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2018年4月16日 (月)

湘南戦~パトリックの2ゴール

2018/04/15 湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島 Shonan BMW スタジアム平塚
 
 開始早々に和田のパスミス。前線との連携も合わない。ボールがちっとも前にいかないのだった。
 どうした。疲れてんのか?
 そんな推測をしてしまうくらいにDFに安定感がない。果たしてそれは湘南のプレスが速いせいか。それともDF陣だけは連戦で出ずっぱりなので疲労が蓄積してることも考えられた。そしてそんな動きの悪さを湘南は徹底して突いてくるのだった。
 ボールに対しては素早いチェックでマイボールにし、攻撃に転ずると雪崩のように前線に人数をかけてくる。ボールは左右に散らしドリブルで縦をえぐってクロスを入れるとゴール前で合わせられる。やられたと思ったものの、運良く枠を捉えることができなかった。
 サンフレッチェもよく守ってはいる。最後のシュートを脚に当ててブロックしたりコースを切ったりと。それでもここまでゴールに近い位置でのプレーを許してるといつかやられるのでは。実際にシュートは打たれてる。ただそのことごとくが制度のなさに助けられてるのだった。
 ゴールキックで難を逃れるとGK林のロングキックは必ずパトリックを目指す。そしてボール落下点での競り合いは必ずパトリックが勝つものの、その後セカンドボールが拾えないのである。結果、また湘南にボールを拾われ守備に回らざるをえない展開ばかり続くのだった。
 それでもパトリックの落としに工藤が反応。抜け出したかと思いきや引っかかった。ああ、と溜息をついたもののハンドのファールがあったようでFK。攻撃の糸口がつかめない中でのセットプレーは貴重だった。柴崎が前線に蹴る。パトリック合わせる。中へ浮いたボールを工藤。ヘディングをかましたそのボールはカツンとクロスバーを叩いてしまった。
 ゴールが奪えない。チームにも得点がないが工藤自身にも決めきることができずゴールが遠いのだった。
 そして後半。やはりパトリック目掛けて蹴る。パスがつながらないのでそれが一番可能性がある。攻撃で前に行けると柏がペナルティエリアにクロス。受けたのはやっぱりパトリック。だが反転してシュートしようにも湘南のDFに詰め寄られてシュートにすらならないのだった。
 だがこのプレーがCKとなると柴崎が蹴った。ただパトリックにはマークが複数ついてるので厳しい。ボール落下点で両者入り乱れて飛び上がる。誰かの頭に当たった。そしてそのボールはゴールの中に転がっていったのだった。
 入った、入った、入った。入れたのはパトリック。あれだけの接戦の中で決めた。自分でターゲットになり自分でセットプレーを貰い、自分で決める。パトリック様々である。
 ここで今までのパターンだと引いて防戦一方になるはずである。ただ守りに徹するには時間があり過ぎる。すると工藤がティーラシンと交代した。攻撃の選手同士での交代。更に柴崎から川辺への交代。これはもう攻めていくというメッセージだった。
 パトリックが競る。ティーラシンがボールキープする。川辺もボールに絡みドリブルを織り交ぜる。サンフレッチェが攻撃への比重を高めていき前半とは大きく様相を変えていったのだった。もしかしてこれは湘南のプレスが弱くなっていったということだろうか。
 ここで湘南に選手交代があった。ミキッチである。おお、敵とはいえこれは空気を読んでくれたのだろうか。ピッチに入るミキッチに拍手が起こる。勝ってる余裕もあるのだろうがミキッチのプレーが観れることに誰もが喜びを感じるのだった。
 それでもサンフレッチェはCKを得る。スタンドで紫のタオルマフラーが回される。だがこのCKはヘディングでブロックされる。そのこぼれをクリアした湘南の選手。が、中途半端になったそのキックを予測してたかのように青山がカットするとワンフェイントからクロス。ファーサイドにいたパトリックがまたしても頭で決めたのだった。
 決まった。決まった、決まった、決まった。さすがに勝利を確信した。明らかに攻め手が少なくなった湘南に対して2点差はもう確実なものだった。そして湘南はその突破口にミキッチを利用するのだった。
 右サイドを駆け巡るミキッチ。縦を切れば中に切れ込んで左足でクロス。もしくはシュート。それらのキックは全てゴール前に届き中で合わせる選手がいれば大きな脅威に違いなかった。
 そして0-2での勝利で試合を終えた。8戦負けなし。走力で勝負する独特なスタイルのチームなだけに確かに前半は苦しい展開だった。それでも終わってみればもしかして最初からそれは作戦だったのかという気もしてきた。
 遠い遠いBMWスタジアム平塚。天気は快晴になったもののいつの間にか上着が欲しい温度に落ちていた。日の落ちていったスタンドの先に視線を向けると夕日が富士山の陰から光を漏らし、神々しい光景として彩られるのだった。

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