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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles

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2016年3月22日 (火)

大宮戦~大量得点でのリーグ戦初勝利

2016/03/20 大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島 NACK5スタジアム大宮
「湘南の時もこんな感じだったんだよな」
 ドクトルがつぶやいた。
 確かにサンフレッチェは巧みなパスワークで相手の突きいる隙を与えない。そこまではいいものの最後のプレーに精度がなくゴールにつながらない。リーグ戦、初のFWでのスタメンとなった浅野もシュートを外してしまったりする。ウタカもトラップから反転、そこからゴールに迫るというプレーをしときながらシュートに至らなかったりする。
「ああ、もどかしい」
 そんな愚痴を言ってしまったものの、隣に座ってた仲間がそれは選手もそう思ってますよという言葉にぼくの悪態は自制されたのだった。
 もしこのまま点が取れなかったら。いつものように攻めてる時間に点が取れずにその内失点して負けてしまうのではという危惧を感じた。何とか点を取らないと。何とか、何とか。そんな願いをかけてしまうのだった。
 するとペナルティエリア前でウタカにボールが入った。裏へ出す。浅野が走り込みクロスを入れた。するとその後ゴールネットが揺れていた。ゴールが観てるとこから反対側なのでよくわからない。でもゴールに入ったのは間違いないようだった。
 その瞬間アウェイゴール裏は沸き上がりウタカコールが鳴り響く。それでウタカのゴールだったことを知りやっとこの助っ人が結果を出してくれたと歓喜に沸く。が、その後すぐに冷静になるのだった。
「でもまだ安心できない。何せ3点入れても追いつかれてしまったことがあるからな」
 そう発すると皆思ってることは同じだったのか浮かれることなく戦況を見守るのだった。
 そしてそのままチャンスはつくるもののあと1歩のところで及ばない。やっぱり最後の精度なんだろうなと思った時またウタカにボールが入った。人数を掛けて寄せる大宮の選手。だがその相手の身体を通り抜けるように裏へボールを出した。抜け出した浅野。そこはシュートだ、打て、打て!そう叫ぶと同時にゴールネットにボールが突き刺さる光景が見えた。決めた、決めた。浅野が決めた、浅野が決めたぞーっ!
 飛び上がって喜び合う。それは追加点の喜びもあったが浅野が決めたというのが大きかった。今までリーグ戦先発の試合でゴールを決めたことがない。ようやく決めた、やっと10番の背番号が似合う結果を築きだしたのだった。
 0ー2でハーフタイムを迎えまずはリードすることができた。大宮にシュートらしいシュートを打たせてない。それでもぼくらはまだ忘れてない。3点入れて追いつかれてしまったことを。そして今シーズンリーグ戦未勝利だということを。2点のリードは安泰するにはまだまだ少ない点差なのだった。
 そしてハーフタイムを終えると大宮はメンバー変更を2人もやってきた。流れを変えようという意図なのだろうがこの交代には逆に大宮の余裕のなさを感じた。そしてそれが余裕へとつながったのだった。
 ところがこの選手起用が効をそうしたのだろうか、次第に押し込まれるようになっていった。ラインは下がり大宮の選手はどんどん前進する。気づくとサンフレッチェは防戦一方。もはやハーフコートでの試合となってしまった。
 跳ね返しても取られ、カウンターにしようにも決めきれない。それによって大宮はなおのこと圧力を高める。シュートは打たれボールの取り所もない。苦しい、苦しい。まるで水中を潜って息を止めてるようだ。早く息を吸いたい、息を吸いたい。が、それも叶わずついにゴールを許してしまったのだった。
 1点差。勢いづく大宮。これで大宮は尚更イケイケとなっていった。ペナルティエリアに入られる。寸でのとこでシュートをブロックしたりすると冷や汗が出る。もうこのままやられてしまうのではないか。せめて選手を入れ替えたい。そう考えてるとピッチサイドには清水が準備していたのだった。
 大宮はもはや恐れるものは何もないというばかりだった。だがそこに隙があったのだろうか、一瞬大宮のプレスがかからなくなるとパスで前線につながった。ドリブルする柴崎。浅野へ出すと縦へ抜けて左からグラウンダーのクロス。中央に柏が詰めるもディフェンスに潰される。そして転がり続けるボール。そのまま通り抜けるかと思っていたら青山が追いつき無人のゴールに押し込んだのだった。
「うおおおおおおおっ!」
 一斉に立ち上がるアウェイゴール裏。苦しい苦しい時間帯に得た追加点はこの日一番の盛り上がりをみせるのだった。
 いける。いける、いける、いける。このゴールは間違いなく勝利に近づけるゴールだった。
 この後浅野に代わり清水が入る。勢いは止まらない。青山が裏のスペースに出すと走り込んだ柏はドリブル。進む、進む、進む。カットインしてシュート。ズドンとネットに突き刺さったのだった。
 4点目。そしてどうもこのところドリブル勝負を仕掛けないと思ってた柏が入れたというのが大きかった。柏もこれで自信を持ったのか、この後どんどんドリブルで仕掛けていくのだった。
 すると逆サイドの清水も1対1となると果敢に勝負する。球際の勝負も負けない。そして相手がうずくまってる隙にクロス。そのまま入るかと思われた弾道はポストに当たる。が、それを柴崎が詰めて押し込んだ。
 5点目。まだまだいける。まだまだ欲しい。そしてそんな勢いに押されて途中出場の茶島がとんでもないスピードでドリブルで上がっていく。茶島ってあんなにスピードあったのかよと驚く。そしてフリーの見方に出す。完全な得点チャンス。が、これをディフェンダーにぶち当ててしまった。
 その後も同様のチャンスが何度もめぐってくる。それでも決めきれないい。あれは決めれただろうと思うももはや勝利は確信してるだけに切迫感はない。それでも今まで勝てなかった鬱憤はこんなものじゃ収まらない。
 時間がなくなる。終わってしまうのが惜しい。流れるようなパスワークはもう痛快だった。が、そんな時佐々木がタックルを受け倒れ込む。うずくまったまま立ち上がることはなくそのままピッチを去ってしまった。
 激高する森保監督。後ろから膝に入れたみたいでさすがにそれは酷いだろとぼくらは囁きあった。そのすぐ後に試合は終了したが佐々木の怪我を想うと少し後味の悪さをおぼえた。
 それでもリーグ戦初勝利。浅野とウタカの連携の絶妙さ、柏のゴール、大量得点。浮上のきっかけの足掛かりはできた。そしてそれを願うかのようにゴール裏のコールはいつまでも鳴り止まないのだった。

2016年3月20日 (日)

大宮戦~スタジアムに着く

2016/03/20 大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島 NACK5スタジアム大宮
 あれは桜かな。
 電車からちらっと見えた鮮やかな花模様にそう感じたが多分樹木の様子からいって違うだろう。それでも桜の花が咲き乱れる、そんな風景が似合いそうな春の陽気だった。気分は晴れやか、そんな日にサンフレッチェの試合に行くのは快適だった。
 でもよく考えたら浮かれてばかりもいられない。チームはリーグ戦でまだ未勝利。順位も下位に低迷しこのままいくとズルズル降格争いに巻き込まれるなんてことにもなりかねない。しかも前回のこのスタジアムでの対戦、3点取りながらも追いつかれてしまったという苦い記憶もある。ここは気合いを入れなければならない。油断できない。気を抜けない。
 そう意気込むものの仲間からチケットが取れず観戦できないという連絡を受けがっくりする。ぼくが買ったのも4日前くらいだったけどいつの間にか完売してたようだ。おそるべし、NACK5スタジアム。キャパシティが小さいだけあってちょっと人が集まるとすぐに満席になるようだ。
 だからこそ早めにスタジアムにたどり着かないと席の確保が難しい。にも関わらずサッカーの練習に出てしまったぼくは時間ギリギリだ。ただそこはドクトルが先に行って席を確保しててくれるというのでありがたい。全くもってぼくはいつも人の世話になってるのだった。
 京浜東北線に乗ったぼくは赤羽で高崎線に乗り換えるか思案する。その方が速いはずだが数日前電線火災で止まってしまってどうもこの路線に信用がなくなった。どうも湘南新宿ラインから高崎線、宇都宮線の類はトラブルが多いような気がする。これも直通運行を増やした弊害だという話もあり過度に便利になり過ぎたインフラというのも綱渡りのような脆弱性があり一体どっちがいいんだろうと考えたりもするのだった。
 そして大宮駅に降りると埼玉の中心というだけあってさすがに人が多かった。それなのに街を歩くとどことなく地方色が出ている。首都圏にありながら東京の陰に埋もれないという意識があるのだろうか。そしてこれまた埼玉らしい細い路地のようなすずらん通りという商店街には「歓迎 サンフレッチェ広島」というのぼりが出ていた。そんなものまで用意しているとこに何となく嬉しさを感じるのだった。
 ただ、この頃から段々と日が傾いてきて空気が冷たくなる。もしかしてもと厚着をしてきた方がよかったかと少し後悔もするがそこは歩行速度を速めて体温を上げようと努めるのだった。
 氷川神社を抜けやっとスタジアムにたどり着く。アウェイ自由席はもう一杯だ。メールに届いた席番号からドクトル達と合流することができた。
 お疲れさん、と声を交わし席につく。傾斜のあるスタンドからのサッカー専用スタジアムはピッチがよく見渡せる。そして日が地平線へと傾いた時、その日光を真正面から視界に入ってきたもののそれほどの眩しさは感じなかった。どことなく日差しが弱い。そしてそれに伴い肌寒さも感じる。
 密着するように座る2階席でこの密集がせめてもの防寒になってるなと感じるのだった。

2016年3月16日 (水)

ブリーラム・ユナイテッド戦~絶対的ノルマ達成

2016/03/16 ACL予選リーグ サンフレッチェ広島vsブリーラム・ユナイテッド 広島広域公園陸上競技場
 「ACL、死ぬ気で闘え」
 そんな横断幕が貼られてた。が、それはサンフレッチェを応援する者、全ての思うとこだった。これまでの2戦、先制しながらも逆転負け。そしてリーグ戦を含めると5戦勝ちなし。本当に勝つ気あるのかと言いたくもなる。
 そしてスタメンに名を連ねた選手。浅野のワントップ、シャドーの野津田は予想の範疇だったがもう一人のシャドーに宮吉がいたのは予想外だった。まだサンフレッチェでのプレーをあまり観たこともないのでどういうパフォーマンスをするかというのは楽しみでもあった。
 ところがこの宮吉、ちっとも存在感がないのだった。一応こぼれ球からシュートを放ったもののまるっきり枠外。この選手の獲得はもしかして外れかもしれない。
 とはいえシュートに精度がないのは宮吉一人ではなかった。浅野、野津田、丸谷、それぞれの状況でシュートを放つものの枠にいかない。一体ゴールの幅をどれだけ広げれば決めることができるんだろう。
 それでもシュートを打ってるだけいいのかもしれない。だけど勝たなければいけない。勝つためにはゴールがいる。シュートが枠にいかないのは相手の守備の人数が多いことも理由にある。もっとボールを奪ったら速攻という場面をつくりたい。どことなく丁寧に丁寧にいきすぎてるような気がする。
 そう思ってた時だった。中盤でボールを奪うと宮吉へ。するとディフェンスラインの裏へスルーパス。そのボールに反応した浅野が全速力でボールを追う。速い、速い、強い。ディフェンダーのチェイシングを受けながらも突き進むとGKが飛び出してきた。防がれたと思った時、ゴールへ向けてボールを転がすとGKをすり抜けてゴールに入ったのだった。
 先制点。よし、浅野、よく決めた。そこでまずはリードを手に入れたがこれで喜んでてはいけない。ACLでの先の2試合ではいずれも先制しながらも逆転負けをしている。まだまだ、まだまだ喜ぶのは早いのだった。
 そして後半。またしても中盤から青山のパスが出ると野津田が方向を変える。それがまたディフェンスラインの裏へスルーパスとなった。そしてこれを浅野が爆発的なスピードから食らいつき、2点目を決めたのだった。
 よし、追加点。
 点を入れたんぽは嬉しいが、これで喜んでばかりはいられない。問題はこの先だ。どうも今シーズンは無失点で終わる試合がなく2点くらいでは不安は払拭されないのだった。
 そしてメンバー交代で柴崎が入る。その為、ピッチを退いた宮吉はもうちょっと観たかったなという気がするのだった。
 ところがこの後、ペナルティエリア進入で右から折り返されると柴崎に処理するのに困難なボールが出る。それを持ち前の技術で難なくボールを処理するとボールは逆サイドへ。駆け寄った清水。ズドンと弾丸のようなシュートはゴールネットに突き刺さったのだった。
 3点目。何とか勝利は見えてきた。だが2連敗しているサンフレッチェはここで大量点を入れないといけない。だからもう1点欲しい。もう1点、もう1点。
 ミキッチを入れ、皆川を入れ変化を与えようとする。だがここからゴールは遠くなり結局3ー0で終わってしまったのだった。勝ったのはよいことだが得失点を稼ぐには物足りない結果でもあった。
 それは選手も感じてるようで整列する選手の顔に笑顔はなかった。でも今シーズン初勝利。そう考えると浮上のきっかけとなる試合となった。果たして本当にそうなってくれるかどうか、それは週末のリーグ戦にかかってるのだった。

2016年3月13日 (日)

湘南戦~勝てない、どうしても勝てないサンフレッチェ

2016/03/12 サンフレッチェ広島vs湘南ベルマーレ エディオンスタジアム広島
 開幕以来4試合勝ちなし。ACLを含んでの話だがまさかここまで勝てないと思った人がいただろうか。そもそも開幕前のゼロックスを観た時、今シーズンもいける、誰もがそう思ったのではないだろうか。舐めていた。打ちのめされた。もはや前年度王者などという余裕はなくなってしまったのだった。
 一体ここまで勝てなくなった理由は何なんだろう。カズの欠場、もしくはドウグラスの移籍。そのどちらも理由になりそうだが明確にピンと来ない。分からない、一体何が変わったんだろう。
 ところがそんな気の迷いもハードプレスに来る湘南の選手をひらりとかわしていなすプレーに安心感を得る。全身全霊で奪いに来る湘南に対してボール裁き、身体の動きでかいくぐるサンフレッチェのボール回しに一方的な試合となっていくのだった。
 今日こそは勝てる。
 そんな気分になったのは無理もないだろう。それほどサンフレッチェはボール保持の時間が続いたのだった。
 後はシュートだけ。そう、あとはシュートだけだったのだ。だけどそのシュートがちっとも枠に入らない。ミキッチがクロスを上げてボレーシュートを試みるも寿人がブロックしてしまう。ウタカもヘディングを綺麗に外す。抜群の決定力を誇ってた塩谷もシュートを大きく外してしまう。ああ、一体みんなどうしてここまで最後の精度がないのだろう。
 それでもその内ゴールは訪れるだろう。そんな希望的観測は当たるには当たった。だがそれは敵のゴールとしてだった。数少ない湘南の攻撃にはある程度余裕を持って対応していた。が、バイタルエリアからパウリーニョの放ったミドルシュートはGK林の手を弾いてゴールネットに突き刺さったのだった。
 ああ、またしても先に失点してしまった。そしてあれだけ手数を掛けて攻めても入らなかったシュートをいとも簡単に決められてしまったことに深い失望感を味わうのだった。
 今日こそは、今日こそは勝利。そんな怨念にCKのチャンスを与えられた。そしてCKが放たれると主審の笛が鳴りプレーが止まるとペナルティエリアの中では塩谷が倒れていたのだった。え、ということはPK?
 そして主審はPKを宣告した。これはラッキーだった。打てども打てども入らなかったシュートに対してこんな形で恩恵が与えられるとは。だがそれも決められなければ意味がない。ペネルティスポットに立ったウタカ。果たして決めることができるのか。
 すると力を抜いたシュートがGKの逆を突き入ったのだった。上手い、やっぱりウタカは上手かったのだ。そんな感嘆をする程ウタカのPKは見事だった。
 これで同点。振り出しに戻ったことで逆転の芽が出てきた。急がず慌てず後ろからつないでいく。そして湘南はプレスを掛ける。すると塩谷のパスが弱かったのを起因としてミキッチのトラップのボールをかっさらわれてしまった。懸命に戻るディフェンス。だがそれも追いつかずまたしても湘南に勝ち越し点w決められてしまうのだった。
 ああ、嘘だろ。何でそんなことするんだよ。
 完全なミスからの失点にモチベーションは大きく後退した。考えてみれば今シーズンこんな形でばかり失点してる。結局のところ前が点を入れないから手数を掛けてる内に隙を突かれてるのではないだろうか。
 もはや点を取らないといけないサンフレッチェ。サイドから、中央から、セットプレーから、色んな方面からゴールに攻めるも最後は湘南の身体を張った守りに跳ね返されてしまう。ああ、もう時間がない。負けてしまうか。アディショナルタイムに入ると絶望感は一層に強くなっていくのだった。
 入れる、弾返す、入れる、弾返す。その繰り返しだった。これだけゴール前人数掛けて守られたらどうしようもない。返す返す勝ち越し点を与えたことを悔やむのだった。
 時間がない。最後のワンプレー。そんな終了間際浅野がペネルティエリアに切り込む。そしてファーサイドにシュート。いや、クロスか。どちらとも取れるライナー性のボールに柴崎が飛び込む。が、届かない。と思っていたらその後ろに戻ったディフェンダーの脚に当たってゴールに入ったのである。オウンゴール、同点である。
 やった。やった、やった、やった。とりあえずは同点になった。そして試合終了。がっくりとうなだれる湘南の選手を後目にこちらとしては胸がすく想いであった。
 だがそのすぐ後に思いついたのだが試合は決して勝ってないのである。そして公式戦5試合勝ちなしである。これはさすがに絶望的な成績に思われた。
 勝てない、勝てない、勝てない。一体どうやったら勝てるんだろう。その回答、わかっていたらとっくに改善されてるはずだ。いや、もしかしてわかってはいるが単なる力負けなのだろうか。
 勝ちたい。本当に勝ちたい。勝利への渇望が止まらない。一体いつになったら勝利する姿を観ることができるのだろうか。ため息と共に気の遠さも感じるのだった。

2016年3月 7日 (月)

名古屋戦~ようやく掴んだ勝ち点1

2016/03/06 名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島 トヨタスタジアム
 公式戦3連敗。さすがに余裕がなくなった。とにかく失点が止まらない。あれほど堅いと言われた守備は数字の上ではまるで弱くなってしまった。
 だが失点というものは守備だけの問題ではない。中盤のつなぎのとこで寿人はパスが短く敵にかっさらわれてしまった。攻撃に反転する名古屋。戻るサンフレッチェの選手。が、ゴールへ向かう状態の時、有利なのは攻撃側である。すると名古屋は左のスペースへ出すとシモビッチは余裕でゴールに入れてしまうのだった。ああ、また先に失点したか。また勝てないのか、そんな暗雲が立ちこめるのだった。
 ところがこの後サンフレッチェの時間が訪れる。サイドを切り裂く。パスで相手をいなす。そしてミキッチがペナルティエリア深くに入ってクロス。柴崎ボレー。詰めるディフェンダー。が、寿人の足にあたるとこーsが変わりゴールに吸い込まれたのだった。
 同点。良かった。そしてこれは寿人のJ1歴代最高得点を記録した。この記念すべきゴールにぼくらは狂喜乱舞する。そしてこの気分の高揚は絶対にチームを良い方向に導きそうだ。いけ、いけるぞ。逆転を目指すぞ。
 サンフレッチェの攻撃は冴えてきた。寿人に代わって浅野が入るとまた違った攻めかたが現れる。ディフェンスラインの裏へボールを出すと猛烈なスピードでボールをモノにしてくれる。ペナルティエリアに入るとGK楢崎をかわすべくボールを浮かした。ボールを掴むべく手を伸ばす楢崎。足に引っかかった。倒された浅野。PKだろ!が、そのプレーに笛は吹かれることなくそのままゴールキックとなってしまったのだった。
 それはないだろ。あんなの完全に倒してるじゃないか。そしてそのジャッジについて抗議した青山に対してイエローカードが提示された。でもあの抗議はぼくらの声を代弁してくれたようなものだった。だからこそあの画一的な対応に敵意を感じざるをえなかった。
 そしてその後もいい場面はつくるもののどうも雑な気がする。つながるべきとこでつながらない。ミスが多い。前節よりはよくなってるような気はするがつい3ヶ月も前には外国のチームと対戦してその戦いぶりに賞賛を浴びたチームとは思えない。ああ、一体サンフレッチェはどうしてしまったんだろう。
 1点、1点を取りたい。それなのに攻めきることができずそのまま名古屋の逆襲を受けてしまうのだった。
 守れ、防げ、止めろ。そんな焦りを感じる。そしてクリアするもまた相手ボール。ああ、もう時間がないのに。そしてそんなことを繰り返してる内に試合は終わってしまったのだった。
 1ー1、引き分け。これでようやく勝ち点1を獲得することができた。だけどそれで精一杯だ。勝てない、勝てない、勝てない。果たして今シーズンはいつになったら勝つことができるんだろう。
 勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい。一体どうやったら勝てるんだろう。今はそのイメージがまるで沸いてこないのだった。

2016年3月 2日 (水)

FCソウル戦~惨敗

AFCチャンピオンズリーグ2016 グループリーグ 第2戦  3月01日    FCソウルvsサンフレッチェ広島 ソウルワールドカップスタジアム

 初戦を落としてるサンフレッチェはここで勝たないと厳しい。だがターンオーバーをするサンフレッチェは大きくメンバーを変えてきた。浅野、ウタカ、水本、丸谷、野津田が先発出場。宮原、キム・ボギョンが今期初出場を果たした。言ってみればこれはリーグ戦のサブ組。それでも疲労を抱える主力を出すより戦力になるという発想だろう。リーグ戦とカップ戦でメンバーを入れ替えるという選手起用は森保監督になってずっとやってるスタイルだった。

 こういうやり方、上手く嵌ればやり繰りが上手いと賞賛されるものの結果が伴わなければ手抜きと評される。選手の成長を促す為にもなるべく実践経験を積ませてやらないといけないもののいざそれやるとなると勇気がいるものだ。そして毎年主力選手が移籍してしまうサンフレッチェにとってはこうやらざるを得ない事情があるのだった。

 ところがこの出場機会のないメンバーによるチームが先制点を入れてしまう。清水のCKから千葉が決めた。ピンポイントに蹴ったボールに千葉のヘディングもドンピシャリのタイミングだった。かつてはサイドからクロスを送ってもキックの精度がなくありとあらゆるチャンスを潰してきた清水だがCKを任されるまでなったとは。その調子でもっと左サイドを崩して欲しいと期待を寄せた。

 だがどことなくパス回しが上手くいかない。パスにしろドリブルにしろ全てが引っかかる。まるでそれは全ての動きが読まれてるかのようだ。そこで思い出した。このチームに高萩洋次郎がいることを。

 かつてのサンフレッチェ10番の高萩はFCソウルで中心的選手としてプレーしてるようだった。日本ではKリーグへ移籍となるとどうしても都落ちというイメージが付いてしまう。あまり情報も入ってこないKリーグ、興味の対象とするには確かに厳しいものがある。だがそのKリーグのクラブにJリーグのクラブはことごとく勝てないのである。そして今回もそれは例外ではなかった。

 せっかくの先制点もあえなく同点にされてしまうとその後一方的に点を入れられ続け結局4失点もしてしまったのだ。もうこれは力の差は歴然としてた。一体こんなのでどうやって昨シーズン、クラブワールドカップなどで勝ち進んだんだろう。もはやどうやったら勝てるのかさっぱりわからなくなってしまった。

 惨敗。そして公式戦3連敗。さすがにもう笑ってはいられなくなった。果たして対戦したFCソウルの高萩はこのチームに対してどんなふうに感じたのだろうか。

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