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2019年5月 8日 (水)

広州恒大戦~グループステージ首位

2019年5月8日 アジアチャンピオンズリーグ予選リーグ サンフレッチェ広島vs 広州恒大 広島広域公園陸上競技場

 日の落ちてきたスタジアムの上空は夜へと橋渡しするように蒼い色彩が闇へと溶けていった。照明の落ちたピッチ。さながらそれは嵐の前の静けさである。予選リーグ突破を掛けてどちらも負けられない試合。厳しい試合になるのは目に見えていた。
 前回対戦した時の攻撃圧力。ブラジル代表のパウリーニョなど錚々たるメンバーは資金力の大きさを見せつけられる。ただ、こういった相手と戦う絶好の機会でもある。特に若手である荒木、東、森島、大迫にとってはいい経験になるはずだ。
 胸を借りるつもりで挑む決選、サンフレッチェは守備から試合に入るのだった。
 前線からの追い込み、素早い身体の寄せ、ブロックを形成した守備は相手の自由を奪っていた。後ろで掴んでカウンターという狙いであるがそこは広州も予測できてるようでなかなか攻撃の機会が訪れない。が、清水が中盤でボールをもぎ取るとそこから攻撃が始まる。後ろに回し2人目、3人目が連動して前に進めていきサイドに入ると折り返してミドルシュート。入りはしなかったがずいぶん思い切ったプレーをしたことに心強くなるのだった。
 そこからというもの、ボールを持てる時間が長くなり清水からクロスが入る。合わせられないがCK。これも合わせられない。だがそんな攻撃を続いていく。相手の逆を突くパスがどんどん前に突き動かす。左サイドへ通す。野津田がクロス。ターゲットのパトリックは走っていたもののDFがクリア。それでもCKになった。いい流れである。
 するとこのCKを低い弾道で蹴られた。ニアに飛び込んだ佐々木。それを防ごうとなだれ込む広州の選手。すると次の瞬間ゴールの中にボールが入っていた。入った。入った、入った、入った。先制点だ。
 正直何が起こったのか分からなかった。佐々木のゴールかと思っていたものの、どうやら広州のオウンゴールだったらしい。キックが巧みだったのだろう。それが佐々木の動きと相まって広州の守備に混乱を与えたようだ。まだ広州シュートを打たせてないだけにこれで有利に試合を進められそうだ。
 最終ラインから上がった佐々木がミドルシュートを打つ、森島がサイドからクロスを上げる、東もクロスを上げる。いい流れだ。カウンターへの警戒も怠らず追加点が取れてもおかしくはない。だが時間の経過と共に段々とその精度が落ちてきた。
 サイドでのパス交換。パス、パス、パス、パスの後ミスパス。カットされるとカウンター。前線に運ばれミドルシュート。入らなかった。それは助かったが攻撃時のミスからピンチを招くというのはこの後の流れを変えてしまった。
 次第に広州の支配時間が多くなる。ミドルシュートを打たれるようになる。そして右サイドを突破されると無理な態勢からもクロス。真正面からシュート。ジャストミートした瞬間もう駄目かと思ったもののカバーに入った野上によりブロック。命拾いしたのだった。
 その後は守備一辺倒。前線に味方がいないので跳ね返すのが精一杯。柏が森島に代わって入るもドリブルを生かす機会がない。セカンドボールが拾えない。パトリックにボールが収まらない。
そのパトリックに代わって得点力のない皆川が入る。だが皆川は身体を張ることができる。ハイボールで競り合うことができる。そして何より時間を稼ぐボールキープをすることができるのだった。
もはや時間を稼ぐだけ。もはや誰もゴールを奪おうとはしていない。ボールを持てば深い位置まで持ち運ぶがそこから中をえぐることはない。堪えて堪えて堪えて時間を使う。そしてタイムアップを迎え首位で決勝トーナメント進出を決めたのだった。
初めてのACLグループステージ首位通過。初戦、広州に2-0で負けた時には誰も通過できると思ってなかった。そして何よりリーグ戦で出れないメンバーが勝ち進むことによって自分の出場機会を得てるというのが頼もしかった。
あと1試合、消化試合として残ってる。1位通過が決まっただけにどんなメンバーが出てくるのか、そんな楽しみもできたのだった。

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     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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