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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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2013年10月27日 (日)

仙台戦~最低限の勝ち点3

2013/10/26 サンフレッチェ広島vsベガルタ仙台 エディオンスタジアム広島

 シュートは圧倒的にサンフレッチェの方が打っている。でもそのどれも入らないと段々と悪い予感が沸き上がってくる。そもそも前節のマリノス戦にしても相手のチャンスらしいチャンスなんて1回か2回くらいだった。その少ないチャンスで決められてしまい見事決定力の差というものを見せつけられたのである。どこかで仙台のスーパーミドルシュートが決まるのではという不安は常につきまとった。
 そもそも後半に入るとまるでシュートが打てなくなり仙台の時間が増えてくる。こうなるともう決定力などという話ではなくなりとにかくボールを奪いたいというだけだった。ブロックをつくって守備を固めるもサンフレッチェの守備にそこまで安心感がないのが難点なのだった。
 サイドからのクロス、ドリブルでのカットイン、コーナーキック、そのどれも驚異であり危険に満ちている。だがそのどれも精度が無く難を逃れていたのだが結構得点力不足というのはサンフレッチェに限ったことではないのかもしれない。といって安心してるとまたミドルシュートが決まったりするのでちっとも気が緩むことはないのだった。
 そして完全に引いた状態でボールを奪ったとしても上手くカウンターへとつながらない。これは仙台の戻りが早いのか、それともサンフレッチェの攻撃が遅いのだろうか。だがラストパスを受けてゴール前でシュートを打ったとしてもまたしてもGKにぶち当ててしまった。ああ、石原。おまえは一体何本シュートを外せばいいんだ。2度あることは3度あると言うだが更にその上の4度目のシュートも決められなかったのだった。石原には競り合いやボールを納める意味では多大な貢献はしてるもののストライカーとしてはとても貧弱なのだった。トップ下というポジションながらもちっとも点を取る人というイメージがないのが哀しかった。
 段々と時間がなくなっていく。このところ右サイドのジョーカーとなってる山岸が交代で入る。途端に左サイドからのクロスが上がったりCKが取れるようになる。だがこれも哀しいことにサンフレッチェのセットプレーはちっとも得点には結びつかないのだった。
 もはやこのまま引き分けで終わるんだろうか。負けるよりはマシ。でもそれだったらやっぱり勝ちたい。とはいえシュートはちっとも入らない。ゴールが決まる気がちっともしない。だったら引き分けでいいのだろう。でもやっぱり勝ちたい。勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい。そんな時青山から斜めのラストパスが入ったのだった。
 最終ラインで受けた石原。トラップはそのまま身体を反転させた。横にはディフェンダーが身体を寄せてる。GKもコースを切ってる。シュートを打つことはできてもとてもじゃないが決めることはできない状況だ。だがそこで石原は打った。しかもそのボールはポストに当たりゴールの反対側のネットまで飛んでいったのだった。
 入った。入った、入った、入った。あれだけ打てども打てども入らなかったシュートがこんな時間もスペースもない状況で入ったのである。こういうのを5度目の正直と言うんだろうか。いや、やっぱりシュートは打たないと入らないんだ。さっきまでその精度の低さをさんざん罵ってたことなんて都合良く忘れて大騒ぎしたのだった。
 そして残り5分。ここを堪えないといけない。辛抱、忍耐、我慢、そんな試練のような言葉を続けるもサンフレッチェは俄然勢いを持ったらしくグイグイと前へ出ていったと思ったらボールを後ろまで下げて仙台を翻弄していた。試合巧者などという言葉を使っていいんだろうか、長くサンフレッチェを応援してきた身になればとても似つかわしくない響きのように思えるのだった。
 そしてタイムアップ。最低限の点で最低限欲しい結果を残した。上位が混戦となることで1試合負けると大きく順位の入れ替えが起こる現状においてこの1勝は大きかった。そしてどんな状況へ陥っても最後まで諦めないというのを見せつけられたような気がするのだった。

2013年10月26日 (土)

仙台戦~入らないゴール

2013/10/26 サンフレッチェ広島vsベガルタ仙台 エディオンスタジアム広島

 寒い。台風27号の影響により昨夜からの雨が気温を押し下げたようだ。台風の進路によると試合も中止の可能性があると危惧されたのだが幸いにも進路は逸れてくれた。広島も試合の開催される午後にはすっかり雨もあがったようだった。
 こんな日のエディオンスタジアムは寒いだろうなと思いながらTVのスイッチを入れる。灰色一色に染まった空と思ってたら青かった。だが心なしか日差しが弱い気がしたので気温が低そうであったがその割にはスタンドには客が来ていた。ただ、前節横浜で4万人近く入ってた現場にいた身にしてみれば少し物足りない気もするのも正直なとこだった。
 首位決戦として意気込んだ前節、見事負けてしまってさぞ消沈してるだろうと思ってたが試合が始まってしまえばいつものサンフレッチェ。いや、むしろよりサンフレッチェらしいパスサッカーが繰り広げられるのだった。首位決戦で負けたことでもう終戦と考えてたのはぼくだけのようだった。
 もしかしたら前節負けたことが踏ん切りとなったのかもしれない。中盤でパスをカットするとそのまま前線に持ち込む場面があった。絶好のカウンター。その最初のチャンスはミキッチのクロスから始まりファーに流れる。ああ、と真ん中の味方の頭上を越えたことで頭を抱えそうになったもののボールの落下点にはファン・ソッコが現れた。絶好のシュートチャンスでボレーシュート。しかし、ボールはゴールの枠を外して飛んでいったのだった。
 その後にも石原がヘディングシュートを放つ。外れる。またしてもヘディング。外れる。そして極めつけは裏に出たボールでゴール真正面までドリブル。最後はディフェンダー一人かわせばいいというとこでまたしてもまたしても外してしまった。シュートが入らない。外して外して外しまくる。どんなにボールを前まで運ぼうと最後が決まらない。もはやゴールの枠は正規の1.5倍くらいないと入らないのではないだろうか。だが本当に1.5倍にしたら今度は2倍にしなければ入らないようになるのではなかろうか。
 そこまでゴールのイメージが沸かない。このゴール欠乏症は深い深い病巣のような気がした。ゴールがなければ勝つことはできない。そんな当たり前のことが途方もないことにように感じるのだった。

2013年10月23日 (水)

決戦を終えた翌日

2013/10/19 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島 日産スタジアム

「昨日広島側は応援の声が小さかったねえ」

 雨の降りしきる日曜日、サッカーの練習に出向くとクラブのコーチに言われた。大雨が降ってるので当然大人は誰も練習には来てないが子供たちは屋根のあるわずかなスペースで鳥かごをしていた。その子供を指導する傍ら昨日の試合に触れたのだった。メインスタンドで観てたというのでちょうど真ん中にいたようである。

「そうですか。でもあの場にいると結構声出てて盛り上がってるような気がしたんですよ。それはやっぱり数の問題じゃないでしょうか」

 さすがに4万人近く入ったスタジアムで3千人くらいじゃその10分の1にも満たない。声が出てないと感じられるのは無理はない。だがそれを言えばぼくらもホームのマリノス側の応援がそこまでスタジアムを包み込むような大声援だったという気がしない。結局のところそれって日産スタジアムの構造的な問題ではないのだろうか。

「高萩も代表に選ばれるくらいだからどれ程のものかと思ってたけど昨日はそれ程でもなかったかなあ。調子悪かったのかなあ」

「いや、まああんなもんですよ」

 そう答えるしかなかった。例え絶好調でもあの状況を打破できるかといえば恐らく無理だと思う。劣性を変えるというそういう力強さはないかもしれない。そして良い場面で判断を誤る。というより意外性のあるパスを出そうとしてそれをことごとくカットされるのは相手が最初からパスだと知ってるからだろう。高萩に限らずあらゆるパスが引っ掛かった印象がある。

「まあああいう膠着した試合というかマンツーマンの守備をしてくるチームには1人で2、3人ぶち抜いてシュートするような選手がいないときついでしょ」そう言った瞬間ムジリやチュンソンの顔が思い浮かんだ。「やっぱりパスだけじゃきついですよね」

 それについてはドクトルは野津田の可能性を説いてた。確かに後半の短い時間の出場ながらシュート2本も打っていた。最初からシュートのイメージを持った、強引でもシュートにいく選手、そういう意味では浅野も観てみたかった選手であった。

 山岸が90分プレーできれば、清水がもうちょっと右サイドで相手に脅威を与えるプレーができたなら、ファン・ソッコのコンディションに問題がなかったら、もっと色んな可能性があったかもしれない。それよりもマリノスのように毎回毎回同じようにやられてるチームに対しては多少メンバーをいじるという選択肢はないのだろうか。まともにぶつかってまともにやられる。どうしてもそういう印象を持ってしまうのだった。

 プレースタイルを守るのか、それとも目先の勝利を優先するか。その葛藤はサンフレッチェである限りずっと続く葛藤でもあるかもしれないのだった。

2013年10月20日 (日)

マリノス戦~首位決戦に敗れる

2013/10/19 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島 日産スタジアム

「前から来てるなあ」
 ドクトルがそうつぶやくようにマリノスはボールへのプレッシャーを強くしていた。その為か最初こそ有利に回してたボールも段々とマリノスに支配されるようになった。そして一旦悪くなった流れの波はちっともサンフレッチェに戻ってこないのだった。
 ところが思いがけないカウンターのチャンスが訪れる。裏に出たボールに石原は追いつく。ゴール真正面。GKと1対1。シュートだ。だがこれを石原はGKにぶち当ててしまったのだった。GKの飛び出しのタイミングが良かったとも言えるがストライカーとしてはあまりにも悔やまれる場面だった。
 そういう感じでサンフレッチェは攻撃をするも決定力という要素が欠けていた。高萩のシュートはGKの真正面に行ってしまう。ラストパスでは意味不明なスルーをしてそのままラインを越えてしまう。更にパスは全て読まれてしまう。こう考えたら決定力だけの問題でもないような気がしてきた。だがそういう決めれそうな場面で決められないことが雲行きを怪しくしていくような気がしてきた。サッカーの試合ではそういうことがよくあるのである。
 するとその悪い予感は見事に的中してしまった。サイドからのドリブルを3人掛かりで止めに行くも誰もボールにチャレンジしてない。ぼくには身体を寄せてるだけにしか見えずこれはまずいと思ってたら見事に決められた。いとも簡単に、いとも綺麗に決められたものだった。逆転勝ちの極端に少ないサンフレッチェにとってそれはもう勝利は諦めざるをえない状況と言えるのだった。
 せめて同点。だがその為に攻めるには何かが決定的に欠けてた。まずはその欠けてる要素である左サイドに交代があった。清水は相変わらず突破ができず代わった山岸に期待を掛ける。いつも山岸が入ると攻撃に火がつくと仲間が話すのだった。
 そして硬直した時の頼みであるミキッチはファン・ソッコに交代してしまった。それでもソッコも前に行く積極性があり攻撃は前掛かりになる。跳ね返されてもセカンドボールが拾える。波状攻撃というやつだ。攻めて攻めて攻めまくる。だけどどうしてこうもシュートが枠に入らないんだろう。
 もっと攻撃にギアを入れたい。そこでピッチサイドに野津田の姿が見えた。もはやこの19歳のルーキーに想いを馳せるのだった。交代は寿人と思いきや何と石原というのは誰もが驚いたのだった。
 野津田が入ってシュート2本は打っただろうか。この短時間でやってしまったことにもっと早い投入はできなかったのだろうかと悔やんだ。そしてそれ以上に最後のあの沸き立った攻撃の圧力をどうして失点をする前にできないのか。更に言えば手前側の副審、何度もオフサイドの判定でミスジャッジをしていたことで本当にあの審判ルール分かってるんだろうかなどとまじめに話したものだった。
 そんな沸き立つ展開も終了のホイッスルによって無情にも打ち消されてしまったのだった。がっくりとうなだれそうになった。首位直接対決で負けたことはタイトルという意味を外しても痛恨の結果であった。結局今シーズンはマリノスに全敗してしまった。そんな悲壮感がありながらもアウェイゴール裏は挨拶に来た選手を激励の拍手で迎え入れたのだった。

2013年10月19日 (土)

マリノス戦~寒さに打ち勝つ熱い展開を

2013/10/19 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島 日産スタジアム

 横浜戦を降りるとホームにドカッと人が降りた。結構人来てるんだなと思ったが何でも前売りだけで3万5千枚売れたらしい。今のところ日産スタジアムではこの試合が一番入ったみたいで昨シーズンもサンフレッチェの試合が一番入ったらしい。嬉しいことだ。かつては一番の不人気カードと揶揄されてたというのに。
 そのせいもあって駅の中はごった返していた。階段を上ろうにもなかなか進まない。というよりここの階段狭すぎるんだよな。新幹線の通ってる駅としてはお粗末なものである。
 その新横浜駅を出るとドンドコドンドコ太鼓の音が聞こえてきた。おお、今日の試合を盛り上げる為の演出かと思いきや、新横浜のイベントのようでスタジアムへ向かう間至るとこで屋台などが立ち並んでるのだった。とはいえスタジアム前のスロープも和太鼓の演奏がありまるで無関係という訳でもないようだった。
 アウェイのスタジアムといえ人が多いのはいいことだ。コンコースにはB級グルメらしい屋台が立ち並びそのどれも長蛇の列をなしていた。ぼくはそれらの行き交う人をより分けアウェイゴール裏を目指すのだった。そして予めドクトルが確保してる席を探すのだった。
 このスタジアム、人を捜すには苦労しない。すぐにドクトルを見つけ仲間と合流できたのだった。するとアップの選手が出てきた。ぐあっと盛り上がるアウェイゴール裏。声が塊となって発散される。なぜにここまでまとまるのかと思ったが屋根による反響だった。やっぱり屋根があるっていいなと思いきや思わぬ副作用があるのだった。
 ビューッと風が吹き抜ける。何で横の方から風が吹くんだ?どうやらこれも屋根の効果で風が廻り込んでしまうようだった。ううう、寒い。朝より寒いんじゃなかろうか。どうにか温まる方法はないものか。そうだ、熱くなる展開があればいいんだ。この寒さを忘れてしまう結果があればこのアウェイゴール裏の沸き上がりは大変なことになりそうだった。

2013年10月18日 (金)

首位決戦を前に

2013/10/19 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島 日産スタジアム

 代表戦があった為に2週間振りのリーグ戦である。マリノスとの首位直接対決という注目カードになってしまった。昨シーズン仙台との首位攻防戦で勝ったサンフレッチェがそのまま優勝できたことを考えるとこの一戦がとてつもなく大きな意味を持ってるというのはもはや説明する必要もない。それだけにプレッシャーだ。いかん、応援するこちらがこんなに硬くなってはと緊張を解きほぐそうと努めるのだった。

 マリノスとは昨シーズンから全く勝ってない。むしろぼろ負けしてる印象すらある。優勝した昨シーズンでさえホームで2点差で負け今シーズンも同じスコアで負けたのだった。それによりすっかり苦手意識ができてしまった。何となくマリノスとはやり難いという先入観が刷り込まれてる。果たして選手としてはこういうのどうなんだろう。

 考えられる展開としては寿人にがっちりマークが付きボールを中に入れられない状況になりその内にボールを奪われサイドからのクロスやミドルシュートで力づくでゴールを奪われる。はたまたCKによりやられる。ああ、どうしてそんな悪い発想しか浮かばないんだろうか。マリノスへの苦手意識は相当なものだ。

 そういう訳で実際にスタジアムに行くのは恐ろしくもあるのだった。こういう時仕事でもあれば良い口実ができるのだがこういう時に限って行けてしまうのである。こういう重要な対戦にぼくの虚弱な心臓は耐えきれそうもないのだった。普段散々選手のことをこき下ろしてるのに自らはそんなものなのである。

 マリノスとの対戦はどこからどう攻めていいか分からなくなる。それ程守備は強固で統率されている。もしかしてここのところ負け続けてる日本代表よりも硬い守備をしてるのではなかろうか。欧州クラブ所属選手を優先する現日本代表、その中の選手はこういうJリーグの舞台でプレーして本当に輝けることができるのだろうか。少なくともそれを見せつける試合となってくれることを願うばかりだった。

2013年10月15日 (火)

天皇杯熊本戦~無事勝ち進んだ3回戦

2013/10/14 天皇杯3回戦 サンフレッチェ広島vsロアッソ熊本 エディオンスタジアム広島

 石原開始1分ゴール。

 寿人後半ゴール。

 2-0で完封勝利。

 やったー、と騒ぎたいものの実際にはそれ以上の感情は沸いてこなかった。それもそのはず、あまりにも情報がない。試合結果を知るのでさえ自分で能動的に動かないと何も知ることができない。世間はこんな大会があるのかさえ知らないというのが実際のところだった。なので客が集まらない。そして報道はされない。そして大会のクオリティは下がる。悪循環ばかりが続く大会なのだった。

 この辺の環境を改善されようという様子もなしにただクラブ側にだけベストメンバー規定を押し付ける今のプロサッカー界のあり方はどう考えても矛盾している。全く注目もされない状況に何の手立ても打たない主催者側には義務がなくてやるクラブ側にだけ義務があるってどういうことだろうか。ベストメンバーを出さないと大会として盛り上がらないというのならもうちょっとお客を呼ぶ手立てを考えるべきではなかろうか。

 ただし、例えベストメンバー規定がなかろうと今回の試合でサンフレッチェがメンバーを替えたかというと替えなかったと思う。それも昨シーズンFC今治という4部に当たるチームに負けてしまったからだ。何人か普段出場してない選手が出たがそれでは4部のチームにさえ勝てないのを見せつけられてしまった。今にしてみればあれが選手の流動化を妨げたような気もする。最初から捨ててもいいと割り切るACLぐらいしか大胆な選手起用というのができなくなったのだった。

 普段と違う器用は代表に招集され不在の西川に代わって増田が出たぐらい。ミキッチやカズを休ますというくらいのことはやるかと思ったがそれができなかった。いや、もしかして翌週に控えるマリノスとの首位決戦の為に無為に休ませるよりも出場を続けてた方がいいという判断だったんだろうか。全てはその結果によってこの評価も変わってくるのだった。

2013年10月 6日 (日)

清水戦~野津田2ゴール

2013/10/05 サンフレッチェ広島vs清水エスパルス エディオンスタジアム広島

 戦術の変更で軌道に乗せ先制点を入れた清水。それに対してサンフレッチェには何の策もないように思われた。清水航平に代え山岸を入れたがそれで劇的に変わるとも思われなかった。そもそも失点前にチームの中心である高萩が足を痛めて負傷交代をしてしまった。ルーキーの野津田にこの戦況を変えられるとはとてもじゃないが思えなかった。逆転勝利の極端に少ないサンフレッチェ。もうそこには絶望しかなかった。
 だが失点したことで吹っ切れたのだろうか、さっきまで腰が引けてたボール回しが攻撃の姿勢へと転じたような気がした。もう相手の出方を伺ってという悠長なことは言ってられない。とにかく攻めなきゃいけない。攻めて攻めて攻めまくらなければ。左サイドへ入った山岸は果敢に深い位置までえぐってクロスを上げるのだった。
 そのボールは一度はクリアされるもその落下地点を読んでたミキッチが後ろに落とす。するとそこにスピードに乗った塩谷が足をジャストミートさせシュートとなった。ボールは一直線に飛んでいきゴールネットに矢のように突き刺さったのだった。同点。まさに失点してから5分後の同点弾である。そのあまりにも早い展開にまるで夢でもみてるような気がした。
 振り出しに戻した。それが勇気と活力を与えたのは間違いなかった。ボールを持ったら前に進む。ぐいぐいと力強さを増していく。そしてここからの展開をどうするかといった時に野津田はミドルシュートを打った。守備は空いていたがあの距離から打ってしまうだろうか。そのシュートはGKの手に届かなかったもののファーのポストに当たった。ああ、惜しいと思った瞬間ボールの跳ね返った場所はゴールの中なのだった。
 逆転。逆転、逆転、逆転。野津田が決めた。この大事な大事な大事な場面で野津田が決めたのだ。これは前節PKを譲ってもらい決めたことが良い流れとなったのかもしれない。思わぬ選手が思わぬ形で決めたことにサンフレッチェの選手は喜びを爆発させるのだった。そしてTVの前に座ってるだけのぼくも雄叫びを上げてしまった。
 残り時間、残り時間が気になった。このまま終わってくれれば。だけどサイドをえぐられたりクロスを上げられたりと危ない場面が続く。CKではラドンチッチという長身の選手がいるので肝を冷やされる。清水も死ぬ気で攻めてきてるのだった。ああ、こういう時もっとボールキープができたなら。もうちょっと時間を稼げたなら。そして欲を言えば追加点があれば楽になるのに。残り時間が長く長く感じられるのだった。
 完全に重心の下がってしまったサンフレッチェ、清水のボールを奪ったとしてもボールの出しどころがない。その為前線へ長いボールを出してしまう。だがそのミキッチの出したボールはディフェンスラインの裏へ出た。そして野津田がそのパスを予測して飛び出した為に絶好のカウンターとなったのだった。ディフェンスを置き去りにし、GKと1対1。ドリブルが1回多すぎたかと思われたのだが身体を寄せたGKのわずかな隙間に出したボールは力なくゴールに入ったのである。
 追加点。野津田の2ゴール。2点差。まさかの大活躍である。もはやこれで勝負は決まったのだった。新たなヒーロー、野津田岳人。やっと、やっとその活躍が観れたことに高揚感は冷め切らないのだった。そして次節、首位決戦への挑戦権を得たのだった。

2013年10月 5日 (土)

清水戦~与えてしまったPK

2013/10/05 サンフレッチェ広島vs清水エスパルス エディオンスタジアム広島

 寒い、朝起きると寒かった。それもそのはず、そとには霧雨が降り太陽は顔を覗かさない。家の奥からベンチコートを出した。少し大袈裟な気もしたもののそれで調度良い暖かさになった。
 昼を過ぎてもずっとその様子は続きその中で少し仕事して家に戻ったぼくはすっかり消耗しうたた寝をしてしまった。だがキックオフ前に家の人に起こされる。おお、寝過ごすとこだった。まずい、まずい。そしてスイッチを入れたTVの画面にはポンチョを着た人で埋まったスタンドの映像が流れるのだった。
 選手のユニフォームに雨のシミが点在している。広島も霧雨のような感じなのだろうか。だとしたら気温も低いだろう。だがその後雨は段々とはっきりとした形で降ってきたようだった。
 こういう時、サンフレッチェは天候に合わせたサッカーをやるかといったらまるでやらない。そして清水も他のチームがやるようなサンフレッチェ対策とも言えるような攻撃人へマンマークを付ける守備をしてこない。お互い自分の持ち味を存分に出す攻撃的な試合になるだろう。と思いきや、中盤でボールが行ったり来たりする非常に堅い堅い試合になるのだった。
 どうもボールが持てるようでいてシュートまで行けない。度々清水航平の左サイドが空いてそこからクロスを送るも全て合わない。それはまるで人のいないとこへわざと蹴ってるのかというような空転ぶりだった。そしてスコアレスのまま前半を終えるのだった。お互いシュートの少ない前半だったが前半の内に先制できなかったことが大きな足枷になるのではという嫌な予感を感じるのだった。
 後半になり清水は選手交代を含め若干システムを替えてきたようだ。正直TVで観てるぼくにはちっともわからなかったのだが解説者がそれを強調していた。すると途端に清水の方に攻撃の時間が多くなりサンフは守る時間が多くなる。危ない場面を迎えるようになってきた。強い雨足はシュートを打ったら何が起こるかわからない。しのいでしのいでしのびまくる。最後の場面で身体を張った守備がサンフレッチェのゴールを守るのだった。だが、それが行きすぎた時、ファールとなってしまう。そしてそれをやってしまった。青山は大前のペナルティエリアでの切り返しを倒してしまったのだった。
 笛が吹かれた時、大きく顔を覆った。後半の半ばを差し掛かると危険な位置でファールをしてしまう青山の癖が出てしまったと。そしてPKが宣告され西川のセーブへ神頼みをする。だがさすがにこれまで数々のPKを阻止してきた西川も今回は止められなかった。完全に逆に飛んでしまい先制を許してしまった。シュートも禄に打ててない試合においてそれは絶望的な意味をもつのだった。

2013年10月 4日 (金)

首位決戦へ向けての挑戦権

2013/10/05 サンフレッチェ広島vs清水エスパルス エディオンスタジアム広島

 3連敗の後に2連勝。この流れは良き方向に向いてると思いきやこういう実績が何の保証も与えないというのが過去の経験でわかってる。最下位のチームに勝てなかったり降格争いのチームにぼろ負けしたりその勝敗はシーソーのように移り変わる。まるで綱渡りのような状況だ。どのチームにも勝てるかもしれないし負けるかもしれない。totoを買う人は予測ができなくて大変だろう。一応2連勝中とはいえその前の3連敗が重く圧し掛かりあまり喜んでもいられないというのが正直なとこであった。

 そして今回の対戦相手である清水、これがつかみ辛い。これといった特徴が沸かないのだ。かつてはJリーグの中でも確固としたチームスタイルが構築され強豪の雰囲気を備えていたものの資金力の問題だろうか、近年はすっかり影を潜めたような気がする。選手にお金を掛けられないという事情もあるのだろう。そう考えるとサンフレッチェも対岸の火事ではないような気がするのだった。

 そのようなつかみ所のなさは非常に戦いにくい。順位的にも中位に位置する清水は何をモチベーションに戦うのかが見えてこない。対してサンフレッチェはこの試合に勝たないといけないという宿命を帯びている。なぜならこれに勝たなければ次節の横浜との対戦が首位決定戦にならないからだ。そうなるかどうかで盛り上がりが大きく違ってくるのだった。

 実はそんな遠くの敵の姿ばかりが見えている。それがマズイことだとわかっている。特に最近どのチームもサンフレッチェのパスサッカーを封じるような戦法を執ってくるようになった。大抵は攻撃の3人を徹底マークしてブロックを造り前にボールを出させない戦法だが清水は一体どんな対策を練ってくるのだろう。そしてサンフレッチェはそれをどうやって掻い潜るのだろう。最近になってサッカーは相手のいるものだと痛感させたれるのだった。

 どのチームもサンフレッチェのサッカーを研究してくる。プロであるからには当たり前のことなのだろうがずっと降格争いを続けていたチームだったが為にそれがとてつもなく不思議なことに思われるのだった。

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