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2013年5月11日 (土)

大分戦~1点しか取れない憂鬱

2013/05/11 サンフレッチェ広島vs大分トリニータ エディオンスタジアム広島

 

 よし勝った。

 タイセイさんからのメールで結果を知ってしまった。でもこれで安心である。昨シーズン昇格した大分はJ1の舞台に苦戦しなかなか勝てないのでボーナスステージと言えるかもしれない。ここは絶対に勝てる試合と高をくくってしまってもおかしくない。だけどそんな気の緩みはちっともなかった。過去にサンフレッチェは山となる試合で最下位の相手に負け順位を落としたり一杯痛い想いをしている。苦痛は時として人間を成長させるのだろうか。

 ぼくのいた都内では雨が降っていた。広島でも午前中降ってたらしい。さすがに傘をさして外に出掛けるのは億劫だ。映像で観たディオンスタジアムはずいぶん人が少ないような気がした。10,708人、先週チケットの売り切れた大宮で観戦しただけに物足りなさは感じざるを得ない。やっぱり雨のせい。だったら雨の降らない時にやればいい。それなのにJリーグは頑なに土曜日開催にこだわるのだった。

 土曜日というのは雨の降る確率が極めて多い。実際台風などは統計的に圧倒的に土曜日に発生してるらしい。その科学的根拠は解明されてないがもうそういうデータがあるのならそれを頼るのも手ではなかろうか。わざわざ雨の降る日に開催して客が入らないと嘆いてる様は滑稽にも思えるのだった。

 そしてタイセイさんの報告にもあったのだが点は1点だけだった。果たしてそれは誰だ。開始2分左サイド、パク・ヒョンジンの上げたクロスに飛び込んだのは3人いた。だが最後にヘッドで合わせたのは寿人ではない、石原でもない、DFの塩谷なのだった。塩谷のサンフレッチェでの初ゴール。だが最後尾の塩谷が何でこんなところにいたんだろう。その超攻撃的なポジション取りにやっと塩谷もサンフレッチェのディフェンダーらしくなってきたとにやけてしまうのだった。

 この早い時間で先制しその後も一方的にボールを支配する。そしてゴール前へ鋭いパスが入る。崩して崩して最後にパスをしてカットされる。クロスを入れると的が外れている。シュートを打っても枠に入らない。今シーズンに入って点が入らない理由がよく分かった。最後のとこで精度がないのだ。特にミキッチ、右サイドの突破はキレがあるもののどこを狙って上げてるのか分からないようなクロスを上げる。よりによって新人選手のヒョンジンの方が精度があるというのはどういうことなんだろう。

 ところがそのヒョンジンも左足でスワーブの掛かったクロスは相手ゴールを脅かすもののシュートになると途端に精度がなくなる。どうしてサンフレッチェのサイドの選手はこうもシュートが入らないんだろう。そういえば清水はここぞという時に決めていた。やっぱり点が入らなくなったのは清水が怪我でいなくなってしまったからだろうか。

 その後もカウンターで何度もチャンスが訪れるものの入らない。一体サンフレッチェはどれだけシュートを打てば決めることができるんだろう。シュートが入らない、入らない。そしてわだかまりが積もりに積もる。寿人も入らない。石原も入らない。カズも入らない。そして高萩はシュートを打たないのだった。何てフラストレーションが溜まるんだろう。

 そしてたった1点で終わってしまった。これだけ攻めてて1点。ああ、この得点力の無さ。勝ったとはいえ素直に喜べない。一体何をやってるんだ。得点ランキングに入りたいという野望を持った選手はいないのか。そんなことを思ってる内に過去の記憶が甦るのだった。そういえば前は早い時間に点を取ると必ず逆転負けをしてたんだった。それをこのまま無失点で試合を終わらせたのは大いなる進歩なのだった。1点あれば勝てる。実は勝負においてはそっちの方が手堅いのだった。

 負けたら負けたで不満をぶちまける。勝ったら勝ったで得点が足りないと嘆く。ずいぶんと満足するハードルが高くなってしまった。これこそが優勝効果というやつだろうか。応援する者としての我儘な感情が余計に我儘になってしまったようだ。実はサンフレッチェの苦労してるのはその目に見えない要素なのかもしれないのだった。

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    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
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     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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