鹿島戦~先制、だが1点欲しい
2012/03/24 サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ 広島ビッグアーチ
1勝1敗。新生森保サンフレッチェとして評価のし辛い成績だ。でもそのサッカーの方向性は間違ってない。そう信じることもできる。ただしそれが負けが込むとそうも言ってられない。かといって森保監督に辛辣な評価を下すことは心情的に難しい。森保監督を信じたいし応援もしたい。だけど結果が伴わなかった時、一体どういう反応をすればいいんだろう。
そういう意味で第3節となるこの試合は非常に大きな位置付けとなるのだった。まあその意義づけとやらはいつもやってることなので実はこじつけといえばこじつけである。それでも現地にも行けない身としては盛り上がる要素が欲しいのだ。そしてそんなぼくに都合のいいことに仲間がうちまで観戦にやって来たのだった。
仲間とは駅で待ち合わせをした。外は雨が降り春とは思えない寒気がした。広島はどうだろうと思ったが家に着きTVを付けると緑の映えたピッチが映ってた。よく晴れ渡っている、天気はいい。それなのに弱冠客が少ないような気がしたのは開幕戦が入り過ぎたせいかもしれない。アウェイゴール裏の鹿島のサポーターも浦和に比べると少ない。それでもアウェイのサポーターとしては多く来てる方ではあるが。
「今日は大崎がスタメンなんだね」
メンバー表に石原の名前はなくやはり怪我から回復しなかったらしい。かといって大崎か。前節清水戦ですっかり信用をなくしてできれば出て欲しくなかった。若い選手だから経験を積ましてやりたいのだろうがこれはあまりにも芽がない。プロ3年目にして出場機会に恵まれない理由が前節分かった気がした。少なくともストライカーとしての役目を考えたらゴールを期待することはできなかった。
「でもユースの時は思い切りのいいシュートよく打ってたのにね」
ユースに詳しい仲間が教えてくれた。そういやトップで初めて出場した試合ではもっとゴールへの貪欲さを感じた気がしたのだが。やはり実践経験を積むことなく月日を重ねると本来持ってるものまで失われてしまうのだろう。そしてそういう選手に頼らざるを得ないというとこに苦しいチーム事情を察するのだった。
ただし大崎はがんばってた。前線からのプレスには手を抜くことがなかった。ただしこういう前線からのプレスは連動性がないと無意味になってしまうのだが寿人も果敢にプレスをして奪えないまでも相手に自由にボールを廻させるということを阻止していた。それは昨シーズンとは違う点であった。
そしてCKの場面。一旦は跳ね返されるも森脇が後ろ向きに放ったシュートは力なく寿人の前に転がった。そして寿人はそのボールに足を振りぬく。鹿島のDFはオフサイドを主張する。しかし副審から旗は上がらずゴールが認められたのだ。
先制。やはり頼りになるのは寿人である。ただ得点源が寿人1人というのは苦しい。1点差というのはちっとも安心できない。それは昨シーズン先制しながら逆転負けという試合を4回もしてしまったからだ。もう1点欲しい。もう1点、もう1点。
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