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2025年3月16日 (日)

柏戦~同じパターンの失点

2025年3月16日 サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル エディオンピースウイング広島

 

 ACL2の敗退。2戦合計すると7-2という圧勝だったものの運営側の瑕疵により不利な条件を突きつけられ第2戦で3点差をつけて勝つという条件を達成できなかった。その虚しさ、悔しさはとても言い表せないものであり、簡単にその傷を拭い去ることができない。だが、ここで負けると悪い流れを書き込んでしまう予感はする。中3日という厳しい条件であるがここで勝つかどうかというのは今シーズンを占う上での大きな分岐点となりそうなのだった。

 対する柏は同じ3バックでミラーゲーム。個々での局面での戦いが大きく左右しそうだった。3位と4位の戦い。順位的にもこの勝敗は両チームにとって大きく影響するのは明白なのだった。

 キックオフから高い運動量で前に出るサンフレッチェ。高い位置でのボール奪取を目指す。それが功を奏しマイボールを支配することができる。ただ、柏も球際へのプレスが速くなかなか前が割れない。中盤に戻すと中島に入る。そこからスルーパス。右サイド中野が走るとゴールライン際からグラウンダークロス。ゴール前に入ったジャーメインのシュート。が、枠に入らなかった。無情にもゴールポストを逸れて転がる。ああ、ジャーメイン。あれは決めてくれよ、あれは。前線でのターゲットとしては抜群の収まりを見せてるジャーメインだが最後の決定力だけがないのだった。

 そんな前線でのプレーにヤキモキしている内に柏はペースを掴んでいく。パスで前線へと進んでいくとショートパスで最終ラインを突き崩していく。翻弄されるサンフレッチェディフェンス。捕まえきれない。そしてシュートまで持っていかれると肝を冷やされる。枠に入らなくて救われた。簡単にエリア内に入られフィニッシュに持ち込む。その効率の良さは完全にサンフレッチェを凌駕していた。

 そのプレーから柏はサンフレッチェ陣内に入ってくるようになる。右サイドを抉られると塩谷がマークに付くことで追い込んだかに見えたもののそこから力技で突き破られサポートに来た選手もかわすことによりシュート。ファーサイドにいた選手が頭で押し込み決められた。が、ここでVARが入る。判定はオフサイド。助かった。わずかに出ていたようだ。これがノーゴールとなったのは運も持ってる。この運を活かしたい。が、前線にボールが入らなくなってしまい完全に柏ペースとなり、無失点でハーフタイムを迎えたことにホッと胸を撫で下ろすのだった。

 後半、メンバー交代はなかった。攻められた場面もあったが悪くはない前半だっただけに代えにくさはあった。だがやはりこう着状態は続く。前線にボールが入っても最後が突破できない。そんな中、先に動いたのは柏で2枚交代してきた。それに呼応してサンフレッチェもメンバーを代える。中野にから新井、中村から越道。この交代でアタッカーの中で唯一得点力を持った中村を下げざるを得ないとこに苦しさを感じる。ジャーメイン、加藤。この二人は前線のプレスと繋ぎの面では大きな貢献をするものの得点力を持ち合わせてない。そこに元々サイドプレイヤーである越道を入れるというのはどことなく得点の香りというものを感じないのだった。

 ところがここで中盤の中島にボールが入る。そこから右サイドのスペースに出すと越道がクロス。ファーサイドに流れたボールに東が向かうと左足ボレー。鋭いボールが飛んでいく。次の瞬間、GK小島の届かないゴール角に突き刺さって行ったのだった。

 ヒガシ、ヒガシ、ヒガシーッ!左サイドから駆け込み点で合わせた。よくぞここに入り込んでいたものだ。そして越道もよくここにクロスを放つことができた。これは元々越道が右サイドを主戦場とする選手だったことも大きいだろう。前線が決められないだけにこういうサイドの選手が決めるのは貴重な要素だった。

 追いつきたい柏は前掛かりになる。その圧力に屈しそうになり何度か崩されるも佐々木の懸命なブロックにより難を逃れる。だがその守備は紙一重である。そこで柏は今度は3枚代えを行いエースの細谷を入れてくる。これに対してサンフレッチェは交代はしない。このままのメンバーで追加点を取りに行く。だが前を割れない。行き詰まって後ろに下げると相手に渡りそうになるとこを塩谷が頭で中島に繋げる。素早い寄せが中島に入るとダブルタッチでかわしたかに見えたその時、後ろから湧き出た柏の選手にボールを掻っ攫われる。そこからカウンター。柏の速い縦への推進が始まるのだった。

 全速力で戻る塩谷。中央と逆サイドにも走られ佐々木も戻る。縦のドリブルに追いつかない。そして深い位置まで入られると逆サイドへグラウンダー。それを細谷がピンポイントでゴールにねじ込んでしまったのだった。

 同点。追いつかれた。攻撃の場面で中島のミス。そしてこの後のカウンター。なんかいつも同じパターンで失点してる。前線が決めないから余計な動作が多くなりそれにより遅くなった攻撃を補う為に後ろから攻撃参加して薄くなったとこをミスによってカウンター。しかもこのカウンターを交代した選手がやってることで柏の采配が的中したというのも後味の悪さを残した。そしてこの後勢いを持った柏が一方的に攻め立てるようになっていくのだった。

 防いでも防いでも断ち切ることのできない柏の攻撃。クリアしてはセカンドボールを拾われもはや防戦一方。流石にサンフレッチェに疲労の色が見えてきた。ただそれでも交代をしないスキッベ監督。ベンチのメンバーに最後の数分を戦うチャンスを与えることなく終了のホイッスルが鳴ったものの正直救われたのはサンフレッチェの方だった。

 それでも悔いは残ってしまう。どうしてリードしてたのに前掛かりの攻撃をする必要があったのだろう。中盤で奪われてカウンターになってしまうというのが不思議でしょうがなかった。試合の進め方に問題があったのは否めない。

 それもこれもやはりアタッカー陣の得点力不足に起因しているのだろう。それもこれもトルガイが怪我で離脱したことによって中央を崩すことができなくなったのも大きいだろう。開幕前はシャドーに人材が豊富にいると思っていたが何故かカツカツの状態になっているのだった。

 ジャーメインもPK以外にリーグ戦は得点がない。加藤にもない。この二人をアタッカーとして使い続けないといけないというのが厳しい。それだけに1点差を守りきれなかったのは痛かった。こういう残念な引き分け、結局勝ち切れなかった昨シーズンの記憶が蘇る。どうしてサンフレッチェに入るとみんなシュートが下手になるんだろう。果たしてそんな疑問を感じなくなる日は訪れるんだろうか。それでも負けなかったことはACL2敗退から負のスパイラルに陥ることから何とか踏みとどまった気はするのだった。

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     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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