FC東京戦~春の嵐
2012/03/31 FC東京vsサンフレッチェ広島 味の素スタジアム
横須賀の朝は青く晴れ渡ってた。強い風は吹いてたものの本当にこんなんで雨降るんだろうか、そんなことを話していた。が、最近の天気予報はテクノロジーの発達のせいかよく当たるものだ。段々と灰色掛かった雲が立ち込め雨も降ってきた。風は渦を巻きまるで嵐のようだった。
こんな天候の為早く仕事を切り上げることができたもののいかんせん飛田給までは遠く味の素スタジアムに行くのはとうに諦めていた。ただ、その期に及んでもまだ観戦の可能性を内に秘め車を走らせたのだった。
横浜横須賀道路から湾岸線に出るとすざましい横風に車体が吹っ飛ばされそうになった。その為三溪園から大井までの東京湾沿いは通行止めになり迂回させられた為激しい渋滞に巻き込まれる。お蔭で生観戦を諦めることができた。ただ強風の中仕事してたことにより疲労のせいか眠くなる。フロントガラスに打ち付ける雨は視界を妨げる。眠たくなったら早めに休憩などとラジオのCMなどでのたまうが休憩する場所なんてありゃしない。眠気と疲労と渋滞に耐えなければならない。何と辛いことよ。そしてよりによってこんな天候で試合が行われるんだなと考えるのだった。
FC東京。J2に降格するも1年で復帰。そして今シーズンは開幕3連勝と波に乗ってる。ここ3シーズンとJ2から昇格したチームというのがかつてよりパワーアップしてJ1に戻ってくるという傾向がある。昇格後いきなり上位争いをやるチームが必ず1チームはあるのだ。それが今シーズンはFC東京である。そしてこともあろうかその潮流を創ったのがサンフレッチェなのだった。
実のところサンフレッチェにとって味の素スタジアムは縁起がいい。特にFC東京との対戦になると気持ちのいい結果にさせてもらってる。とはいえそれも何の根拠もないことだ。事実2002年には4-0で負けるという屈辱を味わってる。そしてその前にはアディショナルタイムで追いつかれ延長戦ですぐに逆転されてしまったということもある。何か一つのボタンの掛け違いで簡単に状況は変わってしまいそうな気がした。やはりそう簡単に勝てそうではない。
そういえば今シーズンは土曜日になると雨が降ってるような気がする。どうも4年周期くらいでそういうシーズンがあるような気がする。Jリーグにとってははなはだ迷惑な話ながらJ1を土曜日集中開催に踏み切った途端こうなるとは恐らくこの制度を決めた人は星を持ってないんだろうなという気がするのだった。くじ引きでは必ずはずれを引くような。
そんな取り留めもないことを朦朧とする意識の中で考えながらハンドルを握るのだった。
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