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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles

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2014年7月28日 (月)

甲府戦~死力の引き分け

2014年7月26日 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 エディオンスタジアム広島


 梅雨明け宣言が出てからというもの連日猛暑が続き、日によって日本全国で熱中症患者により搬出された患者は660人、4人の死亡まで確認された。夜になっても気温が下がることはなく一歩間違えば死と隣り合わせのこの暑さ、そして週2日の試合スケジュール、W杯中断前もハードなスケジュールだったが中断明けもタイトだ。ただ今回の場合はあくまでも国内限定での話なので条件としてはどのチームも一緒、その為それ程厳しさを感じてないというのが正直なとこだった。

 その為、気持ちが融解したのだろうか。前半早々に失点してしまった。後ろでのパス回しに対して甲府はプレスを掛けまくり、行き詰ったとこでGK林は前線へクリアのように蹴り上げた。中盤ではそのボールを甲府に掻っ攫われ攻撃に転じられるとスルスルッと2、3人で守備の間を縫うようにボールを運ばれて決められてしまったのだった。先の失点、これは甲府のような守ってカウンターのチームにとって絶好の勝ちパターンなのだった。

 失点が止まらない。そこにため息をつきながらもいよいよ点を取らなきゃいけない状況で甲府は攻めるとこでは果敢に攻めてきた。特にクリスチアーノは3人掛かりでも止められない。そしてクリスチアーノのマークに付くと他の選手が空いてしまう。クロスを上げられると飛び込んだ選手がいた。危ない、と思ったが林がポジションを取ってキャッチしたものの甲府の選手は勢い余ってそのまま林に足の裏から激突してしまったのだった。

 主審の笛。駆け寄った主審の胸からはレッドカードが提示された。うずくまる林。この一発退場の判定に甲府の選手は意義を唱えることがなかったことから判定を受け入れてるようだった。一歩間違えば退場もあり得る、甲府の選手にはそんな割り切りさえあったかのようだった。

 これで数的有利になったサンフレッチェだが戦況はちっとも有利にならなかった。ゴール前に人数を掛けて守られた甲府の守備は崩れない。サイドからの打開を図るも右サイドの林はボールを受けると次のプレーを考えてしまう癖があり、そのちょっとしたスピードダウンが甲府の守備を整える時間をあたえるのだった。そして右ストッパーに入ってるファン・ソッコは柏を追い越す動きをしない。裏を狙ったパスを出す選手もいない、バイタルエリアでドリブル突破をする選手もいない。全てが全てこうやってこうするんだろうなという展開ばかりなのだった。そんな予想通りの攻撃に甲府は難なく弾き返してしまうのだった。

 そしてクリアボールに前線で一人残ってるクリスチアーノが一人でカウンターを仕掛ける。これに対してサンフレッチェの守備陣はまるで歯が立たないのだった。最後の最後には水本がいる、塩谷もいると思って安心してた守備陣はいつの間にか貧弱となり、その2人も1対1で勝てなくなっていたのだった。失点がなくならなくなったのはその辺に理由があるのだろう。

 時間は無為に過ぎるばかり。遂に寿人は皆川に交代した。そして柏もミキッチに交代する。すると急にボール運びがスムーズになる。ミキッチはボールを受けると次のタッチで突破、もしくはワンタッチで横パスなどまるで錆びついたギアに油でも指したかのような滑らかさをもたらすのだった。そして皆川はマークがあってもボールを収め、単純なクロスでもヘディングで頭一つ抜けるという姿を見せるのだった。

 ミキッチと皆川、もはやこの2人に託すしかなかった。だがそんなこと甲府も百も承知、そこは徹底マークされるもののミキッチのドリブルはそれでもマークをはがしてしまう。そして右サイドからクロスを送ると真ん中にいた皆川の頭に当たる。だがそれはゴールに向かってではなく目の前に落ちたのだが何と、それは柴崎の足元でもあった。ダイレクトで蹴り込む柴崎、次の瞬間ボールはゴールネットに突き刺さるのだった。

 同点。歓喜に沸くエディオンスタジアム。やっと、やっとこじ開けたゴールだった。もう1点、もう1点行くぞ。そんなそんなボルテージをスタンドの観客も発し、声援の音量は大きくなっていくのだった。

 もう1点、もう1点欲しい。左サイドの山岸もクロスを上げる。ボールを左右に動かし相手を揺さぶる。狭いスペースしかない中央にボールを預け打開を図ろうとする。だがそのいずれもゴールという結果には結びつかない。こじ開けろ、こじ開けてくれ、こじ開けるんだ!

 ほとんどの時間帯をサンフレッチェが攻めてたというのに結局それ以後点を取ることはできずタイムアップ。やるせなさが残った。果たして甲府に退場者がなかったら点を取ることはできたのだろうか。点が入らない、そして失点が止まらない、どうしても勝てない。ああ、苦悩は続くのだった。昨シーズンより選手層は厚くなったはずなのにと思うと余計にやるせなさは積もっていくのだった。

2014年7月24日 (木)

柏戦~大量点により勝利

2014年7月23日 サンフレッチェ広島vs柏レイソル エディオンスタジアム広島


 ゴールラインまで追い込んだと思ったら最後の最後でクロスを上げられてしまった。それはとてもふんわりとゆっくりしたボールだったものの距離が近かった為ゴール前まで届くのは容易だった。そしてそのボールが来ることを予め予測してたみたいに落下点に黄色い姿が。あとはもう合わすだけ。ヘディングシュートは実に簡単にサンフレッチェのゴールへと吸い込まれてしまったのだった。

 ああ、同点。またしても追いつかれた。先制しても追いつかれ、逆転しても追いつかれる。また今日もこういう展開なのか、そんな悲観的な考えが浮かんだとしてもしょうがないだろう。だがこの日のサンフレッチェは何かが違った。少なくともモニター越しに観るその光景からはまだ試合は終わってないという〝気〟を感じるのだった。

 だが現実には依然として柏の攻撃が続いてしまい危ない場面を何度か迎える。こうやって一度傾いてしまった流れをどうにも跳ね返すことができない。こういう時前で受ける選手がしっかりとボールを失わないでくれると戦況は変わってくるのに。この時、高萩にボールが入ったが、またプレスに押し潰されてしまうんだろうなと諦めを感じた。ところが無駄にボールをこねることなく裏のスペースに出したのである。そしてまるで最初からそこに出るという確信があったのか、右サイドの柏は猛然としたダッシュでそのボールに食らいつく。そして一人交わすとそのままゴールへ向けてドリブルだ。速い、速い柏のドリブルだった。そのスピードに追い付けないかと思いきや寿人が中央へたどり着いた。一瞬、スピードを殺した。さあ、ラストパスだと思った瞬間右足一閃、逆サイドのゴールにシュートを叩き込んだのだった。

 再び勝ち越し。それは驚きのゴールだった。柏のスピードあるドリブル突破も驚きなら自分でシュートを打つという積極性も驚きだった。今まで能力はあるもどこか遠慮してるように見えた柏が殻を破ったような気がしたのだった。

 こうなると柏も乗ってきた。右サイドを駆け巡り次々にボールに絡んでいく。ああ、柏のそんな姿が観たかった。

 そしてピッチには寿人に代わって皆川が入る。実際に見てみるとこの選手は大きい。単純に身長が高いのもあるが身体に厚みがあるのだ。そんな体格を生かしてプレッシャーを受けててもボールが収まる。そして訪れたGKとの1対1、これを決めきることができないのだった。あれは決めろよな、あそこはループを狙うべきだと好き勝手なことをのたまってしまった。だがこの後柏が右サイドを切り抜くとクロスが飛ぶ。折り返す石原。こぼれてきたボールを皆川はその大きな体格を倒しゴールにぶち込んだのだった。

 追加点。正直なところゴールは期待してなかった。そもそもサンフレッチェというチームはあまり大卒ルーキーが活躍した例がない。だがこういう寿人とは全く異なるタイプのFWが本当にモノになるならそれはとてつもない戦力になるのだった。

 皆川はとにかくボールが収まる。多少のプレスを受けたとしても踏ん張って相手にボールを渡さない。そんな皆川の粘りでトップでボールをキープするとそれを掻っ攫うかのように前線へ飛び出した選手がいた。これも交代で入った浩司である。そしてペナルティアリアに入ると迷うことなく左足を振りぬくとボールはファーサイドのゴールに突き刺さったのだった。

 勝った。さすがにこれは確信した。浩司のゴールは駄目押しとなりこのまま試合を終えることができた。全5ゴール、全ての得点が違う選手であり、そこに柏、皆川、浩司という選手の名前があるのが余計に嬉しさを助長した。

 久々の勝利、だがこの時思い出した。2年前、柏にちょうどこれと同じスコアで勝って快進撃が始まったことを。

柏戦~逆転した前半

2014年7月23日 サンフレッチェ広島vs柏レイソル エディオンスタジアム広島


 天皇杯で勝ったとはいえアマチュア相手だったことを考えるともうしばらくサンフレッチェの勝利は見ていない。しかも先制したのに逆転、3点入れたのに追いついて引き分け、そんな試合を重ねた為にもうすっかり勝てないものだと思い込んでしまった。そう、ぼくはもうかなり後ろ向きな感情になっていたのである。

 今日こそは勝たないといけない、そんな切迫感からか若干のメンバー変更があった。特にDFは深刻である。ゴール前での1対1での守備で守りきれてない。いくら組織的な守備を構築しても最後の最後でやられてはどうしようもないのだ。

 柏は同じフォーメーションでお得意のミラーゲームを仕掛けてきた。これをやられるとどうしても膠着した試合になる。ところが柏の工藤はゴール前での絶妙なトラップにより突破すると先制点を決めてしまった。あれは上手いと呻らすも、またしても個人技によってやられてしまったのだ。先制してもやられてしまうチームが先に失点してしまうというのは実に絶望的な状況であった。

 ところがサンフレッチェは下を向くことはなかった。落ち着いたパス回し、そして好機とみるやCBの塩谷はドリブルで上がっていった。そして中央まで切り込む。トップの寿人へ当てると石原とのワンツー。寿人の足元に来た時には一瞬ゴール前が空いてた。そしてわずかな隙間だったもののそこに寿人は蹴り込んだのだった。

 同点である。サンフレッチェが追いついた。そして寿人が入れたというのが大きい。前節も決めたとはいえこういう欲しい時にエースが決めたというのにはち切れんばかりのものがこみ上げるのだった。

 これにより気持ちの乗ったサンフレッチェは攻撃への圧力を増す。惜しい場面をつくりだす。そんな積極性からFKを得た。

 ただしこれはちょっとゴールから遠い。誰かの頭に合わすしかないのだろうがそれには角度的に難しくもあった。慎重にボールをセットする高萩。まずは落ち着いて、落ち着いて見方に合わせなければと思ったその瞬間、その場にいた誰もが意表を突く瞬間だった。高萩はゴールに向かってボールを蹴ると誰も触らないままゴールに入ったのである。まさか、まさかの高萩のゴールなのだった。

 逆転である。これはもういけるかも。いや、3点差を追いつかれるくらいだからまだまだ安心はできない。こういう場合1点差を守りきるという方法と更に追加点を狙うという方法がある。そしてサンフレッチェが行ったのは後者の方法だった。そしてそれは勝つ為の正しい選択というよりやはりサンフレッチェにはそうあって欲しいという具現化でもあるのだった。

2014年7月20日 (日)

大宮戦~引き分けの敗北感

2014/07/20 大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島 NACK5スタジアム

 右サイドを不覚切り込むと中へ送ったボールに合わせたのは寿人だった。それは開始早々、スタジアムに入ったばかりのぼくはそのさい先のいいスタートに見ず知らずの人とハイタッチを交わすのだった。このゴールが嬉しかったのは単に先制点というだけでなく、久々んい寿人が点を取ったというのがあった。そしてその歓喜はもう一度訪れ2点取った寿人にそれを讃えるチャントが繰り広げられるのだった。
 すでに2点入れたサンフレッチェはもう押せ押せムード、パス回しは冴えまくり大宮にボールを触らせない。途中、青山が負傷交代して暗雲が立ちこめたがそれでも代わりに入った柴崎は流れを止めることはなかった。ちょうど真ん中で観てたのだが柴崎が中盤で後ろからボールを受けてターンする動きがとても上手く、そこから前線にボールを供給して展開できるのだった。
 そしてその勢いに乗り、またしても右サイドからのグラウンダーのクロスが入る。だがこれは中央を経過するがファーにいた石原が詰めたのである。3点目、サッカーにおいてこの数字はもはや勝ちを意味するものだった。果たして後半何点入るか、そんなのんきなことを考えてた。実際、この時ゴールが決まった割には応援席の盛り上がりは控えめなものだったのはそういう空気に支配されてのものだったように思う。
 だが後半に入ると空気は一変した。あれだけ有利に進めてたにも関わらず全くボールに触れなくなるのである。そして後半から出場したムルジャの強引なシュートに全く触れることもできずにゴールを許すとその後立て続けに追加点を許してしまうのだった。全てはムルジャとズラタンの力業と個人技でやられたようなものである。それにより充満してた弛緩したムードは危機感へと変わるのだった。
 それなのにボールが奪えない。たまに奪ったとしてもそれが前線に行かない。パス回しをしようにも簡単にボールを奪われてしまう。特に前半あれほどチャンスをつくってた右サイドの清水は2人マークに付かれることにより突破どころかクロスさえも放り込めなくなった。八方ふさがり。この状況に高萩は高い位置でためを作り見方の上がりの時間をつくろうとするも数人に囲まれ奪われてしまった。すると簡単に前線へボールを運ばれてしまいまたしてもムルジャに決められてしまうのだった。ああ、3失点。1点取っても逆転される、3点取っても追いつかれる、一体このチームは何点取れば勝つことができるのだろうか。とにかくもはや点を取らなければ勝てない状況になってしまった。
 それんいより尻に火がついたのだろうか、攻撃の時間が増えてきた。相手のゴール前まで進出するようになった。それなのに奪えない。ゴールが奪えない。ゴール前でパスをつなごうとするのは大宮が個人技で簡単に点を入れたのと比べると非効率極まりなく見えるのだった。
 もうこの時間になると座って観てた2階席まで立ち上がる人が多かった。もっと攻めろ、攻めて攻めて攻めまくれ、3点取って勝てないなんてそんなの受け入れられない、そんな切迫した感情が渦巻いてた。
 だがあえなくタイムアップ。がっくりと崩れ落ちる選手達。特にDFの選手にとっては屈辱的であったろう。結局のところ1対1で負けてしまいゴールを決められてるのだから。それに対してサンフレッチェの攻撃では1対1でゴールを決めることができなかったのがこういう結果につながったのだろう。
 何だかしばらく勝利を観てない気がするな。いつの間にか雨は上がり合羽を脱ぐと言葉少なに帰路にたった時、引き分けに持ち込んだ大宮側からの大歓声が背中から聞こえたのだった。

大宮戦~過酷なスタジアムへの道

2014/07/20 大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島 NACK5スタジアム

 フロントガラスに打ち付ける雨粒、立ち上がる水しぶき、靄のような雲、それは運てんんするには過酷な状況だった。元々ドライビングテクニックを持ち合わせてないぼくは戦々恐々としてハンドルを握っていた。ああ、これではスタジアムまでたどり着けないじゃないか。気持ちは焦るものの車は一向に進んで行かないのだった。
 だけどこれほどの雨で本当に試合なんかやるんだろうか。そんな気もしてたがさいたま市んい近づくにつれ段々と雨の勢いは弱くなっていったのだった。
 関越自動車道の川越インターを降りて大宮を目指すもののそこは行く手を阻む渋滞。自然環境も交通事情も全てが全てぼくの行く手を阻む。そこでぼくも決断をした。車をパーキングに止めそこから歩くのだ。恐らくその方が早いと判断したが果たしてそれが正解だっったかどうかは分からない。ただ、じっと座ってハンドルを握ってるということができないのだった。
 手には合羽を持ちサンダルで歩く。何度となく通ったことのある氷川神社の参道は霧掛かった視界のせいで物々しい雰囲気に見えた。他にもスタジアムへ向かって歩いてる人がいたが、参道の先に何か人智を越えた者でも潜んでるように見えて畏れを感じた。
 ぼくはあえて神社を通らずに狭い歩道を歩く。サンダル履きというのもあって濡れた路面は歩きにくいったらありゃしない。そしてスタジアムが視界に現れてきた時、大きな声援が聞こえた。それは聞き覚えのあるサンンフレッチェのチャントだった。早くたどり着きたい。それなのにアウェイゲートはこの真裏。観戦にたどり着くまで一体どれだけのハードルを越えなきゃいけないんだろうと急ぎ、ぼくの足下はすでにぐっしょりと濡れているのだった。

2014年7月16日 (水)

マリノス戦~上手くいかない相手

2014年7月15日 サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス エディオンスタジアム広島


 W杯の為に中断していたJリーグ、ACL出場の為に消化してない試合を行われることになった。中断前の11連戦の時は選手も疲れただろうが応援するこちらも神経の休まる暇がないようだった。何気に中断期間は精神のリフレッシュになったのである。

 ある意味絶対に勝たないといけないという強迫観念がなかった。だからこそスタメンに青山がいないこともW杯帰りで温存というのは納得がいったし中段期間中に怪我をして欠場のミキッチや浅野に関してもそれ程の感情も沸かないのだった。

 それはぬるさとも言えるものの落ち着きも与えてくれた。その為か、両者共守備時は自陣に引いてブロックをつくり攻撃側は遅攻により活路を見出すという展開になる。まるでそれはバスケットのようだった。そしてどちらもブロックを破れずシュートまでたどりつけないのだった。

 サンフレッチェも激しいプレスでボールを奪おうとするも接触プレーが全てファールを取られてしまう。まあファールと言えばファールかもしれないが1か月近くW杯を見続けたもので、あんなので笛吹いてたかなあと考えてしまうことがしばしばあるのだった。試合展開もバスケットのようならレフリングも触れただけでファールになるバスケットのような気がした。ACLで勝てない、W杯で勝てない、タフな試合をできないのはこんなところにも理由があるような気がした。

 だがこの膠着状態をどう崩すのか。もはやサンフレッチェの対戦相手はほとんどこういう闘い方をしてくるのでこれを崩すのは永遠のテーマとなりつつあるのだった。当然中断期間中のトレーニングでそれらの突破口を編み出したのだろうと思うもその効果はとんと見られないのだった。

 いや、まだ前半。後半になったらギアを上げていくのだろうとその行く末を見守る。ここはどっしりと構えていようではないかと思ったその時、映像は途切れた。群馬に出張中のぼくはパソコンでスカパーオンデマンドを観てたのだが無線LANの調子が悪かったのだろうか、全く接続しないことになってしまった。さっきまで落ち着いてたぼくの感情は途端に高ぶっていくのだった。試合で落ち着いて試合ではないとこで激高するという実に皮肉な事態になってしまったのである。

 そして接続は行われないまま結果だけ知ることになる。1-2。どことなく予想できた結果だった。またしてもマリノスに負けた。一体マリノスというのはどうしてサンフレッチェにだけは勝つのだろう。もしかしてシーズン中、サンフレッチェの対戦にだけ全精力を傾けてるのではと思ってしまう。だけどそれを言うなら何でサンフレッチェはマリノスに勝てないのだというとこだが。

 せっかく再開したJリーグ、勝ってW杯から帰った青山を労うこともしたかったろう。それらの盛り上がる要素をことごとく潰された。考えてみればW杯でもブラジルがホームで7失点して負けてしまうということもあった。ああ、サッカーって本当に思った通りにいかないんだな。そして週末にはすぐにリーグ戦が始まるのだった。

2014年7月12日 (土)

天皇杯福岡大学戦~W杯の最中の天皇杯

2014/07/12 天皇杯2回戦 サンフレッチェ広島vs福岡大学 福山市竹ヶ端運動陸上競技場

 サッカーにおける世界最大の祭典、ワールドカップ。各国から集められたワールドクラスの選手により繰り広げられる死闘は心ときめかせ、憧れを感じさせるものだった。すでに大会は決勝の2チームが決まったもののそういえば日本もこの大会に出場してたのを思い出す。惨敗をして成田空港へ帰国した代表選手に待ちかまえていたのは熾烈なる怒号ではなく奮闘を讃える拍手だった。どんな結果になろうと選手を暖かく迎える、それはまるでサンフレッチェの応援スタイルと被って見えるのだった。
 時として、日本代表とサンフレッチェというものは類似性を示すことがある。失点をしてしまうとバタバタッと崩れてしまうとこやここぞという時に決まって負けてしまうようなとこである。世界の中では弱小である日本がかつてJリーグで弱小だったサンフレッチェと被るのは決して偶然ではないだろう。だがそんなサンフレッチェでもJリーグで2連覇もしてしまった。ここにぼくは大いなる希望を見いだすのだった。
 W杯の惨敗は悔しかった。日本のサッカーがここまで通じないのかという虚無感があった。そしてそれ以上に史上最強だとか決勝トーナメント進出は絶対だと煽るマスコミにも幻滅した。もしかしたらそれらがサポーターへの楽観ムードとなり弛緩した空気を作り出したのではないかとさえ思ってしまう。つくづく思うのだがマスコミってそれこそ高学歴の人で成り立ってるのだろうにどうしてこうなってしまうんだろう。そこには著しく何かが欠陥してるという気がしてしょうがないのだった。
 そんなW杯の渦中においてサンフレッチェのことは休止のような状態だった。それはそれで楽しくもあり気楽でもあったがどこか刺激がなかった。日本代表の試合はあったが、青山の出場もわずかながらあったが、それでもサンフレッチェは別物なのだった。
 そんなある種のバカンスのような気分の中、LINEによりサンフレッチェから天皇杯勝利の速報が入った。不覚にもその時になって初めて天皇杯があったことを知ったのである。それもこれも中継もないしダイジェストでさえも報道されることがない。そしてこれは良いのか悪いのか、W杯の報道によって天皇杯の情報はすっかりお倉に入ったような感があるのだ。
 とりあえずは福岡大に勝利。先に失点して一時は危なかったようだ。天皇杯に出てくるような大学はもはやプロ予備軍のような選手である為自分たちの売り込みもあるから必死さが違うだろう。そんな中で普段試合に出てない若手選手中心で勝てたというのは一つの収穫である。というかメンバー表を見たときこれでよく勝てたなという気がしたのだった。
 そして3日後にはリーグ戦の再開。若手主体で臨んだのは試合経験を積ませるという以上に主力の温存の意味合いが大きかったのだろう。さあ、ここからがぼくらにとっての本当の戦いだ。W杯も終わるがサッカーは永遠に終わらないんだと気づかされるのだった。

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