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2020年12月13日 (日)

FC東京戦~解消されない得点力不足

20201212日 FC東京vs サンフレッチェ広島 味の素スタジアム

 

 優勝は川崎フロンターレが早々に決めてしまい唯一のモチベーションとして残ってたACL出場も前節勝てなかったことで潰えてしまった。一つでも上の順位に行きたいという想いはあるものの、さすがに消化試合という感は拭えないのだった。

 それでも今シーズンの課題、得点力のなさの解消へ向けて幾ばくかの光を見出したい。特に一身上の都合といううやむやな理由での帰国をしてしまったストライカーのペレイラはまず来シーズンいないことが想像できる。ペレイラ抜きで点を取るのは至上命題である。ワントップにヴィエイラを据えたがゴールへの道筋をつけるのは最大のテーマであった。

 相手のFC東京はACL出場により大幅にメンバーを替えてきた。対してサンフレッチェは1週間置いての対戦で体力的には充分に分があった。ところがこういう絶対的な有利な条件で何度も負けてるので反って演技の悪い兆候のように思えるのだった。

 ところがそんな懸念を払しょくするかのようにサンフレッチェは一方的にボールを保持して相手の陣地に圧力を掛け続ける。そしてファールを受けるとFKから浅野がドリブルで切れ込みゴール前へクロス。合わせたヴィエイラ。ジャストミートしたもののGKの反応に弾かれてしまった。これは決めたかった。ヘディングのコースが甘かったのか。それともGKの読みが当たってたのか。

 それでも長身のヴィエイラがゴール前へ入ることでターゲットとなりその後もクロスが入る。叩きつけたヘディングもGKに弾かれた。そして青山が放ったミドルシュートがバーに当たってこぼれに反応するもボレーシュートはふかしてしまう。ああ、やっぱりヴィエイラのシュートは期待できない。どことなくパンチ力に欠けもう一人ターゲットがいないと力が発揮できないのだった。

 そしてヴィエイラが駄目ならとセットプレーではDFが上がることにより佐々木がヘッドで逆サイドに向けると荒木が頭にジャストミート。が、枠外。左右の揺さぶりで右から左のスペースに出しても東のシュートは枠に入らない。森島がゴールライン際までえぐって折り返すも突っ込み過ぎてて誰も反応できない。どこをどうやっても決めきれない。下手な球も数うちゃ当たると言うが、本当に当たらない。まるでそれはわざとやる方が難しい曲芸のようでもあった。

 そんなちっとも決まらないサンフレッチェのフィニッシュにFC東京の守備は増々自信を深め、攻められてる割に余裕を持ってるかのようだった。好きなだけ攻めてくれ。その分カウンターが発動しやすくなるからと言わんばかりにゴール前を固める。そして奪ったら前線へ一閃、ワントップのアダイウトンが走るのだった。

荒木と野上の懸命なチェイスによって摘み取る。そこまでは何とか対処してたもののメンバー交代で紺野が入ってきてから様相が変わった。サイドでボールを受ける紺野は止めることができない。駆け上がり駆け上がり駆け上がる。そして逆サイドに展開されるともうパニック状態に。そしてあれだけ攻めていたのにもはや攻撃を食い止めるのに四苦八苦するようになると最終列からオーバーラップした中村帆高にズドンと決められてしまったのだった。

喜ぶFC東京の陰にゴール前に佇んだサンフレッチェの選手。数はそろっているのに防げない。それでも決める東京。チャンスの数では圧倒してたのに決めることのできなかったサンフレッチェ。正に決定力の差をまざまざと見せられた光景だった。

何とか追いつきたい。だけどブロックを敷いた東京は崩せない。右へ行き左へ行き後ろへ下げパスを回してるだけ。先制され相手が守りに入る、サンフレッチェの一番苦手とするパターンに持ち込まれ時間ばかりが無情に過ぎる。あの時決めていれば。そんな記憶ばかりが沸き上がり無情にもタイムアップを迎えるのだった。

点が取れない。

ペレイラがいない時の課題は結局解消されることがなかった。せめてミドルシュートで打開を図りたかったが青山が1本打っただけ。ゴール前を固めた相手を崩せないとはもう何年も言ってるような気がする。その弱点は結局何年経っても解消されることがなかったと知らされるのだった。

なぜだか知らないがサンフレッチェが攻撃してると簡単に防げそうに見えてしまう。来期を見据えてとても暗澹たる想いがあるのだった。

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