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2024年2月11日 (日)

プレシーズンマッチ~新スタジアム柿落とし

2024年2月10日 プレシーズンマッチ サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 エディオンピースウィング

 

 サッカー専用新スタジアム。これをどれだけ待ち望んでいたことだろうか。ピッチまで遠くアクセスにも劣るエデイオンスタジアムはJリーグの中でもワーストに入るスタジアムだった。広島じゃしょうがない。いつしかそんな諦めも持ったものだが突如として決定した新スタジアムの構想。興奮したものの本当に建つんだろうかと最後まで疑念を抱いていた。それがこうして実際に柿落としを迎えたのだった。

 感無量、それでいて呆気なく具現化したという不思議な感覚である。いずれにしてもここから新しいサンフレッチェの歴史が始まる。その最初の試合。公式戦ではないもののこのスタジアムに相応しいパフォーマンスが発揮されるだろうと胸躍る。その期待は公式戦でもないのに満員となってるスタジアムに現れているのだった。

 そして現れたスターティングメンバー。左サイドに柏、ボランチに青山とベテラン2人が入ってる他はヴィエラがワントップに入ってる以外はほぼ昨シーズンと同じメンバー。プレシーズンマッチの割には硬くきたものの青山、柏といったベテランを入れてる辺り、ちゃんと興行としての手心も入っているのだった。

 両者の声援が鳴り響く中、スタートした柿落とし。前から嵌めていこうとするサンフレッチェに対して相手の隙間、隙間に上手く通していくガンバ。そして前への推進力に迫力がある。ガンバの攻勢が続く。後手に回るサンフレッチェ。それでも局面でのボール奪取から一気に前線へ駆け抜ける。ただここでパスの意図が合わない。もしくはそのパスの出しどころを上手く嵌められてるせいで思うように攻撃が繋がらない。それにより裏を突かれペナルティエリアまで持ち運ばれシュート。これはGK川浪がブロックしたもののオフサイド判定。それでもここで止めたというのは大きい。正GKの大迫が不在の中で川浪がその役目を全うできる判断となりうるのだった。

 その後もガンバの攻勢は続くものの意表を突くようにゴール前へ持ち上がる。そこで柏がカットインからシュート。これをGKがパンチングで逃れる。惜しいシュートだった。だけどあの決定的場面で決めきれないのがサンフレッチェである。そしてこれにより得たCKで荒木が競り勝つもまたしても枠の外。決定機が活かせない、CKで点が取れない、2つの要素が具現化された場面だった。

 そしてこのままスコアレスのまま前半を終え後半では5人のメンバー交代を行う。GK川浪、青山、柏、ヴィエイラ、荒木を下げ、GK田中、東、大橋、ピエロス、山﨑が入る。するとここから停滞してたリズムが躍動する。最終ラインの山﨑からロングキックが縦にに入りそれを受けた大橋が左サイドに流す。そこに走り込んだ東がクロス。ゴール前NI入ったピエロスのヘッド。入った。交代選手によって決め切ってしまったのだった。

 湧き上がるスタジアム。この押し寄せるようなうねりはエディオンスタジアムにはないものだった。この勢いでたたみかけたい。突き進め。もっともっと突き進め。

 ところがここでガンバが再びゴールに押し寄せる。何とかCKに逃げたもののこのCKでニアDEフリックされファーNI詰められ決められてしまった。呆気ない失点。せっかくのリードは最も簡単に追いつかれてしまった。しかもCKというのが後味が悪い。サンフレッチェは何度CKを得ても得点に結びつけられない一方、ガンバはたった1回で決めてしまう。この辺が昨シーズン勝ちきれなかった要因なのだというのを再認識させられてしまうのだった。

 その後もベンチ入りメンバーに出場機会を与える為の交代が行われ、松本泰志がシュートを放つ場面をつくるも決め切ることができず。そしてエゼキエウはカウンターで抜け出したものの転けてしまった。そこから一気にガンバに攻め込まれ決められてしまう。アピールできる場面がありながらもそのことごとくを残念な結果に終わらせてしまう。いつかはブレイクするだろうと思ってた選手はやはり僅かなところで打破できないのだった。

 活気付くアウェイゴール裏のガンバサポーター。それに比べるとサンフレッチェの応援は圧が足りない。それもそのはず、ゴール裏の多くのエリアでまったりと座って観戦しているからだった。せめて手拍子くらいしてほしい。というのが正直なとこ。この辺り、まだ広島に応援の文化というものが育ってないことを感じざるを得ないのだった。

 そしてこのまま1-2での敗戦。記念すべき新スタジアムでの初戦を勝利を飾ることができなかった。これには流石にこたえた。期待が大きかっただけに失望も大きかった。だがもしかしたらこれでよかったのかもしれない。

 そもそもが開幕前にサンフレッチェの評価が高すぎた。昨シーズン13ゴール奪った大橋の獲得などもあり優勝候補などに挙げられた。そのせいでぼくらもそれにのぼせ上がってしまった。だけど現実はそう甘くないのである。そしてそれ以上にサンフレッチェの場合評価が低い時の方が成績を残す傾向があるのである。

 これで他チームもサンフレッチェへの警戒を緩めてくれるだろう。世間の評価も落ちるだろう。その時こそサンフレッチェが本領を発揮できるのである。そう考えてこの敗戦をポジティブに考えていこうと思うのだった。

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     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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