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2020年2月17日 (月)

ルヴァンカップ横浜FC戦~幸先良きスタート

2020年2月16日 ルヴァンカップ予選リーグ 横浜FC vs サンフレッチェ広島 ニッパツ三ツ沢球技場

 雨、雨、雨。見事なまでの雨模様に駅のホームで呆然と佇んでしまった。はあ、雨に濡れるの嫌だなと思いながらもしっかりと横浜行きの電車に乗っているのだった。横浜に着いた頃には雨も上がってもはやカッパもいらないのではという気配もあった。
スタジアムまで歩いた時には少し汗ばんでしまう。それでもゴール裏のスタンドに入りベンチに着くと表面が濡れてた。スタンドの上に広がる空には鈍い色の雲が一面覆っている。いつ降り出してもおかしくない。そして実際しばらくすると再び降り出してカッパを羽織る人の姿が見られるのだった。
 そんなどんよりとした天候は観客動員に影響し、せっかくの初戦であるにも関わらず空席が目立つ。それでもアウェイゴール裏は結構埋まってることで決してホームに負けてない声援が繰り出される中、試合は始まっていった。
 昇格したての横浜FC。未知数ながらも若い選手が主体で前線からプレッシャーを掛けてきた。奪ってからはつないでくる。サンフレッチェの守備の網に引っ掛からない。サイドに出されるとドリブルを警戒して突っ込めない。すると中へパス。受けた斎藤がドリブル、ドリブル。数人掛かりで奪おうとするもかわされシュート。枠に入っていたもののGK大迫が防いだのだった。
 横浜FC、舐めていた。ショートカウンターは横浜FCの方が優っている。その為に速い寄せ、プレッシャーによりパスの出所を潰しに行く。前線のペレイラやヴィエイラさえもハードワークを厭わない。両者ボールホルダーに対しての潰しが激しくなる中、ハイネルに入ったボールを武田がレイトタックル、これにより武田が負傷交代したのだった。
 流れはここから変わった。それまで上がれなかった右サイドをハイネルが持ち上がれるようになった。野上もオーバーラップで攻撃参加。川辺も加わり右サイドからの崩しの場面が見られる。これは昨シーズンなかったことである。ハイネルの単独突破に頼ってた右サイドに2人、3人と絡むようになったのだった。
 だがサンフレッチェの攻撃の要は左サイド。柏がボールを持つとドリブルで切れ込む。それを警戒されると森島が裏への飛び出すとスルーパス。森島ライン際からクロス。大きすぎGKを超えて逆サイドへ。だがそこにハイネルが受けるとライナーでクロス。真ん中でヴィエイラ。ヘディングで押し込んだのだった。
 入った、入った、入った。一斉に立ち上がったアウェイゴール裏。だが正直なところこの時は何が起こったのか分からずともかく点が入ったことに喜んでいた。誰が入れたんだ、そんなことを囁き合いながらともかく喜びあったのだった。
 まずは先制。これで楽になったことで後半より攻勢を強める。横浜FCのプレッシャーも掛からなくなってきた。そこでペナルティエリアでペレイラがフリーで受ける。角度がありつつもニアサイドへシュート。跳びついたGK六反田。掌には当たったもののすり抜けた。ゴールのラインを越えた。シュートの威力、もしくは雨によるボールの滑り。セーブが収まりきらないのだった。
 2点目。ペレイラ、ペレイラ、ペレイラ!ここでシュートを打つのが逞しい。シュートの積極性のないチームにおいてペレイラは頼もしい存在なのだった。
 ここまで来るともう1点欲しい。もう1点入ると試合を決めることができる。そしてそれをすることにより新たな戦力をここで試すことができる。ところが点が入らない。ボランチの川辺がペナルティエリア内でボールを受けるもパスを出してしまう。あそこで1人かわしてシュートという選択がないので相手も読まれて簡単にカットされてしまう。更に攻撃的ポジションの森島はゴールに向かう姿勢が薄くなっていったことで尚更得点の匂いがなくなっていくことで東へと交代していった。
 飛躍が期待される東。ところがせっかくゴール前へ抜け出したというのにまたしてもパスを出してしまった。昨シーズンはもっとゴールに迫るギラギラしたものがあったのに丸くなってしまった。どうした、東。あの闘志はどこへ行ったんだ。
 すると今度は両サイドが交代。左に浅野、右に藤井というルーキーが入る。どちらも観てみたかった選手であるがこの短時間の出場でチャンスを生かすべく、浅野がドリブルで上がる。マークがいても構わない。縦へのスピードでぶち抜きクロスまで放ってしまうのだった。中でペレイラが決めきれなかった時には大きくため息をついてしまった。
 そしてそのままタイムアップ。もう1点取れそうでいながら取れなかったことに少し不満を覚えつつもそれが贅沢な注文だと気づき、試合後の挨拶に選手が集まった時にはしっかりとその勝利を讃え合うのだった。
 新生サンフレッチェ。いい出足だった。とはいえ昨シーズンとメンバーはほとんど変わってはいない。そしてこうして勝ったことでこのメンバーが基本になるのは間違いない。そうなると城福監督の引き出しの少なさから早々に研究されてしまいそうな気がする。毎シーズンどこかで失速して沈んだままになる脆さを果たして今シーズンは克服することができるのだろうか。そんな不安を抱きながらも勝利したチームにエールを送るのだった。

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  • ルイ・ルイ
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    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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