マリノス戦~悪夢よ、再び
2013年4月6日 サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス エディオンスタジアム広島
爆弾低気圧の影響で日本全国雨の日だった。広島では昼にそのピークが来たようでエディオンスタジアムの雨は尋常ではなかった。この天気、このピッチコンディション、サンフレッチェのパスサッカーをするには不利な状況だというのは初めから分かっていた。
相手はマリノス。優勝した昨シーズン唯一力負けした相手。更に今シーズンはまだ1回もホームスタジアムで勝ってない。また、メンバーに目を向けると岡本が入ってる。青山の代わりでボランチに入っている。これはチャレンジだ。ACLでの出場しかない岡本だが、出場した試合は今のとこ全て負けなのである。ただ、ACLはある程度勝てないこと前提でやってるだろうがリーグ戦はそうはいかない。岡本はこの試合今度こそはという執念を持っていることだろう。
そんな事前情報により気分を盛り立てたものの試合は全くの一方的な展開だった。サンフレッチェはこの天候でも無理にパスをつなごうとする。対してマリノスは早いプレスと個人突破で攻めてくる。そんなマリノスの攻撃にサンフレッチェは3人、4人と人数を掛けて奪いに行くもちっとも奪えないのだ。個でキープされボールをはたかれマークを外される。もうどこをどうやっても網に掛からない。それどころか網で水をすくおうとしているかのようだった。
どうしてここまで差が出てしまうのか。そんな状態では跳ね返しても跳ね返しても相手にボールが渡ってしまう。一体前線の選手は何をやってるんだろう。寿人はどこだ?そう、寿人である。われらが信頼すべきエースはどこにいるんだろう。
そんなことも分からなくなるくらい寿人にはボールが渡らなかった。また、渡ったとしてもすぐに奪われてしまう。見事なまでに寿人が昨日してなかった。まだ石原の身体を張った競り合いの方が部があった。これなら早めに交代して石原をトップに上げた方が効果的だろうと思ったが森保監督はとうとう最後まで寿人を使ってしまったのだった。
昨シーズンリーグ優勝を果たしサンフレッチェも強くなったと自信を持ったものだった。だけどこのチームはなぜか同じことを何回も繰り返してしまう習性があるのだ。それが同じ選手に毎回ゴールを決められるということである。滅多にゴールすることのない富澤に先制ゴールを決められてしまった。そしてマルキーニョスにも決められたのも前回のホームゲームと同様だった。更にスコアも1ー3とこれも同じだった。あの悪夢よもう一度と言わんばかりであった。
最後の監督インタビューでマリノスの樋口監督はサンフレッチェの守備は緩くなるとこがあるとはっきりと言ってた当たり、その余裕が感じられ悔しさが倍増してしまうのである。
マリノスに勝ちたい。もう今シーズンは成績などどうでもいい。マリノスにさえ勝てば何でもいい。そんな気分にさえなってしまうのだった。何だかあまり特徴のないサッカーをするマリノス、それ故にこれだけボロ負けしながらも勝てない相手かなと首を傾げてしまうのだった。
この試合で岡本はまたしても出場した試合で負けてしまった。果たして岡本に勝利の歓喜が訪れるのはいつなんだろう。そしてもう一人、絶好のシュートチャンスを枠に飛ばすことのできなかった野津田。シュートへの積極性はあるものの初ゴールが生まれるのはいつなんだろうか。
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