鳥栖戦~勝利が欲しいホームでの試合
2013年4月14日 サンフレッチェ広島vsサガン鳥栖 エディオンスタジアム広島
今シーズンACLも含め6試合ホーム未勝利。エースの佐藤寿人は絶不調で2ゴールしか上げてない。やはり優勝したことで緊張の糸が切れてしまったんだろうか。選手もクラブもサポーターも優勝するまで一杯一杯だった。それがチームがなかなか波に乗れない原因なのかもしれない。そしてスタジアムの映像が映った時、その観客の少なさからそう確信せざるを得なかった。元々熱しやすく冷めやすいという広島の土地柄、一体優勝パレードをした時の8万人の観衆はどこへ行ってしまったんだろう。
前節も負けてる。ミッドウィークのACL浦項戦も負けてる。2連敗。その成績以上にその2チームとの対戦が完全に袋小路に追い込まれてしまった気がした。もはやサンフレッチェと対戦するチームはこの2チームと同じようなサッカーをやればいい。ブロックで守るサンフレッチェに対しゴリゴリと力業で攻めてくる。そうすればその圧力にいつか屈してしまう。いかにも鳥栖はそういうことをやってきそうだった。
ところがふたを開けてみると思った程攻めてこない。チャンスとあればゴール前の豊田を狙ったクロスを上げるとかドリブルで切り込んでシュートを狙うとかいう積極性があまりない。もしかして、鳥栖も昨シーズン目標のJ1残留どころかクラブ最高成績でシーズンを終え気が抜けてしまったのだろうか。身の丈以上の成績を収めた後というのは得てしてこういうものなのかもしれない。
どことなく以前対戦した時の躍動感がない。果たしてあれは何だったんだろう。サンフレッチェからレンタル移籍してた岡本がいないからか?確かに鳥栖では中心選手となりその躍進に一役買った。古巣との対戦となるだけに岡本本人も出たいに違いない。だが今シーズン出場試合で勝利のない岡本に今回出番はあるのだろうか。青山も負傷離脱から戻って来たしカズを差し置いて出場させるというのも勝負を考えるとあり得ないのだった。
そのカズも加わる後ろでのボール回しでは決してプレスを掛けてこない。かといって前にボールを入れると守備の網に引っかかり攻守が入れ替わる。これは恐らく寿人のせいだろう。どうしても競り合い、奪い合いになった時寿人では負けてしまう。かといって裏を狙ってもがっちりとマークされてる。前半シュート1本というスタッツがそれをよく表してるのだった。
後半のどこかで寿人を下げて石原のワントップへするだろう。身体を張った競り合いに石原は負けることがない。ボールの収まりもいい。寿人に関しては対策が練られてしまって手詰まりと言わざるを得ない。もはや昨シーズンの得点王という過去の栄光にすがる訳にはいかないのだった。
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