福岡戦~厳しい現実
2011/09/25 アビスパ福岡vsサンフレッチェ広島 レベルファイブスタジアム
一体何をやってるんだ?余裕綽綽にボールを廻している割には特にプレッシャーも掛かってない場面で相手にパスを出してしまう。舐めていたんだろうか。舐めていた。そう見られたって仕方がない。相手が最下位のチームということで最初から勝ったような気でいたんだろう。勿論見ているこちらもそのつもりでいた。それが悪かったんだといえばそうかもしれない。
立ち上がり、山岸はアーリークロスを上げれる場面で横パスを出した。そして寿人はGKと1対1になりながらシュートさえ打てなかった。そこで暗雲が立ち込めた。ああ、この試合はもう駄目かもしれない。まだ始まって5分もしない内に勝つことが困難になる予感がした。そしてホームで対戦した時サンフはこのチームに勝てなかったことを思い出した。
解説は圧倒的にサンフを格上のチームとして話を展開してたものの時間の経過と共にどちらが順位が上のチームだか分からなくなってくる。シュートを打つ福岡、シュートを打たないサンフ。確率論からいってどちらに得点の可能性があるか明白だ。せっかくゴール前まで攻めながらもウダウダとシュートを打たない内に相手ボールになってしまい逆襲を受けた。そもそもシュートを打たないというのは相手も分かっていたのだろう、その内ボールも奪えるという予測の元に心置きなくカウンターの準備を着々と進められてしまった。スピードに乗ったカウンターは見事に決まりあっさりと先制されたのだった。
情けなさと怒りが同時にこみ上げてTV画面に背を向けてしまった。それがいかに無意味な行為だとしてもその場でジッとしていることができなかった。攻めていてやられる分にはまだ自制もできる。だがシュートも打たないでやられてしまうというのでは納得のしようがない。お前らやる気あるのか、点を取る気あるのか。そんな罵声をあげたくなった。
そして後半、追いつかないといけないサンフは中島に代わってムジリが入った。それにより再三敵にパスを送ってたのが中島だというのが分かった。中島も良い時はパスの配給役として十四名役割を果たすが悪い時は敵へパスを配給してしまうという傾向がある。それが見事に試合毎にハッキリしてるのが性質が悪い。悪いなら悪いでずっと悪ければ最初から使わないのだがそうでない時があるということで使うととんでもないことになってしまうという丁半博打みたいなものだ。ただ、丁半博打という意味では代わったムジリも同様の悩みを持ってる選手でもあるのだった。
しかし、ムジリ幸先よくゴール前でいきなりシュートまで持っていき今日はやってくれるのではという期待感を感じさせた。よし、これから反撃だと思っていたら今度は盛田がやらかしてくれた。単純に前へクリアしていればいいボールを後ろでつなごうとするあまりゴール前で敵に取られ2点目を決められたのである。これも相手へのパスだった。そういえば盛田も相手へのパスの多い選手だったのである。チーム内に相手へパスする選手が2人もいればさすがに勝てる訳がないのだった。
だがここで火が付いた。俄然前掛かりになりシュートを狙っていく。ミキッチから何度もクロスが入る。DFの裏へボールが出る。だがその度に皆が皆シュートを外す。特に寿人の外しっぷりは100万回シュートを打っても入らないのではないかというくらい外してた。シュートを打っても入らない、もはや絶望的だった。
ここで山岸に代わって石川が入ってきた。2点差を追わないといけない場面で出すということはミシャも石川には期するものがあったに違いない。だがこの石川がまるでピッチにいないのではないかというくらいにボールに絡まないのだった。まだ山岸の方がマシだった。いくら縦への突破がなかろうとシュートをふかそうとボールに絡んでるだけマシである。いや、むしろ後半になって段々と積極的になってきた矢先の交代だった。ミシャもこの交代は失敗だったと思ったのではなかろうか。
波状攻撃をする中やっと決めたのはDFの水本だった。寿人の落としからシュートを放ったもののその時すでにアディショナルタイムに入ってた。遅い遅すぎた得点だった。あえなく終了。勝つべき相手から負けてしまったのである。何をやってるんだというのが正直な感想だった。
なぜ前半からもっと貧欲にゴールを奪いにいかなかったんだろう。なぜあんなに敵にパスを送るんだろう。なぜ最初から勝とうという闘志を見せなかったんだろう。そんな疑問がグルグルと旋回するのだった。
でもこの試合ではっきりしたことはもはやミキッチが封じられたら攻め手がないということだった。そして負けてる状況なのに交代枠を2人しか使わなかったという選手層の薄さ。それは交代出場した石川のパフォーマンスの低さでより痛感させられた。そして決定力が低い癖にシュートを打たないという習性。どれを取ってもポジティブになれる要素はないのだった。最下位のチームに負けたというよりその現実を突き付けられたことの方がショックなのだった。
« 磐田戦~呪縛を解き放つ | トップページ | 神戸戦~1週間での変貌 »
明らかに舐めてましたね、福岡相手に。
福岡は後がないのかアグレッシブに攻めてましたし(特に松浦は)順当に負けました・・
それに引き換え、うちはミカと洋次郎くらいしか頑張ってませんでし(W浩司が酷くて洋次郎は足引っ張れてたが・・)
とにかくこの試合のコメントみて、寿人に言いたい!!ミカに謝れ!!と
お前の三倍は頑張ってたぞ!!ミカは。
投稿: みかんこ | 2011年9月25日 (日) 22時52分
>みかんこさん
やはりそう思いますよね。
ストライカーだったら自分がゴール決めれないで負けたと言って欲しいものですよね。
逆に言うとこの時点で負けるの決まってたようなものですね。
それにしてもここまで酷い試合をしておきながら他に交代選手がいないというのが悩ましいです。
もしかしたらそういうチーム間の競争のなさがこの停滞を招いてるのかもしれませんね。
投稿: Miles | 2011年9月26日 (月) 09時15分
昨日はスターフライヤーに初めて搭乗しましたが、ただ安いだけの航空会社かと思っていましたが、座席にフットレストがついていたり、テレビもついていて既存の航空会社の普通席以上の設備でした。認識を改めなければいけないですね。
昼食のうち「博多おつまみよか味天(博多しそ、ちりめんめんたい、きくらげ海老れんこん)」(400円)で結構お腹一杯になりました。
あれ?行った場所と目的が思い出せません。
投稿: ゆみしん | 2011年9月26日 (月) 22時14分
>ゆみしんさん
とても有意義な旅をなさいましたね。
昼食の味天安くておいしそうですね。
しかし行った場所と目的は確かに思い出せなくなりますね。
投稿: Miles | 2011年9月27日 (火) 09時10分