ゼロックススーパーカップ開幕
2016/02/20 ゼロックススーパーカップ サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 日産スタジアム
眩しいくらいの輝きを放つ朝日に本当にこの日天候が崩れるんだろうかと疑問を感じたものの、時間が経つに従ってみるみる空は雲がかり雨粒が落ちてきた。天気予報はやはり当たるもんだなと妙な感心をするのだった。
とはいえ、栄えあるリーグ前哨戦が青空の下でないというのは不思議な感覚だった。まだ春の入り口の時期、雨は体感温度を奪っていくのだった。
入場した選手のユニフォームは当然濡れてた。だがそんなことよりももうシーズンが始まったのかという感慨の方が多きかった。長く厳しいシーズンの幕開けである。
果たして今シーズンのチームは上手く機能するのだろうか。そんな不安があったもののサンフレッチェは巧みにボールをつなげていく。青山など、敵の目の前でボールを受けてるのにどうして奪われないのか不思議だったが身体の向きが絶妙なのだ。そしてそれぞれの選手が連動した動きからパスコースをつくり試合を彩る。確かにサンフレッチェはパスをつなげるチームだったがより洗練されて見えたのはクラブワールドカップを経験したせいなのだろうか。ふとそんなことが頭を過ぎったのだった。
それでもさすがに強豪のガンバである。いくらボールを回してもシュートまでたどり着かない。むしろフィニッシュに関してはガンバの方が効率がいい。もしかして少ないチャンスをいかして決められるのではないかという危惧を抱きつつそのままハーフタイムを迎えたのだった。
雨は一層強くなっていった。悪くはないんだがどうもサイドの突破がはかれない。そこは相当マークをされてるようだ。そこで右サイドのミキッチは抜かずにアーリークロスを入れた。DFとGKの間、だが前に出たGKに処理されようとした瞬間飛び込んだ選手がいた。伸ばした足にチョコンと当たるとクロスは軌道を変えゴールに入ったのだった。
今シーズン公式戦初ゴール。そしてそれを決めたのは寿人だった。
「寿人、寿人、寿人、寿人!」
心の叫びが止まらない。記念すべき2015年の1号ゴールを決めた寿人に賞賛の念がやまないのだった。
そして今度は左サイド柏が駆け抜けた。ペナルティエリアへクロスをあげるとガンバの丹羽に当たる。瞬間ホイッスルが鳴りPKを宣告された。激高する丹羽。顔に当たったと主張するも不必要に手を上げてた。その辺がファールと判定されたんだろう。
PKのキッカーは寿人と代わって入った浅野。ゆっくりとした助走から放ったキックはスパッとゴールに突き刺さった。2点目。これで大分楽になった。
ここまで来るとガンバに攻撃の隙を与えない。圧倒的なボール支配。このまま勝てるだろう。そう考えたのも束の間、早々に失点してしまうのだった。サイドからのアーリークロスがディフェンスラインの裏へ入ると宇佐見が飛び込んだヘディングが入ってしまうのだった。
1点差になってしまった。そのあまりにも綺麗なやられ方に唖然としてしまう。と同時に暗雲が立ちこめてしまった。やはり楽な試合はないのだった。
ピッチにはピーター・ウタカが柴崎に代わって入る。ドウグラスの後釜という立ち位置だろうが果たしてそこまでの役割をこなせるだろうか。そんな疑念があったもののバイタルエリアからバツンと強烈なシュートを放った。残念ながらGKに防がれてしまうもそのシュートへつなげた技術の高さは伺いしれるのだった。
そしてCK。茶島の上げたボールは中央から逸れてしまう。するとその落下地点にいたウタカがシュート。これがゴールに突き刺さる。サンフレッチェ加入後初の試合で早々に点を決めてしまうのだった。
3点目。そして2点差。勝利を意識してもいい時間になってきた。だがそれでも攻撃の手を休めない。この試合、後何点取れるんだろう。
そんなことを考えていたところ結局そのまま3ー1で勝つことができたのだった。
ゼロックス優勝。考えてみればこの大会、何気に縁がある。4回の出場でいずれも勝利してることからも縁起のいい大会であるのは間違いなかった。
そして1週間後にはリーグ戦が始まる。果たして今シーズンはどんな1年になっていくのだろうか。
とはいえ、栄えあるリーグ前哨戦が青空の下でないというのは不思議な感覚だった。まだ春の入り口の時期、雨は体感温度を奪っていくのだった。
入場した選手のユニフォームは当然濡れてた。だがそんなことよりももうシーズンが始まったのかという感慨の方が多きかった。長く厳しいシーズンの幕開けである。
果たして今シーズンのチームは上手く機能するのだろうか。そんな不安があったもののサンフレッチェは巧みにボールをつなげていく。青山など、敵の目の前でボールを受けてるのにどうして奪われないのか不思議だったが身体の向きが絶妙なのだ。そしてそれぞれの選手が連動した動きからパスコースをつくり試合を彩る。確かにサンフレッチェはパスをつなげるチームだったがより洗練されて見えたのはクラブワールドカップを経験したせいなのだろうか。ふとそんなことが頭を過ぎったのだった。
それでもさすがに強豪のガンバである。いくらボールを回してもシュートまでたどり着かない。むしろフィニッシュに関してはガンバの方が効率がいい。もしかして少ないチャンスをいかして決められるのではないかという危惧を抱きつつそのままハーフタイムを迎えたのだった。
雨は一層強くなっていった。悪くはないんだがどうもサイドの突破がはかれない。そこは相当マークをされてるようだ。そこで右サイドのミキッチは抜かずにアーリークロスを入れた。DFとGKの間、だが前に出たGKに処理されようとした瞬間飛び込んだ選手がいた。伸ばした足にチョコンと当たるとクロスは軌道を変えゴールに入ったのだった。
今シーズン公式戦初ゴール。そしてそれを決めたのは寿人だった。
「寿人、寿人、寿人、寿人!」
心の叫びが止まらない。記念すべき2015年の1号ゴールを決めた寿人に賞賛の念がやまないのだった。
そして今度は左サイド柏が駆け抜けた。ペナルティエリアへクロスをあげるとガンバの丹羽に当たる。瞬間ホイッスルが鳴りPKを宣告された。激高する丹羽。顔に当たったと主張するも不必要に手を上げてた。その辺がファールと判定されたんだろう。
PKのキッカーは寿人と代わって入った浅野。ゆっくりとした助走から放ったキックはスパッとゴールに突き刺さった。2点目。これで大分楽になった。
ここまで来るとガンバに攻撃の隙を与えない。圧倒的なボール支配。このまま勝てるだろう。そう考えたのも束の間、早々に失点してしまうのだった。サイドからのアーリークロスがディフェンスラインの裏へ入ると宇佐見が飛び込んだヘディングが入ってしまうのだった。
1点差になってしまった。そのあまりにも綺麗なやられ方に唖然としてしまう。と同時に暗雲が立ちこめてしまった。やはり楽な試合はないのだった。
ピッチにはピーター・ウタカが柴崎に代わって入る。ドウグラスの後釜という立ち位置だろうが果たしてそこまでの役割をこなせるだろうか。そんな疑念があったもののバイタルエリアからバツンと強烈なシュートを放った。残念ながらGKに防がれてしまうもそのシュートへつなげた技術の高さは伺いしれるのだった。
そしてCK。茶島の上げたボールは中央から逸れてしまう。するとその落下地点にいたウタカがシュート。これがゴールに突き刺さる。サンフレッチェ加入後初の試合で早々に点を決めてしまうのだった。
3点目。そして2点差。勝利を意識してもいい時間になってきた。だがそれでも攻撃の手を休めない。この試合、後何点取れるんだろう。
そんなことを考えていたところ結局そのまま3ー1で勝つことができたのだった。
ゼロックス優勝。考えてみればこの大会、何気に縁がある。4回の出場でいずれも勝利してることからも縁起のいい大会であるのは間違いなかった。
そして1週間後にはリーグ戦が始まる。果たして今シーズンはどんな1年になっていくのだろうか。
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