メキシコ戦~0勝3敗
2013年6月22日 コンフェデレーションズカップ予選リーグ 日本vsメキシコ 開始早々の猛攻も空しく日本は良い時間に点を決めることができず時間が経つに従ってじりじりとラインが下がっていき押し込まれる展開となっていった。そして日本が攻めて攻めて攻めきっても力でねじ伏せることができなかったのに対してメキシコは実に簡単に点を決める。正に一瞬のタイミング、一瞬の隙を突いている。これはイタリア戦でも感じたことなのだが強豪国は例え89分攻められてても残りの1分で点を取る。そこに勝つ術の違いを感じるのだった。 後半、更に運動量が落ち日本は防戦一方だった。2点差となりながらももう前へ行く推進力はない。絶望だった。この状況で勝つ可能性はなきに等しかった。そこはもう日本の力のなさを認めざるを得なかった。それなのにザッケローニはメンバー固定を貫いている。さすがに多少の変更はあったもののそれもあまり変わり映えしないメンツ。アジアカップの時のベンチにいる選手も含めたチームとした一体感もなく沈滞ムードが漂っている。1点、せめて1点だけでも返したかった。 その時だった。2、3人のコンビネーションで最後に岡崎が決めた。残り時間は少ないがもしかして追いつけるかもしれない。ここで息を吹き返し日本は相手ゴール前でボールを回す時間が増えてきた。まるで開始直後の優勢な時間が戻ったかのようだった。狭いとこと突き、クロスボールを上げ、ドリブルで仕掛け。手を変え品を変えするものの一向にメキシコのゴールは割れはしない。そしてもどかしくも終了のホイッスルが鳴ったのだった。 結局また負けてしまった。その結果にがっくりする。でもあの最後の攻め上がりがその失望感に救いを与えてくれた。少なくとも1点返したことにより日本はよくやったのではという気分にもなった。この時思い出したのだ。それではぼくのやってる草サッカーと一緒ではないかと。 ぼくの所属してるチームは草サッカーにリーグでも最弱で滅多に勝つことはない。それでもディフェンスを引くという発想がなくあくまでも攻撃的に行くんだと強がるのだ。それは勝負を考えた場合効率的ではないもののプレーしてる感覚からすると負けてもその方が楽しいのだ。そして自分達が攻めてる時間が多ければ多い程その高揚感は増し守備の意識は薄らいでいく。そして負けてもあの時間帯は良かったとかシュートを打ったとかいう話になるのだ。もしかして日本人にはその結果よりも経過を楽しむ傾向があるのではなかろうか。それが代表チームにも少なからず影響してるのではないだろうか。 ぼくらのような超低辺のチームと代表チームを比べるのはおこがましい。だけど守って守って守ってカウンターから1点を取るという試合展開を望んでる人がいるかといえばはやり日本人の気質というのが影響してる気もするのだった。
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