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2010年11月28日 (日)

仙台に勝つ

2010/11/27 サンフレッチェ広島vsベガルタ仙台 広島ビッグアーチ

 点が入らない。リーグ戦では勝ったことがない相手だがある意味仙台はサンフレッチェの持つ問題を露呈してくれる。ゴール前中央をガッチリ固めてサイドにボールが渡ったら人数を掛けてプレッシャー。そしてカウンターとパス回しでのミスを狙う。言ってみればサンフレッチェと対戦するチームは全てこの戦法で来るのだが仙台はその傾向が顕著だ。それ故に仙台に勝つということは一つの課題でもあった。仙台に勝てないというジンクスを破るためにも契約満了選手のためにもホーム最終戦を盛り上げるためにも勝利へのモチベーションは高かった。だが仙台の壁は硬かった。これが降格争いをしているチームの執念なのだった。

 恐らく仙台にしてみればこの残り2節でサンフレッチェと対戦するのは有利な要素だと感じただろう。引き分けでもいいという条件で仙台は少なくともサンフレッチェに対しては得意としていた。とにかく負けたことがないというのは大きな自信となっていただろう。

 そして試合はいつもの通りサンフレッチェが攻めるものの最後で跳ね返された。寿人はtチャンスを引き出すものの決められない。ほぼ毎試合ゴールをしているチュンソンでさえもう一歩のちころで入らない。高萩はいつものようにシュートを外してしまう。そのどれもが最後のとこで決めきれない。もしくはラストパスが通らないというものだった。

 引いた相手を崩す。これはそれを上回る攻撃力、言い換えれば最後の部分でのプレーが雑。これは中継中解説者がしきりに言ってたことだがその最後の部分というのは相手のプレッシャーも一番掛かるとこなのでプレーに正確さがでないのはしょうがないとこだ。だからもっと安直に勝利を目指すならもっと簡単な方法もあるのだろう。それでいながらあくまでもこのサッカーを貫く。ミシャも凄いが選手もよくやっていると今更ながらに思うのだった。

 だが時間は刻々と進んでいく。やっぱり仙台には勝てないのか。アディショナルタイム4分。追われてる時はとても長く感じるこの時間がとても短い。圧倒的に攻めてるのだがよもやこれまでか。その時左サイドからクロスが入った。中央にいる選手が頭に合わせた。当たり損ねに見えたそのヘディングは大きく弧を描きゴールの隅に入った。

 その瞬間ゴール裏に向かって走った。そのゴールは寿人に代わって入った大崎だった。PKを含んでこれが2ゴール目。この時間でのゴールは意味合いが違う。そういうゴールを大崎が獲ったということの意義は大きい。寿人、チュンソンに続き新たなゴールが奪える選手、そんな希望を見出したのだった。

 そして決勝点を奪った後肝を冷やすような攻められっ放しの展開になるのだろうと思いきや前線での競り合いでも大崎が上手い身体の寄せでボールを奪った。かつては簡単なミスからすっかり見る目が懐疑的なものになってしまったがこういう意味のあるプレーがあったため一気に変わってしまった。やはり新たなヒーローになるかもしれん。というかなってくれなければいけないのだった。

 このまま試合が終わりやっとのことで仙台に勝てた。ホーム最終戦で負のジンクスを切れたというのは大きい。そしてホーム最終戦のセレモニーのためにも勝ったということの意義は大きかったのだ。

 この時になって初めて下田、桑田、篠原、橋内、ストヤノフの退団を知った。どれも予想の範囲だった。だが下田とストヤノフはその貢献度とプレーヤーとしてのレベルの高さより寂しいものを感じた。怪我をしている間に他の選手にポジションを奪われる。そんな印象のあった2人だが改めてサッカーの持つ難しさを感じさせるのだった。

 試合後ミシャはタイトルもACLの予選リーグ突破もできなかったとコメントした。そのどれももう一歩というところだった。昨シーズンはJ2から上がった勢いで上り詰めたというとこがあったが今シーズンは本当にもう一歩というのを痛感させられたのだった。そして来年こそタイトル、そんなことを実感として考えたくなるのだった。そのために残り1節、何かを残してもらいたいという想いがより強くなるのだった。

2010年11月23日 (火)

清水戦~ACL出場ならず

2010/11/23 清水エスパルスvsサンフレッチェ広島 アウトソーシングスタジアム日本平

 前半の失点がなければどうなってたか分からない試合だった。後半に魅せた怒涛の攻めをどうしてもった早くできなかったのだろう。それは試合を観ていたほとんどの人が感じたことであろう。そしてその理由も何となく見えているのだった。

 機能してないのは明白だった。だけどその予感はスタメンを見た瞬間に感じ取った。寿人が1トップでチュンソンがシャドー。この形、何度も試して失敗してるのにまたしてもやってしまった。でもそれはチュンソンがサンフレッチェに来てからゴールのない時期でスタメンを張るようになってからのチュンソンとは違う、そんなことも思ってみたりもした。だが実際にプレーしてみるとトップ下に入ったチュンソンは流れを導かないシュートも打てない戦力にならないチュンソンだった。

 しかしそれをチュンソンのせいにはできないだろう。サンフレッチェが返したたった1点のゴールはチュンソンのものだった。そしてその時は寿人が下がってチュンソンがトップをやっていた。やはりチュンソンはトップでなければ生きない。だとすると寿人との共存はありえるのだろうか。それは誰もが考えた疑問だろう。

 1試合1点はまあ取ってくれるだろうという確信が今のチュンソンにはある。それに対して寿人は2度あった決定気を決め切れなかった。そして2シャドーの得点がまるで期待できない今チュンソンの得点力こそがサンフレッチェの拠り所となっている。果たして来シーズンの人事はどうなるんだろうか。そんな疑念を感じざるを得なかった。

 あまりもの一方的試合に前半の内にTVのスイッチを切ろうかとさえしてしまった。どうしてあそこまでドリブルする選手にスカッと抜かれるんだろう。人数を掛けてもボールがとれないんだろう。そして2失点はどちらもミスから失点という有様だった。ハァー、とため息ばかりが出るのだった。

 そして何よりも不快だったのは解説のあまりもの清水贔屓の論調だ。「お前ちったあ黙っとれ」そんな叫びを上げたものの何も変わりはしない。せいぜいできることといったらTVを音声なしにすること。だけどそれじゃあ試合の臨場感がない。そういう訳で我慢してじっとその解説を耳に入れていたのであった。

 実はそれによってミシャが一時帰国するということも初めて知った。足の手術があるらしい。ということは残り試合だれが指揮するんだろう。そして本当に戻ってくるのだろうか。過去に奥さんが病気になったという理由で退団した監督がちゃっかり中国のクラブに入っていたというトラウマが蘇った。やはり残り23節のシーズンに入ってくると人事が気になるのだった。

 ボールが前に行かない。ゴール前をガッチリと固められると攻め手がなくなる。簡単なミスで失点してしまう。ミシャはこういうところを課題として取り上げた。まあこういうコメントをするということは来シーズンもチームにはいるということなんだろう。

 結局この試合に負けることにより来シーズンのACL出場の夢は断たれた。どっち道この調子じゃACLでは勝てそうもないのだがもうシーズン終わってしまったなという気はしてしまった。天皇杯ももうないし一体どこにモチベーションを持っていけばいいんだろう。勿論残り2節少しでも上の順位で終われるにこしたことはないのだが。

 そこで思い出した。ずい分贅沢な感覚になってるなと。数年前は残留争いだけで必死だったのだ。タイトルを取るのはカップ戦を含め3チーム、ACL出場は4チーム、つまりはほとんどのチームがそういう栄冠とは無縁で終わるのだ。それでもまたシーズンが始まる。そして次こそは輝しき未来が待っていると夢見るのだった。

2010年11月21日 (日)

新潟戦~大量得点、無失点

2010/11/20 サンフレッチェ広島vsアルビレックス新潟 広島ビッグアーチ

 シュート、シュート、シュート。

 入らない、入らない、入らない。打てども打てども入らない。枠に外れGKにキャッチされディフェンダーに阻まれる。前半の内シュート7本も打ち点が入らなかったというのは今シーズンのサンフレッチェを象徴してるようだった。戦術は今まで同様攻撃的であるものの最後で決めきれない。ゴール前まで行きながらシュートを打てなかった回数を合わせるとこれはもう致命的だった。

 これは負ける。ふとそんなことが頭に過ぎった。決めるべきとこで決めない。それでミスやカウンターで失点。そんな今シーズン何度もあった光景がまた再現されるのだろう。そして天皇杯のため中2日で戦う新潟とコンディションの差が感じられないのも悲観的な要素であった。

 しかし、新潟はミスが多かった。やはり中2日の疲れがあったのだろうか。天皇杯での試合がなかったというのは有利に働いた。良かった、天皇杯がなくて。早々に敗退したサンフレッチェは天皇杯の心配をしなくていい。天皇杯なんて早いとこ負けてしまった方がいいんだ。そんな強がりを空しく繰り広げるのだった。

 そういえばドクトルはこの試合に行ってるということだった。何でもマイルが貯まったから今シーズン最後の試合として観戦するということだった。マイルなんてぼくは貯めたことがない。どうやったら貯まるんだ。でも当たり前だな。飛行機なんて乗らないんだから。でも1度でいいからドクトルのようにマイルが貯まったから広島まで行ってくるなんて台詞を吐いてみたいものだ。

 後半に入り依然として点が入らない。そして寿人が準備している。代わるのは高萩のようだ。そうだよな、高萩は肝心なとこで仕事ができないからな。トップ下なのに決めきれない。弱い弾道のヘディングシュートがGKの真正面にいったのがいかにも高萩らしかった。点が入らないのは高萩のせいだ。早く交代しろ。そう思いつつもボールはなかなか外に出ないのだった。

 そしてボールは左サイドへ行き槙野がアーリークロスを上げる。新潟のDFは簡単にクリアしたがその跳ね返った先にサンフレッチェの選手がいた。全くフリーのその選手は高萩でボールをトラップするとそのままミドルシュートを放った。そのシュートは相手に当たったことにより弾道が変わり散々好セーブ繰り返していたGK東口も反応できずゴールに入った。均衡を破る先制点。高萩が交代を前にして結果を残してしまったのだった。ゴールを決めてピッチを去る、理想的な演出であった。

 それからというもの堰を切ったかのように試合が動いた。チュンソンが2ゴールを決め1試合1ゴールしか入らないという呪縛から解き放たれるのだった。そして前節ゴールがなかったことでもはや神通力が切れたかと思ったがもはやこれは神のなせる業とかそういうものではなかった。チュンソンは決める、それが実力以外の何物でもないことを確信させられたのだった。

 3点差としたことで丸谷、大崎という若い選手を使うチャンスが出た。そしてその交代で入った大崎がPKを貰い自分でPKを決めて4点となった。今シーズン初めての大量得点。そして最後は無失点で抑えることができた。これ以上内理想的な展開だった。最後は寿人のゴールが見たいなどと贅沢な感覚に襲われた。

 この試合を観戦に行ったドクトル。試合後はタイセイさんと飲みに行くと言ってたが盛り上がっただろうな。ぼくもあと1回くらい広島に行こうと思ってたが結局行くことができなかった。でもこんな勝ち方をされ関東での試合はもうないもののやっぱりもう1試合くらい何とかして観たいという気がするのだった。

2010年11月14日 (日)

ガンバ戦~ミシャの信念

2010/11/14 ガンバ大阪vsサンフレッチェ広島 万博記念競技場

 まだACL出場の望みがあると言われ当然勝ちを求めて臨んだ試合だが終わってみればガンバのガンバによるガンバのための試合となってしまった。ボールを回そうにも前に進まない。ガンバは亀のように引っ込んで完全にサンフレッチェ対応のシステムを布いてきた。これもそれも早い時間での失点のせいだった。ミキッチのバックパスは相手への絶好のプレゼントパスとなってしまった。DFも追いつくわけがなく易々とゴールを決められガックリ肩を落としてしまった。軽い、あまりにも安い失点。前節に続きまたこういう失点をしてしまったのだった。

 それでも負けてるチームが同点に追いついた時の勢いというのはすざましい。今日もチュンソンがゴールを決めてくれるだろうという安直な期待感からそれ程落ち込みもしなかったのだった。だが今日はおかしい、何かが違うと感じたのだった。

 それはやはりガンバがいつものガンバじゃなかったのが大きい。自らのスタイルを捨て守備に徹したガンバ。そしてどんな時でもそのスタイルを崩さないサンフレッチェ。どちらが有利なのか明白だった。攻め倦んでる。いや、後ろでパスを回し相手の隙を見て前にパスを出すサンフレッチェにとってそれは機を窺ってるだけ。それなのにガンバの守備を絶賛する解説に段々試合をコントロールされてるんだという発想に洗脳されてしまった。ガンバの守備は素晴らしい、サンフレッチェに楔のパスを入れさせてない。うるさい、ちったあ黙っとれと叫びたくなった。

 そして後半にガンバの2点目が入る。遠藤のFKからルーカスのヘッドがいとも簡単に決まってしまった。そのあまりもの呆気なさに悔しさも感じなかった。そもそもあの位置でFKを与えたのが青山である。ハードな守備が持ち味でそこは譲れない部分というポリシーもあるのだがあまりに危険な場所でのファールが多すぎる。今シーズン青山のファールによって与えられたFKによる失点が結構多い。ミシャはエンジンと称するがたまにアクセルを踏みすぎてブレーキが利かなくなってるのが玉に瑕なのである。

 さすがに2点差となるともう駄目な気がした。得点しそうなシーンは何度もあるもののその都度外し、跳ね返され、GKに防がれる。特にチュンソンの外しっぷりは凄い。そもそもシュートまで行けるだけでも凄いのは分かる。だけどこのシュートの外しっぷりはもう今日はゴールがないなと諦めざるを得なかった。ついに神通力が切れたか。1試合1ゴールの神通力、1度途切れるともう戻ってこないのではないかという不安に苛まれるのだった。

 そして交代で出場した寿人。何もできなかった。いや、ミドルシュート1回放ったのは分かっているが相手DFを混乱に貶めるとか試合を動かす何かをすることはできなかった。前節に劇的なゴールを決めただけにこちらも神掛かったものを期待していたのだった。

 20で負けた。チャンスはあったもののその瞬間何もできなかったという感覚になってしまった。どんな時でも同じスタイルを貫くサンフレッチェ。これは上位を狙うには障害となることもあるようだ。それでいてそのミシャの頑固さに感服もしたくもあるのだった。ACL出場を目指す、勝ち点を稼ぐということで一時的に望月GKコーチ代行監督時にやった超守備的サッカーをやったとしたらとても満足はできないだろう。相手に合わすのではなくあくまでもこれで戦う。実はミシャの強みはそういう一途な信念ではなかろうか。

 負ける度、相手にしょうもない点を与える度、相手に研究される度にもっと相手の戦術をスカウティングして試合に臨んでくれないかと願った。だけどここまで信念を貫き通すならぼくも付き合おうという気がしてきた。考えてみれば信念を貫いたからJ2に落ちたのだ。今更辞められる訳がない。

 最後まで付いていこう。このサッカーで勝ちたい。それには決定力があまりにも欠けている。実は決めるとこさえ決めてれば勝てなくもない試合だったように見えたのはぼくだけだろうか。

2010年11月 7日 (日)

浦和戦~寿人復帰

2010/11/07 サンフレッチェ広島vs浦和レッズ 広島ビッグアーチ

「寿人ゴール!寿人ゴール!寿人ゴール!!!」

 それはアディショナルタイムでの決勝ゴールだった。ベンチには座ってもピッチに立てない日々。絶対的なエースであったはずだったがそれは相当なもどかしさがあっただろう。だけど本人もそうだろうが観ているこちらもそうだった。そしてやっと出てきたら早速結果を出してしまった。やはり寿人は違う。戻ってくれて良かった。

 このゴールの後、残り2分くらいしかなかったがナビスコカップ決勝の記憶が蘇った。残りわずかな時間での失点、勝利を目前にしながらの失点。わずか4日前にその経験をしたためにまだその感覚が生々しく残っていた。あと少し、攻められセカンドボールも拾われるが効果的なプレスで前にボールを送る時間を遅らせた。そして森脇がファールを受けたとこでもうこの試合は勝ったと確信できたのだった。

 21、失点はDFのパス回しを強引にボールを奪われてエジミウソンに豪快に決められまたしても安っぽい失点だったが逆転をしたことでその失敗への感情はなくしてしまった。むしろ後半からピッチに出てきた寿人にミシャの点を取るという意思を感じた。そして事実寿人が出ただけでどこか空気が違う。高萩の創造性に任せてたサンフレッチェの攻撃がダイナミックな連動性に変わるのだった。

 1点目はDFの裏に抜け出したミキッチのクロスにチュンソンがボレーを放った。ナビスコカップでもこの2人での得点があるだけに相性がいいのかもしれない。そしてこの日の両翼はミキッチと山岸という待ち望んでいた2人だった。服部が怪我をしてからこの2人のコンビになってるのだがお互いに怪我などで揃うことがなかった。やはりこの2人がベストなのだろうが一体この2人が揃うのは何試合になるのだろうか。

 そしてチュンソンは2点目となりそうなループシュートを放つもののGKに防がれてしまった。そのシュートは確かに上手いものであったがそれで入らない辺りやはりチュンソンの神通力は1試合で1点取るとなくなってしまうようだ。さすがにミシャもその事実に気付いたらしく浩司と代えてしまった。もしかするとその交代がなかったら寿人の決勝ゴールもなかったのではないだろうか。

 そう思うと珍しくミシャの采配が当たったということだった。そしてこのゴールがあったからこそ尚更ナビスコカップで寿人を使わなかったことに後悔の念が起こるのだった。やはり寿人が出たらあの試合も勝てたのではとは思わずにいられなかった。それでいてこの試合で勝利したことによってあの試合の屈辱を忘れることもできたのだった。

 寿人のゴールの後柏木の悔しそうな表情が映った。柏木も浦和に行ってポジションが後ろになったこともあってあんまり活躍してないなという気がした。そしてサンフレッチェにはトップ下の得点力不足という問題を抱えてる。両者にとってこの移籍は果たして良かったのだろうかと疑問を感じるのだった。

 試合後家を出たら植木をいじってた近所のおばさんはぼくを見てこの前は残念だったねえと言った。ええ、まあと前置きをしながらもでも今日は勝ちましたからと答えておいた。そしてその時のぼくの足取りは軽快なのだった。

2010年11月 4日 (木)

ナビスコカップ決勝~芋粥

2010/11/03 ナビスコカップ決勝 ジュビロ磐田vsサンフレッチェ広島 国立霞ヶ関競技場

 それはあと3分くらいのことだった。1-2でリードしてる展開で終了のホイッスルを待つだけだった。磐田が先制するもどこか入っちゃったといった感じのゴールだったためにすぐに逆転できるような気がした。その予感はミキッチの突破からチュンソンのゴールが生まれその後山岸のGKとの11を冷静にコースに決めるシュートでもはや決着がついたとばかり思った。すでにアディショナルタイムの表示も示され時間の経過を待ち望んでいたのである。だがそれでいてどこか物足りないものも感じていたのだった。

 それはまずミシャの采配があった。残りの交代カードとして寿人を出すのだと思ったらDFの横竹だった。これはもう守備に入るというメッセージでしかない。最後まで攻撃に行く姿勢を見せて欲しかった。CKではもはやゴール前へのキックではなくコーナーでのキープで時間稼ぎを選んでしまった。まだそんなことするには早いよとドクトルは言ったがぼくもそんな気がした。そして何よりも3点目が入るチャンスがありながらそれをことごとく外すのである。本当にあれを外すかよというシュート、もしくは打つべきところでパスをだしてしまう。取るべきところで点を取らない、大体負けるパターンはそういったものなのだがこの試合での失敗もその負けるパターンであった。

 ドタドタと攻められてはクリアするもセカンドボールが拾えない。それでもあと数分堪えれば勝つことができる。ただこんなんでタイトル獲っていいのだろうかという疑問が浮かんできたのも事実だった。最後まで貪欲にゴールを目指す。それがサンフレッチェのサッカーでありそれがあるから気持ちが高ぶるのである。念願のタイトル、勝利を目の前にしてこんなもんかなという感情もあったのも事実だった。

 CK、こんな終了間際のセットプレーなんて入る訳がない。それなのに入ってしまったのである。しかも入れたのは前田。またしても前田だ。いつも前田。前田もサンフレッチェが相手だと絶対にゴールを決められるという自信があるのではなかろうか。それ以上にいつもやられる相手をマークしてないんだろうかと疑問をもつのであった。

 勝利を目前とした終了間際での同点。この状況、どう考えても磐田の方が有利だった。この先サンフレッチェが点を取るとしたらどうしたらいいのかさっぱり分からなかった。そもそもチームは守備のメンバーで固めている。カウンターでチュンソンを狙うが疲労もあり上手くいかない。それ以上にチュンソンには1試合で1回ゴールを決めると神通力が消えてしまうというのである。だからどんなに難しいゴールを決めようと2点目、3点目は取れないのだ。1試合で1ゴール決めるのなら上等かもしれない。だけどそれが分かってるなら寿人に代えて欲しかった。そこが物足りなさとして感じてた部分でありそして自分で自分の首を絞めるような状態になったのだった。

 延長戦、ふらふらになりながらもよくがんばったと言ってやりたい。でも条件は同じながらも磐田は2ゴールもサクサクッと決めてしまった。それでも勝利を信じて疑わないサンフサポの声援が続いたもののこの守備の弱さはこの大舞台であってもいかんなく発揮されたのである。その後槙野が直接FKを決めるももう1点はとても遠いような気がした。なぜなら磐田の得点はどれも簡単に決めたものであるのに対してサンフレッチェのゴールは全てがスーパーゴールである。その得点を挙げることの労力に関して言えば歴然としていた。

 そして完全に負けを認めざるをえなくなったのはまたしても前田だった。ペナルティエリアに3人もいながら全てを交わして西川の頭上を越えるループシュートを決めた。前田、前田である。勝利も前田が崩しわずかな希望も全て前田が崩してしまった。本当に本当に邪魔な存在だ。

 かくして5-3という決勝としては大差でのスコアとなってしまいあえなく敗れ去ってしまったのだった。またしても準優勝。シルバーコレクター。Jリーグオリジナル10チームの中で唯一ノータイトルという不名誉な実績はまた継続してしまったのである。その悔しさと苛立ち、表に出すまいとこらえるので必死だった。

 ふと芥川龍之介の『芋粥』を思い出した。身分の低い下男が一度芋粥を死ぬほど食べてみたいと憧れてたものの実際にたらふく食べれる量の芋粥を振舞われた時、もう辟易してしまったという話だった。90分で勝利を目前とした時その気分はこの芋粥に似ていたかもしれない。ずっと手に届かないだけにその憧れだけが増幅していった。そして手に入れたらその価値が落ちてしまいかねない。これはある意味まだタイトルを獲ってはいけないということだったのかもしれない。少なくともぼくはそう理解するようにしたのだった。

ナビスコカップ決勝

2010/11/03 ナビスコカップ決勝 ジュビロ磐田vsサンフレッチェ広島 国立霞ヶ関競技場

 文化の日。快晴。さすがにナビスコカップの決勝ともなるとチケットも売れてるだろうと思いきや当日券もあるということで一体どれだけの人が集まるのか不透明な部分もあった。そして開門時間には落ち合おうと広島から来るコダマさんと約束をしてたのだが朝仕事に行かなければ行かなくなってしまい無事用事を済ませてから出向いた時には逆に席を確保しといてくれと頼むことになってしまった。そしてあっちの人、こっちの人とメールが入り色んなとこで席を確保したからと連絡が。そのことからすでにスタジアムに着く前から混乱を極めているのは想像できた。

 ただし、現地に着くとまだ開場から時間が経ってないこともあって比較的席も空いていた。といってこの広大なゴール裏から人を見つけるのは至難の業だ。お互いメールのやり取りでやっと合流することができた。

「いやあ、苦労掛けてすみませんねえ。本当はもっと早く来る予定だったんですけど」

「いきなり仕事が入ったんですよね。それでよく来れましたね。いや、こちらは会えて良かったです」

 そう言ってくれたコダマさんの隣には初めて会う人が座っていた。何でも2人共広島から来たものの新幹線の東京駅でバッタリ出会ったということだ。紫のユニフォームを身に着けてるのはこの場所へ来るというのは間違いないことでしかも試合後あるコンサートへ行くことまで一緒だったということで意気投合したらしい。

 その後ぼくは仲間に自分のいる場所を連絡する。そうするとドクトルを始め2人、3人とやってきてくれた。皆それぞれ席を確保しててくれたのにわざわざ移動してくれたことに感謝するのだった。

「紫の人一杯いますねえ」とコダマさん。「広島で見掛ける人が一杯いるからビッグアーチにいるかのように錯覚しますよ」

 そういえばスタジアムDJまでビッグアーチと一緒だった。

 そうこうしている内に客席はどんどん埋まっていった。もはや席を探すのは上段に行くしかならずゲートを出た人は上へ向かって階段を上がっている。いや、凄いなあと話してると隣から肘でコンコンと突かれ脇の階段を指差された。そしたらその階段を上る人影の中からあるタレントがいたのだった。サンフレッチェが好きだと公言していたが一般人と混じって自由席に入る辺り本当に好きみたいなのだった。

 選手入場と共にゴール裏は立ち上がるよう促されそれぞれ席に備え付けられてあった。ポスターを掲げるのだった。ぼくは紫ポスターだったがこれは遠目からは優勝カップになるようなコラオらしかった。磐田のコラオは見れるものの自分たちのは当然に確認する術がない。果たして綺麗に出来上がってるんだろうかと不安でもあるのだった。

 ぎっしり詰まったゴール裏。5万人収容のスタンドでバックスタンドではきっちりと水色と紫の色に分かれていた。国立競技場でこれと似たような状態になったのは2008年のゼロックス・スーパーカップだろう。だが、あの時はどうせ負けるだろうと半ば諦めたような心境もあった。だが今回は違う。初めてのタイトル。それに向けて確信めいたものを皆が抱いてるのをひしひしと感じたのだった。

2010年11月 1日 (月)

マリノス戦~ミシャへの感謝

2010/10/31 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島 ニッパツ三ツ沢球技場

 サンフレッチェは負けた。だがそれ程悔しさも感じない。パスミス、守備の拙さ、肝心な場面でのトラップミス、そういう自ら不利な状況に陥れた状況に段々と肩を落としてしまった。隣で観ていたドクトルはそれでも熱い視線を送っていた。そしてもしかしたら負けたのはぼくのような冷めた眼だったのかもしれない。どことなくスタジアムにはボワーンとした気の抜けたような雰囲気があったのは果たしてハッキリしない天候のせいだったのだろうか。

 当初の予想ではアウェイのゴール裏自由席は座るとこもないくらい人が来ると思いきやキックオフ1時間前で先に席を確保してたドクトルを見つけることができた。そういえば1週間前にチケットを購入することができた。2年前横浜FCとの試合ではアウェイ席が完売したのだが予想ほど混んでなかった。もしかしたらそういった事情も士気を高めるには難しかったのかもしれない。

 先制点は素晴らしかった。高柳の当たり負けキープ力から中央のチュンソンにパス。パスを受けたチュンソンは強引にペナルティエリアに切り込むがGKに弾かれた。が、そこに走り込んでた高萩がゴールにぶち込んでしまった。2人、3人と絡むサンフレッチェらしいゴールであった。そしてゴールを奪うにはこういう強引さも必要なのであった。

 しかし、それから10分もしない内に失点してしまった。セカンドボールも奪われまくる悪い時のサンフレッチェの展開だっただけに失点は時間の問題だったのかもいしれない。ただそのゴールというのが当たりそこねのシュートを頭で合わせられてしまって偶発性による部分の大きいゴールだった為にあれ決まったにかよと虚に包まれ湧き上がる悔しさというものを感じないのだった。

 その為その内追加点を取れるだろうと安易な感覚になってしまった。だが後半に入りそれなりに戦えていたものの中途半端な形でカウンターを受けてしまうのだった。逆転ゴールを許したのはまさにその形だった。しかもこの日の守備は手強さが全くなく2人でプレスに行ってもボールが取れないという酷いものだった。ただ激しく行こうにもこの日の審判はピッピ、ピッピやたらと笛を吹くので足が出せないという事情もあったのかもしれない。

 その後何とか同点を目指すもののゴールは遠かった。高萩はロングパスを前線で見事なトラップミスで敵に渡してしまい横竹はゴール前での弱いパスを敵に奪われ槙野はせっかく切り込んだのにシュートではなくパスを出してしまった。それらの要素が全て脱力させたのである。タイムアップの笛が鳴った瞬間早足にバス停へと急ぐのだった。

 負けた試合で余韻を味わうもクソもないのだがまるでパンクバンドのステージのように終わると同時に引き上げてしまった。もうその時はバスに乗れるかどうかの方が重大だったのである。ただしそれでもすでにバス停には長蛇の列ができ結局横浜駅まで歩いていくことになった。

「今日勝つとまだACLの可能性があったんだけどなあ。まあこんな日もあるよ。ただ、今日のように上手くいかなかった後でもメンバーいじらないのかねえ。3日後のナビスコカップ決勝では替えて欲しい気はするんだけどミシャはなあ・・・」

 ドクトルの台詞の後ぼくはあの監督はそれでも替えないでしょうと言いドクトルもそれに同意した。

「でもミシャになってユース上がりの選手が一杯出るようになって良かったよ。今日のような試合もあるけどそれでもミシャには感謝してるよ」

 確かにそうである。ユース上がり、高卒からの生え抜き、他クラブで戦力外になった選手での補強、そういったもので成り立ってるサンフレッチェはミシャならではやれてるのだ。そういう意味では感謝しなくてはいけない。だけど本当に感謝をする為に3日後の試合に勝ってタイトルという明確な結果が欲しいのだった。

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サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles