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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

JリーグPR

  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles

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2011年5月29日 (日)

鹿島戦~勝利への犠牲

2011529日 サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ 広島ビッグアーチ

 雨が降り続けてるのは台風の影響だった。前日から強弱の差はありながら止まることなく降りつづけている。それがサッカーの試合に影響を与えないことはないだろう。その要素は勝敗に深く関係するだろうがだからこそ予想をするには不確定な要素である。だがただ一つ、観客が入らないことだけ用意に想像がついた。それでありながらその割に8,049人も入ってた。ミシャが来た当時は土曜の昼間でもこれくらいの観客動員しかなくどんなサッカーをやろうとビッグアーチにはどうやっても客が入らないのかと失望をしたのを覚えている。

 外では雨粒の打ち付ける音。沖縄から上がってくる台風は関東にも多量の雨をもたらし当然にTVに映ってる広島にももたらされたのだった。こういう時ボールはスリッピィで滑りやすいのだろうか。それとも水が溜まってボールが止まってしまうのだろうか。パスが主体のサンフレッチェにとってそれはボールを回すためには重要な要素でもあるのだった。

 しかし、意外と試合は優位に進める。ゴール前でボールをつなげる。そして空いたコースにミドルシュート。まさにそこしかないといった場所に強烈なシュートを決めた。浩司だ。ずいぶん久し振りである。久保が去って以来FWの軸のなかったサンフレッチェは浩司の得点力に頼った時期があったものだ。寿人というエースストライカーが来ても2008年などJ2とはいえよく点を取ったものである。最近は後ろでの起用が多いのもあるがアタッカーという意味ではすっかりおとなしくなった気がしてた。忘れた頃に決めた。実は今シーズンすでにゴールは決めてるのだがそう思えない程にゴールを決めるという印象が抜けていたのだった。

 早い時間の得点は充てにならないならないと思いながらもこの試合はもうもらったような気分でいた。それ程に鹿島の攻撃に迫力がなくサンフの方が優位に試合を進めてるような気がした。ただし最後のとこで精度がなく追加点をあげられない。これもいつものことだったがそのせいで危機感が薄れてたのは事実だった。

 だからこそ鹿島が攻めてきてもそれ程危機感を持たなかったというのが本心である。そんなぬるい雰囲気があったのかもしれない。鹿島は左サイドから上げたボールをあっさり決めたのだった。あまりにもあっさりしていてゴールが認められるというのが信じれなかった程である。これで一気にぼくの感情は害されてしまった。

 そうなるともう全てが上手くいってないように見えてしまうのだった。セカンドボールは拾われパスはつながらなくなる、そして決定的場面ではシュートをきっちりと外してしまう。あああ、あれを決めてくれない。これは入るだろというシュートを本当によく外す。信じられないようなプレーでゴールを決めるチュンソンだが外す時は沢庵の尻尾でも噛みしめたくなるような悔しい外し方をしてくれる。逆にいうとそういう場面があるがために気持ちに余裕が生まれまたしても肝心な場面でチャンスを潰してしまうのだった。

 アディショナルタイムに入りこのまま引き分けかなと思った。というよりも何だか旗色が悪くなってきたのでその方が良いような気がしていた。とにかく失点しなければ良かった。が、この時わずかな隙に放たれたシュートが鹿島ゴールに突き刺さった。またしても浩司である。浩司2得点である。しかもどちらも貴重なゴールだ。そう、こういう浩司が観たかったのだった。

 残り時間あとわずか2分。もう勝ちである。そう、普通は。だが事サンフレッチェに関してそんな鉄板な常識は通用しないのである。2分というのがまた途方もない時間のように思えるのである。その証拠にまたしても森脇が一発レッドで退場してしまった。出場停止明けにまた出場停止。ピンチはしのいだのだろうが勝つ為には退場者をださないといけないのだろうか。

 運よく最後のFKが外れてくれたため勝つことができた。森脇がファール覚悟で止めてくれたからだろうか。それとも冷静さがなさ過ぎるのだろうか。余裕がないから相手へパスしてしまうことがあるのだろうか。そんなあらを探しながらも代表に選出されてるのである。実に不思議だ。勿論代表への選出には喜んだもののその選考に首をかしげているのは実はサンフレッチェのサポーターの方が多いのではなかろうか。

2011年5月22日 (日)

神戸戦~釘をさす神戸

2011/05/21 サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 ホームズスタジアム神戸

 眠ってたのだろうか。そのハッキリしない雰囲気はまさに眠ってるという表現がもっとも適してるように思えた。

何かが違う。パスはつながらない。敵のプレッシャーに簡単に負けてしまう。そして何よりも攻められてばっかりだった。一体今日はどうしたんだ。敵にばかりボールが行く。何が違うんだろう。そういえばメンバーそのものが違ってたのだった。

 怪我人、出場停止、更に風邪をひいたという選手がいて総勢5人選手が入れ替わってしまった。しかも早い時間で山岸まで負傷交代してしまってまた怪我人が増えてしまったことに肩を落としてしまった。ただしその交代の前に神戸も負傷交代をしておりその交代した選手が早速得点を決めて結果を出してしまったことは何とも決まりの悪いことだった。

 やはりスタメンとサブでは大きく実力に差がある。そう思わざるを得なかった。そういえばサテライトの試合でもJ2のチーム相手にほとんど勝ってないような気がする。それにより不安がなくもなかったのだがやはりそういうことだったようだ。

 それにしてもここまでボールが前に行かなかったのはムジリのところで攻撃が止まってたような気がする。生半可ボールキープが上手いだけに溜めを創ろうとしてる内にボールを取られた。果たしてこれはムジリが悪いのか他の選手がパスコースに走ってなかったせいでボールの出しどころがなかったのか分からない。ただムジリのところで取られるのが目についたというのは1つの駒としてのムジリではなくとりあえず預けて後は頼むという展開になってたのかもしれない。

 そういう訳でろくにシュートまでいけない。強引にでも打とうとしたムジリのシュートはことごとくブロックされた。更には絶対的なチャンスの場面で大きくシュートをふかしてしまった。入れるべきところで入れない。サンフレッチェにはそれがあまりにも多い。もしかしてムジリも日本に来てサンフレッチェ病にかかってしまったのではなかろうか。

 そしてこういう時の頼みの綱がミキッチの右サイド突破だ。だがこれもとりあえず預けて後は何とかしてくれという個人での突破頼みの展開が多かったことからここでもチャンスがあまり創れなかった。それでもさすがミキッチ、ペナルティエリアへ切れ込むスピードには切れ味がある。が、倒された。PK!だが主審の松尾一は笛を吹かなかった。後でリプレーが流れたがこれには解説者もPKでしかるべきという意図のあるコメントをしてた。スピードとテクニックのあるミキッチはペナルティエリアで倒されることが多いが同じ選手にその全てPKを取るのは心情的に難しいというのは分かるがルールはルールなんだから何とかして欲しいものだ。

 しかし結局のところシュート数で倍近くも差がありCKも圧倒的に神戸の方に分があった。結局負けるべくして負けた印象だ。開幕から負けがないということで今シーズンは違うと浮き立ったもののそれに釘を刺すのは神戸だった。過去をさかのぼってもこういう状況の時ポコッと負けてしまうのは神戸戦のような気がする。そして過去をさかのぼればここぞという時に限って負けていたような気もする。それを考えればこんな1敗なんてどうってことない。といってもう1度録画を見返す気には絶対にならないのだった。

2011年5月20日 (金)

神戸戦を向かえ

2011/05/21 サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 ホームズスタジアム神戸

 水本、青山が負傷離脱し、森脇、チュンソンが警告によって出場停止となった。森脇についてはレッドカードが出された瞬間本人も受け入れざるをえない表情をしたくらい明確なものだった。だがチュンソンのイエローカードはファールですらないものであった為に不満が残る。だがこれも1試合1つというペースでカードを貰ってただけに審判の方でもいつかやらかすという固定観念ができてしまってたようだ。そういう意味で致し方ない部分もありながらもあまりにも早い出場停止という気がしないでもないのだった。この分だと出場停止が解けた後でもまたすぐに累積警告ということにもなりかねない。

 対戦相手の神戸だがこれがつかみどころのないチームだ。1999年までの数年間、サンフレッチェは守備をガッチリ固めてカウンターという紛れもなく弱小チームがとるべき戦法をとっていたが、神戸はそんなサンフとよく比較された。そしてその似た者同士の対戦はなぜか神戸の方に軍配が上がることが多かった。当時強豪だった磐田や鹿島に対してジャイアントキリングを起こすという痛快さがあった反面下位のチームに負けてしまう。神戸はその象徴的存在であった。

 そして似た者という意味では人気がないという意味でも似ていた。共に平均観客数が7,000人台というJ1でも下位に低迷していたがついに神戸は経営破綻するに至った。だが楽天の三木谷浩史が営業権を引き受けたのは有名な話だが、当時それはJリーグのクラブが一個人の私物と化してしまったような印象を得たものだった。それは以後ユニフォームのカラーが変更されたことで一層その印象を強くしたのだが一方でそれは大富豪オーナーによりクラブを巨大化させる可能性も感じたものだった。

 だが結局新しく来たオーナーのサッカークラブの経営は決して成功と言えるものにはならなかった。鳴り物入りで獲得した外国人はフィットせず成績は低迷、観客動員も思ったような伸びは見せず2006年にチームはJ2に降格。やはり神戸にはサッカーが根付かないと他人事のようでいたが決して他人事ではないのだった。

 観客動員が伸びないという意味ではサンフレッチェ依然として変わらなかった。2003年にはJ2に落ちてしまったが、1年でJ1に上がらないといけないという切迫感は上のレベルでやりたいという感情よりもJ2ではクラブが潰れるのではという危機感からだった。以後J1に上がってからもJ2に落ちるることはクラブがなくなることと錯覚したのは神戸の経営破綻の影響が少なからずあったような気がするのだった。

 そのような時代からすると両チーム共ずいぶん改善されたと思う。神戸は堅実な補強をするようになりかつての無秩序な経営というイメージがなくなってきた。サンフレッチェもユースを基調としてやっと育成型のクラブとしてのサイクルができてきた。それぞれ着実に良き方向に進んでいる。

 実はそれぞれのチームに人気が上がるということはお互いにとって都合の良い話でもある。神戸と広島、場所的に近いこともあってそれぞれの人気の増加はアウェイサポーターの動因にもつながる。戦ってる最中は敵でありながら共存共栄という意味においては貴重な存在でもあるのだった。

2011年5月15日 (日)

横浜戦~長かった5分

2011/05/14 サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス 広島ビッグアーチ

アディショナルタイム5分。

 その表示に驚いた。何で5分もあるんだ?そこまでプレーが止まったか?選手の怪我で試合を止めた場面なんかあったか?それとも選手の交代でそこまで時間が掛かったか?ゴールが決まった後キックオフまで時間を掛けたか?どれを取っても5分なんて時間が出てくる要素が思いつかない。やっと90分経ったと思った時に追加5分の表示は途方もない時間のように思われたのだった。

 点差は1点。このまま終われば勝ち試合となるが1人少ない状況では時間稼ぎもままならず猛攻を受けるのだった。それには追いかける者の心理、追いかけられる者の心理が大きく作用したのは間違いなかった。

 森脇がカウンターの相手を倒して一発退場してからというもの逆転は時間の問題とさえ思われた。猛然と攻め込まれる。前に高い選手を入れ高さとフィジカルで圧倒しようという意図は見え見えだった。確かにそういうパワープレーに走られると高さにないサンフレッチェには不利だった。相手の攻撃をブロックをつくって跳ね返すのが精いっぱい。そんな中カウンターでチュンソンがドリブルをする。そして中央フリーのムジリにパス。ムジリはGKの動きを予測してチョコンとボールを浮かしゴールを決めた。これでスコアは31。1人少ないとはいえ通常の試合なら2点差があれば残り23分は余裕である。それなのによりによって西川は何でもないグラウンダーのミドルシュートを後ろに弾いてしまった。どこをどう考えてもキャッチミス。真正面で受けたボールをファンブルして後ろにそらしてしまいゴールまで入るなんてありえない。日本代表にまで選ばれてる西川にしてどうしてしまったんだろう。

 西川に関しては最初の失点もミスと言っていいかもしれない。CKをキャッチしようと飛び出したはいいものの全く触れることもできず中澤にヘディングを決められた。飛び出しても届かないのであればゴールマウスに立ってる方がいい。事実あの場面は動いてなかったら防げたと思う。その2つのミスがそのまま失点となってしまい西川への絶対的な信頼感が揺らぎそうだった。といって今まで西川にさんざん助けられただけに完全に吹き飛ぶことは感情の中では押さえつけたのだった。

 ただ、それでも3点取っていたというが幸いした。引き分けで終わった前節はチュンソンがシュートを外しまくってチャンスを潰した。だけど今度はシュート2本全てゴールを決めた。1本目は寿人の折り返しをボレーで決め2本目は4人囲まれながらもドリブルでシュートまで持ち込んだ。全くの個人技でゴールを決めるという武器は長い間サンフレッチェにはなかったパターンのような気がした。

 3点目においてもムジリへラストパスを送ったのはチュンソン。2ゴール1アシスト。このチュンソンの活躍は今更ながら全くの計算外だった。それなのにそのチュンソンもゴールライン上でボールを取ろうとした場面でイエローをもらってしまう。チュンソンもこれで際どいプレーができなくなってしまった。その場面はイエローどころかファールでもない場面だったがそれに警告を出さしてしまったということは審判の目にも明らかにサンフレッチェの旗色が悪かったのだろう。

 跳ね返しても跳ね返しても相手にボールが渡る。当たり前だ。ほぼ全員が後ろに引いてしまってるのだから。だがどうしてもボールをつなげることができなかった。時間の進みが遅い。とりあえず90分経ってからのアディショナルタイムの表示がもどかしかった。そんな状況での5分という表示だった。嫌がらせと感じてしまっても仕方がないだろう。

 その5分の中でオフサイドとFKによって息を付けた。だけどそれもプレーを再開したらたったの5秒とか6秒しか時計の針が進んでないのである。前線にボールを運べんでもマリノスはまるで焦ることもなくボールを奪ってしまう。あと何分あるんだ、あと何秒なんだ。5分に近づいた時ゴールキックになった。西川はなるべく時間を掛ける。あんまり時間掛けるとまたカード出されるぞ。だけどキックしたと同時に終了の笛が吹かれた。勝った、勝ったんだ。それは歓喜というより長い緊張感から解放される腰の力が抜け落ちる瞬間だった。

 ギリギリでも何て素晴らしい勝利だろう。こんな試合に居合わせたらどんなに幸せだったろう。やっぱり今週も広島へ行けば良かったなどと後悔もしたのだった。

2011年5月14日 (土)

横浜戦を迎え

2011/05/14 サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス 広島ビッグアーチ

 中島は離脱しなかった。前節3人も負傷で途中交代してしまったが唯一中島だけは軽症で済んだらしい。毎年毎年怪我で離脱者が出るが今シーズンはトルコキャンプをやらなかったお陰か怪我人に頭を悩ませることなくシーズンを迎えることができた。そしてチームも好調、と思ってたら1試合で3人も怪我を負ってしまった。まるでそれは今までの努力をふいにされたかのようだった。そんな中で中島の怪我が軽傷で済んだのは不幸中の幸いだ。これによりスタメンの目処も立ったのだった。  青山に代わって丸谷、水本に代わって横竹。今までの実績でいえばそんなところだ。若手の出場機会と考えれば悪くはないがどうしても粒が小さく見える。もはや出場しただけで目新しさを感じるという段階は終わってしまった。結果が欲しいのであった。

 2人とも元々はFWやそれに近いポジションだったと聞く。それなのにゴールがないというのは物足りなさを感じる。ボランチとディフェンスの選手にゴールを求めるというのは無理な注文かもしれない。だけど槙野やストヤノフという攻撃的なディフェンダーに見慣れてしまった為それはしょうがないことなのだった。

 そんなことを考えていたら丸谷はスタメンに入ってなかった。おかしい、2人離脱したのに計算が合わないではないか。でもちゃんとスタメンは整ってる。これは以前に比べて層が厚くなった証拠であった。それに気付かかったのはそれが徐々に進行されていったので意識がないのだった。補強といっても中島やチュンソンといった戦力外の選手が多いのでそれ程過大な期待を寄せることもなく知らない間にチームに溶け込んでいったという印象が強い。そんなチームが今シーズンまだ負けてない。相手はマリノス。ここで勝てるかどうかが多きい。それは誰しも感じていただろう。それでいて落ち着いた気分でいられたというのは今までサンフを応援してきてなかった感覚なのだった。

2011年5月 9日 (月)

甲府戦から戻り

 新宿に着いたのは朝8時だった。朝の息吹を感じるというより徹夜した後の夜明けという感覚だ。夜行バスは熟睡するにはとにかく困難だ。それもそのはず、一番安いバスを選んだせいだった。ビッグアーチで会った何人かの仲間に4列シートのバスで来たと告げるとそれはきつかったでしょうとよくやるなという顔をされたものの何でそういう事情が分かるのかと突っ込みたくもなった。結構みんな同じことをやって過去に辛い目に遭ったみたいだ。

 頭はまだボーっとしている。朝飯でも食っていこうかと思ったがあまり腹も減ってなかったのでそのまま千葉へ帰ることにした。電車で睡眠を取ろうと思えば取れた。だけどここで寝てしまうと体内時計が狂ってしまいそうなので我慢して起きていたのだった。

 そこでまた甲府戦について思いを巡らす。青山、中島の負傷交代、ミキッチのPKを取らなかったこと。この2つがどうしても出てしまう。帰ってから録画で確認せねばいけなかった。

 帰宅するとすぐにTVのスイッチを入れる。そしてミキッチが倒された場面を何度も何度も再生してみた。明らかに足が掛かっている。それは間違いない。ただし、甲府の選手は足を伸ばしていたものの身体の重心がずれてただけで足自体は動かしてなかったのだ。この辺がジャッジの判断として微妙なとこだろう。スタジアムではぼくが一番大きな声で審判よく見ろと叫んだものの冷静になるとミスジャッジという自信もなくなってしまう。だけど勝てなかった事実を思い出すとやっぱり何でファールじゃないんだという感情が沸き起こるのだった。

 そして青山、中島よりも水本の負傷の方が深刻で手術をして全治4ヶ月という情報に驚きを隠せなかった。接触で倒れたのは前半なのである。それなのに交代したのは後半。痛みを殺してプレーしてたのだろうがよくやったものだ。あまり無理をすることを美談としたくないが、水本って意外とファイターなのだなという気がしたのだった。

 だが1試合にここまで負傷者を出してしまうことにもうちょっと事態を収拾させる方法はなかったのだろうかと考えてしまう。昨シーズン、手を使ったファールは厳しく取るようにした。そしたらほんのちょっとの接触でプレーを止めるようになってしまい試合がどうしようもなく止まるようになってしまった。それで今度は当たり負けしないようにするという目的で激しい接触プレーでも試合を流すようにしていくつもりかもしれない。恐らく1試合でここまでけが人を出してしまったからには何らかの修正をされるに違いない。逞しいリーグを目指す上での負傷で水本はその犠牲者だったのかもしれない。せっかく広島に来て素晴らしいパフォーマンスを魅せてただけに本人としても無念であろう。

 確かに審判には泣かされることはある。自分ですっころんだのにPKにされたこともあった。森脇の完璧な飛び出しによるゴールをオフサイドとして取り消されたこともある。アディショナルタイムを過ぎても不必要に時間を取りそのせいで失点してしまったこともある。でもそれら判定をした審判のほとんどが次の年J2へ落ち、もしくはプロの舞台から姿を消してるのも事実なのだった。実は審判にも昇格、降格があるのだった。そう考えればけっこうシビアな立場ではある。

 だがそうであるからこそこういう不可解な判定については本人でなくてもいいので審判の解説を聞いてみたいものだ。というのもぼくも時々草サッカーの審判をやるのだがレフリングが不評でいつも苦情を受ける関係でちょっと審判へのシンパシーもあるのだった。

 ただし、録画を見終わった後サッカーの練習に行くとせっかく広島まで行ったのに勝てなかったのは残念だねと言われるとむきになってこう答えたのだった。

「いや、それはミキッチが倒されたのに審判がPK取らなかったからだ」

2011年5月 8日 (日)

甲府戦~超えられなかった壁

201157日 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 広島ビッグアーチ

 ぼやけた空気はまるでピッチへも伝染したかのようだった。キックオフの後どこか拍子抜けしたようにボール回しが拙かった。それは甲府が前線からプレスを掛けたせいで余裕がなかったせいもあるだろう。ただしそんなのは予想できたことだった。甲府はとくかくパスを回させないこと、中盤をコンパクトにすること、そして高い位置でボールを奪い素早く攻めるというのは素人のぼくにでも考えられることなのだった。

サンフレッチェのプレスはどこか甘くボールが奪えない。甲府がスタミナを考えずにガンガン飛ばしてくるのに対して適当にあしらってやろうとでもしてるのだろうか。ボールを取っても前に送れないのだった。そしてその内に右サイドからあっさりクロスを入れられ真ん中でハーフナー・マイクに決められる。またハーフナーかよ。本当にこのチームはいつもいつも同じ選手に決められる。そこがまた歯痒いのだった。

ただしこれにより少し目が覚めた。何とかせねばならない。点を入れなくては。だけどやはりボールはつながらないのだった。そして甲府の攻撃をしのいでも跳ね返したボールは皆甲府の選手のところへ行くのだった。ボールを取っても奪い返される。パスを出してもコースを読まれている。八方ふさがりだ。それなのにこの状況で青山、続いて中島が負傷により交代してしまった。何か魔なる力が働いてるんじゃなかろうか。太陽も影をひそめてそんな予感を与えるのだった。

後半、やはり上手くいかない。青山に代わって入った丸谷はミスを繰り返している。もどかしかった。それでもシュートチャンスがなかった訳ではない。ただそのチャンスをことごとくチュンソンと寿人は外してしまったのである。シュートが入らない。それならばシュートの数を増やすしかない。数撃たないと当たらない、そんな気がしてきたのだった。

ただし交代枠を負傷により2つも使ってしまったことは戦術的な交代をするには不利な状況だった。それなのにミシャはよりによって水本から横竹という同じDF同士の交代という采配をしてしまった。この交代の意図が読めなかった。前半に相手選手との接触で倒れた場面はあったがそのままプレーを続けてたのでそんなことがあったことさえ忘れていた。実はその後頭蓋骨骨折、急性硬膜外血腫により開頭手術をして全治4か月という発表があったがその時そんなことは知る由もないのだった。

ただしこの交代後サンフレッチェの攻撃は活況をていしてきた。度重なる負傷者の出現は不穏な空気を醸し出し太陽は顔を隠していったがそれが一種の緊張感になったのだろうか。波が押し寄せてきたのである。

行ける。甲府のプレスが緩くなってきたせいもあるが攻撃に勢いが出てきた。そしてその流れの時ミキッチのドリブルはとてつもない脅威を相手に与えた。ペナルティエリアに切れ込んだミキッチはディフェンダーに堪らず後ろから倒されたのだった。

「うおおおおっ!」

 PKだ。スタンドの観客は立ち上がった。主審もPKのポーズをしている。まだPK決まった訳ではないと冷静な声も聞こえる中、キッカーは寿人であることが分かり余計不安が増すのだった。ただ思いっきり蹴ったボールはGKの読みなど関係なくゴールネットを揺らしたのだった。

同点。やっと追いついた。残り時間は?17分。まだ何とかなる。もう1点。急げ、時間がない。

スタンドは熱を帯びてきた。取れる。絶対に点は取れるぞ。そんな確信めいたものが湧き上がった時、またしてもミキッチにボールが渡った。右サイドからペナルティエリアに侵入する。切り返した。足が掛かり倒された。

PK!

 誰もがそう叫んだ。だが主審は笛を吹かないし副審も目の前で見ていながら旗を上げなかった。2度も同じ選手でPKを取ることは心情的に躊躇するものがあったのだろうか。仮にあれがPKでないのならミキッチはシュミレーション、もしくは相手に故意にぶつかるオフェンスファールになるのではなかろうか。正直このプレーに関しては先のPKを取られた場面よりもハッキリとPKだと思った。信じられない。あり得ない。真上から見ていたぼくの周りの人は皆この判定に苛立ったのだった。

 前掛かりに攻撃をするもあえなく時間切れ。終了の笛が吹かれてしまった。どこか釈然としないものがある。アディショナルタイムも短すぎるんじゃないのかとあらぬところへ不満を口にするのだった。

 気付けば天空は鈍い色の雲に覆われていた。まるでぼくらの不満を代弁するかのようだったが、このスタジアムの場合どうもこういう空模様の方が戦う雰囲気になるような気がするのだった。

 甲府には勝てなかった。苦手とするチームとして超えるべき壁であったが超えられなかった。決めるべきところでシュートを外しまくったというのも大きいだろう。そして勝てない試合ではなかったという感覚から痛い引き分けだという感覚が残った。そしてぼくはこの後のことを考えると余計心が痛んだ。またあの狭っ苦しい夜行バスに乗って千葉まで帰らなきゃいけないのか。肉体的にも精神的にも苦痛な夜となるのだった。

甲府戦~陽気に包まれたスタジアム

201157日 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 広島ビッグアーチ

 広島に着いた時、体が痛かった。夜行バスでの一夜は眠れるわけもなく狭いシートにうずくまって凝り固まった身体をグッと伸ばすと解放感があった。

 朝食を食べその足でタイセイさんを訪ねた。一番料金の安いバスに乗ってきたらとても窮屈だったと言うとそれならうちで少し休んでいくかと提案された。

「でも13時キックオフでしょ。シャトルバスだって9時には出てるでしょうから。出店とかも早くからやってるんじゃないでしょうか」

 それで早めに出掛けることになったんだがこの時やはり13時キックオフというのは早い気がした。と同時にこの時間にやるからこそぼくは観戦に訪れることができたのも思い出した。

 横川駅に着くとバスを待つ人はまばらだった。それでもシャトルバスは停留所までやってきた。その運転手が紫のユニフォームを着ているのですぐにそれと分かる。いつの間にこんな演出をやるようになったんだと驚いたもののタイセイさんはとっくに慣れてるようで別に反応はなかった。

 そしてシャトルバスでビッグアーチに着くと客はパラパラといるという感じだった。それは休日の午前中、まだ多くの人が活動をしてない横川駅の様子とさして変わらない印象だった。

 ぼくらはまず腹ごしらえをしようとおまつり広場へ向かった。屋台をくまなく廻ってる内に山梨名物のもつ煮は売り切れてしまった。正直ここの来るまでそんな名物があるとは知らなかったので特にそれが食べたいという訳でもなかったが、いざなくなってしまうとやっぱり先にあそこに並んで食べときゃ良かったという気がしてしまうのだった。

 仕方なく別のものを買い隅の芝生の上で腰かけて食べることにした。食べ物の熱のせいか座ってるとジトッと汗がにじみ出てくる。時々日光が雲の隙間から顔を覗かせると肌が焼きつくしそうだった。寝不足のぼくにはそんな陽気がたまらなく意識をおぼろげにさせた。そのせいかその後スタジアムに入った際どこかボワ~ンとして見えたのである。ただしこれは単にぼくの意識の問題だったのだろうか。いつもより客足が鈍い。陽気な気候。緑の山に囲まれた景観。それら全てが輪郭のないぼやっとした雰囲気を作っていたとも感じられたのだった。

2011年5月 5日 (木)

甲府戦へ行く

201157日 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 広島ビッグアーチ

 鬼門とも言える日本平で勝ったことでやはり生観戦したかったという想いが強くなった。それ以上に今シーズン関東での試合が少ないこともあってもしかして生観戦できないのではという恐れを感じこの際だからゴールデンウィークの締めくくりとして広島へ行ってみようかと考えてしまった。そこで何となしにネットで高速バスの空席状況を調べたらよりによって試合に調度良いようにそこだけ空いてるのである。思わずタイセイさんに電話してしまった。

「実はさっき高速バスの残席状況調べたら試合の日の朝に着いてその日の夜に帰れるんだけどこの日は観戦しますか?」

「ええ、そのつもりでしたよ。じゃあ待ってますから広島着いたら連絡してください」

「じゃあ今からチケット予約しときます」

 何だか知らない間に夜行バスの手続きをするようになってしまった。決まってしまった。ビッグアーチに行くということも嬉しいがタイセイさんに会うのも楽しみである。ということでタイセイさんに電話した時点でもう広島へ行くことは決まったようなものなのだった。

 せっかく行くのだから土産に『エル・ゴラッソ』でも買って行こうと思った。調度金曜日に発刊されるし久々に観るので喜ばれるだろう。ただしここで土産というものがたったの150円だというのに自らのせこさを感じるのだった。

 その後何人かに連絡して広島に行く旨を伝えた。まだ帰省中で行けない人、仕事が入ってしまった人、色々で広島に行くからといって会えない人もいる。でもよく考えればまだ連休中でもあるしぼくが広島に行けるということは現地の人がそこにいないというのはあり得る話なのだった。

 ガンバとのリーグ戦での勝利、日本平での勝利、4節の間にすでに2つの悪しきジンクスを破ってしまった。そして相手はJ2時代から苦手をしていた甲府。今シーズンJ1に上がったばかりでまだ調子が上がらないようだがそれでもやり難い相手である。ここもまた超えることが困難なハードルである。だからこそここは一つの節目となるのではなかろうか。

2011年5月 3日 (火)

清水戦~日本平での勝利

201153日 清水エスパルスvsサンフレッチェ広島 アウトソーシングスタジアム日本平

 突然の雨にモニターは黒くなった。電波を受信しなくなったアンテナはもはや機能せずTVには何も映らなくなってしまった。せっかくムジリが出てこれから試合が動く予感があった。なのに一番いいとこで電源を切られた、そんな感覚だった。あと20分もすれば終わる。なのに何でこの時間にこんな大雨が降るんだろう。天気を恨めしく想いながら文明の機器もちょっとした自然環境の変化に対応できないことに儚ささえ感じるのだった。

 あ、そうだ。ネットで調べればいいんだ。パソコンに電源を入れる。そして途中経過、サンフレッチェが1点リードしてた。得点者はムジリ。何ということか。このゴールシーンをぼくはリアルタイムで観ることができなかった。時間的に電波が途切れた直後のようである。何というタイミングで雨が降ったんだろう。やり場のないもどかしさがこみ上げるのだった。

 だけど本当のもどかしさはこの時スタジアムにいなかったということに尽きる。そもそも現地にいれば天候の影響で観れなくなることなどない。そして現地にいればムジリのゴールが目の前で観れたはずだ。そして16年振りとなる日本平での勝利に立ち会うことができたのである。

 日本平では勝てない。これはジンクスという種類のものだろうか。相性という問題にしてしまうにはどうもそぐわないものがある。なぜなら日本平はそれ程やり難い雰囲気がある訳ではない。清水の応援もサンバを基調としたものでリズミカルであるが相手に威圧感を与えるものではない。まるでそれは相手を圧倒させるのが目的ではなく自分達へテンポを与えるためにやっているかのようだ。そしてそれは清水の戦い方にも言えた。相手の良さを消すというよりあくまでも自分達の良さを出す。そしてサンフレッチェも時として相手のスカウティングなんてやったことあるのかと疑問に思う程に自らのやり方を貫き通す傾向がある。ある意味それはサンフにとって望むべき状況であったのだった。

 勿論これは中継解説の受け売りである。だけどその解説者の論調は決してサンフレッチェを弱小と見てないことだった。それは買いかぶりすぎだろと切り返したくもなったが確かにCKFKのピンチで怖さを感じることがなかった。それは中島が以前に比べて簡単に抜かれなくなったこと、カズがDFで当たり負けしなくなったこと、水本が穴のないDFのできることによる安心感によるのだろう。だがそれ以上に西川がゴールマウスに立っているというのも大きいのだった。この日も決定的な場面を2点は防いだだろう。そして正確なフィード、チームの歴史の中でGKには恵まれてはいたがそれでも西川はより穴のないGKなのだった。

 そう考えるとずい分と選手個々のレベルが上がったものである。更にムジリのようなスーパーサブもいるというのはかなり心強いものだ。開幕から負けなし。そして15年間勝つことのできなかった日本平での勝利、これはもう特別なことを意味してるのではないだろうか。

 だがそれ以上は言えないのである。言うと何もかもなくなってしまいそうだ。そしてそれ以上にまだ4節が終わっただけなのである。まだまだ先は長い。そう思うと気が遠くなりそうだ。いつも上位にいるようなチームはこの時期どういう精神状態であるんだろう。もっともJリーグの場合常に上位にいるようなビッグクラブは存在しないのではあるが。

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