった。

 

 西川ファインセーブである。前半にも闘莉王のドライブシュートを防いだしこれで2点分は防いだことになる。これはFWがシュートを決めるのと同じ価値があるのだった。

 

 とはいえ失点は防いだものの依然としてボールは名古屋が支配してる。もはやリードしてるチームの余裕だろうか、無理に攻め急がず前に行けなければ後ろに下げサンフレッチェにボールの取り所を与えない。追いつきたくてもボールが奪えないのでは話にならない。バイタルエリアにボールを入れられるとまたダニルソンのようなドリブルで切り込んできそうだ。かと思うとサイドへボールが渡る。真ん中の大柄な選手に合わせるクロスを警戒するが、それが駄目だと判断すると後ろに下げる。やっぱり取り所がない。何ていやらしいサッカーをするんだ。そしてDFまでボールを下げていってしまうのだった。

 

 そんな相手のDFにまで必死にプレッシャーを掛けようとするサンフレッチェ。なのに軽くいなされるように横へ後ろへと回されてしまう。ああ、もどかしい。もどかしいもどかしいそのパス回しの中、少しだけスピードの落ちたバックパスがあった。それを見逃さなかったのは高萩だった。

 

 高萩のボールカットはワンタッチで寿人へ。寿人は強引にシュートかと思いきやワンタッチで中へ返す。そして走り込んでたのは青山である。走ってきた勢いもあるのでそのまま宇宙の彼方まで飛びそうなふかしたシュートにでもなりそうだった。が、青山のシュートはワンタッチでゴールの隅にきちんと入ったのだった。

 

 同点、同点、同点。雄叫びを揚げそうになった。なのに青山自身は笑顔である。完全にゲームを支配されてた展開。そこで相手の虚を突くようなゴール。何てしたたかな。何て老獪な。サンフレッチェにおいてこんな言葉を使えるとは思わなかった。

 

 これで息を吹き返した。試合を振り出しに戻した。となるともう1点欲しい。当然勝ちにいきたい。勝つぞ、勝つぞ、勝つぞ。ところがサンフレッチェはまたしても窮地に立たされるのだった。

 

 バイタルエリアでボールを持ったダニルソンにはあの先制点の記憶があり恐怖だった。またドリブルで突き進むのか、それとも強引にシュートを打つのか。こういうパワーのある選手には下手をすると力でねじ伏せられてしまうので警戒したい。が、ダニルソンが選んだのはスペースへのパスだった。

 

 やられた。スペースに飛び込んだ名古屋の選手を見た時そう思った。完全なゴール前。打てば枠に入る位置。そしてボールに追いついた。が、西川も飛び出していたのである。相手に激突しながらも西川によりシュートは防がれたのだった。

 

 倒れる西川。だがまたしても1点防いだのである。この試合、西川がいなかったらどうなっていたんだろう。続行は厳しいかもしれない。あれだけの活躍をしたのならしょうがない。それでいながらあれだけ救ってくれる西川には退いてもらいたくないのだった。

 

 しばらく立ち上がれなかった西川だが身体を起こした。残り時間も少ないしどうやらやるようである。西川様々である。ここまで奮闘した西川に応えてやりたい。だが交代で入った両サイドのパク・ヒョンジンもファン・ソッコもちっともゴールへの可能性を演出させることもなく無為に時間が過ぎていったのであった。かくして試合は引き分けで終わったのである。

 

 勝てた試合だった。勝ちたかった。と、本当ならそんな台詞を言いたいとこだがよく1失点で終わったというのが正直なとこだ。そしてこの試合何度も身体を張ってゴールを守った西川は体調大丈夫なのだろうか。西川も鉄壁になれば鉄壁になる程相手との接触が多くなってるような気がする。正に身体をなげうってゴールを守ってる。

 

 試合後名古屋サポーターからブーイングが出た。名古屋からすると何で勝てなかったのか分からないのかもしれない。その時、ちょっと勝ち誇った気分にもなったりしたのだった。

 

2008年12月 7日 (日)

徳島戦~雪の降る最終戦

2008/12/06 サンフレッチェ広島vs徳島ヴォルティス 広島ビッグアーチ

 広島に雪が降るということを知らない人は多い。スキー場があると言ったら驚かれたことがある。特にこの日は寒く映像では雪が降ってるのが確認できた。犬飼日本サッカー協会会長がJリーグの秋春制への移行を検討してると躍起になってるが雪の問題は東北だけの問題じゃないのだった。西の広島でも大いなる問題となるとは犬飼会長も知らないとこだったんだろう。

 この最終節になってよりによって4人もの選手が試合に出れなかった。特に青山、浩司の欠場はこのチームの骨格を失うような気がした。それにより出場したのは橋内、岡本、楽山という普段出てない選手が3人も出てた。まあ楽山は前節でもスタメンで徐々にチームに馴染んできた感があるが後の2人はいきなりスタメンに起用するのには不安があった。期待はあるもののこのような継ぎ接ぎだらけのチームに出てきて大丈夫だろうかと思った。

 しかし、考えてみれば昨シーズン負け続けた中で最終節大幅にメンバーを入れ替えたら引き分け、勝ち点1を入れたという実績がある。勝ち点100、得点100という目標があったとしてもそれ以外に勝敗は関係ないということではここは新しい戦力を使うべくして使う場面かもしれない。

 結果的に3点入れての勝利は総得点100には1点足りなかった。槙野が決めていれば、寿人も決め切れなかった場面があった、久保のシュートが防がれたというのがあったがそれを言うならぼくはこれまでの試合での浩司と柏木のPK失敗が大きいと思う。1年を通してみればこういうチャンスを逃した場面というのは結構あるのだった。

 最終節、12,943人の観客は期待外れだった。雪が降ったからしょうがないという理由もたつ。だけどぼくの仲間は何人かこの試合の為に広島まで行った。東京から広島まで行くのに広島にいるのに寒いから行かない人が大半というのはやはりサンフレッチェが広島から遊離している存在だという気がする。勿論良くはなってる。良くはなってるがもっと地元で注目されてもいいのにと思うのは贅沢な発想なのだろうか。

 もうすでに千葉に住み7年になるぼくだが近所の人はぼくがサンフレッチェを応援してるということを知ってる。サッカーに詳しい人は今年はぶっちぎりの昇格でしたねとこの1年の健闘を称えてくれることがあるがそんな時誇らしい気分がするものだ。だけど当の広島では地域一帯がそういう雰囲気になってないというのが少し寂しい気がするのだった。

 でも何事もすぐには大きくならない。逆に急に大きくなったものは崩れやすいという特質もある。ここは一歩一歩、少しずつ進むのべきなんだろう。何だか最後は観念論みたいになってしまった。

 いずれにしても勝ち点100、総得点99、立派な数字だと思う。来年J1で旋風を起こしてやりたい。そして観客動員でも旋風を起こしてやりたいと願うが関東に住んでるぼくがそんなこと考えるのはちょっと奇妙な気もするのだった。

2008年10月26日 (日)

鳥栖戦~J2で成長した選手

2008/10/25 サンフレッチェ広島vsサガン鳥栖 広島ビッグアーチ

 鳥栖は強い。そんなイメージがある。それは第2クールまでの2戦の印象がJ2では一番手強かった気がするからだ。チーム全体に行渡った守備、共通理解ができてるというか本当に強いという気がした。その鳥栖が昇格争いで当落線上にいる。だから苦労しそうだった。が、そうはならなかった。無常なくらいの圧勝にサッカーの理不尽さを感じた。

 試合を観れないぼくはタイセイさんに電話を掛け内容を聞いた。結果を言ってしまっていいのかなと言ったがこの辺がタイセイさんの性格である。ぼくだと聞かれれば平気で推理小説の犯人でも話してしまうがタイセイさんはそういう作品の最後の部分というのに非常に気を使う。まあぼくはその推理小説でも最後のページを先に読んでしまうようなことをしてしまうので別に構わないのだ。それ以前にネットで調べれば結果は分かるのである。

51ですね」

 おお、と声が唸った。これからは若手を使うと公言したミシャは早速清水をベンチに入れた。そしてその清水が早速結果を出したようだ。

2点取った浩司と交代したんですけどね、迷いがないですね。あれは期待できますよ」

 こういう選手が出てくると改めてミシャで良かったという気がしてくる。と言いつつ昨シーズンの勝てない時期一番ミシャの悪口を言ってたのもぼくなのだった。ミシャのせいでJ2という無駄な1年を過ごさなければいけないなどと考えたのだった。

「でもJ2だからこそ清水も使えるんですよね。そういうのはJ2にいる恩恵ですよね。高萩なんかもJ2じゃなかったらあそこまで覚醒しなかったかもしれないし」

 つい先日『サッカー戦術クロニクル』という本の中にアーセナルの戦術が後ろからサイドバックを追い越す動きが大きいからバイタルエリアで勝負する機会が増えその結果攻撃の才能が磨かれると戦術が選手を育ててるというような記述があったがまさに今のサンフレッチェがそれに当てはまるのではないだろうかと考えるのだった。ただ、それを説明しようにもぼくがそこまで戦術について詳しい訳ではないので訳の分からない話になりそうで止めておいた。

「だけど前半を見る限りでは鳥栖は強かったですよ。スコアレスでこれはもしかして無得点でおわるのではと思いましたね。でもそれを森脇の先制点が変えましたよ。右サイドのスタメンで出ていきなり結果をだしましてね、最後インタビューの時泣いてましたよ。だから今日の劇場は森脇と清水2人でしたね」

 森脇の右サイド。やっとそれが見れたのか。出場してもDFに入ることが多かったしそもそも怪我で長期離脱してたので待ち遠しかった。

「でもねえ、何か足引きずってた場面があって大丈夫かなと不安になったんですよ」

 もう長期離脱は簡便。といって開幕の草津戦でやっぱり森脇駄目だななどと言ってたのもぼくなのだった。だけどやはり開幕戦を観て森脇に期待をした人も少ないだろう。やはりこの1年で選手は伸びている。J2だからそう錯覚してるのかもしれない。それでも錯覚できればいいのだ。この試合も12,384人入った。まだ足りない気はするがそれでも昨シーズンの前半、まだ勝ててる時期に1万人割ることがあったことを考えると健闘してる。どうしてこの数字が出せるのか、この分析に単に勝ってるからという理由は安直だろう。そうではなくサンフレッチェが広島にしか出せないカラーを出しつつあるからではなかろうか。プロスポーツにおいて勝敗程不透明なものはない。勝敗に頼った動員というのも何だか難しい気がする。

 ビッグアーチの空気を感じたい。そう思い今年もう1回だけ広島に行けないか思案する。だけど到底無理そうだ。もう残り4試合しかないのかと残念な気分になる。去年のこの時期は殺伐としてたな。結局J2に落ちたけど楽しいシーズンだった。あのままJ1にいたらどうだったろう。日本人は負けることに慣れてないと誰かが言ったがその通りなんだろう。とこんなことを言いつつ負けたら負けたで大騒ぎするのは自分でも予想できるのだった。

2008年9月 5日 (金)

復活宣言

 辛く厳しくハードな毎日だった。詳しくは語れないが少なくとも恐い人を相手にしなければいけないのは不幸だった。よりによってぼくがそういう業務に当たったのは運が悪いとしか言いようがなかった。お陰で休みなしで残業続きという生活を3週間近く続けざるを得なかったのだ。その精神的負担、肉体的負荷、そして時間の制約というものはぼくをサッカーから遠ざけるのに充分な効果を発揮したのだった。この間ぼくがしたことといえばせいぜいタイセイさんに電話してサンフレッチェの試合がどうだったか聞くくらいのことだった。

 水戸のプレーは荒かったということだった。アフターチャージが多いと。それでも14というスコアになってしまう辺り相当実力差があったのだろう。水戸には期待してただけにちょっとガッカリだ。敵であるはずの水戸に対してこんな感情を抱いてしまうのはやはりもう余裕があるからだろう。J2下位のチームにはJリーグのレベルを上げてもらうためにもやはりチーム力を上げてもらいたいという気持ちがある。

 こうやってサッカーのことを考えられるようになった。精神的に行き詰ってしまったらとてもそこまで思考回路が行き届かなかった。そういえばかつてもそんなことがあったな。あれは小野監督の3年目のシーズン。勤めていた会社が廃業することを決めてしまい途方に暮れていた頃だった。一体これからどうすればいいんだろう、そんなことを考えながらなくなると分かってる会社で働くのである。これはモチベーションが上がらなかった。そしていつもいつもこの先どうするんだろうという考えに支配されていた。さらに小野剛が監督をやってるということがさらにぼくにサンフレッチェへの関心を遠のかせるのだった。実はこの年の鹿島戦の時ぼくは千葉の

四街道市

にいた。そして鹿島から来てる人がいたので帰りに同乗させてもらえばナイトゲームに間に合ったのである。それなのに行かなかったという試合があった。あれも相当追い詰められてたのだろう。と同時に小野監督をそれくらい嫌ってたということだった。

 後で考えてみてあの時鹿島に行かなかったのはショックだった。自分で取った行動ながらすぐ近くで試合があるのに行きたいという気が起きなかったということが哀しかった。だからサッカーに関心が出てきた今、実に精神的に安定してるんだろう。そして早く試合が観たいと思ってる。寿人は代表でいないが柏木や高萩のゴールが観たいという気持ちがある。関東での試合だったら最高だったな。大声でサンフレッチェ・コールをしてみたい。

 サンフレッチェを応援すること、これがいかに幸せなことかというのに気付かされたのだった。今回仕事上の任務は最初から苦労するのは分かってたが他にできる人はいなかった。だから水戸戦も他の人に代わってもらうということができなかった。こういうとぼくがいかにも優秀でできる奴と思われるかもしれないがそれは単にぼくが色んな会社を廻ってたせいで自然と業界で顔が広くなり色んな人に無理を聞いてもられるというだけだった。その転職もヘッドハンティングされたとかそういう訳ではなく単にぼくの行った会社は軒並み潰れてしまい必要に迫られて会社を替わらざるを得なかっただけである。今の会社に面接に行った時など履歴書を見られてキミは運が悪いなと言われてしまった。

 同じとこで働けて同じように週末にサンフレッチェの試合を気にかけることができる、それが何と幸せなことか。それを改めて思い出させてもらったこの1ヶ月だった。とりあえず今度はホームの岐阜戦。果たしてアローズは放映してくれるんだろうか。とりあえずは仲間が確認してくれるという連絡があった。その報告を待つことにしよう。

 いや、待てよ。月曜も休みをもらったから広島まで行けるじゃないか。一瞬考えてしまったがそれはぼくの財力が許さないのだった。

2008年2月 4日 (月)

トルコへ出発

 試合がない、シーズンオフだといってもチームはすでに動いていてすでに開幕に向けたトレーニングを始めてる。広島でのトレーニングを見学してた人から連絡がありダバツが負傷したのを目の当たりにしたということだった。昨年怪我でシーズンを棒に振ったダバツ、またかよという気がする。どうもついてないようだ。

 正直なところ昨年のトルコキャンプは成果がなかったという見方もある。このシーズンにヨーロッパ辺りに行っても大した対戦相手がいないだろうということだ。だから大したFWとは対戦できずDFの弱さを感じることもなくシーズンに突入してしまったと。この辺はぼくにはどうにも分からない。お金に関しては国内も国外も大して変わらないという話もあるし対戦相手が重要という話もある。ということはやっぱりミシャの顔の効くトルコでいいのかもしれない。

 しかし、チームが上手くいかない時ぼくらはどこかに原因を探すものだ。監督の采配や選手起用、そんな話から始まって行き着いたところでキャンプでチームを作れなかったという話になる。国内でトレーニングした方が良かったのではとかミシャは自分の顔の広さを見せ付けたくてトルコを選んだとか。といっても開幕直後は上手くいってたしその頃はトルコキャンプに疑問視する声はなかったのである。そもそも小野監督時代国内キャンプをやっててそれが必ずしも上手くいったかというとそうも言えないとこもある。そもそも国内だと対戦相手はJリーグのチームとなるしお互いの手の内を晒すことになる。かといってKリーグのチームだと怪我をさせられる危険がある。結局どこがいいなんていうこともないんだろう。どこも一長一短だ。ただ小野監督のように自己啓発で山篭りやサイクリングをさせられないだけマシと考えることにしよう。

 そういえば今年はトルコキャンプ帯同ツアーの申し込み案内が来なかった。去年申込者がいなくて企画が中止になったせいだろう。確かに何日もトルコへ行くのは日程的に厳しいからしょうがないのだが。それでも中にはトルコまで行って映像を撮ってきたサポーターもいた。そして開幕前の決起集会でその映像を披露してくれたものだ。果たして今年も行くのだろうか。

 今年も決起集会はやるらしいしこの前はサポーター会議なるものを都内の会議室を借りて行った。シーズンオフじゃないとできないことであるが結局試合がなくったってやることは一杯あるのだった。そしてまた試合が始まればカレンダーとにらめっこして何とか1試合でも多く参戦できるよう試案する。何だか仕事よりも忙しい気がするのだが。

 でもこうやって熱中できるのもサッカーの特性。夜になったら

広島市

内に繰り出す若者たちも引き込むようなオーラがサンフレッチェにあったなら、広島はもっと雰囲気の良い街になるだろう。街でたむろするのがかっこいいと勘違いしてる若者たち、一度でいいからぼくらの熱狂を味わさせてやりたいものだ。

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サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

JリーグPR

  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles