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2023年11月26日 (日)

ガンバ戦~幸せな形でのEスタ最終戦

2023年11月25日 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 エディオンスタジアム広島

 

 チケット販売完了。

 エディオンスタジオ最後の試合というメモリアルには多くの人が集まった。入場待ちの列は長く連なり背後の山まで続いていった。グッズ売り場ではほぼ整列が意味をなさないような混雑ぶり。3万人以上の席のあるスタジアムながら実際には2万人以上の来場に耐えられない。今更ながらこのスタジアムの限界が垣間見れた。

 そんな混乱の中、潤を追った入場により徐々にスタンドを埋めていく。いつもよりも時間は掛かったものの観客で埋まっていくとコレオが上がるとその光景は壮観だった。観客が多いからできた演出。最後にこういう光景を観れて気分が盛り上がるのだった。

 そしてスタメンに青山が入ってるアナウンスが入ると余計に気分が上がる。サンフレッチェを支えたベテラン、青山以外にも柴崎、柏がベンチに入っている。更に引退の決まったGK林までベンチにいる。スキッベ監督の粋な計らい。そこに長年応援してるサポーターは熱くなるものが体に走るのだった。

 割れんばかりのチャントの中でのガンバボールでのキックオフ。ロングボールで攻めてくる。単純にクリア。そのセカンドボールに反応してロングシュート。GK大迫のキャッチ。そしてここからのロングキックが川村に渡りシュート。遠目からの低い弾道のシュートは枠には入らなかったがお互いゴールへの積極性を見せた立ち上がりだった。

 ボールの寄せが速くアグレッシブに奪いにくるガンバ。それに対し軽快なリズムでパスを散らすのは青山だった。それがチームにリズムを与え最後列からのビルドアップも澱みなく進む。GK大迫から左の佐々木へ。縦へ送るとヴィエイラの落とし、それをフリック、縦のスペースへスルーパス。加藤が左のポケットに飛び出し中を伺う。カットインからのクロス。ゴール前に守備は揃ってるがそこに飛び込んだ満田。ピンポイントで捉えたヘディングがゴールの脇に入ったのだった。

 先制。コーナーポストに駆け寄るパフォーマンスの満田。スタンドからは満田のチャントが繰り広げられる。早い得点。流れるような展開であっさり決まった。それはチームの調子の良さを窺わせた。そしてそれを生み出したのは間違いなくスタンドを埋め尽くした観客の声援によるものだった。

 その声援はより一層ヒートアップしてチームを盛り立てる。そして再開後再び左サイドでボールが駆け上がっていく。今度は満田がポケットに入り込み東へと落とす。フリーで受けたもののゴール前は人数が足りてない。それでも入れた。左足のクロスはDFの壁に向かっていく。が、ここでファーサイドから駆け上がった中野が飛んだ。頭に当て叩きつける。入った。またしても左からのクロス。そして決めた中野はJリーグ初ゴールだった。

 湧き上がる歓声はとめどがない。打っても打っても入らなかった中野がこのホーム最終戦で決めた。それだけに単純なるゴール以上の価値があった。雄叫びを上げる中野。でもスタンドのサポーターもそれに負けない声を発するのだった。

 早い時間での連続ゴールで一気に優位な展開になる。相手に付け入る隙を与えない。いつもより選手が勇気的に動いてる。普段のパフォーマンスにバイアスが掛かってる。スタジアム一体となってこのゲームを動かしていくのだった。

 この為後1点取れると決定的だったもののそれが入らない。チャンスは作り出している。だけどあと一歩が足りない。シュートは打ってるもののボール1個分逸れてしまう。そこはガンバも最後の最後は複数人でブロックに入り枠に入れさせない。この雰囲気、この展開で止めを刺せないとこにガンバが粘り強さを見せるのだった。

 このままの展開で終わってしまうかもしれない。そんな中弛みを見せそうになったその時だった。中盤で満田がファールを受けるもプレーオン。その流れで川村が縦パス。バイタルエリアで受けた加藤。ゴールを向きコントロールショット。ファーに向かったボール。GK東口が飛びつくも届かず入ったのだった。

 決まった、決まった、決まった。3点目。これはもう決まった。後半の時間帯から言ってももはやこのゴールは試合を決定づけるものとなったのだった。

 もはやここまでくると攻撃姿勢は止まらない。勝敗に関わらず更なる得点を狙っていく。勢いは止まらない。その圧倒的勢いの中、青山に代わって柴崎が入るとスタジアムに拍手が響き渡る。まだまだやれることを示した青山に対して。そして柴崎を激励する意味でも。するとその柴崎が魅せる。サイドから入った横パスに反応してシュート。ガツンとポストに跳ね返される。あとボール1個分であった。惜しい。ただ、これにより柴崎もまだまだやれるのでは思わせるのだった。

 更にメンバー交代が告げられる。ピッチサイドに立ったのはGK林と柏だった。大迫が駆け寄りハイタッチによりピッチに入った林に割れんばかりの拍手が起こる。加藤に代わって入った柏も左サイドでカットインを魅せる。残念ながらそこでのコンビネーションが合わずカウンターを受けたことでサイドでFKを与えてしまう。ゴール前へ向かってのキックが入る。ヘディングで合わされた。が、そのシュートをキャッチ。GK林は無難に仕事をこなす。そして前線へ飛ばすことにより試合を終えるのだった。

 3-0の勝利。満員の3万人近いエディオンスタジアムの最終戦。ここでJ2降格もJ1優勝も味わった。そしてそれらの中にいた林が引退を発表しつつも最後にピッチに立つことができた。更にはその去就が不透明な青山はスタメンで責務を全うし、柴崎、柏も可能性を見せた。次節勝つことができればACL2への出場もあり得る。だとすると当然試合数増加により選手が足りなくなる。もしかしたらその為の見極めだったのかもしれない。そんな憶測ができるのも勝ったからこその余裕のなせる技だった。

 やはりこのスタジアムは満員に近くなると独特の雰囲気を醸し出すことができた。それだけに新スタジアムへの期待も掛かる。そんな中、試合後に林卓人の引退セレモニーが行われる。グッと胸が熱くなる。こんな形で選手生命を終えた林は幸せだったと思う。そしてそのセレモニーを観てるぼくらも幸せな感情に包まれるのだった。

2023年11月11日 (土)

札幌戦~北の大地でのスコアレスドロー

2023年11月11日 コンサドーレ札幌 vs サンフレッチェ広島 札幌ドーム


 温暖化の影響は北の地でも寒さをもたらせなかった。もはや日本に冬は訪れないのだろうか。そんな懸念すら抱いてしまったものの前日の雨が気温を一変させた。張り詰めたような冷気。乾いた風が吹けば寒さが一層身に染みるのだった。

 そんな厳しい気候であるが故にドームというのは一定の安心感をもたらした。少なくとも風が凌げるのはありがたい。階段を上りアウェイゴール裏に躍り出るとすでに紫のユニフォームの姿はあった。とはいえさすがに北海道であるが為に人数的には厳しいものがある。なのでなるべく集まって座るよう応援団の呼び掛けが行われるのだった。

 屋根のついたスタジアム。試合演出の音楽が鳴り響くが、やはり音響がいい。そしてサポーターの声も響く。お互いのチャントが渦を巻く中、試合は始まったのだった。

 攻撃的サッカーを施行する札幌を前から嵌めようとするものの上手くかわされる。そして両サイドが高い位置を保ちどんどん仕掛けてくる。時に浅野がスピードに乗ったドリブルで切り込んでくる。志知と佐々木の2人掛かりで止めるもその後の2次攻撃、3次攻撃が素早い。クリアをしても拾われる。まるでそれはどこにどうボールを蹴り込んでも事前にその場所を把握してるかのようだった。

 そんな相手の守備を切り崩す為に器用されたのがCBの山﨑だった。ところが山﨑のパスは読まれてしまう。ビルドアップのパスが引っ掛かる。ロングキックは収まらない。そのせいで守備の重心は低くならざるをえない。それが余計なこと札幌に前を向かせる。そしてフィニッシュまで持っていかれるのだった。ただ、その数々の危ない場面、GK大迫の安定したセービングによりなんとか無失点のまま前半を終えることができたのだった。

 後半の始まり、サンフレッチェの選手がピッチに出てくるのが遅かった。綿密な作戦指導があったのは想像に難くない。明らかに機能してなかったもののそこで人を代えるという選択をしなかった。そこを貫いたのはこのメンバーでやり切りたいというスキッベ監督の意思があったのだろう。加藤のワントップ、CBに入った山﨑をあくまでも使いたかったのだろう。

 相変わらず防戦一方のサンフレッチェ。プレスを掛けても巧みなボール捌きでかわされる。それによりまたしても重心は低くなるものの奪ってからのキックが前線の加藤に渡るようになる。そこで2人のDFを背負いながらも失わない。それがエゼキエウや満田の飛び出しを生んでいくのだった。

 エゼキエウがフリーでドリブルに入る。東が最前線がボールを収める。カウンターにより満田がドリブルで持ち上がる。そんな場面が続出する。ただ、その後がよくない。シュートが枠に入らない。満田のラストパスはDFに引っ掛かる。東に至っては相手を背負ったらシュートすら打たずに奪われる。ああ、その消極的プレーは脱力してしまう。前が空いたら距離があっても打とうという気概がどうして生まれてこないのだろうか。

 それ以後も攻める札幌に対してカウンターでチャンスをつくり出していく。だが決まらない。最後決める人がいれば。そしてとうとう志知に代えてピエロスが入るのだった。

 トップに入ったピエロス。それによりわかりやすいターゲットができた。中盤でピエロスが収めた。逆サイドへのロングキック。が、これが相手GKへのパスにしかならない。なんて適応なキックなんだと頭を抱えるも再び訪れた同様の場面ではちゃんと味方が走り込んでいた為チャンスへと繋がる。が、やはり最後を決め切るまでにはいかない。逆に札幌はサンフレッチェの守備を切り裂くパスが通りまくる。恐ろしくレベルの高いボール回し。追い詰めたと思っても適当に出したかのようなクリアさえ逆サイドに繋げた時、気が遠くなるのだった。

 エゼキエウに代え松本泰志が入り残り時間のスパートを掛ける。だが札幌は譲らない。それどころかサンフレッチェが攻めれば攻めるだけ食い止めることで自らのチャンスに繋げていく。それがボールを前に出す自制に繋がったのか、終盤に向けて攻撃を急がなくなってしまった。アディショナルタイムに入る。もう時間は残されてない。それにもかかわらずGK大迫はゴールキックを急ぐことなくゆっくりゆっくりセットするのだった。

 急げ、急げ。

 そんな声を出しそうになるもやはり急がない。そして佐々木がファールを受けてFKを得るもやはり一呼吸を置いていると鳴ってしまった。試合終了のホイッスルである。最後の最後に点を取ろうという気はなかったのだろうか。もしかしたら引き分けで御の字という計算が働いたのかもしれなかった。

 機能しなくても貫いたスタメン。これはある程度来季に向けた構想も入ってたのかもしれない。それ故に交代枠も2つしか使わなかった。加藤のワントップ、山﨑のCB。不安定な部分もありながらも試合で成長を促すのだろう。今や右サイドで完全なレギュラーとして定着した中野がそうであった。

 スコアレスドローには満足してない。むしろ可能性のあるシュートは札幌の方が打ってた。それでも挨拶に来た選手には拍手で迎えた。そのひと時に勝敗を超越した至福をもたらされるのだった。

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  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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