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2018年5月 9日 (水)

ルヴァンカップ・ガンバ戦~自ら失う選手生命

2018/05/09 ルヴァンカップ予選リーグ サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 エディオンスタジアム広島
 
 吉野とGK中林の連携の悪さを突かれいきなりシュートを打たれてしまった。何とか中林がポジションを戻すことができてセーブできたもののやはり普段出てない選手では難しい面があるのだろうか。
 リーグ戦と総入れ替え。今回もそのパターンは変わらなかったもののCBだけは野上が連戦となった。名古屋戦でラインの裏を狙われあれよという間に2失点してしまい今期初黒星を喫したのは経験不足の川村が最終ラインを守ってたことが原因とされたのだろう。
 お互い若い選手が中心の編成。そんな中にあってフェリペや渡や工藤は是が非でも結果が欲しかった。
 その中でフェリペが魅せた。サイドから工藤の横パスにフェリペが受けドリブル、シュート。決まった。なかなかリーグ戦に出れないフェリペであるが技術は高いのを知らしめてくれた。
 更にあの後DFラインのボールを渡がかっ攫うとそのままドリブル。DFと競りながらもゴールを目指す。途中身体が入れ替わりGKと1対1。コースが厳しい。パスかと思われたが自らシュート。入った。ファーサイドに決めた。まさに個人技。その力強さに恍惚とするのだった。
 それからというものサンフレッチェのパスはガンバを翻弄する。この先何点入るか、そんな淡い期待を込めて後半に入ると渡はティーラシンと交代してしまった。恐らく次節のリーグ戦に使うんだろう。ゴールも決めたし前線からの守備は相手の自由を相当に奪った。
 そんな渡の存在感がなくなったせいだろうか、途端にボールが奪えなくなってしまう。攻めようとしようにもパスがつながらない。そしてボールを奪われるとバイタルエリアからミドルシュート。これがゴールの隅に豪快に決まってしまうのだった。この時相対してた吉野は切り返しにこれまた豪快に振り切られてしまってたのだった。
 その後また中盤の低い位置からロングシュートを放たれると中林は指の先に擦ることすらできず綺麗に決められてしまった。そしてこの時も付いてたのは吉野。シュートを打たれるにしてもあそこまで狙い澄ましたシュートが打たれるということはプレッシャーが甘いのではないだろうかという憶測が出てきた。
 同点にされてしまい攻めたいものの更に相手の攻撃は続く。そしてCK。ゴール真正面に来たボールにヘディングで入れられた。ああ、あんなに簡単に決められるとは。そしてこの時競ってたのも吉野だった。奇しくも3失点全てに絡んでしまい準レギュラーだと思ってた信頼感は一気に崩れ落ちてしまった。あんなに守備の弱い選手だったんだろうか。このメンバーの中ではチームを引っ張るぐらいの存在だと思ってただけにそのショックは大きかった。
 点を取らないといけないサンフレッチェ。その状況になってやっと尻に火がついてきた。人数を掛けて守るガンバ。混在した相手ゴール前を攻略しようとするとゴールに入らない。どうしようもなくなってからやっと攻めようという気概が見えてくる。これってどこかで見た光景。そう、昨シーズンの負けてばかりの時期のサンフレッチェの姿だった。クロスを入れようとミドルシュートを打とうと枠に入らない。弾き飛ばされる。セーブされる。時間がなく焦りが募る。そしてその焦りからだろうか、フェリペは敵にパスをするようになってしまった。
 その時点でもう諦めた。フェリペが信用置けないのはこういうとこだというのを思い出した。肝心な場面で相手にパスをして失点をした試合が昨シーズン何回もあったが残念ながらその癖はまだ治ってないのだった。点を取るまではよかった。でも1試合を通して安定したプレーをすることができないと確信した。
 この中から誰がリーグ戦のメンバーに食い込むんだろうと胸をときめかした。だが残念ながら限りなく厳しいと言わざるをえなかった。2点差を逆転されて、その後の崩れようを目の当たりにするととてもじゃないが使えないのではなかろうか。
 試合後の城福監督の厳しい顔。ファイトする姿勢が観れたならまだ評価のしようもあっただろう。ルヴァンカップでは使ってもらえるという妙な緊張感のなさが出てしまった。この試合で自ら出場機会を失ってしまった、そう見えなくもなかった。チームが調子がいい中で、個々の中では自らの選手生命に危機感を持ってない選手がいるようにも感じた。若さをいいことにもしかしたら来年はサッカー選手じゃなくなるかもしれないという可能性は誰にでもあるというのを考えてほしかった。

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