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2019年7月31日 (水)

川崎戦~逃げ切った最後

2019年7月31日 サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレ エディオンスタジアム広島

 絶対負ける。
 そんなネガティブな感情しか沸き上がってこない。野上の出場停止、パトリックの移籍、前節松本戦での終了間際での失点。どことなく失速感が拭えない。この状態で上位に順位する川崎には到底敵うことなく、パスサッカーにちんちんにされるだろうと予想してしまった。
 それにも関わらず、サンフレッチェは球際でのボール奪取では優勢を見せていた。真夏のナイトゲーム。日が落ちても気温が下がることはなく体力の消耗が考えられる中、サンフレッチェの選手は走っていた。走って走ってボールを奪いパスをつなげていく。ゴールへ迫る。跳ね返されてもセカンドボールを奪う。そんな流れがCKへとつながった。
 蹴るのは森島。低い弾道のボールが放たれた。密集したゴール前へ向かったがまるで守ってる選手を通り抜けたかのようにゴール真正面の佐々木に入る。足元で収めた佐々木、ターンをしてシュート。ゴールにぶち込まれた。幸先のよい先制点となった。
 そしてそれだけでは終わらない。今度は左のスペースに振られたボールに森島が裏で受ける。そして逆サイドへクロス。フワッとしたゆるいボールだったものの待ち構えてたのはヴィエイラ。DFと競りながらも身長の高さに分がありヘディング。それも緩いシュートになってしまうもGKの逆を取ることによってゴールに吸い込ませたのだった。
 2点目。感極まったヴィエイラがピッチに膝つきながら両手を天へ広げる。するとその姿は手が長いせいでとても神秘的なシルエットを醸し出していた。おお、パトリックがいなくなって不安になったものの、こうしてちゃんと結果を出してくれたではないか。そこに安堵と歓喜が混じり合った感情として沸き上がるのだった。
 前半の内に2点。これは上々の滑り出しであると共に危険な点差でもあった。また防戦一方になるような展開に持ち込まれるのではとハーフタイムでは危惧し、実際にそうなりつつあった。それでもどことなく危機感はなかった。上手く挟み込めるような気がした。そしてゴール前では上手く攻撃を食い止めることができ、相手が前掛かりに出てる分こちらにも攻め手があった。1人目、2人目、3人目まで交わすとあとはビッグチャンスである。前方には広大なスペースが広がりたまらなくなり、ヴィエイラが倒された。距離はあるものの、ゴール真正面からのFKである。またしてもそこに森島がセットしたのだった。
 ゴール前の密集帯へ放り込んだ森島。これは一旦はクリアされるも威力がなく柴崎が再びヘディング突き前へ。これも球威のないヘディングシュートになってしまいGKも反応するもキャッチする前にそれをヘディングでコースを変えた選手がいた。そこまでの流れ、ポン、ポン、ポンと頭上でボールが移動したが最後に決めたのは荒木だった。見事GKの逆を突いてゴールにねじ込んだのだった。
 3点目。入った、入った、入った。荒木、ディフェンダーながらも今シーズン2点目のゴールである。そしてゴールまでに何人もの選手が絡んだこの流れ。まさにサンフレッチェらしいゴールである。そこにルーキーの荒木が加わったというのが得点以上に高揚させるのだった。
 川崎はメンバーを交代し、あの手この手で手を打つも実らない。サンフレッチェも渡、清水とフレッシュな選手を入れて盤石な態勢へと持ち込む。が、自陣でブロックを敷いたスペースのないゴール前において小林悠とレアンドロ・ダミアンのワンツーによって小林がシュート。ほんのわずかなタイミング、わずかな隙を突かれて決められた。あれだけゴール前にへばりついてるにも関わらず決められた。そこに脆さを感じた。そして川崎はそこにゴールをこじ開ける活路を見出したのだった。
 サンフレッチェボールで始まった失点後のキックオフ。ところがあっという間にボールは奪われてしまいゴールに迫って来る。再び自陣に引く。サイドからクロス。真ん中に入ったボールをレアンドロ。2人のDFに挟まれながらもそれをゴールに流し込むことができたのだった。ああ、井林。せめて競ることはできなかったのかよ。GK大迫もまるで反応できてなかった。
 1点差。いよいよまずくなってきた。川崎は急げ急げとゲームを進める。それは追いつけるという自信を得たからだ。確かにやばい、このままではやられる。どうにか堪えたい。でも引いてるばかりでは到底防ぎきることができない。
 守っても守ってもボールは川崎がつなぐ。遠目からはミドルシュートを狙いサイドからはクロスが入り、中央では密集地でもボールが収まる。放り込みに対しては大迫が飛び出すもタイミングがズレてる。浮き球に対しては以前だったらキャッチしてたのパンチングで逃げている。シーズン序盤の安定感はどこかに吹き飛んでしまったようだった。
 そんな大迫の不安定さからボールの処理を誤りキャッチミスによりボールが後ろに逸れてしまった。ゴールへ飛んでいくボール。そのまま入ってしまうと覚悟したその瞬間、ボールは軌道を替え外に弾き飛ばされたのだった。クリアしたのは渡だった。攻撃の選手であるのにこういう時には本当に頼りになる。そして1人のミスを他がカバーするというサンフレッチェならではのプレーでもあった。堪えたい、堪えたい。このプレーを観たからには尚更のこと更なる失点は防ぎたいのだった。
 前線でヴィエイラが踏ん張る。森島もチャンスとあらば単独でもゴールまで突き進もうとする。が、いとも簡単に食い止められる。4点目が取れないまでもせめてもう少しでも脅威を与えることができたら相手もそう易々と攻撃に出られないのにそれができない。時間は過ぎゆくが緊張のボルテージは一層高まる。跳ね返して跳ね返して跳ね返す。自陣ゴール前は敵味方入り混じっての死闘が繰り広げられる。汗が飛び散る。体温が上がる。熱気も上がる。まるでそこは燃え上がってるかのような高温になってそうだった。
 相手のシュートが枠を外れると大きく安堵する。でもゴールキックでどのくらい時間が稼げるか。案の定あっさりとボールを奪われて川崎の攻撃になる。あとはもうアディショナルタイム。本当にクリアだけでもできればいい。まだか、まだか、まだか。笛よ、鳴ってくれ。そして響き渡ったホイッスルに崩れ落ちるのだった。
 終わった。あまりにも追い込まれただけに勝ったという歓喜よりも疲労感からの解放が大きかった。3点取ったまでは良かったが、その後の試合運びは苦しくなってしまったのは4点目が取れなかったことが大きかっただろう。そして妙に余裕を持ち過ぎたことも起因しただろう。それでも順位が上の川崎に勝ったというのは大きい。やっぱり勝つっていうのは厳しいことなんだ。楽な試合は一つもない。そんなことを思い知らされたのだった。

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     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
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     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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