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2024年11月30日 (土)

カヤFCイロイロ戦~偶発性のゴール

2024/11/28 AFCチャンピオンズリーグ グループステージMD5 カヤFCイロイロ vs サンフレッチェ広島 Rizal Memorial Sports Complex


 もはやグループステージでの勝ち抜けは決まった。それだけに出場機会のない選手主体のチームとなるのは予想できただけにそれはそれで楽しみでもあった。かくしてピッチに現れたのは細谷、松本大弥、越道、中島、井上愛簾、木吹という若手主体だった。そこにマルコス、満田が引っ張るというのが伺える。2人にしてもアピールの場だったが両サイドに位置する茶島、志知のベテランも結果が欲しい試合だった。

 とはいえアウェイのスタジアムは閑散としておりどことなくモチベーションの持っていき方が難しい。少ない観客によるチームを鼓舞するコールはあまりアウェイの圧力を感じない。それどころかその声援の中にはサンフレッチェのコールも聞こえる。それは日本から駆けつけたサポーターだった。なんと、フィリピンにまで行くサポーターがいた。その行動力には敬服する。むしろこういう人がいるだけに無駄にできない試合なのだった。

 ボールはサンフレッチェが支配する。カヤの選手は猛ダッシュでプレスをしてくる。寄せが速い。パスワークに余裕が生まれない。カヤの選手の動きが速い。どうしてこんなにスペースを埋められるのか。ピッチが狭く感じる。あ、ピッチが狭い。だから余裕が感じられる瞬間が訪れないのだった。

 相手の出足が速い為サイドで深くえぐることができると間髪入れずクロスを入れる。が、どういう訳かボールが浮いてしまう。もっと速いライナー性のボールが欲しい。そこにヤキモキしながらも人工芝のせいかもしれない。ただそれらを差し引いてもやはりレギュラー組とはプレーの精度が違うのは認めざるを得ないことだった。

 それでも一応はシュートチャンスまでは漕ぎ着けた。あとは決めるだけ。この決めるだけがどうしてもできない。ゴール前にボールが出ると中央を固められ打っても枠にいけない。そんなもたついた攻撃をいいことにカヤはスローインを縦に放り込んできた。それにより感じられる完全にフリーでサイドを駆け上がる。そして深く抉るとクロス。低い弾道のボールがゴール前を横切る。これに飛び込んだカヤの選手。GK田中もコースを切りにいった身のの逆に転がされるとそのままゴールに入ってしまった。失点。なんてこった。何でもないようなプレーで簡単にやられてしまったことに暗澹たるものを感じるのだった。

 さすがにこれではマズイと判断されたか、ハーフタイムを挟んでメンバー交代がある。新井、中野、松本泰志。主力を3人も入れてしまった。できる限り避けたかった事態だった。だがこの後、更に最悪の事態になる。その交代で入った新井がピッチで倒れ立ち上がれない。タンカで運ばれ柏と交代したもののほんのちょっとの出場で怪我をしてしまったのは不運としか言いようがない。大事なリーグ戦も控えてるだけにこれは大きな痛手だった。

 そんなハプニングがあったもののわずか3選手の入れ替えでチームは前を向けるようになった。左サイドからのクロスが逆サイドに飛ぶと満田がゴール前に放り込む。クリアからのセカンドボールが溢れる。そこに喰らい付いた愛簾。素早くクリアする相手DF。が、これが愛簾に当たりリフレクションがごーるに向かう。GK届かず。そしてゴール隅に転がって行ったのだった。

 おおおおっ、愛簾!プロ初ゴール。間違いなく狙ったものではないだろう。だけどそんなことは関係ない。そもそもがあの位置にいたことにより生まれたゴール。立派なものだった

 同点に気をよくしたチームは前線に雪崩を打つように出て行く。満田がミドルシュートを放つ。枠に行かない。それならばと前線でフリックを入れ泰志の飛び出しを使う。これはオフサイド。あと一歩。あと一歩が届かない。結局最後が決めきれないといういつものパターンが繰り返されもどかしさが積もる。レギュラー組を入れてもゴールが奪えないことに愕然としてしまうのだった。

 その時だった。左サイドサイドで泰志が抜けると早いタイミングでクロス。逆サイドに流れると満田が折り返し。マルコスが詰めるもヒットせずDFのクリア。が、そこに詰めていた愛簾に当たりリフレクションのボールがグラウンダーで走る。一直線の球はそのままゴールへと突き刺さったのだった。

 同点。

 思わぬ形でのゴールであったがゴールはゴールである。だが結局のところカヤのゴールもゴールに向かって行ったが為に起こった。そして愛簾のゴールも同様である。ゴールに向かえば何かしらの偶発性が起こる可能性がある。愛簾のプロ初ゴールにはそんなことを啓発させるものがあった。

 試合はこのまま1-1のドロー。少なくとも負けなくてよかった。そして若き戦力となるべき愛簾が結果を残したのも希望を生んだ。そういう意味では価値ある一戦だったろう。この後すぐに日本に向けて飛び立つチームにとってこれがリーグ戦にいい循環をもたらせることを願うのだった。

2024年11月11日 (月)

浦和戦~希望なき3連敗

20241110日 浦和レッドダイヤモンズ vs サンフレッチェ広島 埼玉スタジアム2002

 

 ACL2から中2日。その前は1週間の中断期間がありリーグ終盤にかけて何ともコンディションの維持の難しいスケジュールである。せっかく首位に立ったサンフレッチェが2連敗してしまったのもこれによって勢いを削がれた面はある。一番盛り上がるリーグの佳境に入ってこんなに中断、中断、中断となるのはどうにかならないものだろうか。

 そうは言ってもこの試合は勝たないと後がないサンフレッチェは試合開始から飛ばしていき浦和のゴールに襲い掛かる。まずは中野の上りからクロスが入ると中央に飛び込むプレーが飛び出すとそれを皮切りにどんどんと攻撃へと沸き上がっていく。右から左からとクロスが飛びシュートが放たれる。そして相手のファールを貰いFKCKとチャンスが続く。が、決めきれない。どれもこれも精度がない。まずもって枠に入らない。たまに入ったとしてもGK西川のファインセーブに阻まれる。焦れて焦れて焦れまくる。その結果余計に前掛かりになることによって浦和に1本のカウンターが生まれるのだった。

 中野がボールに追いつくもクリアは空振り。それにより松尾がボールをとられるとシュート。中野がブロックに足を伸ばしたものの間に合わずゴールの片隅ギリギリに決まってしまったのだった。鮮やか。ここまで何本もシュート打っても決めきれないサンフレッチェに対してたった1本で決めきる決定力。両者の違いをまざまざと見せられてしまった。

 このゴールによって自信を持った浦和は後半、攻撃へと前に出てくるようになった。それに対して慎重に慎重にボールを扱うサンフレッチェ。マイボールにしても持ち上がる速度が遅いそれはまるで相手の守備が戻るのを待ってるかのようだった。そしてそんな密集したゴールにクロスを送っても跳ね返される。正直ワンパターンだった。自分で撃たずにパスを選ぶ。それにより浦和は余計に守りやすくなり奪った後のカウンターが面白いように決まるのだった。

 右サイドの裏を取られ縦を抜けられるとゴール前に2人ゾーンを固める。するとライナー性のクロスが飛んでくると2人の間を狙ってリンセン。ガツンと顔に当てるとゴールに向かって軌道を変えてしまったのだった。

 決められた。またしても綺麗に決められた。2点差で苦しい。それでも1点差に詰められれば。中盤高い位置からの松本泰士のスルーパスに加藤が抜け出る。完全にGK西川との1対1。シュートを流し込む。が、枠を外してしまった。ガクッと倒れるアウェイゴール裏。サンフレッチェの決定力の低さを象徴するような場面に両チームの差を見せつけられたのだった。

 尻に火のついたサンフレッチェ。攻撃的選手をどんどん送り込む。パシエンシア、満田、ヴィエイラ、ピエロス。そうして送り込めば送り込む程ゴール前で渋滞を起こしお互いがお互いを邪魔にする展開に。そして手数を掛けずに打てばいいとこをパスを出す。パスをしてパスをしてパスをして最後はふんわりとしたクロス。相手にしてみれば簡単にクリアできる。その結果セカンドボールを拾われるもサイドに2人掛かりで追い詰める。だがこれを抜かれてしまう。がら空きのスペース。全速力で戻るDF。ゴール前まで侵入されるとラストパス。それを原口元気。綺麗なシュートを叩き込み3点目を決めたのだった。

 3点差。試合としては終了してしまった。だが最後に爪痕くらいは残したい。最後の最後せめて1点だけでも返したい。それなのになぜかバックパスをしてGKに返してしまう。その結果ロングキックは相手ボールになってわざわざ相手に時間を与えてやるのだった。

 そんな不毛な時間を過ごすことにより終了。0-3という屈辱的なスコアで終わってしまったのだった。3連敗、しかもスコアは段々と悪くなっているのだった。

 点が入らない。その上で失点が続く。希望的な要素がどこにもない。そもそもが試合プランが見え透いている。先に先制して相手を畳みかけるつもりだろうから最初さえ我慢して後からペースを握る作戦に乗せられてしまった。勝たなきゃいけない心理を突かれてしまっている。それ故に3試合連続して同じパターンで負けてしまうのだった。

 残り2試合。このまま力づくで攻撃をする試合を続けていくのか。それとも更にそれの上をいく心理戦を仕掛けていくのか。いずれにせよシーズンやり切ったという感覚で最後は終わりたいのだった。

2024年11月 8日 (金)

シドニーFC戦~予選リーグ突破

2024年11月7日 AFCチャンピオンズリーグ2 グループステージ シドニーFC vs サンフレッチェ広島 Jubilee Stadium


 リーグ戦を大詰めにいる中、ACL2でオーストリアまで行くというのはなかなかにハードなことだった。それを踏まえてスタメンはGK大迫、右CBの塩谷を除いてサブメンバーで構成された。が、その中には満田はいるしマルコスもいる。実力的には試合に出ておかしくない選手だ。そういう選手にしてみればやっと巡ってきたチャンス。チームの中心となる活躍をしてチームでの序列を上げたいはずだった。

 ところがシドニーの選手のレベルが高いだけあってなかなか上手くいかない。ボールが取れない。そして相手のプレスを掻い潜れない。もはやこれは個々のアピールというよりまずはこの試合を無事に終わらせなければならない。勝てればいいがそれが難しいとなると引き分けでもいい。とにかく負けさえしなければグループステージ突破が見えてくるのだった。

 そんな中、満田が右サイドのポケットに入り込む。GKの前を抜けるグラウンダーのボール。ガラ空きの逆サイド!そこに入り込んだマルコスが打った。が、威力のないストレートボールはGKがキャッチ。ああ、マルコスならもっと弾むシュートが打てるはずだろ。やはり長いリハビリ期間はプレーの鋭さを奪ったのだろうか。試合の中でもあまり目立ったプレーはできてないような気がするのだった。

 それに引き換えシドニーのボール扱いの上手さが目立つ。プレスに行けば逆を取られ人数を掛ければ縦パスを入れられる。そして守備に追われる展開が続くことで重心が低くなる。バイタルエリアに守備が偏る。だがそんな狭い場所でさえ切り抜けていきラストパスを送るとシュート。完全に崩されたと思った先にはGK大迫。鋭い反応で足を伸ばしブロック。ああ、救われた。大迫じゃなかったらまずやられていただろう。

 この劣勢の中、急造3バックはよく耐えている。松本大弥も志知も相手に食らいついている。そして辛抱の末にカウンター。満田に入り前を向くも遠目からのシュート。GKが前に出てたからの判断だろうが精度があまりにもなかった。そこが相手に威圧感を与えるまでにもいってないような気がするのだった。

 そんな低いボール支配率の中ではなかなかパスが通らない。それでも相手の低い位置でのショートパスにプレッシャーを掛けると取り切る。満田が受け左サイドからペナルティエリアに侵入。逆サイドへ振ると飛び込んだのは柏。ボールを捉えた。が、枠に飛ばない。。絶好のチャンスだった。あれを決められないと厳しい。もはやこの試合、引き分けなら御の字だろう。主力を温存してるだけにそれでも結果としては価値があるだろう。

 ところが後半も進んでくると主力の中野を入れてきた。ある程度守備固めの意味合いもあるだろう。そんな中野へも相手のプレスが入る。右の低い位置で追い込まれた。だがここで粘りを見せ相手を出し抜き縦へ抜ける。右サイドを駆け上がる。絶好のカウンターは得点にこそ繋がらなかったもののレギュラー組のレベルの高さを感じさせる。そして加藤、ピエロスという攻撃の主軸までピッチに出すのだった。

 その瞬間である。左サイドに出たボールを追い越す動き。最終ラインの志知がオーバーラップを見せるとそれに呼応した縦パス。フリーで抜けた志知。左足でクロス。鋭い弾道が飛ぶ。ニアに飛び込んだのは加藤。ヘディングを放つとゴール隅に入れてしまったのだった。

 陸次樹、陸次樹、陸次樹!ここまで我慢して我慢して温存してきた加藤は出場して間も無く決めてしまった。これがレギュラー組の力。が、それを引き出したのは志知のクロス。出場機会に恵まれていない志知はアシストという結果を残したのだった。

 久々にスキッベ監督の采配が当たった。だがまだ勝った訳じゃない。事実、ここからシドニーの怒涛の攻撃が始まる。技巧的なフェイントで茶島を抜き去り折り返し。ダイレクトシュートはGK大迫のファインセーブ。その後も決定的なピンチを最後の砦として防ぎ切ることで試合終了の笛を聴くことができた。勝った、勝てた、勝てたこれで4勝0敗。これでグループステージ突破が決まったのだった。

 大きな勝利。リーグ戦2連敗の萎んだ空気を変えることができた。加藤が久々にゴールできたというのも大きい。やはり勝利こそ一番の薬である。残されたリーグ戦の3試合。この勝利がいいシーズンの終わり方に繋がってくれることをただただ祈っているのだった。

2024年11月 4日 (月)

京都戦~試練の敗戦

2024年11月3日 サンフレッチェ広島 vs 京都サンガF.C. エディオンピースウィング広島

 

 逆転負けをした前節。そのショックは計り知れなくこの試合に勝つことは至上命題とさえされた。勝つことが当たり前、勝たないと始まらない。一番上の順位に収まる為のプレッシャーは大きかった。が、そんな気概も1週間リーグ戦が中断したことで薄まってしまったような感がある。Jリーグの問題はこういうとこにもある。終盤を迎えて佳境に入ってるにも関わらず中断、中断、中断で連続性が失われる。一番盛り上がるとこに水を注されるような感がある。このようなレギュレーションになってしまうからには秋春制への移行はやむを得ないのかもしれない。

 この試合に向けサンフレッチェは若干メンバーをいじってきた。新井を先発することにより中野を右ストッパーへとポジションを下げる。これはスピードとテクニックのあるエリアル対策である。そう、京都はこのエリアルが加入してからというもの見違える程強くなってしまった。たった一人でチームを変えてしまったストライカー。11試合10ゴールという実力はチート級である。そしてそれに呼応するように他の選手も勢いを増していきチームとしてもいい相乗効果を生み出したのだ。

 そんな京都に対してサンフレッチェは真正面からぶつかるべく飛ばしていった。そして前線でのスローインからの繋ぎで松本泰志がシュートを放つ。ただこれはGK真正面。それでも点を取りに行くと姿勢は見せることができたのだった。

 このシュートを皮切りにサンフレッチェは中盤での寄せからボール奪取をすると前線へと向かうプレーが続く。特にボランチ川辺の飛び出しの多さが目についた。それだけ早い時間に点を入れようという意気込みを感じる。ただ決め切ることができない。普段1、2回しか攻撃参加しない川辺がここまで上がってるのに仕留められないことに焦りを感じる。体力の消耗を押し殺しての攻め上がりに結果が伴わない。そんなもたつきを見せる間に京都はラファエル、トゥーリオのスピードを使ったカウンターを見せ始める。GK大迫のファインセーブによって最後は閉じたもののあのスピードは驚異だった。そしてここから京都の攻撃が続くようになってくる。

 攻撃参加でどんどん上がってくる京都。だがその為に奪ってから一人引き剥がしたら左サイドに広大なスペースが広がっていた。そこに走り込んだトルラン。加藤のパスを受けるとゴールを目掛けたドリブル。パシエンシアに出すとペナルティエリア。DFを背負いながらもターンから中央へ。それを中野がシュート。これをGK太田が止めた。決めきれなかった。決定的チャンスを逃してしまったのだった。

 その後もゴール前のクロスのこぼれ球を駆け上がった新井が放つも枠の外。そして再びカウンターから右のポケットに入った川辺のクロスをパシエンシアが放つもGK太田のセーブ。入らない。入らない、入らない、入らない。シュートを放つも入らないサンフレッチェの姿がまたしても現れてきた。すると京都は余計に攻撃に勢いを持って出ていくことができる。ボールにアタックするもののまるで取ることができない。京都はフィニッシュで終わることができる。完全に京都がゲームを支配した中で前半を終えたのは救われた気分でもあった。

 ところがハーフタイムを挟んだメンバー交代はなし。加入以来初めてパシエンシアの続けての起用となった。ところが京都の勢いは止まらず一方的な展開に。プレスに行けば行く程パスを通され前を向かれる。押し込まれれば押し込まれるほど後ろから湧き出るように攻撃参加が増える。跳ね返しても跳ね返してもセカンドボールを拾われる。そんな圧倒的劣性状態の中、簡単に左サイドをパスで抜かれボールにマークをつくも折り返し。それを平戸に渡りダイレクトシュート。全くフリーの状態で打ったシュートはGK大迫は触ることすらできずゴールに叩き込まれてしまったのだった。

 失点。よりによって追う展開になってしまった。狂喜乱舞する京都。そしてこれでアウェイゴール裏の声援は一層熱を帯びる。それに対してどことなくホームの声援は迫力がない。明らかに町田戦で見せたような熱気がない。ここが中断期間があった難しさである。この時点でひっくり返すことの困難さは容易に想像できた。

 それでも同点に追いつくべく相手ゴールに迫る場面はつくりだす。人数を掛けた守備にゴール前の落としからトルガイがシュート。が、これが浮いてしまう。あのシュートの上手いトルガイがこんな決定機で枠に入れられないとは。パシエンシアもシュートチャンスはあったものの決めきれない。サンフレッチェに来ると段々決定力が落ちるのはどういうことなんだろうと頭を抱えてしまうのだった。

 どこをどうやっても壁をこじ開けられない状況に前線の選手を次々に入れていく。ピエロス、満田、ヴィエイラ、マルコス。だがその分削ったのが中盤の選手だけにボールの繋ぎ役がなく前線へ蹴り込むだけの単調な攻撃になっていく。前線に放り込めば放り込むだけ相手は余裕でクリア。むしろそこからボールを取られてカウンターを受けてしまう場面ができてピンチが増えてしまうという有様だった。そして最後は京都のゲームコントロールにより試合終了。絶対に勝たないといけない試合に見事に負けてしまったのだった。

 2連敗。そもそも前線の選手が点が取れない。FWに脅威がある京都はそこにマークが行く為に他が開くというアドバンテージがあったのが大きい。ただこうなることはある程度わかっていたことではあった。どことなく弛緩した空気。それは残留争いをしてる京都とは明らかにモチベーションの違いを生み出していた。

 残り3試合。これで首位からは転落した。ライバルの神戸が3連勝するともはや望みはない。それでも3連勝しないと優勝できなかったとしてもシーズンを終わった時のモチベーションに大きく関わることになる。ルヴァンカップ敗退、天皇杯敗退、そして残されたのはJリーグ。何も得ることができなかったシーズンで終わるかもしれない。それでも最後の最後まで喰らい付いていけるか。ここからが本当の正念場なのであった。

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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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