新潟戦~大量得点、無失点
2010/11/20 サンフレッチェ広島vsアルビレックス新潟 広島ビッグアーチ
シュート、シュート、シュート。
入らない、入らない、入らない。打てども打てども入らない。枠に外れGKにキャッチされディフェンダーに阻まれる。前半の内シュート7本も打ち点が入らなかったというのは今シーズンのサンフレッチェを象徴してるようだった。戦術は今まで同様攻撃的であるものの最後で決めきれない。ゴール前まで行きながらシュートを打てなかった回数を合わせるとこれはもう致命的だった。
これは負ける。ふとそんなことが頭に過ぎった。決めるべきとこで決めない。それでミスやカウンターで失点。そんな今シーズン何度もあった光景がまた再現されるのだろう。そして天皇杯のため中2日で戦う新潟とコンディションの差が感じられないのも悲観的な要素であった。
しかし、新潟はミスが多かった。やはり中2日の疲れがあったのだろうか。天皇杯での試合がなかったというのは有利に働いた。良かった、天皇杯がなくて。早々に敗退したサンフレッチェは天皇杯の心配をしなくていい。天皇杯なんて早いとこ負けてしまった方がいいんだ。そんな強がりを空しく繰り広げるのだった。
そういえばドクトルはこの試合に行ってるということだった。何でもマイルが貯まったから今シーズン最後の試合として観戦するということだった。マイルなんてぼくは貯めたことがない。どうやったら貯まるんだ。でも当たり前だな。飛行機なんて乗らないんだから。でも1度でいいからドクトルのようにマイルが貯まったから広島まで行ってくるなんて台詞を吐いてみたいものだ。
後半に入り依然として点が入らない。そして寿人が準備している。代わるのは高萩のようだ。そうだよな、高萩は肝心なとこで仕事ができないからな。トップ下なのに決めきれない。弱い弾道のヘディングシュートがGKの真正面にいったのがいかにも高萩らしかった。点が入らないのは高萩のせいだ。早く交代しろ。そう思いつつもボールはなかなか外に出ないのだった。
そしてボールは左サイドへ行き槙野がアーリークロスを上げる。新潟のDFは簡単にクリアしたがその跳ね返った先にサンフレッチェの選手がいた。全くフリーのその選手は高萩でボールをトラップするとそのままミドルシュートを放った。そのシュートは相手に当たったことにより弾道が変わり散々好セーブ繰り返していたGK東口も反応できずゴールに入った。均衡を破る先制点。高萩が交代を前にして結果を残してしまったのだった。ゴールを決めてピッチを去る、理想的な演出であった。
それからというもの堰を切ったかのように試合が動いた。チュンソンが2ゴールを決め1試合1ゴールしか入らないという呪縛から解き放たれるのだった。そして前節ゴールがなかったことでもはや神通力が切れたかと思ったがもはやこれは神のなせる業とかそういうものではなかった。チュンソンは決める、それが実力以外の何物でもないことを確信させられたのだった。
3点差としたことで丸谷、大崎という若い選手を使うチャンスが出た。そしてその交代で入った大崎がPKを貰い自分でPKを決めて4点となった。今シーズン初めての大量得点。そして最後は無失点で抑えることができた。これ以上内理想的な展開だった。最後は寿人のゴールが見たいなどと贅沢な感覚に襲われた。
この試合を観戦に行ったドクトル。試合後はタイセイさんと飲みに行くと言ってたが盛り上がっただろうな。ぼくもあと1回くらい広島に行こうと思ってたが結局行くことができなかった。でもこんな勝ち方をされ関東での試合はもうないもののやっぱりもう1試合くらい何とかして観たいという気がするのだった。
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私が広島に行くときはマイルを使って行っています。
携帯の速報を見ている限り点が入るまでは負け試合の典型的なパターンでしたね。新潟のコンディションに助けられたとはいえ、4-0は大きかったと思います。これで自分はアウスタに気持ちよく観戦に行けます。
ちなみに昨日は味スタとフクアリに行きましたが、フクアリでのハーフタイムに千葉のゴール裏で社長批判の弾幕が出ましたが、「何だかなぁ~」と思ってしまいました。
投稿: ゆみしん | 2010年11月21日 (日) 13時53分
>ゆみしんさん
この試合を観るとやっぱりアウスタに行こうかとも思いましたがやはり無理でした。
本当に羨ましいです。
千葉については当人達にしか分からない事情があるのでしょうが最後の総力戦という状態を考えると批判はシーズンが終わった後にすればという気もします。
時が経ってしまえばJ2も良い思い出にはなるんですけどね。
投稿: Miles | 2010年11月21日 (日) 21時44分