無料ブログはココログ

ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

JリーグPR

  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月30日 (木)

マリノス戦~勝てない日産スタジアム

2015/04/29 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島 日産スタジアム
 コンコースで並ぶ時、風が通り抜け寒ささえ感じてしまう。いや、失敗してしまった。上着は持ってきたとはいえシャツ1枚である。レプリカ姿で応援するには過酷な環境だ。
 そんな心配をしながらスタンドに入った。席に座るとやっぱり
寒い。せめて長袖を着てくれば良かった。そしてそれ以上に閑散としているスタンドの光景に寂しさをおぼえ、マリノスも集客に苦労してるのかなとなどと思うのだった。
 だがそのお陰であろうか、座ってるぼくをドクトルは簡単に見つけたようだった。去年はもっと入ってたような気がしたがとやはり同じようなことを言っていた。
 それでも試合時間が近づくにつれ段々とアウェイゴール裏の密度は増していった。そして中央に陣取るコアサポがコールをするとそれに声を合わせる人も多く、結構な声量は塊となって鳴り響くのだった。これこそ屋根があるメリット。ピッチも遠く傾斜もないこの日産スタジアムにとっては唯一の長所といったとこであろうか。
 アップの選手の登場により応援は一層沸き立ち選手が引き上げると落ち着きを取り戻した。するとスタジアムのライトが落ちる。そしてガガーンと大音量のBGMがスピーカーから流れるとオーロラビジョンで選手紹介が始まる。スタンドではペンライトが煌めきサーチライトがピッチを掛け巡る。おお、かっこいい。まるでコンサートでもやるようだ。その演出に酔いしれ思わずぼくもマリノスの声援に声を合わせそうになりハッと意識を取り戻すのだった。
 そして一連の映像による演出が終わるとピッチに照明の照明のカーペットが浮かび上がりそこに選手が入場する。暗いままのピッチ。だがそれはゆっくりとゆっくりと明るさを帯びてくる。どことなく全体が緑に見えるのは目の錯覚だろうか。
 気付くとキックオフの時間が近づいていた。
「また引いて守って前半スコアレスで折り返して後半に勝負を掛ける計算だろ。でもそれやって守りきれたことないんだよなあ」
 そんなことをつぶやいたぼくだが積極的に前からプレスを掛けるのだった。そして左サイドの柏に入ると攻撃のギアが入った時、ドクトルは言った。
「『戦術柏』だな」
 そう、今のサンフレッチェはとにかく柏にボールを渡して一人で打開してもらってる。それこそが戦術柏と言われる所以であるのだった。かつては困った時に右サイドのミキッチに預けてた。それが左右逆になってマリノスのゴールに近づいていくのだった。
 だが調子よく攻めてると思いきやボールを奪われるとその勢いに乗って逆襲を食らう。食い止めようとする守備陣。だがその間を上手く抜かれ伊藤翔に綺麗にゴールを決められてしまった。
 ああ、またしても早い時間での失点。またしても伊藤翔にやられた。そんなぼくの落胆を他所に応援席では選手を鼓舞すべくより大きい声援が出される。そしてその声に押されたか、その後は一方的にボールを持つ展開になっただけにこれが負けてる状態じゃなかったらと何度も思うのだった。
 日産スタジアム。ここは何かが憑依してるのかもしれない。事実もう何年もここで勝ってないのである。パスミスが起こる度にもしかしてここは空間がねじ曲がってるのではなどとオカルトめいたことを考えてみたりするのだった。

2015年4月25日 (土)

清水戦~光に満ちた快勝

2015/04/25 サンフレッチェ広島vs清水エスパルス エディオンスタジアム広島

 明るく朗らかな日差しは春の気持ちよさを醸し出していた。春の行楽気分には打ってつけの天候。そしてそれは寿人の月刊ベストゴール賞や千葉の250試合出場記録の表彰といったセレモニーをしたことによって試合に和やかさを入れるのだった。
 静かな立ち上がり。お互い相手の出方を伺い動きは少ない。後ろでボールを回すサンフレッチェ、ブロックを固めて前からのプレッシャーに行かない清水、そんな図式だった。放っておいたらこのまま時間ばかりが過ぎていきそうだったもののサンフレッチェは左右にボールを散らしつつ機を見て前線にロングボールを出す。それは左サイドの柏にフリーで渡りそこから再三に渡ってチャンスを作り出すのだった。ドリブルあり、クロスあり、シュートありの柏はもはやボールを預けてしまえば何かを起こしてしまいそうな雰囲気を持っている。
 その柏の個人技により攻撃は左サイドに偏ってきた。そしてそんな柏のドリブルはファールによりFKを得たのだった。ボールをセットした柴崎。右足を振りぬきゴール前へキックを放つ。速い弾道。そしてそれに合わせたのはディフェンダーの千葉だった。GKをかすめたヘディングシュートは見事ゴールに入ったのだった。
 先制点。だがこれはサンフレッチェの1000ゴール目というメモリアルゴールでもありゴールパフォーマンスとして1000の文字を作ろうとするもドウグラスが要領を得てないようで1000という文字になってなかったのが微笑ましくもあった。
 このところ先に失点することの多かったサンフレッチェにとってこの先制点は気持ちの上でも優位に立つことができた。そのせいかサンフレッチェの時間が続く。ゴール前でポン、ポン、ポンとつながり最後のところでクリアされるもそのお互いのプレーに笑顔で讃え合う余裕まであった。ところがそうやってちっともゴールにつながらない攻撃に相手の反撃を食ってしまった。中央からドリブルで侵入する清水の選手。それを阻止しようと食らいつくDF。だがそのことごとくは後ろから湧き出る攻撃の選手へと渡されかわされてしまい遂にはゴール真正面へ。放たれたシュート。もはやこれまでと眼を覆いたくなるも最後に林のセーブにより防いだ。助かった。最後尾に林がいることでどれだけ助けられたことか。これにより一度は傾きかけた流れを再び引き戻すことができるのだった。
 しかし、ゴールのない時間が続くとどことなく手詰まりになっていった。悪くはない。実際に勝ってる。もはや1点差で勝つことを考えればこのままやり過ごすというのも手だろう。だけどここで守ることを考えるより追加点を観たかった。守ろうとして守れるものではない。それより最後まで攻めて欲しい。それでいて失点すると不満を口にする癖に攻撃を観たいというのはもはやサンフレッチェを応援する者が持つDNAとして組み込まれたのかもしれない。
 ここで寿人とドウグラスという前線2人が浅野と野津田という若手に交代する。すると再び攻撃に活力が生まれゴールまでぐんぐん迫っていく。特に浅野は出るか出ないか、取れるか取れないか分からないようなボールを持ち前の快速とフィジカルを生かして収めるしまうのだった。そしてスピードに乗ったドリブルを仕掛けるとDFをものともせずユーとまで持ち込む。そこにはもはやゴールがなくて苦悩する浅野の姿はないのだった。
 そしてそんな浅野のドリブルによってゴール前に切り込むとマイナスで野津田にラストパスを出す。これは決まったと思いガッツポーズの構えまでしたもののよりによって野津田はこれを外してしまう。「ああ、野津田~」と頭を抱えてしまった。いくら何でもあの至近距離で枠を外すということはないだろ。何やってるんだよ、何の為に交代で入ったんだよと毒づきたくなるのだった。
 だがその後カズのインターセプトから浅野がドリブルで切り込みシュートモーションに入る。押し寄せる清水のDF。そしてその動きを予測してたか横へボールを転がすとそこへ野津田が入ると必死にブロックに入ろうとする清水の守備陣の寄せが間に合わない内にゴールに流し込んでしまったのだった。
 2点目。交代で入った野津田のゴールだった。浅野でチャンスを創り野津田で決める。そんなことが交代で入ってできるというのが頼もしかった。この時この2人に風格すら感じられた。結果が出れば同じ選手なのにここまで違って見えるのだろうかと思うのだった。
 そしてこのまま無失点で終わった。ピッチの選手には笑顔が溢れた。点が決められずに悩んでたが嘘のようにそこは光に満ちているのだった。

2015年4月24日 (金)

ナビスコカップ松本戦~予想外の快勝

2015年4月22日 ナビスコカップ予選リーグ 松本山雅vsサンフレッチェ広島 松本平広域公園総合球技場


 平日のナイトゲームのせいかスタンドはさながら場末の雰囲気を呈していたもののそれこそがナビスコカップでもあるのだった。とはいえ松本のスタジアムには8千人以上の観客を集めている。もしかしたら地元での熱気度でいうならサンフレッチェは松本にとうに負けてるのかもしれないのだった。

 そんなナビスコカップの雰囲気であるがそれは各チームがリーグ戦とメンバーを入れ替える傾向にあることも影響にあるだろう。サンフレッチェは今回ほぼ全取り替えと言っていいメンバーとなってしまった。特に左サイドの高橋、CBのビョン・ジュンボンなどは初めてプレーを観る選手である。不安は抱えつつもどんなプレーを見せてくれるのだろうという期待度は当然持つのだった。

 だが試合開始の早い時間にゴール前を脅かされると守備でドタバタしあっという間に失点してしまう。ああ、やっぱりこのメンバーじゃダメかとがっくり肩を落とした。数人で重なってボールにプレッシャーを掛けようとした辺り、不安定さを感じずにいられなかった。もはやこの試合は負けたも同然のような気がした。

 ところがCKになり野津田が蹴るとニアで合わせた佐々木があっさりとゴールを決めてしまった。それには喜んだもののそのあまりもの呆気なさに本当に決まったのかなと眼を疑ってしまったくらいである。だがこれで同点、振出に戻したことにより再び情熱が終え上がるのだった。

 すると今度は左サイドで野津田がボールを持つ。ここでどう展開するかと思いきや強烈なシュートをうった。が、その軌道はゴールを大幅に外してる。もしかしてこれってクロスなのだろうかと思った瞬間ボールの軌道が変わった。というのもこれが松本の選手に当たりファーへふわっと山越しに入っていったのだった。

 勝ち越し点。こんなことってあるんだろうか。信じられない想いだった。そして記録は松本のオウンゴールということになる。まあしょうがないなと思うもそのボールが当たった選手はかつてデビューをサンフレッチェで飾った大久保だった。ほとんど試合に出ることもなく退団となった大久保にとってはりベンジの想いもあったろうに運命は残酷な方に導いたようだった。

 そしてそんなことを思いつつも野津田のゴールにならなかったことにちょっと残念さを感じながらも確かにあそこまで枠を外れてたらしょうがないと次のプレーに切り替える。すると今度はアイタリエリア中央で茶島が受けるとヒールで流すとそれに反応した野津田がシュート。グラウンダーのシュートはゴールの片隅に突き刺さったのだった。

「よっしゃー!」

 無意識に力瘤が入った。さすがにこれでこの試合はもらったという気がした。逆転の2点差、これは相手に与えた精神的ショックは大きい。もはや勝った気分になった。すると今度はCKのこぼれを決められてしまった。息を吹き返した松本。まずい、これはまずかった。同点を狙う気満々の松本に守備陣は振り回されてきた。

 そんな時右サイドの清水にボールが入る。この日何度も1対1の場面に積極的に仕掛けていった清水。手詰まりになると清水。困った時に清水。そんな感じに存在感を出してた清水がクロスを入れる。だがこれがゴール前の敵も味方もみんな通り越してしまう。が、逆サイドで高橋が待っていて再びクロスを送る。ゴール前のヘディングでゴールに入った。追加点。だが一体それは誰だったんだろう。

 喜び合うサンフレッチェの選手。しばらくしてその中から出てきた浅野の満足した表情。浅野だったのだ。リーグ戦に続けて連続ゴールである。決定的場面を決めきれず決めきれず決めきれなかった浅野がまたしてもゴールした。それ故に浅野のゴールは喜びが大きい。そしてこれはもはやダメ押しと言えるゴールでもあるのだった。

 2-4。さすがにこのメンバーでこのスコアは予想してなかった。ナビスコカップでは時としてこういうマジックを観ることができる。そしてこのマジック、また観ることができるのだろうか。それともたまたま運よく決まっただけだろうか。次のナビスコカップの試合にも期待を掛けるのだった。

2015年4月19日 (日)

FC東京戦~得点への光

 

2015/04/18 FC東京vsサンフレッチェ広島 味の素スタジアム

 

 

 

 それは開始1分だった。ペナルティエリアでの必死のクリアはカズに当たってしまいそのこぼれを武藤にあっさりと決められてしまった。早い、あまりにも早い失点。愕然、無念、落胆だった。もはや終わった。これで負けた。そんな諦めの心境だった。

 

 それというのもリーグ戦でここ3試合連続無得点という得点力のなさのせいだ。得点への期待はすでになくなっておりこんな早い時間の失点はもはや相手のペースで試合を進められてしまうことが予想できそれはもう何の希望も見出すことができないのだった。

 

 生き生きとしたFC東京の選手。その自信を持ったプレーにもはや諦念の感でこの試合を眺めることしかできなかった。

 

 一体このチームはどうやったら点を取ることができるんだろう。とにかくシュートまで行けない。ペナルティエリアに入れない。そんな袋小路に陥ってた時パスカットからドウグラスにボールが渡った。2人に寄せられたドウグラスだがそのまま強引にドリブルで突破するとゴール前へ横パス。そしてそこに入ったのは柴崎がシュート。ゴールに向かって一直線のボールはバーに当たり「うわあ」と頭を抱えそうになった。だがそれは下に跳ね返りゴールラインを超えたのだった。

 

 入った、入った!同点ゴールである。素晴らしい、素晴らしいシュートだ。柴崎凄い、ドウグラスのドリブルも凄かった。今シーズンになってシャドーに入った2人により決めた。それは得点力不足のサンフレッチェに光を差すゴールでもあるのだった。

 

 このゴールの後サンフレッチェのパス回しが冴え回ってくるような気がした。でも正直なとこ点が入る前から巧みに相手のプレッシャーをかわすボール回しをしていた。それでもシュートまで行けなかったので否定的だった。同じことをしてても点が入っただけでこれだけ違って見えるものだろうかと思ったのだった。

 

 そしてその後またチャンスが訪れる。ボールを受けた瞬間にペナルティエリアにドリブルで入った柴崎。決定的瞬間であるが足を掛けられ倒されてしまった。

 

「PK!」

 

 そう叫んだがファールの笛は鳴らなかった。嘘だろ、あれファールだろ。おい、審判しっかりしろよ。そのままピッチに飛び降りて主審に詰め寄ってやりたい衝動に駆られてしまった。だがその後に柏が右サイドからクロス気味のシュート。ゴールのファーサイドに綺麗に入った。飛び上がらんばかりに喜んだもののここで笛が鳴りオフサイドの判定をされる。誰も触ってないシュート。どこがどうオフサイドなのかさっぱり分からない。詰め寄るサンフレッチェの選手。当たり前だ。この審判大丈夫なのか?もはやこの試合の敵は11人ではなかった。審判も含めて14人敵がいる。そしてそれは逆にこの試合に絶対に勝ちたいと熱を帯びるのだった。

 

 縦に横に長短のパスを織り交ぜて攻撃を組み立てるももう1点が取れない。その度に本当は3点取っていたんだけどなと思ってしまう。そして遂にワントップの寿人が浅野と交代してしまう。浅野はドリブルが上手くスピードもあって期待感はあるのだがいかんせんシュートが入らない。その為もはやこのまま同点のまま終わってしまうのかと思ったのだった。

 

 FC東京も押し込んできた。だが身体を寄せた守備からボールを奪うと中央フリーで待ってた浅野へボールが渡る。そのまま縦へドリブルする浅野。前には3人のDFがいたが左に柴崎が走っていた。そこでパスを出すかと思いきや右に切り返しそして敵をかわしペナルティエリアへ突入するとGKもDFも対応できないニアサイドにズドンとぶち込んでしまったのだった。

 

 逆転。怒濤のような歓声の上がったアウェイゴール裏へ向かって浅野は走る。リーグ戦初ゴール。今までもこういう形の場面は何度となくあったのに決められなかった浅野。それを強引にやってのけとうとう決めたこと。それら色々な要素が重なりこのゴールへの感情の高まりを抑えることができないのだった。

 

 このまま無失点で終わること、それは単なる勝ち点3というだけでなく浅野の決勝点という意味ももたらす。それはこの試合の勝利という以上の意味をサンフレッチェにもたらす。そこで攻撃に特徴の柏に代わり守備の佐々木が入る。そしてドウグラスは高い位置でボールを持つとサイドに逃げ込んで露骨に時間稼ぎをする。本当は相手の間隙を突いて追加点を狙ってほしい。それはピッチの選手も同じだったかもしれないがここは勝利に固執したのだった。

 

 そして終了のホイッスル。当初死んだような眼で見守ったこの試合は高ぶる気持ちを抑えることができないくらいの激高に卒倒しそうだった。ピッチの選手も浅野に祝福の水掛け。そしてスタンドからは浅野コールが鳴りやまないのだった。

 

2015年4月12日 (日)

名古屋戦~点の取れないサンフレッチェ

2015/04/12 名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島 トヨタスタジアム

 桜は散りわずかに残ったピンク色の花と緑の葉のコントラストが逆に彩りがあるように見える。しばらく天気の悪い日が続いた後ことがより気持ちの良さを与える。だがデイゲームとはいえ少し肌寒さを感じるコンディションだった。
 今日こそは、今日こそはとの想いがあった。点の取れないサンフレッチェ。リーグ戦2戦連続無得点。いい加減点を取って欲しかった。
 テンポよくパスをつなぐサンフレッチェ。それだけ観るとサンフレッチェの方が優勢のようでもあるがこれがまたシュートまで行かない。ボールを使う技術は恐らくサンフレッチェは高い技術があるだろう。だけどサッカーは点を入れなきゃ勝てない。その最終的な目的、シュートまでたどり着けないのだった。
 そんな状況を打破しようと考えたのだろうか、早い時間で浩司に代わって浅野が出た。確かに浩司には怖さがない。まだリーグ戦でゴールのない浅野はギャンブルであるがそれでもまだ希望がある。ドリブルで単独で切り込むという武器があるからだ。
 そしてそんな場面は早々に現れる。中盤からドリブルで走る。走って走って走りまくる。そしてバイタルエリアに差し掛かりシュートを放った。が、それはGKの真正面に飛んでしまい難なく楢崎にキャッチされるのだった。浅野は速いしドリブルは脅威を与えることができる。それでいて最後の最後ゴールを決めることができない。それはこの試合でも変わることはないのだった。
 そんなモタモタした展開をしている内に長いパスをカットされると最前線にパスを出されると川又はダイレクトでシュートを打った。それは前に飛び出していたGK林の頭上を越えるループシュートで触れることすらできないのだった。
 終わった。そんな気がしてしまったのも点が取れる気が全くしないからだった。そしてそんなぼくの失意を反映するかのようにサンフレッチェのシュートはことごとく入る気がしないのだった。果敢にミドルシュートを狙うもそのどれもがヤケクソシュートのような気がした。
 そんなもたついた展開の中、名古屋の方がどんどん調子を上げて攻め立ててきた。前にどんどん人数を掛ける。そして左右に振られサイドから矢野に決められてしまうのだった。2点差。ほんのわずか残ってた同点への望みはこれで消えてしまった。それほどまでにサンフレッチェには得点の臭いが感じられないのだった。
 果たしてどうやったらゴールを決めることができるんだろう。
それどころかシュートが枠に入ってない。そしてペナルティエリア自体に入ってない。対する名古屋は何度もペナルティエリアに進入し林がギリギリでセーブして救われたのだった。
 そして2点差のまま試合は終わる。茫然自失である。そのあまりもの得点力のなさは深刻である。一体この先どうやったら点が取れるんだろう。点が取れない、ここ何節かこの台詞ばかりを繰り返している。そしてまた今回も繰り返さないといけないのだった。
 点が取れない・・・・・・。

2015年4月 8日 (水)

ナビスコカップ湘南戦~2ゴールを決めた浅野

2015/04/08 ナビスコカップ予選リーグ サンフレッチェ広島vs湘南ベルマーレ エディオンスタジアム広島


 桜の花が咲く季節に雪が降った。数日前もう夏じゃないかというくらい暑かっただけにその寒さは堪えた関東地方だったがどうやら広島では雪間では降ってなかったようだ。それでもこの時期のナイトゲームは冬並の寒さであるのは違い。スタンドの観客はコートのような厚着を着てる人が目立った。

 そんな寒さのせいもありやはりスタンドは閑散としていた。そして出場したメンバーも今シーズン公式戦初出場というような選手が多くそれはさながら結果を求めるというよりそれぞれがどんなプレーができるのかという品評会のような様子だった。

 だが、この新鮮なメンバーがちっとも躍動しない。ボールがつなげない。クリアしてクリアしてアップアップである。いつも思うのだがサンフレッチェの選手は競り合いなどでボールを取れることがない。GK林の蹴ったゴールキックも収めることができず簡単にクリアされてしまうと一気に前線につながれてしまった。ボールを受けたブルーノセザールが単独でドリブルする。ペナルティエリアに入ると塩谷をかわし佐々木をかわし林の位置を冷静にかわしたシュートを打ち決めてしまった。脆い、何て脆いサンフレッチェのディフェンスだろう。そしてゴールキックがそのまま相手のゴールになってしまう、そこに言いようのない虚無感が漂うのだった。

 1点を追うサンフレッチェだが攻撃のギアは上がることはなかった。どこかゆったりとボールを回しちっとも焦りが見えてこない。負けてる状態でどうしてそこまで余裕があるのだろう。少しずつ少しずつボールを前に運ぶ。当然守備は固められてしまって頭打ちだ。その打開としてだろうか、佐々木はサイドハーフから一気にディフェンスの裏へ出るパスを出した。狙いは分かるもののそれはあまりにも安直じゃないかと思ったその矢先、浅野が猛烈なダッシュをしていた。するとボールに追いつくとGKのまたの中を綺麗に通すシュートを入れたのだった。

 入った。入った、入った、入った。浅野の公式戦初ゴールである。入らない入らない浅野のシュートがようやくはいったのである。それは同点ゴールというだけで貴重だったものの浅野が決めたというのが大きい。何せこの試合もワントップとして出てる。FWである限り絶対にゴールは要求される。そしてその要求を見事に叶えたことに喜ぶと共にやっと入れたという安堵を感じるのだった。

 だがこれで浅野ものってくると思ったのだろうか、チームもやたらと裏へ出すパスが多くなった。さすがにこれは無理だろいというパスでも浅野は追いついてしまうのである。そして決定的チャンス、あとは決めるだけ。だけどそういう場面で決まってシュートを外す。ああ、さすがに1回ゴール決めたくらいで決定力が上がる訳ではないようだ。

 そしてそんな攻撃の停滞に気をよくしたのか湘南は次々に前へ圧力を強めていった。人数を掛けたプレスも全て掻い潜られペナルティエリアへ。そして佐々木は必死に食らいつくもあっさりとかわされまたしても失点してしまうのだった。人数が揃ってても守れない。個人の技量で負けてしまう。点は取れない癖に失点は容易くしてしまう。もはやこれはどこをどうやっても勝てないような気がしてきた。

 それでも後半に入るとこれではマズいと思ったのかボールへの寄せが早くなり攻撃にも積極性が出てきた。そして工藤がカウンターに持ち込もうとボールを運ぼうとしたところをファールで止められてしまった。せっかくのチャンスをと思ったもののこれがイエロー2枚でレッドカードになってしまう。ここにきてサンフレッチェは数的優位を手に入れたのだった。

 だけどそれは勝ってる湘南が守備固めをするきっかけとなってしまった。人数を掛けて攻撃をすることはできるようになるも最後が決まらない。左右からクロスを入れてもなぜかゴール前に上がってない。ミドルシュートは枠に行かない。強烈なボレーシュートを放つもGKの真正面。ああ、もうこのまま終わるのかと思ったその瞬間柏がアーリークロスを入れる。湘南のディフェンスラインの後ろに出た。スワーブするそのボールに頭で触れた。そして入った。この土壇場で入れることができた。同点ゴール。そしてそのゴールを決めたのはまたしても浅野なのだった。

 何とか引き分けで試合を終わらすことができた。浅野が2ゴールを決めることができた。そういう意味では良かったのかもしれない。でもどことなくスッキリしないのは他にもチャンスがありながらも決められなかった煮えきらなさのせいだった。そして相手に退場者が出るまでちっとも攻撃が噛み合ってなかったことも要因だった。まあ負けなくて良かったんだけどやっぱり、ちょっとなと腕組みをしてしまうのだった。

 試合後浅野もどこか憮然とした表情をしていた。やっぱりそうだよな。ゴール決めたからといって喜べないよな。そんな浅野の表情に少し救われたような気がしたのだった。

2015年4月 5日 (日)

神戸戦~終了間際の失点

2015年4月4日 サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 エディオンスタジアム広島


 稲光により試合は中断した。それは守備に回る時間が多いことで救われた気分がした。雨は激しくピッチの芝を濡らしていく。そしてそれは再開後のボールコントロールに影響を与えたのだろうか、サンフレッチェの選手は何となくミスが多いように見えたのだった。

 だがそんなピッチコンディションはシュートにおいて何が起こるか分からない。だからどんどん打っていけないい。それなのに肝心なとこでパスを出してしまう。そしてゴール前の密集で引っかかってしまいクリアされる度にため息をするのだった。ああ、どうして強引にシュートに行かないんだろう。ミドルシュートを打つ気配もないし。今日は点が入らない、正直そんな気がしたのだった。

 それでもドウグラスのドリブルは相手の守備を切り裂く力強さがあり寿人へラストパスを出すとダイレクトでシュートを打つもGKに阻まれてしまった。そしてそれ以降胸躍る場面がなく淡々と時間が過ぎていく。やっぱり点が入らない。やっぱりぼくの予感は当たってしまうのだろうか。

 両サイドからのクロスは誰にも合わないしCKも合わない。クロスの質が悪い訳じゃないだけにもはやこれはボールに見放されてるのかとさえ思えるのだった。どうして味方の頭上を越えてしまうんだろう、どうして簡単に敵のクリアに遭ってしまうんだろう、どうして味方の背中にボールが走ってしまうんだろう。それらは謎であったがそれが点に結びつかないようにだけ動いてるのだけは確かだった。

 どんなに攻めようとどんなにボールキープの時間が増えようと点が入る気配がない。その為遂にメンバー交代が告げられた。寿人に代わって皆川だった。だが残念なことにそれによって尚更入らないような気がしたが本当に入らなかった。日本代表にまで呼ばれた皆川には昨シーズン活躍してた頃のオーラがちっともなかった。そんなネガティブな感情がある為に全てのプレーにガッカリしてしまうのだった。

 前線に出されたボールはキープできずに簡単に奪われてしまう。左右からのクロスにはナヨナヨっとした飛び込みしかできない。そしてゴール前でボールを持っても恐さがない。ストライカーらしく独力でねじ込んでやろうとするかと思いきやパスを出して相手にカットされてしまう。あの巨体が何の意味もなさないプレーばかり選択する。本当に皆川がいるだけで点の取れない負のオーラが30%増すのだった。

 両社無得点のまま終了時間が近づく。セカンドボールも拾いサンフレッチェの攻撃の時間が増えた。後ろからも上がり攻撃に厚みをもたらす。だけどせっかくペナルティアリアまでボールを運んだというのに下げて下げてフィニッシュは後ろからのミドルシュートになってしまう。なぜにここで一番ゴールに入る確率の低いプレーを選択するのか。もうこのチームからゴールは生まれないのっではなかろうか。

 そんなサンフレッチェの得点力のなさに遂にはカウンターを受けてしまった。懸命に戻るDF。だが最後は中央の小川に出されあっさりと決められてしまった。それは力も入らずまさにお手本のようなシュートだった。攻めて攻めて攻めまくっても決められなかったゴールをたった1本のカウンターで決められてしまったのだった。

 茫然自失である。さすがにこれで試合は終わってしまった。3試合連続無得点。そして終了間際の失点。怒り心頭しそうになりながらもすぐにその気力もなくなってしまった。サンフレッチェは一旦点が取れなくなると本当に取れなくなる。果たして今回のこの病巣はいつになったら治るのだろう。

 点が取れない、点が取れない、点が取れない・・・・・・・。

2015年4月 1日 (水)

ウズベキスタン戦~青山のゴールにより始まる

2015年3月31日 国際親善試合 日本vsウズベキスタン 東京スタジアム


 それはCKの跳ね返りだった。大きくクリアされたボールにウズベキスタンの選手もラインを上げようとした。だがそのボールに詰め寄った青山はそのまま直接シュート。それは一直線にゴールに向かった。それはさしずめ大砲、キャノン砲とも言っても良かった。あまりにも速く力強い球は横跳びしたGKの反応さえも無力化してゴールに突き刺さったのだった。

 ゴール。開始5分の先制。凄い、凄い、やっぱり青山のミドルシュートは凄い。だがどんなキックの名手であろうとあれだけの距離があってあのスピードとなるとなかなか枠に入れることなんてできやしない。それをよりによって代表の舞台でやってのけた。おお、青山。サンフレッチェ広島の青山と連呼される度にとても誇らしい気分になるのだった。

 そのゴールがあまりにも衝撃的だったということもあるのだろう。その後終始にほんが優勢に試合を進めた。相手ボールになっても早い寄せですぐにボールを奪う。特に青山は長いボールや縦へのチャレンジパスを何本も出していく。それらは全部が全部通る訳ではない。それなのにそのプレーを決して止めようとしない青山にヒヤヒヤもし、ワクワクもするのだった。

 そんなチャレンジする姿勢がチームに蔓延っていた。そしてイケイケムードの中、今度は岡崎が決めた。それも太田という今まで代表にあまり呼ばれなかった選手のクロスからだった。もうその時点で2点差がつきもう勝負もこれで決まったような気がしたのだった。

 しかし、それ以降全くゴールの気配がなくなっていった。せっかく後半に入って水本も入ったというのにむしろどんどん押し込まれていくのである。おいおい、どうしたんだよ、さっきまでの勢いはもう終わってしまったのかよと思っていたら1点返されてしまう。ああ、何なんだよ。結局あの前半の優勢は単なる勢いでしかなかったのかと少し興ざめしていったのだった。

 するとメンバー交代で今まであまり代表に呼ばれなかった選手が何人か出てきた。するとカウンターから柴崎が、ドリブルにより宇佐美が、ヘディングで川又がゴールを決め大量得点を取ることができた。その一つ一つのゴールにぼくは喜び、舞い上がった。ただの親善試合にこれほどまで心躍らされたのはいつ以来だろうか。

 今まで呼んでみたらどうだと言われてた選手が実際に呼ばれ結果を出した。ザッケローニ以降毎回同じ選手ばかり試合に出るのでいい加減飽きていた。そもそも代表メンバーの発表なんかあっても何の興味も沸かなくなっていた。どうせ同じメンバー、同じサッカー。その諦念の感情はいつしか代表が大きな大会で負けても大して悔しくもないようになっていった。そこには外国人監督への不審というのも大きかった。

 もしかして、ハリルホジッチ監督は違うのだろうか。少なくともかつて感じた新鮮な空気を思い出させてくれるのだった。

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

最近のトラックバック

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30