ガンバ大阪戦~無得点、連敗
2020年7月22日 ガンバ大阪vs サンフレッチェ広島 パナソニックスタジアム吹田
もわーんとした蒸し暑さ。サッカー専用の素晴らしいスタジアムであるのに5000人限定入場の観客席は勿体なさを感じたものの、客同士の距離を取る配置はわずかながらにでも体感温度を下げる効果があるのではなかろうか。
そんな暑い気温の中での連戦。柴崎と茶島が今季初スタメンで入ってきた。そして左サイドに浅野が入ったもののここは誰がやっても嵌らないというのが正直なとこだ。ここで浅野がアピールしてくれないだろうか。
ところがその浅野、高い位置でボールを持つと潰される。前線でパスを散らし相手の守備を崩そうにも浅野に入ると攻撃が止まってしまう。それも対峙する福田にちっとも勝てないからだった。
それならばとスローインから裏を突きクロスを放つ。が、これはラインを割ってしまう。最後尾でコントロールを突っ掛けてそのままゴールに向かう。追走するペレイラ。そこで自らシュート。が、DFのブロックにより跳ね返される。更に対峙してた福田にドリブルで抜かれシュート。辛うじて柴崎のブロックに救われた。が、ガンバのCKなのだった。
セットする宇佐美。蹴りだしたボールはスーッと伸びていきファーサイドへ。それを三浦が全くのフリーでヘディング、ゴールに叩き込まれたのだった。
またしても失点。この時マークしてた佐々木は全く対応できてなく、まるでヘディングの練習をやってるかの如く綺麗に決められてしまった。これにより守備に徹してカウンター狙いという戦術は脆くも瓦解してしまった。元々少ない攻め手の一つを早くも失ってしまったのだった。
そして失点の原因ともなった浅野はやはりハーフタイムでハイネルと交代する。更に柴崎を青山。それにより川辺が前線へ駆け抜ける場面が出てきてそれがペレイラのシュートへとつながる。が、枠外に逸れる。どことなくペレイラのプレーに正確さがない。そしてその正確さのなさはチームに蔓延し、パス回しの場面でもズレを生じさせるのだった。せっかく相手の懐へ飛び込んでもダイレクトにパスがつながらない。結果相手の守備に余裕を与えてしまい崩しまでいかないのだった。
そこで更なるメンバー変更。サイドの茶島を藤井、中盤の森島を東と交代する。これで状況を打開できそうな気は起きなかったものの藤井のスピードは左サイドを活性化させた。何度か福田にブロックされはしたものの少なくとも気分よく攻撃に移されることがなくなった。そしてクロスが飛ぶ。それにより右からもクロスが上がるようになるのだった。
ところがそこでボールに触るのは必ずガンバの選手なのだった。恐らくクロスボールに対してはまるで脅威を感じてない。これはボールの質の問題だろうか、中で合わせる選手の動きのないせいだろうか。それならばと藤井はカットインからシュート。枠外。チャレンジはよかったがここでもプレーの精度のなさを嘆かなくてはならなかった。
ヴィエイラに代わって永井が入り、こぼれ球に対し反応する。が、これもGK真正面。カウンターから川辺の折り返しを受けるもシュートはDFがブロック。気持ちは伝わるが結果につながらない。力に対して力でねじ伏せようというそういう余裕のなさを感じた。
そして無得点のまま終わった。2連敗。4試合連続未勝利。そして深刻なのはPKを除いて4試合連続無得点ということだった。もはや頼みのペレイラも連戦によりキレがない。そして怖いのがペレイラだけなのでどこのチームも守備に余裕がある。それによって心置きなく攻撃に移れるという悪循環だ。こういう悪い流れ、城福監督は抜け出すことのできない監督なのだった。
この悪い流れを寸断するのにもっと思い切ったことをやってもらいたい。メンバー全員替えるぐらいのことをやってほしい。どうせ負けるならそれくらい弾けてやりたいと思うのだった。
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