ガンバ戦~近くて遠いゴール
2014/09/13 サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 エディオンスタジアム広島
中2日空けて同じ相手と同じ場所で戦う。滅多にない機会であるがその3日前の試合で点差以上のボロ負けをしてしまった為こそは今度はリヴェンジしてやりたい。でなければこの屈辱感は払拭できないと意気込みはすざまじかった。それはピッチ上の選手も同じようで序盤から果敢にボールに食らいつく。前からボールを取りに行く。接触プレーも厭わない。そんな気概を感じられたのだった。しかし時間の経過と共に段々と普段のサンフレッチェに戻るのだった。
もはや半分より後ろでしかプレーが行われない。守って守って守る展開。運良くゴールキックになったかと思うとこれがちっともつながらない。林の蹴るキックはラインを割るか競り合いをすると必ず相手ボールになるのだった。スローインも3秒で相手ボールになるものだからガンバはもう何も恐れることなく攻めてくる。攻めて攻めて攻めてくる。そしてマンツーマンで付いてるにも関わらずポンポンポンとつながれ宇佐見にシュートを決められてしまった。鋭い軌道だったがGK林も取れそうで取れないのだった。
終わった。まだ前半にも関わらずそんなことを思ってしまった。それほどにサンフレッチェには得点の臭いがない。それ以前にシュートまで行かない。それ以前にボールを前に運ぶことができない。それ以前に相手のボールが取れない。ああ、ここ最近こんな愚痴ばかりを言ってるような気がする。
だが後半に入ると様子が変わってくる。途端にボールが回り出す。相手の陣内へ押し込める。あとはシュート。だがこのシュートが決まらない。左サイド山岸が切り込んでクロスを上げるもことごとくクリアされてしまう。中央にパスを通すも相手を崩せない。なぜか最後のパスが必ず相手のところに行くのだった。
ああ、ゴールが遠い。ゴールまで3メートルくらいまで来た。2メートルまで詰め寄った。あとほんの少しでありながらシュートが打てない。肝心なところでパスがずれてる。トラップミスしてしまう。どうしてあの場面、あそこでそういうプレーをしてしまうのか。沢庵の尻尾をギューッと噛んでやりたい気分だった。
青山がミドルシュートを狙う。だがブロックされるもセカンドボールはサンフレッチェが拾う。そんな良い流れなのに点が取れない。パスは回るし攻めてるのに点が入らない。ああ、これもサンフレッチェらしいのだった。
そして時間切れ。点が入らなかった。点が入らない。このチームはどうやったら点が入るのだろう。
同じ相手に同じ場所に連続して負けてしまった。リヴェンジを果たすことができなかった。屈辱感にまみれる。止まらない失速感。選手も入れ替わるも全く結果は変わらない。とりあえず、一体いつになったら点が取れるようになるのだろう。
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