オリンピック・アジア予選優勝
2016/01/30 オリンピックアジア予選決勝 U22韓国vsU22日本 カタール・ドーハ
日本はどうしてこんなに弱いんだろうか。代表戦を観る時、特に韓国戦の時はそう思ってしまう。ボールが奪えない、ボールを運べない、プレスに簡単に引っかかる。貧弱、何と貧弱な代表なのだろう。
それにも関わらず遅い時間まで起きてたのは少しでも期待があったからである。が、それも単純な放り込みにマークがつききれず失点した日には激しい後悔の念が沸き上がるのだった。ああ、とっとと寝てればよかったと。だがそれでも寝床に就くことはなくそのままハーフタイムを迎えたのだった。
後半になると仕切り直しでいくらかはマシになってくるだろう。またしてもそんな淡い期待を寄せるもいきなり追加点をぶち込まれてしまった。ああ、やっぱり観るんじゃなかった。一応オリンピックは出場を決めたので消化試合ではあるのだがここで勝って優勝するかどうかで気分は大きく違うのだ。ましてや相手は韓国。前回大会では3位決定戦で見事にやられてしまったという屈辱がふつふつと思い起こされる。ああ、やっぱり韓国には勝てないのだろうか。
日本はまるで急勾配の山を登ってるかのようにゴールが遠い。2点差というスコア。まるでこれは精神修行をさせる為にやってるのだろうか。だとするとぼくにはとても耐えられない苦行でしかないのだった。
だがここでベンチに動きがある。ビブスを脱いだ選手。それは浅野だった。国際試合の舞台で浅野が観れる。それだけで意識が覚醒され、途端に身を乗り出してしまうのだった。そして交代で浅野がピッチに入る。よし。ここで活躍すると一気に脚光を浴びるぞ。
実はこの大会、浅野は何度か出場してるもののどこかぱっとしない。打てばいいとこでパスをしてクリアされてしまったり。肝心なとこで決めれなかったり。チャンピオンシップやクラブワールドカップでの活躍は実は幻だったのではと思うのだった。
依然として攻められっぱなしの日本。これだけ一方的な展開だと浅野にボールが渡らない。クリアしても全部相手の前にボールが行ってしまうのである。この大会、浅野にとっては見せ場のない大会だったなともう終わったかのような気でいた時、日本の選手がゴールラインまでえぐる場面が出た。そしてマイナスへラストパスを出すと詰め込んだのは浅野。シュートを放った。が、その勢いはなくボテボテとGKに処理されてしまうのだった。
ああ、千載一遇のチャンスも得点に結びつけることができなかったと悔やむもこのプレーが呼び水になったのだろうか。中盤でボールを奪うとディフェンスラインの裏へスルーパス。抜け出す浅野。飛び出すGKをかわしたシュートは吸い込まれるようにゴールに入ったのだった。
1点。まだ負けてはいるがあれだけ攻め手のなかった日本にゴールが生まれた。そしてそれを今大会ノーゴールの浅野がやったというのも勇気を呼んだ。まだ行ける、まだ行けると誰もが感じたのだった。
すると今度は左サイドからの突破からクロスが上がる。ニアに走る浅野。だがその頭上を越えてしまうもその後ろには矢島が。ヘディングシュートはGKの手の届かないコースに決まったのだった。
同点。同点、同点、同点。行ける、行けるぞ。このまま引き分けで満足する訳にはいかない。もう1点。もう1点、もう1点。
その後も日本の勢いは衰えない。だが均衡は崩れない。これに対して韓国は前に大きい選手を入れパワープレーに入る。跳ね返す日本。セカンドボールがなかなか攻撃につながらない。そこで前線にロングボールが出ると最終ラインで浅野がDFと競り合うと上手く身体を入れ替え裏へ抜け出す。飛び出したGK。だがこの動きの逆を突きゴールの隅に入れたのだった。
逆転。逆転、逆転、逆転。夜中だというのにぼくは大声を出しそうになった。浅野が決めた。ここぞという場面で本当に決める。いずれもスピードを生かし、なおかつGKもかわしたシュートだった。素晴らしい。本当に素晴らしい。ぼくの胸の高まりは収まらないのだった。
明らかな劣性のまま2失点した後での逆転。そこには浅野の存在が大きく作用した。誇らしかった。サンフレッチェの選手が試合の顔ともなったのである。このまま2ー3で勝利しアジア予選優勝が決まるとぼくの興奮冷めやらずもう今夜は眠れそうにないのだった。U22とはいえ日本代表にとって久々の明るい話題に酔いしれるのだった。
それにも関わらず遅い時間まで起きてたのは少しでも期待があったからである。が、それも単純な放り込みにマークがつききれず失点した日には激しい後悔の念が沸き上がるのだった。ああ、とっとと寝てればよかったと。だがそれでも寝床に就くことはなくそのままハーフタイムを迎えたのだった。
後半になると仕切り直しでいくらかはマシになってくるだろう。またしてもそんな淡い期待を寄せるもいきなり追加点をぶち込まれてしまった。ああ、やっぱり観るんじゃなかった。一応オリンピックは出場を決めたので消化試合ではあるのだがここで勝って優勝するかどうかで気分は大きく違うのだ。ましてや相手は韓国。前回大会では3位決定戦で見事にやられてしまったという屈辱がふつふつと思い起こされる。ああ、やっぱり韓国には勝てないのだろうか。
日本はまるで急勾配の山を登ってるかのようにゴールが遠い。2点差というスコア。まるでこれは精神修行をさせる為にやってるのだろうか。だとするとぼくにはとても耐えられない苦行でしかないのだった。
だがここでベンチに動きがある。ビブスを脱いだ選手。それは浅野だった。国際試合の舞台で浅野が観れる。それだけで意識が覚醒され、途端に身を乗り出してしまうのだった。そして交代で浅野がピッチに入る。よし。ここで活躍すると一気に脚光を浴びるぞ。
実はこの大会、浅野は何度か出場してるもののどこかぱっとしない。打てばいいとこでパスをしてクリアされてしまったり。肝心なとこで決めれなかったり。チャンピオンシップやクラブワールドカップでの活躍は実は幻だったのではと思うのだった。
依然として攻められっぱなしの日本。これだけ一方的な展開だと浅野にボールが渡らない。クリアしても全部相手の前にボールが行ってしまうのである。この大会、浅野にとっては見せ場のない大会だったなともう終わったかのような気でいた時、日本の選手がゴールラインまでえぐる場面が出た。そしてマイナスへラストパスを出すと詰め込んだのは浅野。シュートを放った。が、その勢いはなくボテボテとGKに処理されてしまうのだった。
ああ、千載一遇のチャンスも得点に結びつけることができなかったと悔やむもこのプレーが呼び水になったのだろうか。中盤でボールを奪うとディフェンスラインの裏へスルーパス。抜け出す浅野。飛び出すGKをかわしたシュートは吸い込まれるようにゴールに入ったのだった。
1点。まだ負けてはいるがあれだけ攻め手のなかった日本にゴールが生まれた。そしてそれを今大会ノーゴールの浅野がやったというのも勇気を呼んだ。まだ行ける、まだ行けると誰もが感じたのだった。
すると今度は左サイドからの突破からクロスが上がる。ニアに走る浅野。だがその頭上を越えてしまうもその後ろには矢島が。ヘディングシュートはGKの手の届かないコースに決まったのだった。
同点。同点、同点、同点。行ける、行けるぞ。このまま引き分けで満足する訳にはいかない。もう1点。もう1点、もう1点。
その後も日本の勢いは衰えない。だが均衡は崩れない。これに対して韓国は前に大きい選手を入れパワープレーに入る。跳ね返す日本。セカンドボールがなかなか攻撃につながらない。そこで前線にロングボールが出ると最終ラインで浅野がDFと競り合うと上手く身体を入れ替え裏へ抜け出す。飛び出したGK。だがこの動きの逆を突きゴールの隅に入れたのだった。
逆転。逆転、逆転、逆転。夜中だというのにぼくは大声を出しそうになった。浅野が決めた。ここぞという場面で本当に決める。いずれもスピードを生かし、なおかつGKもかわしたシュートだった。素晴らしい。本当に素晴らしい。ぼくの胸の高まりは収まらないのだった。
明らかな劣性のまま2失点した後での逆転。そこには浅野の存在が大きく作用した。誇らしかった。サンフレッチェの選手が試合の顔ともなったのである。このまま2ー3で勝利しアジア予選優勝が決まるとぼくの興奮冷めやらずもう今夜は眠れそうにないのだった。U22とはいえ日本代表にとって久々の明るい話題に酔いしれるのだった。
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