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2016年7月18日 (月)

マリノス戦~勝てなかった浅野のラストゲーム

2016/07/17 サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス エディオンスタジアム広島
 浅野拓磨ラストゲーム。この試合を期にイングランドの名門、アーセナルに移籍してしまう。その勇士を観にたくさんの人がスタジアムに集まった。最後の最後に活躍したとこが観てみたい、それは誰もが思うことなのだった。
 だがピンクのアウェイユニフォームを着たマリノスはブロックを敷いた守備でボールをまるで前に運ばせてくれない。ディフェンスから縦へ入れると必ずカットされてしまう。左右で揺らしてもただ揺れるだけなのだった。
 活路を見いだそうと千葉や塩谷がドリブルで持ち上がったりする。逆サイドへのロングボールを送って清水や柏がクロスを入れる。だがそのどれもゴールにつながらない。どうも何をやっても上手くいかないような気がするのだった。
 そんな攻撃への停滞感があるのはウタカのミスも大きく影響してるのだった。せっかく受けてもパスが引っかかってしまう。ボールキープしようとして取られる。もしかして疲れているんだろうか。ウタカに預ければ何とかなる、そんな安心感がないのだった。
 そのせいか、ボールを持ってる時間は長いのに効果的な展開というのがちっともないのだった。ちょっと攻撃の比重を前にすると途端にパスカットされカウンターを受けてしまう。そして全速力で守備に戻るも止めきれずファールを与えてしまった。そうするとマズいことになる。マリノスには中村俊介がいるのだった。FKは胆が冷える。これは何とか防いでみたもののその後CKではあっさりと決められてしまった。後ろから走り込んだ選手の頭にピタッと合わせて先制点を献上したのだった。
 ああ、2試合続けてCKからの失点。どうも今シーズン守備が上手くいかない。失点が止まらない。力強さがない。だがその弱点についてこんな曖昧な表現しか思いつかない自分も情けなくなるのだった。
 点が欲しい、点が欲しい。そんな想いだけは沸き上がるも一向にそれが実を結ばない。そしてついにメンバーを代える。清水、カズに代わってミキッチ、寿人。攻撃的布陣で勝負に出た。だがまだ決められない。すると最後のカードとしてウタカに代わって皆川が入った。ここで正直なところもう点が入らないと思った。何せ前節まるでいいとこの無かった皆川、もうこの選手にゴールを期待する方が間違ってると強く言い聞かせるのだった。
 だがここでミキッチが右サイドからクロス。GKもDFも触れないそのボールをヘディングで叩き込んだ選手がいた。ネットは揺れ紛れもなく決まったと分かるゴールだった。そして歓喜に沸く中、なんと決めたのが皆川だと知るのだった。
 やった。皆川、決めたじゃないか。
 さっきまで散々悪評を並べ立ててた癖に皆川の名前を叫びまくりそうになった。もはや逃げ切りの体制に入ってた相手に決めたゴールは単なる1点以上に価値があった。
 それでもまだ勝った訳ではない。そう思ってるとまたしてもミキッチの右サイドから角度のないシュート。GKが弾くとボールを叩き込んだのは寿人、今シーズン3ゴール目を決めたのだった。
 逆転、逆転、逆転。そして何より寿人が決めたというのが嬉しい。出場機会に恵まれない寿人だがこうして結果を出すことによってまた出番を増やして欲しい。そして何より寿人のゴールは盛り上がりが違うのだった。
 残り時間を考えるといい時間に勝ち越しゴールを決めた。だがここから守るのではなくまわよくばもう1点とばかりに攻めていく。点では心許なかったのかもしれないがそれは正確性を欠き逆襲を受ける。そしてバイタルエリアでボールを回され取りきれない。するとサイドからのアーリークロスが上がるとまたしても後ろから走り込んだ選手にヘッドで決められてしまったのだった。
 とても綺麗にとても簡単に決められたように見えた。せっかく勝ち越したのにどうしてこんなにすぐやられてしまうんだろう。まるでそれはわざとやってるかのようにキッチリと同点ゴールを与えてしまうのである。しかも決めたのは伊藤翔。これも毎回同じ選手に決められてるのであった。
 再び勝ち越しを狙いたい。クロスを入れパスをつなげ、そして浅野のドリブルによる切り込みからもシュートを狙うも壁を崩し切れない。そしてそのままタイムアップをするとガックリと選手は倒れ込んだ。そして観ているぼくも倒れ込んでしまうのだった。
 あの失点、防ぎきれなかったのかなあ。
 そんな疑問が頭の中を駆け巡る。
 やっぱり勝てないのか。リードをしても追いつかれてしまう。一体この先どうやったら勝てるのだろう。浅野はこれでいなくなってしまった。そして塩谷もオリンピック出場により次節からはいない。
 どうやって勝つんだろう、どうやったら勝てるんだろう。
 その疑問はいつまでもいつまでも頭の中を周回していき、回答の出る目処はちっともなさそうなのだった。

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