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2019年11月24日 (日)

鹿島戦~決めきれない攻撃

2019年11月23日 サンフレッチェ広島vs 鹿島アントラーズ エディオンスタジアム広島

 3週間ぶりの試合。もはや優勝争いから脱落したことによってモチベーションという意味では難しいものになってしまった。だがまだACL出場が掛かっている。そういえば今シーズンのACLも鹿島によって敗退させられた。あの時の借りを返す為にも勝たなければならない。そんな打倒鹿島の気炎は多くのサポーターを呼び寄せたのだった。
 2試合連続未勝利が続く。それも全ては得点力不足が原因だ。そこでワントップにシュートへの突進力のあるレアンドロ・ペレイラを起用してきた。いいところまでいきながら最後が決めきれない。その打開策にペレイラのパワーに期待したのだった。
 太陽の光は七色の色彩で降り注ぎ眩しさに目を細める。ピッチに立つ選手の影が鮮明に見えるのだった。
 まだ優勝の目のある鹿島はどんなことをしてでも勝つつもりだろう。それは脅威であったものの、蓋を開けてみればサンフレッチェが主導権を握ることが多くなった。攻められても上手く絡めとりパスで前線へとつなげていく。バイタルエリアに入ると鹿島のDFが揃ってない。そこで左サイドに出た森島は自分で仕掛けるかと思いきや逆サイドへキック。ところがその精度があまりにも悪く反対のラインを割ってしまった。ここぞというとこでのこのミス。得点力不足の原因を見せつけられた。
 更には左サイドでの柏のドリブル。縦への推進力を魅せるものの深い位置でDFと相対すると自ら切り込むことなくスルーパスを出してしまう。裏への飛び出しはあるものの、その全てにおいてDFに蓋をされてラインを割らされてしまう。まるで自ら蟻地獄の中へ入りこんでいるかのようだった。
 この中途半端な攻撃、点が入らないという以上に相手へ活力を与えているのだった。シュートを打っても枠にすら入らない。それらは鹿島に打ってもどうせ入らないという安心感を与えたかもしれない。後半になって攻撃への比重を高められたのだった。
 迫りくる鹿島。自陣に引いて守りを固める。人数が揃っていても少人数で崩される失点を繰り返してるだけに嫌な展開だった。サイドから切り込まれる。ペナルティエリアに侵入される。そこへ鹿島の選手が雪崩を打って入りこまれるとシュート。が、これをブロックで跳ね返す。そしてそんな押し込まれる中において青山に入ると縦にロングキックを入れる。その落下地点にはペレイラ。受けると反転、ゴールへ突き進むのだった。
 ドッと沸き立つスタンドの歓声。そのままシュートを放とうとした時、追いかけてきた鹿島のDFにクリアされてしまった。だがこのカウンターは効いている。攻められてるように見えながら奪ったらペレイラを狙ったパスはその後また同じ光景を生み出した。鹿島のDFも反応が早くシュートまでは至らないものの、ペレイラがトラップミスでボールがスルーしてしまったのまでは予想できなかった。ルーズボールを森島が受けるとそのまま左のスペースへ。走ってた柏、間に合った。ドリブルからクロスへ。稲垣が飛び込んだ。ガツンと頭に当たったボールはタイミングとしてドンピシャリだったものの枠を外れてしまった。ああ、あれを決められないか。一度はゴールの歓喜に沸こうと立ち上がりかけた腰が再び落ちてしまうのだった。
 そのプレーを境にしてペレイラからヴィエイラに交代する。最後を決める為という意味ではヴィエイラのシュート力では迫力に欠ける。それでも東のロングキックを上手く収める。前には広大なスペース。倒されるもスルーパスを出すと抜け出した柏。ゴールに向かいシュート。が、オフサイドの判定。でもこれってそもそもヴィエイラに対するファールじゃないのか。そっちにはまるで意識をせずに副審は高々とオフサイドフラッグを掲げてるのに怒号が飛び交うのだった。
 時間はアディショナルタイムに突入。またしても東の縦パスによってゴール前2対2の状況を迎える。縦へドリブルで進む柏。が、チョン・スヨンを抜くことができずシュートできず摘まれる。もう時間がない。すると今度は中盤から稲垣が前線で受けドリブル。倒された。が、笛は鳴らない。鳴らないが試合終了の笛は鳴ったのだった。
 ファールを取られなかった。それはないだろ。こういうのを試合巧者とされるのではたまったものじゃない。これだったらファールをした方が利益を取ってしまうではないか。
 そして試合はスコアレスドローとして終わった。失点しなかったのはよかったがその分得点がなかった。本当に勝てない。森島や川辺といったシャドーの選手にシュートがないせいで相手にとって守りやすいのかもしれない。
 残りあと2試合。果たして今シーズンこれらの課題を克服して終われることができるのだろうか。優勝がない分、そういうとこに期待を馳せるしかないのだった。

2019年11月 3日 (日)

川崎戦~力負け

2019年11月2日 川崎フロンターレvs サンフレッチェ広島 等々力陸上競技場

 等々力陸上競技場。
 その響きがあるだけでどことなく嫌な響きがある。かつて7-0で大敗したのもこの地であり、ほとんど勝った記憶というものがない。そして最寄り駅の武蔵小杉駅が近年タワーマンションの建設によって若い世帯が一気に増え、街も再開発によりどんどんと近代化されていった。と同時に川崎フロンターレ自体もリーグ優勝を始め観客動員でも活況を示しクラブの発展としてお手本のような存在になってきたのだった。
 後発クラブの為、どこか軽く見てた節もあったのにいつの間にか追い抜かれてしまった。ただ、だからこそここは伝統を持つクラブとして存在感をみせてやりたい。そんな気概を持っていたのだった。
 パスワークを駆使するスタイルとして、両者は似ている。その為にも精度を高めたい。ただ、均衡を保っていた両者の戦いは次第次第に川崎が最後のブロックを搔い潜っていくようになった。ペナルティーエリアでのドリブル。シュートは食い止めたがセカンドボールをダイレクトで打たれる。危ないと肝を冷やしつつも何とか免れた。それでもそんな場面をつくられてしまうことに危機感を感じる。
 そして今度はゴールライン付近まで運ばれると切り返しからシュート。一度は防いで大きくクリアしたつもりになっていた。が、そこをMFの田中に強烈なミドルシュートを打たれるそのままゴールに叩き込まれてしまった。ああ、どうしてこんな凄いシュートが打てるのだろう。同じ状況になったとしてもサンフレッチェにああいうシュートを打てる選手が一人もいないのが哀しいのだった。
 あえなく失点。一時は堅固であることで定評を受けてたサンフレッチェの守備であるがもう何試合も続けて失点を続けている。1試合1点。まるでそうするのがノルマであるかのようにさえ失点をされまくってる。もはやサンフレッチェの守備は1点で抑えることができなくなってしまったのだった。
 だがそれ以上に深刻なのが得点力不足である。そもそもFWの選手からして点が取れないのだからどうしようもない。シャドーの川辺に至ってはシュートを外し過ぎる。外して外して外しまくる。森島などはシュートすら打てない。だからこそサンフレッチェの攻撃には得点の匂いがないのだった。
 それでもレアンドロ・ペレイラが出ると相手DFの頭上を超えたボールに追いつくことでGKとの1対1を迎える。そして飛び出してきたGKをあっさり交わし見事同点ゴールをたたき出したのだった。
やった、やった、やった。終了間近に決めた値千金のゴールである。負傷によりしばらく戦線離脱していたペレイラ。出てきていきなり結果を出してしまう。なんと頼りがいのある、なんと頼もしい存在なのだ。
その同点で息を吹き返した。このまま引き分けでもよかったかもしれない。でもここは勝ちを拾いたいという欲が芽生えた。すると今度は川崎のパスワークが始まる。人数を掛けて守備を固めてる。それなのに次々に繰り出されるパスワークはサンフレッチェの守備網を切り裂きシュート。ブロック。そこで食い止めたかと思いきやセカンドボールを打たれた。入った。あえなく2点目の失点をしてしまったのだった。
こんな短い時間で勝ち越されてしまった。シュートを打てども打てども決めることのできないサンフレッチェにとってそれは異次元の技であった。似たようなスタイルと称しながらも結果は川崎が上回った。それだけに単純なる敗戦以上の落胆を感じるのだった。
力が足りない。シュートが入らない。美しく崩すことが優先されゴールという最大の目的を見失ってるかのようである。昨シーズンからの悩みだった得点力不足。森島や川辺や渡はちっともそれを解消してくれそうもない。果たしてシーズン終わるまでに少しでも光は感じさせてもらえるのだろうか。

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サンフレッチェの魂~リンク集

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    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
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    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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