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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles

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2013年9月29日 (日)

鳥栖戦~野津田のPK

2013/09/28 サガン鳥栖vsサンフレッチェ広島 ベストアメニティスタジアム

 石原へパスが渡った。追加点の千載一遇のチャンス。一方的に攻められてたサンフレッチェはがら空きとなってた鳥栖陣地へのカウンターを仕掛ける機会を得た。ドリブルで独走する石原。急げ、と声を荒げる。だがペナルティエリアに入った時に戻ってきた相手選手に足を出されてしまった。ここまでと思った瞬間石原は倒れていた。完全に足で挟んでいる。ファールだろ。
 PK。
 レフリーから宣告されたジャッジはやはりPKだった。更に得点機会の阻止で鳥栖の選手にレッドカードが出されたのである。1人少なくなった。そしてこれを決めれば2点差。これはデカい。さあ、一体誰が蹴るんだろうか。
 そしてペナルティスポットに立ったいたのはルーキーの野津田だった。えっ、という驚きと共に大きな不安を感じた。確かに高い技術は持ってるだろうがあまり実践経験もない野津田が蹴るにはあまりにもリスキーだった。もしこれで外すようなことがあったらどうするんだろう。大丈夫か?他に蹴る人いないのかよ。観てるこっちの方が緊張してきた。
 心なしか野津田の表情がこわばってるように見える。これを決める決めないではこの後の展開に大きく影響しそうだ。だが野津田はGKとは逆のサイドへグラウンダーのシュートを事も無げに決めた。追加点、これで楽になった。そして野津田にはゴールという実績も付いた。あとで分かったことだがPKも石原が野津田に譲ったらしい。何という理想的なPKであろうか。
 もはや勝ったという感情に支配された。だが鳥栖はちっとも諦めていない。果敢にプレスに来るその守備はなかなかに手強い。コーナーキックを得た時には一息つけるような気分だった。
 そんな鳥栖の気迫に対してキッカーの高萩はコーナーキックでは石原を目の前に立たせて時間稼ぎに使うのだった。確かに滅多に入らないコーナーキックをゴール前に蹴ってカウンターを喰らうよりはよっぽどよい。だけどそんなに時間稼げるのかと疑問に思っていたものの石原のフィジカルの強さが生きた。そして高萩もボールキープが巧みになっていたのである。
 ある程度時間が稼げたその成果には満足しながらもわずか数秒しか時間稼ぎをできなかった数年前のナビスコカップ決勝を思い出すのだった。そしてタイムアップに歓喜を挙げるのだった。
 サンフレッチェの試合巧者振りを解説者が称える。どこかその言葉が馴染めなかったのはナビスコカップ決勝の記憶があるからだろう。そして3連敗中の呆気ないやられ方にまだ傷は癒えてないのだろう。その為2連勝という結果にもちっともうわずるものがないのだった。そしてそれこそがシーズンを終えた時、やはりあの3連敗は必要だったと言えることを夢みるのだった。

鳥栖戦~寿人のスーパーゴール

2013/09/28 サガン鳥栖vsサンフレッチェ広島 ベストアメニティスタジアム

 シュートを打つ高萩にこの試合の意欲を感じた。いつもいつも肝心な場面でパスを出してしまう高萩。トップ下というポジションをやっていながらあの得点への意欲の無さは異様とも言える。そんな高萩が前を空いてれば打っていくという姿勢を見せたことでこの試合への意気込みが分かった。
 しかしその高萩のシュート、残念ながら枠には入らないのである。でも打つだけマシという感覚になってしまうとこがすでにこの選手に得点を期待してないのだ。だが相手の裏を突くようなパス、それには絶大な期待を寄せているのだった。
 それは鳥栖が人数を掛けて攻め上がってる場面だった。そういう状態になると鳥栖は豊田というターゲットがいるので強い。対してサンフレッチェのDFは空中戦に弱いこともあって鳥栖は前への圧力を強めた。
 だが鳥栖の攻撃を防ぎ右サイドにいた高萩がボールを受けると逆サイドの裏へロングキックを入れた。ボールは逆回転が掛かっておりバウンドをすると勢いをなくした。そのボールに反応してたのが寿人である。DFと1対1だがちょっとサイドに流れた。味方の上がりを待つかと思われた瞬間寿人は打った。左足で打ったそのボールはゴールのはるか先へ外れてしまいそうだったがドロップの回転が掛かりゴールに吸い込まれた。本当にゴールの隅に引力に引かれるかのようにはいったのである。スーパーゴール。まさにスーパーゴールだった。これぞ高萩のキックの精度と寿人のシュートの巧みさがあって初めてできた技である。こんな驚きのプレーで先制点を上げることができたのだった。
 その後鳥栖の猛攻を受けるも身体を張った守備で跳ね返す。跳ね返して跳ね返して跳ね返す。だが厳しくなってきた。さすがに攻められすぎだろ。というより鳥栖の猛攻が激しい。あと1点、もう1点あれば違うのだが。いかんせんサンフレッチェのボールを持つ時間は7秒くらいしか続かなくなってしまった。それでも無失点で押さえていたのはフィニッシュの差であろう。あれだけ得点力不足で苦しんでたチームにおいてフィニッシュの差でスコアに差を付けたというのは奇妙な気がした。
 時間が経てども鳥栖が攻める一方的な展開は変わりはしない。ボールを奪ったとしてもパスがちっともつながらなくなってしまった。もしかして涼しいと思ってた気温は結構高かったのかもしれない。次第にファールが多くなっていく。特に青山のファールは疲労を知るバロメータでもあるのだった。
 ついには寿人も野津田に交代してしまった。ここで若くフレッシュな選手で活力を入れたかったのだろうがいよいよ鳥栖の攻撃が勢いを増してくるのである。もはやサンフレッチェは守備に人数を掛けるしかならなくなってしまったのだった。

2013年9月28日 (土)

鳥栖戦~良きアウェイの雰囲気

2013/09/28 サガン鳥栖vsサンフレッチェ広島 ベストアメニティスタジアム

 何か寒い。いや、つい2週間も前は暑くてイライラしていたはずだ。もう今年は暑いままなんだと思っていたらある日を境に幕が落ちるように冷えてきた。やっぱり日本には四季があるんだ。この温暖化と言われた現代においてもそれが存在するというのにほっとするのだった。
 順位は大きく離れているものの鳥栖は6試合負けなしである。そしてベストアメニティスタジアムでは昨シーズン負けた記憶がある。先制され負すがろうとするも堅い堅い鳥栖の守備を最後まで崩すことができなかった。だがあの時ゴールを上げた水沼がいない。これは肯定的要因であるような気がしながらも元々選手にお金を掛けれない鳥栖は主力がでなくても結果を出すということがありあまり当てにならない要素であった。
 スタジアムの映像が出た時あんまり客が入ってないなというのが正直な印象だった。それ程大きくないスタジアムでありながらも空席が目立つ。残留が掛かってるチームにおいて残りの一戦一戦が重要な意味を持っているというのに。鳥栖も集客に苦労してるような気がした。
 対してアウェイゴール裏には紫の人で埋め尽くされてるのだった。地理的に広島からは比較的近いとはいえこれだけの人がアウェイのスタジアムに足を運んでるのは驚きだった。声援の声もサンフレッチェの方が聞こえてる。そういうのが結構ピッチ上の気につながったりするものなのだった。
 キックオフからサンフレッチェは余裕を持ったパス回しで鳥栖を翻弄する。サポーターの声援、前節勝ったという勢い、落ち着いた試合運び、何も不安に思うことはなかった。ただそれだけに先制点が欲しい。実況アナウンサーはゴール数で並ぶ豊田と寿人の対決と煽る。正直無駄な演出という気がしないでもなかった。
 実はこの日の中継、その他にも放送する側の演出として手を加えようとしてるとこはことごとく失敗している。ぼくらは試合を観たいのであってピッチ上で起こってることによって盛り上がりたいのである。変に監督の表情を映してそれに絡めようと話を進める辺りは勘違いはなはだしい。昔ローリング・ストーンズの『レッツ・スペンド・ダ・ナイツ・トゥゲダー』というコンサート映画でストーンズとは関係ない映像のカットを入れた場面でことごとく失敗してたのを思い出した。
 そんな中継でのストレスを感じながらピッチではもっと深刻なことが起こったのである。左サイドで出場してたファン・ソッコがうずくまったのである。どうやら接触した際に痛めたらしいがその時間あずか10分。たったそれだけの時間で交代を余儀なくされた。運動量の多いサイドの選手がこんなに早くかわらなければならないというのは大きな痛手だった。
 入ったのは清水。今シーズンに入ってまるで活躍してない清水。不安の靄がまた立ちこめるのだった。

2013年9月25日 (水)

4試合振りの勝利の痕

2013/09/21 サンフレッチェ広島vsアルビレックス新潟 エディオンスタジアム広島

「あんなつまらないサッカーをするチームに負けたのが悔しい」

 そう語気を荒げたのが新潟の柳下監督だった。その様子はインタビューを受けること自体が不快というのがありありと表れており、到底その結果を受け入れることはできない様子だった。

 それだけに新潟には相当な自信があったんだろう。相手のサンフレッチェは上位にいるとはいえ3連敗中のチーム、自慢の得点力も影を潜め力負けのような試合を続けてる。チームはもう下り坂。そうさせたのがサンフレッチェ対策とも取れる相手の良さを消す布陣。その前例を参考にすれば当然に勝機はあっただろう。そして自分達が連勝中という勢いもあったのだろう。まさしく出鼻をくじかれたのだ。それはストレスが溜まるに違いない。正直なところ応援してるぼくだってもう2度と勝てないくらいに思っていたのだから。

 だが得点を導いたのは高萩のボールキープだった。中盤でボールを受けてあそこで取られるとまたしても新潟の攻撃を受けていた。そこで踏ん張ると身体の向きからすると外に出しそうだった。だけどそれを中に出したことで相手を完全に置き去りにしカウンターの形になったのである。最後決めたソッコのシュートも素晴らしかったがあの高萩のプレーが全てだった。今日は失点の起点ではなく得点の起点になったではないかと胸をすく想いだった。

 どんなにプレーに波があろうと必ず高萩はピッチにいる。いい加減それが不満に思っていたとこだ。いい加減見切りをつけて欲しかったものの結果を出すと信じてたよとぼくのような人間はのたまってしまうのだった。やっぱり高萩の調子がいいとチームは結果を残せる。このチームが高萩のプレーの良し悪しに掛かる比重が高いと感じるのは皮肉にもこの3連敗があったから気付かされたのだった。

 だけどどうしてあんなにプレーが落ち着かなかったんだろう。変にボールをこねまわしたせいでシュートチャンスをなくしたりバイタルエリアでの妙な切り替えしのせいでカウンターを受けたり1対1の守備でカカシのような応対をして抜かれてしまったり。それについて多くの人は東アジア選手権に出てからおかしくなったと言った。そして事実あの大会に出場してからパフォーマンスが落ちたのだ。その後代表に呼ばれてないことからやっぱり呼ばれない方が良かったのではと思ってしまう。いや、本当に贅沢な話であるのは分かっているのだが。

 更にもう一つ忘れてはいけないことがある。カズのミドルシュートである。ゴール前固められてる展開においてミドルシュートを打つ場面があまりにも少なかった。枠に入るシュートさえ打てばその跳ね返りから何かが起こることがある。そして何かが起こったのが2点目だった。カズも後ろのボール回しばかりにこだわらないで前に出てくれば打開への活路が見いだせるのであった。

 ただしその後見せた数々のシュートチャンス、ことごとく外したとこがまたサンフレッチェらしいのだった。石原もがんばってはいるがそこを決めきれる決定力がない。もしかしたらそこまで決定力があればすでにサンフレッチェにいないのかもしれない。選手のレベルが上がると試合には有利になるが移籍してしまう可能性がある。かといってレベルを上げてもらわないとチームとして戦えない。改めてサンフレッチェって微妙なバランスの上に立ってるチームなんだと思うのだった。

2013年9月21日 (土)

勝利の味と緊張感

2013/09/21 サンフレッチェ広島vsアルビレックス新潟 エディオンスタジアム広島

 3連休お始めというのをすっかり忘れていたぼくは東京外環道路がなぜこれほどまでに混んでるのか飲み込めなかった。寄居町という埼玉の果てまで仕事で行ったぼくは早く家に帰りたいのにそれを邪魔するかの如く高速道路は一向に進もうとはしない。何でこんなちっとも進まない道路へ料金を払わなきゃいけないんだと今度は金銭を絡めた怒りへと転化してくる。全てはサンフレッチェの試合がなければ寛容になれることなのだった。
 ラジオのスイッチを入れるとNACK5で浦和レッズの中継をやっていた。サッカー好きにとってこの上ない放送であるにも関わらずスイッチを消してしまった。とても聴く気になれない。上位争いをしているライバルチームの動向はとてもじゃないが聴く気になれないのだった。しかも絶対に他会場の結果なども入ってくる。聴きたくない、聴きたくない。それを聴くのは不安で不安でしょうがないのだった。
 ふと携帯電話が鳴ったのでヘッドフォンで出た。家の人だったが大した用事でもないのに掛けたついでに発したのが勝ったよという言葉だった。これだけ神経をすり減らして情報を遮断していたのにあっさりと結果を知ることになったのであった。
 だがここからは意気揚々である。現地に赴いたドクトルへ連絡してみる。
「やあ、どうも。今日は勝ちましたよ。カウンター2発というとこですかね」
「カウンターですか?いつもはカウンターが遅くて点に結びつかないというのに。今日は速かったということですかね」
「いや、まあ最初に点を入れるとチャンスは広がるってことですよ。それにしてもソッコのシュートは凄かったよ。左サイドだったんだけど彼のシュートはもの凄いよ」
「いつもはシュート打てるとこで迷うんだけどね。今日は迷わなかったんですね」
 いや、それはまあ・・・という感じでドクトルは笑った。
「それにしても今日はよく攻撃できてたよ。久々に面白いと思える試合だったな。ただ、寿人も石原も肝心なとこで外してなあ」
 ああ、またしてもその話か。ということは得点力不足はまだ解消されたとは言えないではないか。
 それでもそれらの報告を聴いたぼくは意気揚々と運転することができた。未だに車はちっとも進まない。だがこの後久々に気分良く中継が観れるのとJリーグのダイジェスト番組を観ることができるのに気を良くするのだった。
 でも昔の弱い時代だったらラジオのサッカー中継だって平気で聴いたはずだ。むしろ楽しんだはずである。チームが上位にいるというのはこんなにもストレスの溜まるものなのかと今更ながら気付かされるのだった。

2013年9月20日 (金)

川崎戦を終え新潟戦へ

 書店に積んであった『サッカー批評』、発売日に手に取ってレジに向かった。そしてすぐさま紙面を広げると風間八宏の連載特集記事がありプロクラブを指揮する観点でのサッカー観を掲載している。毎号その記事は楽しみにしてるのだが今回だけは読むことができなかった。それ程までに川崎との対戦は屈辱的な敗戦だったのだ。

 あそこまで何もできず打つ手なしの試合をされるともうこの先の希望が見いだせない。状況的には2007年の降格争いをやってた時期と似ている。やってもやっても勝てなくそれでいてメンバーは変更することない。これがベストメンバーだと称しつつも本当に他にいないのかという不満が溜まっていく。不満、不審、懐疑、そんな悪感情を抱きながらもかといって今のサッカーを諦めて欲しくないという難しい感情があるのだった。

 あれ以来『Jリーグタイム』も観ていない。『エル・ゴラッソ』も読んでない。言ってみればもはやサッカー情報が遮断されたような状態になってるのだった。大袈裟であるがTVでも話題にあげられることのないJリーグにおいては意識的に情報を得ようとしないだけでそれが可能なのである。それはそれで何とも不憫な話なのだった。

 ああ、勝てない勝てないサンフレッチェ。特に得点力不足は目を覆うばかりだ。一体どうやったら点が取れるんだろう。点が取れない、点が取れない。そして誰かが致命的なミスをして失点してしまう。そして尻に火が付いた状況で攻撃にかかるも時間切れ。またそんな試合になるんじゃないのか。毎回毎回同じパターンで負けてる為にすっかりそういうイメージが植えつけられてしまった。

 中継を観るのが恐い。せめて仕事で生中継が観れないのが救いかもしれない。でも録画で観るのもなかなかに神経をすり減らすものだ。そんなぼくがビビりまくってる中でドクトルは広島まで行ってくるということだった。ぼくにもそういう太い神経が欲しいものだ。いや、信じる力とでも言うのだろうか。念仏、祈祷、祈願、何でもいい。良き結果を導いてくれるものは何なんだろう。もはやぼくの頭は理屈で考えられなくなってしまってるのだった。

2013年9月15日 (日)

川崎戦~遅すぎた攻撃

2013/09/13 川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島 等々力陸上競技場

 どうしても点の欲しいサンフレッチェ。それなのによりによってPKを取られてしまった。3失点目かよともう目を逸らしたくなった。ゴールマウスで構える西川。もういい、また7失点くらいしてしまえばいいんだと自暴自棄になっていた。ところが放たれたキックに西川は読みが的中し思い切り倒した身体にボールを納めてしまったのであった。
 うおおおおっ、という歓声が起こる。そしてわき起こった西川コール。この時にはぼくも熱くなってしまった。更にピッチサイドではミキッチが用意されている。コンディションは大丈夫なのだろうか。交代は清水だろうと仲間の中で話し合われてたはその通りの交代となった。正直突破もできずロングボールをトラップできない清水には何の期待感も感じなかった。昨シーズンは吸いつくようなトラップをしてたのに下手になってるような気がする。思いこみだろうか。
 果たして交代したミキッチはボールを持つと右サイドから駆け上がる。それも行きそうで行かないのかと思った瞬間ギュッとスピードアップするそのドリブルは相手を置き去りにしてクロスまで持ち込む。単純にスピードも早いのだが改めてどうしてあんなに抜けるのか不思議でしょうがないのだった。
 左のファン・ソッコは中へ切れ込む動きで相手を攪乱する。だが入らない。最後のシュートが入らない。というよりシュートまで行けないのが正直なとこだった。そしてこの状況を打破すべくピッチに送られたのは野津田でありルーキーの浅野なのだった。大きな声援で迎えられるもののリーグ戦初出場の浅野に対しては打つ手なしのやけくそな采配のようにも感じられるのだった。
 しかしこの浅野、反応が遅れてしまいそうなルーズボールにも食らいつき攻撃につなげていったりボールを持った時の方向転換の動きが結構迫力があるのだった。浅野、浅野、凄い、もっとやってくれ。もう攻めて攻めて攻めまくってる。あとは入れるだけだ。頼む、入れてくれ。
 そんな気炎を吐いた後半だったが結局1点も入れることもできず終わってしまった。どんなに攻めても点は入らない。カウンターになっても点は入らない。セットプレーでも点は入らない。その脱力感は相当なものだった。
 武蔵小杉駅までの帰路は長い長い、そしてとても重い足取りとなってしまった。出口のないトンネル。だがドクトルは次節新潟戦に行くと息を巻いてた。もう今シーズンは勝てないような気でいたぼくにはそれがとても眩しく思えるのだった。

川崎戦~勝利への渇望

2013/09/13 川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島 等々力陸上競技場

 声が塊となって鳴り響くのは屋根の影響が大きいだろう。だがそれ以上にぼくらは勝ちに飢えていた。勝ちに飢えて飢えて飢えていたのだった。

 ぎっしり詰まったアウェイゴール裏からは改修中のメインスタンドに重機が無節操に見える。あれどんなスタンドができるんだろうと仲間が言うのでぼくは意気揚々と2段式で屋根は近代的なシャープな形で先端はクリア素材でできるんだとさっき完成模型を観た様子を語ったのだ。目を丸くして聞く仲間に気分を良くする。それ故尚更気分が高揚するのだった。
 今日はイケる。そんな雰囲気が充満してた。そしてキックオフしてからの数分間というのは激しくボールを追い回し相手に主導権を与えないという気力に満ちていた。やはり今日は違うぞ、勝ちにいくぞと声援は更に熱を上げるのだった。
 しかし、守備に転じて左サイド深い位置へボールが渡った。それでも2対1で数的には有利な状況である。GKの西川にしてみればマイナスのパスにケアする場面であったがよりによってそこをドリブルでザックリと抜かれてしまった。その抜かれ方はまるで見事としか言いようがなかった。まるで立ってただけのような無様な守備をしてたのは高萩だった。そしてその突破からいとも簡単に角度のないシュートを決められたのだった。
 早い時間の失点。またこんなに早く失点したよ。またしてもしょうもない失点だったよ。そしてそれ以上にまたしても失点の起点が高萩だったことに大きな脱力感を覚えるのだった。
 点の取れないチームがこんなにも早く失点してしまい勝利への可能性は大きく減ってしまった。だが気を取りなして点を取ろうと意気込む気力がアウェイゴール裏にはあった。そう、時間はまだまだあるのだった。
 ところが前半終了間際になるともう攻められっぱなしだった。ぼくは早くハーフタイムが訪れることを願った。ところがボールを奪うことができたことで攻撃に転じる。右サイドから放り込んだクロスはあまり精度があるとは言えず簡単にクリアされる。宙にまったルーズボールを清水は競り合うことも時間を掛けさすこともできずあっさりと敵に前を向かせてしまう。そして手数を掛けずにスコンスコンと回されあっという間にカウンター。ゴール前1対2という状況に西川もなす術なく失点してしまった。2失点目。点の取れないチームにとってこの数字はもはや天文学的な絶望を意味するものであった。
 それでもハーフタイムで引き上げる選手には大きなサンフレッチェコールが起こった。ややもするとぬるいとされるかもしれないその応援スタンス、どんなことがあっても殺伐とすることがない。サンフレッチェの応援、それは素晴らしいと頭では理解しつつもぼくはため息と共に身体はじっと縮こまるのだった。

2013年9月14日 (土)

川崎戦~悲観に隠された光

2013/09/13 川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島 等々力陸上競技場

 何の映像も観れなかった天皇杯第2回戦、約1週間遅れで『天皇杯ダイジェスト』で観ることができた。シュートを打つも外して外して外しまくってる場面ばかり映る。得点力不足はちっとも解消されてないようなのだった。その為等々力に行くのにもどこか足取りが重くなるのだった。
 それでもやはりコンビニでチケットを買ってしまう。そして仕事の後向かうために席の確保を仲間にお願いをする。というよりドクトルなどは事前にわざわざその手配を打診してくれたのだった。この自堕落なぼくにおいて面倒をみてくれるとてもありがたい人である。
 それにより後は当日いかに仕事を早く切り上げるかに掛かってきた。ここがいつも苦労する点である。サッカーの試合があるので急ぐというのが世間ではどれほど奇異なことかというのをこういう時身に染みて感じるのである。まさに世間はJリーグとは関係なしに日々日常が続いていくのとサンフレッチェを追ってあくせくする自分の乖離に別世界をさまよってるような気分を感じるのだった。
 空はそれほど日差しが激しいという訳でもないのに汗がじわーと浮かび上がる。暑いという一言で現すにはあまりにも不快な熱が身体の芯から火照るのである。ある意味こういう日にサンフレッチェの試合があるのは幸運だったかもしれない。ジッとしているだけで汗がしたたり落ちるのはは不快極だ。スタジアムにいれば、そして熱狂をすることができればそれを忘れることができる。だがその熱狂すること、それがもっとも難しいことであるのだった。
 どうもここ数試合サンフレッチェは攻撃の糸口をつかめてない。完全にブロックを造った相手の守備を崩せない。攻撃人へのマンツーマンでのマークに手詰まりになる。その解決をほんの少しの中断期間で行えてればいいがそんな都合良く物事が進むようにも思えないのだった。
 石原の出場停止。ミキッチの戦線離脱。青山の虫垂炎。希望的観測よりもネガティブな要素ばかり頭に浮かぶ。こんなに不安で不安でいたたまれないのにスタジアムに向かう手筈を整えてる。それはチームの状態が悪くてもそれでもまた輝ける瞬間を観れるかもしれないというほのかな希望を抱いてるからなのだった。

2013年9月 8日 (日)

オリンピックに隠れた天皇杯2回戦

2013/09/08 天皇杯2回戦 サンフレッチェ広島vs福岡大学 福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場

 2020年、東京オリンピック決定。
 このニュースを目の当たりにする為ぼくも日が昇る前からTVの前で固唾をのんだ。まず最初の投票結果を発表した時、日本の名前が出なかった。その時の動揺、自分を含めあれが一番のハイライトだった。えっ、日本最初の投票で落ちたのかよ。あれだけ有利だと言われてたのにという空気が中継のスタッフにまで醸し出された。そして3分くらいして日本は得票集で1位だったものの過半数を獲得してないというだけのことだった。2位、3位が同数だった為イスタンブールとマドリードの決戦投票を今からやるというアナウンスなのだった。
 そんなハプニングの後更に2時間くらい経って決戦投票の結果の発表だった。白い封筒の中から出された決定都市、それが東京だった。オリンピックなどどうでもいいと言ってたぼくにして不覚にも目頭に熱いものを感じたのだった。
 そんな大イベントがあったこともあって天皇杯の存在をすっかり忘れてしまっていた。もっともスカパー!ですら中継がなく、かといって現地に行ける訳でもなくどこか知らない土地でひっそりとやってるという印象しか持てないのは仕方のないことだった。

 Jリーグのクラブとしてトーナメントに出てくる天皇杯2回戦、大抵はアマチュアクラブ相手である為絶対に勝ち進むという計算をしてた。その為実践経験を積む為普段出てないような選手の出場機会を得る場として昨シーズンはメンバーを大胆に替えたのである。ところがそれが災いしサンフレッチェは4部リーグに所属するチームに負けてしまったのだ。恥ずかしかった。恥ずかしく恥ずかしく恥ずかしかった。その教訓があったのだろう、今回は思った程メンバーの変更がなかった。それは一面では安心感を得たもののこれで試合に出れない選手はいよいよ出る機会がないということを意味したのであった。
 代表に召集されてる青山と西川に代わり岡本と増田が出てた。野津田にはチャンスがなかった。しかも交代メンバーは2人しか使わなかったのは勿体なさを感じたもののそれも致し方ない。何と、1点しか取れなかったのである。しかも得点者がDFの千葉ということを考えるとどうもCKでの得点らしい。得点力不足はアマチュア相手でも改善されることはなかったようだった。1点差という状況を考えればギリギリまで選手を代えることができなかったというのは分からないでもないのだった。
 実は天皇杯に出てくるような大学というのはプロ予備軍のような状態にある。高校を卒業してすぐにプロに行くより出場機会のある大学を選択する選手は多くなってる。それ故資金力のない底辺のプロクラブより練習環境も整い強いこともある。実際練習試合では結構プロを相手にすることもあるようだし実は弱いプロのクラブより強い可能性があるのだ。そう考えると慎重にならざるを得ない。何せ昨シーズン、プロにもなってないアマチュアクラブに負けてしまったのだから。
 わずか1点しか入れられなかったというのは物足りなさを感じた。メンバーを入れ替えての結果ならこれでも希望が持てた。厳しいと素直に勝利に喜ぶことができないのだった。
 それでもこの試合は岡本が初めてスタメンの試合で勝てたという記念すべき試合となった。そして本当に終了間際だが浅野が出場することができた。井波も途中出場を果たすことができた。わずか3選手だが若い選手が出場機会を得たのである。それだけでも肯定的に捉えることにしよう。
 公式試合記録を見てそんな空想力を働かせる。中継もダイジェスト番組もない状況ではそれしか手段がないのだ。天皇杯2回戦、この不都合さどうにかならないものかと毎年思うのだった。

2013年9月 2日 (月)

FC東京戦雑感

2013/08/31 サンフレッチェ広島vs FC東京 エディオンスタジアム広島

 13,896人。観客動員としてこの人数は見立てより多かったのだろうか、少なかったのだろうか。夏休み最後の試合、そういう時期的なものを考えれば見立てより少なかったのは明白だった。恐らく2万人くらいは見込んでいただろう。ではなぜそこまで客が来なかったか。答えは明白である。前節の甲府戦が悪過ぎたからだ。同じ負けるにしても攻めて攻めて攻めまくった挙句カウンターでやられてしまったというなら運がなかったと納得もすることができただろう。だがあれは完全な敗北だった。相手の思うようにいいようにやられた。手も足も出なかった。その失望感というのは計り知れなく大きかったのだった。甲府から帰る時、来るんじゃなかったという後悔の気持ちはどうしても拭い去ることはできなかった。

 この辺にパスサッカーの限界があるのだろうか。かといってせっかく築き上げたこのスタイルを変えて欲しいとは思わない。だとしたら相手を間延びさすような中盤にスペースのあるような状態にするのに何らの手立てはなかったのだろうか。ないはずはない。ただ、それを自ら放棄してしまったのだ。

 前が空いたらシュート。ゴールのわずかな隙間を狙ったシュート、遠目からのシュート、そういう強引なシュートがないのはもしかしたらパスサッカーの弊害なのかもしれない。サンフレッチェの選手はとかくシュートを打たない傾向にある。それはボールを大切にする意識が働き過ぎて可能性60%のシュートより可能性75%のパスを選ぶように刷り込まれてしまうのだ。少なくとも自分でシュートを打たない限り自分のミスに見えることはない。だけどシュートを打って外してしまうとそれがどれだけ無理なな状況でも以上に目立ってしまうのだ。むしろ無理をして打って入らなかった責任感を背負う羽目になるのだった。

 確実性を高める為に後ろに比重を置き失点を防ぎボール奪取率を高めようとする戦法。逆に相手に勢いを与えて不確実になってしまった。前線での思い切りもなくなってしまった。こういう時若手の新鮮さによりチームに活力を与えそうだが残念なことに川辺などは全く何の役にも立たなかった。

 どうしてサンフレッチェはこんなにも若手選手が活躍できないのだろう。岡本のように期限付き移籍で他のチームでプレーしてる時は脅威となってたのに戻ってくるとグレードが落ちて見える。不思議だ、そこが不思議なのだった。お祓いでもした方がいいのかと考えてしまうのだった。

2013年9月 1日 (日)

FC東京戦~打たないシュート

2013/08/31 サンフレッチェ広島vs FC東京 エディオンスタジアム広島

 同点になったことで俄然勢いづく。チームは完全に前掛かりになり勝ちを狙いにいった。しばらく見てなかったカズや千葉のオーバーラップがある。塩谷もバイタルエリアまで駆け上がりシュートを狙う。だが最後が決まらない。最後が。チャンスはありながら決めることができないのだ。
 そしてペナルティエリア前で高萩がボールを受けるという大きなチャンスが。身体も前を向いてる。強引にシュートを打つには格好の場面だった。だがこの時ぼくの表情は曇った。チャンスなのにピンチのような気がした。それは毎試合高萩のプレーを見てる為次のプレーが予想できたのだ。そう、高萩はシュートを打たなかった。そしてディフェンダーの裏を突くようなパスを出そうとした。するとそのパスは見事に相手に引っかかりカウンターへとつながったのだった。
 3人のフリーの選手で駆け上がるFC東京。DFの人数は足りてない。懸命に戻る努力も空しく勝ち越し点を決められてしまった。西川も反応はしてたが力及ばずというとこである。あれだけ攻めてたのに決められずFC東京は手数を掛けずに易々と決めたこの事実にがっくりと腰砕けになった。だが、それ以上にこの危機を招いた高萩のゴール前での煮え切らないプレーに殺意を感じた。高萩がシュートを打たずにパスを選択するところ、それは見てるぼくでも予想できる為守ってる相手にも予想ができてしまうのだった。だとするとシュートという選択肢がないだけに予測がたてやすい。このところ高萩のトリッキーなプレーがことごとく相手の網に掛かってるのはそういうとこなんだろう。
 それ故に位置的には失点から一番遠い場所にいながら失点の原因は高萩であった。そして数あるチャンスを決めれないのも高萩のせいのような気がした。もう高萩交代してくれ。そう願いつつも依然と交代は告げられることがなかったのだった。
 そんなゴール前での煮え切らないプレー、他の選手にも伝播したのだろうか。ファン・ソッコが右サイドからカウンターを仕掛けるもやはり最後は横パスを出してしまうのである。がっちりとした体格のソッコはシュートを打てば威力のあるものを打てるだろうにあえて自分で打たなかった。そしてその一つ余計なプレーがGK権田にプレーの余裕を与えてしまったのである。
 結局追加点を奪うことができず終了した。2連敗。前節の後次は絶対負けると予感してたがその通りになってしまった。だがチームはよりアグレッシブになっていこうという姿勢を見せてくれた。それでも取れたのは1点だけだった。得点力不足は深刻である。それもそのはず、シュートの意識が極端に欠落しているのである。
 唯一シュートへの意識を見せていた石原はイエローカードを貰ってしまい累積警告で出場停止を喰らってしまった。ただこの苦境においてしばらく中断期間を迎えるのが救いだった。
 果たしてその中断期間中シュート打たない病は治るのだろうか。クロスに精度を出すことはできるのだろうか。点を取ることはできるようになるのだろうか。点が取りたい。点が取りたいのだった。

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