札幌戦~寿人9年連続二桁得点
2012年5月26日 コンサドーレ札幌vsサンフレッチェ広島 札幌厚別公園競技場
朝からよく晴れている。場所は遠いものの札幌も大して変わらないだろう。映像を観る限りでは風も吹いて気持ちのよさそうな天候だ。観客はまばらであるのが妙なアウェイの雰囲気にならないのは戦う上でおいていいのかもしれない。が、アウェイとはいえ客が入らないのは寂しい気もするのだった。
だがスタジアムのフラッグは勢いよくなびいていた。やはり風は強いかもしれない。サンフレッチェは風下。そのせいか試合開始直後は札幌の方が攻撃の意識が強いように見えた。慎重にいってるのだろうか。確かに試合は90分ある。だけど気の短いぼくはじれったくてしょうがなかった。攻めろ、攻めろ、早めに先制点を入れてくれ。
すると中盤でボールを奪ったら素早いカウンターを仕掛けゴール前中央で受けた高萩は左のスペースへ出す。そこに走り込んだ寿人はGKの脇を抜けるシュートを入れた。実に簡単に決めてしまった。これでJ1年間10ゴールを9年連続での達成である。J1・100ゴール目を決めた時もそうだったが寿人はこういう記念ゴールを実に簡単に決めてしまう。本人はよくインタビューで記録は気にしてないというがそれは本当のことのようだ。
そして2点目も簡単に決まった。ペナルティエリアに入った高萩により戻されたボールには山岸が走り込んだ勢いのままのシュート。そのコースといい弾道といい申し分ない。こういうシュートが打てるのにどうして肝心なとこでパスを出してしまったりするのだろう。常にスタメンで使われてることから監督には信頼されてるはずだがどうも頼りない先入観を持ってしまっている。そういうなよなよっとしたイメージを払拭するためにもこうやってゴールを決めていって欲しいものだ。
前半の内に2点差となってしまいあとは失点をしないことが目標になった。そしてあと何点取れるか。こういう試合で得失点を稼ぎたい。こんなことを考えていた。そう、ぼくはもう勝ったようなつもりでいたのだった。実際余裕のできたサンフレッチェは札幌に攻撃の眼を与えないボール回しをしてた。この展開なら早い内に大量得点をしてベンチの選手を使うことだってできる。後半は風上、より余裕のある戦いができるだろうなどと考えたのだった。
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