暑かった鹿島
照りつける太陽、それはスタンドに出ることを躊躇させた。ドクトルの提案で2階バックスタンド自由席で観戦することにしたのだが、そこは直射日光が降り注ぎ熱で痛いくらいだった。ただそのせいで客はほとんどなくアウェイエリアでないものの紫のレプリカを身につけていることに何の問題もなかった。ぼくらは席を陣取ると日差しを避けるように外に躍り出たのだった。
キックオフまではまだ時間がある。ぼくらはスタジアム内のグルメタウンに繰り出したもののこれが2階席からは遠い。長い長い階段を下りなくてはならない。そして買い物を済ませた後は当然また階段を延々と上らないといけない。それはちょっと面倒だった。階段では腰を掛けて腹ごしらえしてる人がいる。日陰になって風が心地よく吹き抜けるのでそうしたい気持ちはよく分かった。
ぼくらは買い物を終えるとそれだけで汗だくになっていたのだった。何せ暑い。気温が高い上に炭火で調理してるのだからむわっとした熱気が漂う。煙はもうもうと上空に立ちこめていた。そしてメニューはじねんじょ丼やハム焼きと一風変わってる。これらのメニューを楽しめるのは確かにアウェーエリアではできないことなのだった。
涼しい場所を探しぼくらは時間を潰した。それぞれの買ったグルメメニューの品評会をしながら。そして日差しが弱くなってきた頃合いに再びスタンドに躍り出た。そこは見晴らしの良い席でスタジアム全体を見下ろすような感覚が味わえる。そして気付くと席は徐々に席は埋まってきた。こうなると紫のレプリカを着てることに多少の気まずさも感じるもののそこは別に気にしてる様子の人はいないのだった。
それから程なく選手がウォーミングアップに出てきた。清水から期限付き移籍の辻尾もいる。この選手がどれだけ機能するだろうか。そして出てくるのはどのタイミングなのか。そしてこの暑さ、これらが一体試合にどれだけ影響するのだろうか。
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