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2018年5月13日 (日)

仙台戦~沸点に達した試合

2018/05/12 ベガルタ仙台vsサンフレッチェ広島 ユアテックスタジアム仙台

 前線からプレッシャーを掛け相手の自由を奪う。前からの守備で各選手がプレッシングを仕掛けるが、そんなプランで始めたゲームは空回りだった。ボールに食いつけば食いつく程プレスの間を突かれ前に運ばれてしまう。しかも守備時の寄せも速くなかなか攻撃の形へ移れない。それでも右サイドから打開しよと窮屈なパス回しをしてる内に青山のボールがカットされるとカウンターを受けるのだった。
 人数の揃ってないDF。そこを見越してか、アーリークロスを入れられた。ペナルティエリアで収められる。そこから奧埜が反転シュート。3人もの選手が戻ったというのに決まってしまった。守備を物ともしない強烈なシュートが突き刺さったのだった。
 開始11分。早い時間の失点に悪い感覚が蘇ってきた。またFC東京戦のように失点を重ねてしまうのではないかという不安が湧き上がるのだった。
 ところがここで青山を経由するパスがDFの裏へ出たりする。前線にはパトリックというターゲットがいるものの相方の渡も負けてはいない。裏への飛び出し、前線からの守備、強引なまでのシュート。どれも力強くアグレッシブなものだった。それが前線への迫力を生み、前への推進力が出てきた。そして青山がバックヘッドで逸らしたボールをパトリックが受けたとこで倒された。中央からのFK。だがそれはゴールまではずいぶん遠い位置なのだった。
 セットした柴崎。キックはDFラインの裏へふわっとした弾道で出してきた。ゾーンを固めて跳ね返そうとする仙台のDF。が、パトリックが飛び込んだ。斜めの動きはゾーンの隙間にすっと入ってくると頭に当て、ボールはスーッとファーサイドに入ったのだった。
 同点。同点、同点、同点。振り出しに戻すことができた。前半の終了間際に決めたこのゴールは後半に向けて気分をリセットさせてくれた。
 そして後半も両者激しい寄せと切り替えの速さでめまぐるしく攻守が入れ替わった。サンフレッチェが攻めてはボールを奪いカウンターを仕掛ける仙台トップの石原はかつてサンフレッチェの優勝に貢献したストライカーであるが、敵にしてみるとやっぱり怖い選手で何度もゴール前で脅かされるのだった。対してサンフレッチェはパトリックがクロスに対して飛び込むも仙台の粘り強い守りに枠に入れることはできないのだった。
 マイボールになった時パスだけではなかなか打開できない。後ろで回してるだけになってしまう。左サイドで青山に出た時、やはりプレスに来られたのでバックパスしかコースが空いてなかった。が、ここでワンタッチで前向スペースに浮き球を出すと柏が走った。ドリブルでゴールへ突き進む。追走するDFがいながらも切り返しからシュート。ファーサイドに綺麗な弧を描いて入ったのだった。
「うおおおおおおおおおおっ!」
 絶叫が腹の底から溢れ出る。追加点であり勝ち越し点。このまま失点をしなければ勝つことができる。
 当然のことながら仙台はサンフレッチェゴールへのを高めていく。だがそれはカウンターのチャンスでもあり佐々木のカットから前線パトリックへの縦パス。そこから渡に代わって入ったティーラシンに出るとグラウンダークロス。ゴール前を横切りながらもパトリックは合わせることができなかった。ああ、これが決まれば決定的だったのに。だけどまだチャンスはある。引きこもる必要はない。
 一進一退の攻防でありながらも仙台はシュートまで持ってくる。クロスを入れてくるしミドルシュートも打ってくる。ペナルティエリアへ侵入してシュートを打ってきた時にはやられたと悲鳴を上げそうになるもDFのブロック、そしてGK林によるセービングで何度も救われるのだった。
 時間の経過と共に仙台の攻勢は強度を高めていった。もはや時間稼ぎでいい。ロングボールを蹴ってほずか数秒時計を進めればいい。パスを回そうにも仙台の網の目に簡単に引っ掛かってしまう。苦しい、耐えろ、耐えるんだ。
 鳴り響く仙台コール。それが声の塊となり余計圧迫感を与える。サポーターは12番目の選手。サンフレッチェが前にボールを出すもその都度手詰まりにされ攻守が切り替わるのはまるで魔力が掛かってるかのようだった。もはやDFラインに来たボールはクリアするだけで精一杯、そんな気がした。
 そんな時、右SBの和田の蹴ったボールは間隙を縫うように最前線のパトリックに渡った。ターンしたパトリックはゴールに突き進むも3人ものDFが詰め寄る。さすがに蓋をされたと思ったもののパトリックはそのブロックに来た選手をなぎ倒して突き進んだ。まるでダンプカー、ブルドーザー。そしてその力強いドリブルからシュート。ガツンとゴールに叩き込んだのだった。
 3点目。勝った、勝った、これは勝った。アディショナルタイムに入り2点差はもはや決定的だった。そして最後まで諦めない仙台のしつこい攻撃を凌ぎ勝利で終わることができたのだった。
 追いつこうと攻勢に出る相手の間隙を突き追加点という流れは前節と一緒だった。それもこれもパトリックがいるからこそだった。今シーズン10点目。昨シーズンは3点しか決められなかったというのに。更に最後の最後まで集中力を切らさないチーム一体の守備。90分の中でストーリーができている。そこが今のサンフレッチェの面白さだった。ルヴァンカップでの逆転負けに失望しながらもやはりリーグ戦のメンバーは違うのだった。
 ピッチの上から湯気がたってる、そんな錯覚さえ覚える試合だった。仙台ではいつもそんな感覚に陥ってしまうのだった。勝ててよかった。1-3というスコアながらもそこに余裕は微塵もなくよく勝てたという感じだ。やはりこのスタジアムは沸騰していたのだった。

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     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
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     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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