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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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2010年9月30日 (木)

ナビスコカップ清水戦~モニターに映ったナビスコカップ

2010/09/29 ナビスコカップ準決勝 第1戦 サンフレッチェ広島vs清水エスパルス 広島ビッグアーチ

 拙いテクノロジーの知識を振り絞ってやっとナビスコカップの映るチャンネル、フジテレビONEを申し込むことができた。ただこんなの申し込んだらすぐにでも受信できるようになるんだと思っていたらそうでもないらしい。果たして昨夜手続きを終え仕事から帰ったら目出度く視聴できるようになってるんだろうか。ネットが普及しあらゆることがデジタル化したもののそういった一切のものが言ってる程便利でないと思われるのはぼくだけだろうか。

 そして帰宅後一目散にチャンネルを合わせるとそこには視聴できませんの文字。一体どうなとんじゃと急いでスカパーに電話、事情を説明するとしばらくお待ちくださいとしばらくBGMを聴かされた。再び電話口に出たオペレーターは信号を受信する作業をしたかと説明。へ、そんなことしなきゃいけないのかよとそもそもその言ってることが理解できないぼくは電話しつつもTVのリモコンをいじる。ん、待てよ。映るようになってるじゃないか。さてはこの電話で慌てて映るようにしたのだろう。まあ映るようになったのでとっとと電話を切ったのだがその後放送中にも電話が掛かってきて全く邪魔ったらしいったらありゃしなかった。スカパーさん、もうちょっとしっかりしてくれよ。

 ナビスコカップが映し出されたTV画面。手が込んだだけにそれだけで感激してしまい試合への緊迫感とか緊張感など持ち合わせることができなかった。ただ、スタメンが前節のリーグ戦と同じということでカズのようにまた怪我から万全に回復したかどうか怪しい選手を使わざるをえない状況に憂いながらもそうしたことが徐々に試合へと思考を入り込ませる要素となるのだった。怪我から明けて時間の経たない青山も連戦に体調は対応できてるのだろうか、ベンチを含めFWがチュンソン1人という状況だが入団以来1年ゴールのなかった選手が3試合連続ゴールできる可能性があるだろうか、そもそも13年間勝ったことのない日本平で第2戦を戦わなくてはいけないことから実質的にこの試合で勝たなければ負けたも同然である。勝ち抜けは2試合で決まる、それがまたリーグ戦とは様相が違うのだった。

 ピッチに現れた選手と見ると実にこの試合に標準を合わせてたかのような雰囲気があった。もはやリーグ戦では3位以内に入ることさえ難しくなったサンフレッチェにとってナビスコカップを狙うというのは理に適ったやり方かもしれない。何にしてもチームとして何のタイトルも獲ったことがないというのは新たな歴史を刻む為にナビスコカップを登竜門とするのは他のチームでもやってることだった。

 それでも今までナビスコカップに縁のなかったという事情もありこの大会でタイトルを獲るというのは非現実的な気がした。そしてやはり鬼門の日本平で勝ち抜けるというのも現実的ではない気がした。ただしそれは全て今までのデータというだけの話。根拠という根拠がない話ではあったのだった。そんな中でのナビスコカップの準決勝、簡単ではなかろうが無理な話でもないというのがモニターから伝わってきた。それはもしかしたら解説が元サンフレッチェの風間八宏だったせいかもしれない。それを含めてこの試合が決して不利な状況じゃないという気がし、少なくとも負けるというイメージは抱けないのであった。

2010年9月26日 (日)

鹿島戦~諦めきれないシーズン

2010/09/25 サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ 広島ビッグアーチ

 あと2分堪えることができなかった。あと2分我慢することができなかった。あと2分防ぐことができなかった。これに苛立ちと絶望があった。それでいてその伏線があったことに冷静に振り返ることができた。それは一言で言えば交代選手の差と言うべきだろう。ロスタイム2分で許した同点ゴール、それはシュートコースを空けたDFの甘さ、スーパーセーブを連発してたのにこの時に限ってポジションがずれてたGK西川、時間の使い方の拙さもあったもののあのゴールが交代で入った大迫のゴールだったというのが全てだった。そしてサンフの交代はほぼ全て外れチームを劣勢へと導くことになったのだった。

 先制点はチュンソンだった。寿人と山崎の怪我で仕方なしにスタメンとして出ているようなものである。それがこの試合も含めて2試合連続ゴールと結果を出してしまった。全く期待をしてないと結果を出してしまう。この選手の場合あまり期待を掛けてない方が結果につながるのではないだろうか。ただ、この2試合のゴール全てがヘディングである。そして他にもあったシュートチャンスはキックがミートしなかった。よくトラップがぶれる場面を見かけるがこの選手あまり足元が起用じゃないのかもしれない。身体全体でボールを収めたりゴールに迫るプレーの方が生きるのだろう。もしかしてチームもようやくそういうチュンソンの特徴を掴んだのではないだろうか。

 そしてシュートを決め切れなかったと言えば高萩である。次々と選手が離脱していく中で攻守に渡って中心選手になってるようで軽いというイメージの拭えないのはこういうシュートを決められないからであった。試合を決める、そういうシーンがあまりにもなさ過ぎる。それ故に他の選手が出れないからでているんだろうという印象がどうしても残ってしまう。そこが損をしてる部分であるしもはや高萩にはそこまでのレベルのプレーをやってもらわないと満足できなくなってるという事情もあるのだった。

 そういう決めきれないというシーンはこの試合で何度も出くわしたもののそれでもそういう場面がもう1回でも2回でもあればこの試合の印象はずい分と変わっただろう。いや、正確には終了間際の防戦一方の展開でやってくれれば。もしくは攻めるふりをしてボール回しで時間を稼ぐということを巧みにできたなら。サンフレッチェは腰の据わったチームだと相手に与える印象は違ったはずである。それを全てをぶち壊したのは大崎のプレーだった。

 時計の針が進むにつれて鹿島の攻撃はどんどん厚みを増していった。どうにかつなぎたい。だけどクリアするのが精一杯である。西川のセーブに助けられる。これでしばらくマイボールにできると思いきやすぐにボールを取られてしまうのである。こんなにもすぐにボールを取られてしまうチームが他にあるだろうか。厳しい時間になればなるほど簡単にボールを渡してしまうのはミステリーだった。

 ただ、これが選手交代によって段々と旗色が悪くなっていったのは明白であった。カズのように最初から時間限定での出場だった選手もいたという事情もあっただろうがその後の高柳や服部の交代は間違いなくチームの勢いを殺してしまったのである。そして交代で入った山岸は姿を消したかのように消えてたし大崎は有効なプレーをすることができなかった。そして極めつけは82分のトラップミスだった。中盤から出してもらったボールは右サイドから簡単に上がることができた。だが最後に自分で運んだボールを止めそこないボールはゴールラインを割ってしまった。せっかく攻められてる時間に前戦まで運ぶことができたのに。これでもうこの試合で攻めることができないという感覚を与えてしまった。そして鹿島にはカウンターへの恐怖をなくし心置きなく攻める心理を与えただろう。だから同点ゴールを残り2分というとこで決められても悔しいながらもしょうがないという感覚もあったのも事実だった。

 3試合連続ドロー。伸びた勝ち点は1。解説者はナビスコカップに向けて弾みがつきましたねと言っていたが順位がかなり落ち込んだ今になってもまだACL出場枠への望みを捨ててなかったぼくは今更になって現実を突きつけられたような気がした。もうACLには望みはない。まるでそれは身体に風穴を開けられたかのような気分であったが実は心の奥底ではそれが分かっていたのである。ただそれを認めたくなく無意識の内に順位表を見ることを避けていた。何てナイーブなんだろう。だけど残りのリーグ戦も少なくなって未だに諦めきれないものがある。戦力的のも厳しいにも関わらずこの期に及んでまだ何かを期待してるのだった。

2010年9月19日 (日)

神戸戦~怪我人ばかりのサンフ

2010/09/18 サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 広島ビッグアーチ

 ペナルティエリア前でのFK。前半のアディショナルタイム、やばいという危機感が漂った。そもそも何でこういう危険な場所で簡単にファールをしてしまうのか。それでいつもピンチを招いている。青山はファール覚悟でアタックする場所とタイミングを間違えている。DFの人数も揃っていたのだからパスをされたって失点された可能性は低い。それなのにボールを持った茂木を倒してしまった。前を向かせなければ良かっただけではないだろうか。激しいプレッシャー、それは持ち味として譲れないとこかもしれないがいつでもどこでもやってしまうのは欠点でもあるのだった。

 ポポが蹴ったFK。この日2本目ということで駆け引きがしやすかったのだろう。壁として立ったサンフの選手はジャンプをした。それを見越したポポはグラウンダーのキックを蹴りそのボールは足元をすり抜けてゴールに入ってしまった。実に難なく簡単に入れられたように見えた。その光景はそのままTVの画像を眺めるにはあまりにも心苦しいものだった。

 アディショナルタイムでの失点。昔の弱い頃のサンフレッチェはこういう失点が多かった。そういえばこの日もレギュラークラスの選手の相次ぐ怪我で大幅にメンバーが変わってしまった。特にFWの人材難は深刻で入団以来リーグ戦でまるで点の取れないチュンソンがスタメンとして1トップを収めることになってしまい得点の期待感は全くなかった。それだけにこの失点はこの試合の終焉を意味してるのだった。

 後半に入り浩司に代わって高柳が入った。金髪で黒い顔になっていた為誰だか分からなかった。得点を取りに行く狙いだろうがそれで浩司と交代というのは納得いかなかった。といって浩司まで怪我をされたら困るのでしょうがないという気がした。こうやって怪我を気遣ってまで観戦しなきゃいけないとはやはり尋常ではない。

 高柳一誠、その風貌は変わってもプレーは相変わらずだった。ボールを取られても追いかけることはないしシュートを打てば枠に入らない。シュートを打てども打てども枠に入らない。どうしてお前はいつもいつも・・・あれ、高柳ってこんなにシュート打ったっけ?久々に観た高柳は結果を求めていた。少々焦ってるようにも見えたが積極的に攻撃に絡もうという意欲だけは感じられたのだった。

 そういう変化は高萩にも感じられた。トラップミスやゴール前での通らないパスにイラつきながらもふと冷静になった瞬間高萩がボールによく絡んでるような気がした。最終ラインまで下がって守備をしてる姿を見た時この若手を多く起用してる布陣では高萩が中心に試合が回ってるような気がした。そこには中心選手としての自覚が現れていたのだった。

 そんな高萩からのクロスがペナルティエリアで頭で逸らしたボールへと頭から飛び込んだ選手がいた。そしてそのボールはゴールの中に放り込まれた。同点ゴールである。このゴールを決めたのは何とチュンソンだった。チュンソンが決めた。サンフレッチェ入団後リーグ戦での初めてのゴールだった。このゴールに驚きと歓喜と自責の念に駆られるのだった。チュンソンが出たら点が入らない。時間稼ぎ要因、来シーズンの戦力外、そんな諸々の憶測やレッテルを自らのゴールにより払拭してしまった。実際このゴールで本人も吹っ切れたのだろう、この後積極的なシュートを放って勝ち越しゴールも狙っていたのである。

 しかし、あと1歩が足りなかった。逆転するチャンスはあったもののチャンスで決めきることはできなかった。あと1歩、あと1歩が足りないのである。それはゴール前での積極的なシュートを打つ姿勢。いや、この日は神戸よりもシュートは打っていた。だとすればそれは精度というそれを言ってしまったら議論が尽きてしまう要素に行き着くのだった。そして引き分けという結果に負けたかのような残念な気分になってしまったのは終了間際カウンターから相手にシュートされて西川のファインセーブでやっとこさ失点を免れたからだろう。それでいてベストメンバーが組めない中それなりに戦えたことにある種の充足感もあるのだった。

 このメンバーで引き分けなら上出来。多分そうなのだろう。だけどこのメンバーで勝たなかったことでレギュラーを脅かすことができなかったのも事実だ。そこが何とももどかしい。若手の中で安定してやれてたのは横竹ぐらいかな。その横竹だって試合に出続けることによって段々と良くなっていった。ということは今回出たメンバーも試合に出続けることによってもっと脅威を与える選手になるのだろうか。こうやって沈んでは上がってという気分の浮き沈みが激しく行きかうのだった。

 失点の原因を創った青山にしてもパスミスが多い割に素晴らしいパスや力強いシュートを放ったりする。どうもこのチームは期待と不安があらゆる面で融合されてるようだ。そうチームなのだからしょうがないと割り切ろうと努めた。なのに最後には決まってこの感情が押し寄せるのだった。

 やっぱり、勝てたよな。

2010年9月11日 (土)

C大阪戦~寿人不在につき

2010/09/11 セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島 大阪長居スタジアム

 05の屈辱。J2時代全て勝つことができた相手を正直舐めていた。勝ち点3は容易いと。だがセレッソはその試合で圧勝してしまいその勢いでぐんぐんと順位を伸ばし2位という優勝争いという位置にまで付けてしまった。まるで置いていかれたような感覚だった。悔しい、絶対負けてなるものか。

 しかし、状況はサンフの方がよっぽど不利だった。ナビスコカップがあったせいで中2日の過密日程、絶対的エース寿人の戦線離脱、さらに守備の要であり攻撃の起点でもあるストヤノフの欠場、厳しい試合になるのは覚悟していた。だけどその割には優位に試合を進めることができたのであった。

 ただし詰めが甘い。ボールを支配してもそれをシュートまで持っていく最後のとこで精度がない。特に高萩が良い場面で相手にボールを取られたりシュートに行けなかったりする。ああ、高萩よ、どうしてお前はそんなに軽いのだ。トップ下は他に選手いないんだろうか。高萩じゃ絶対に点が入らないという気がした。

 そしてサンフレッチェは守備のシーンでファールが多くなった。ゴール真正面、距離があるのでまだいいが危ない位置ではある。そしてファールがある度にそのFKの位置がゴールマウスに近くなっていくのだ。それは不吉な予感を伴った。次はもっと危険な位置でFKがあるのではという不安が増幅していたがその予感は当たってしまった。ゴール右斜め前という嫌な位置でのFKだった。

 そもそもこのFK自体ファールかどうか怪しかった。セレッソの選手と丸谷が完全にフィジカルでのボールの奪い合いのシーンだったのだが丸谷はボールしか触れてないように見えた。それでも相手が倒れたことで笛が鳴った。丸谷自信も納得はしてなかったんだろう、判定に不満な顔をしていた。

 ただ、それをファールにしてしまうのはその時間の流れだったのだ。明らかにセレッソの時間が続きセレッソが優位なように感じる。そしてその前に3回ゴール正面のFKがあったという要素も大きいんだろう。あれは正にセレッソに降りかかった幸運、そして流れが引き寄せた産物とも言って良かった。そういう運が続いてる時というのは全てが良き方向に進むものだった。そこから放たれたFKはヘッドで押し込まれてしまった。ただ、これも西川は自信があったのだろう。FKを蹴った瞬間には手を上げていた。そして残念ながらこの時の副審はラインの飛び出しを見逃してしまったのであった。

 2つの誤審により先制されてしまった。どちらもファールの基準としてはギリギリの境界線の中での判断が求められたのだがそれをセレッソの方の判定に寄せてしまったのはやはり試合がセレッソに傾いてたからなのだろう。やっぱり05で負けただけはあるのだった。これで完全に負けた、前半の初めに決定機があったもののどれも精度のなさで決めきれなかった。点を入れるとなるとどうも決めてくれそうな選手は見当たらないのだった。

 そんな状況を救ってくれたのがクソミソに罵ってた高萩なのだった。ペナルティエリアへのパスに追いついた高萩はGKに倒されてしまった。恐らくGKが手を出さなければシュートをするには角度的には厳しそうだった。返って手を出してくれて助かったのである。そこを冷静な判断を失わせたのは高萩の素早い飛び出しが焦りをあたえたのだろう。いやあ、やっぱり高萩はやってくれるよ。

 このファールにPKを貰うことができ浩司が冷静に決めてくれるだろうと思っていたらペナルティスポットに立ってたのは槙野だった。ええ、大丈夫かよという不安が過ぎった。そして更に不安を助長させたのが後ろ向きに構えたことからだった。昨シーズンこの後ろ向きPKで外して以来PKは他の選手が蹴るようになってしまった。というより一度失敗したものをよくやる気になるなとその度胸には感服するもやはり槙野のPKは恐かった。これを外したらもう二度と蹴らせてもらえないだろうと固唾を呑んだのだった。

 ゴールには少し角度がある位置に構えた。やはり本人も意識してるんだろうな。そして笛と共に反対を向き蹴ったボールはあっさりとGKと反対に行ってしまった。前はこの後ろ向きPKは必ず真中に行ってたがちゃんと相手の逆を行ってたということは密かにPKの練習もしてたに違いないのだった。

 これで同点、振り出しに戻すことができた。何とか勝ち越し点を取りたい。一進一退の攻防、手に汗握る。選手の汗のかき具合から消耗が感じ取れた。それ故カウンターになっても最後の制度が足りずシュートまで行けない。どうせパスを出したって通らないなら入らなくてもシュートを打てばいいのにと思うのだがこれが不思議なことに試合開始の体力のある時間帯にはシュートをバンバン打っていたのである。もしかしてシュート打つ気力もないくらい憔悴してたのだろうか。

 それでも何とか点を入れてくれと念じていた時に電話が鳴った。実家の母親だった。そして頼みもしないのに今日はサンフレッチェは引き分けだったねえと結果を教えてしまうのだった。そう、ぼくは中継を録画で観ていたのだった。それなのに結果を知り緊張感はなくなってしまった。負ける恐怖もなかったがその映像の重みがなくなってしまったのであった。

 11ドロー。その結果にどう反応すればいいのだろう。勝てそうな気もしたのだが守備では健闘もしたような気もする。攻撃に関してはやっぱり寿人がいないんだからこんなもんだろ。ああ、もしかしてこれから勝てないでいるとずっと寿人がいないからしょうがないよという台詞を口にしなくてはいけないのだろうか。

2010年9月 9日 (木)

寿人負傷の代償

2010/09/08 ナビスコカップ準々決勝第2戦 ガンバ大阪vsサンフレッチェ広島 万博競技場

 観たかった。単純に観たい試合だった。やはりスカパーのチャンネルを追加しようとしてみたもののやっぱりやり方が分からないで諦めてしまった。そもそも第1戦で負けてるだけにどうせトーナメントで勝ちあがることはできないだろうとそれ程この試合に興味を盛ってなかったのも正直なとこだ。それがインターネットで検索すると何と勝ったではないか。しかも2点入れたことでアウェイゴール数の関係で勝ちあがることができた。サンフレッチェ史上初めてのナビスコカップベスト4。ああ、リアルタイムで観たかった。

 ただ、この日千葉の上空は激しい雨が降っていてちゃんと映像を受信できたかどうかは怪しいとこだ。まあぼくとしてはチャンネルを追加できなかった理由を天候のせいにできとても都合の良い気象条件なのだった。

 眼を閉じ試合を想像する。高萩が頭でつないだボールを寿人が押し込む。寿人のポストプレーから浩司がシュートを放つ。2点差で有利な展開になりながらも82分にドドに決められ余裕のない残り時間を過ごすことになる。早く時間よ過ぎ去ってしまえと念仏のように唱えるが1秒が10分のように長く感じる。ボールがラインを割った、今ので何秒経った?たった3秒かよ、そんな台詞ばかりを繰り返してしまう。そして終了のホイッスルでドッと疲れを感じつつも歓喜に沸く。そんなことをJリーグ公式サイトなどの記事から脳裏で創り出すのだった。

 しかし、一夜明けてその歓喜を伴う妄想は悲劇へと変わった。何とこの試合で寿人は怪我をしてしまったらしい。右肩鎖関節脱臼、今期の出場はもう絶望的ということだ。怪我人の多いチームの中で寿人だけは主力としていつもピッチに立っていた。そのあまりものパフォーマンスぶりによく身体持つなと思っていたがついに限界が来たようだ。このニュースを知った時は驚きはしたもののどちらかというとついに寿人までという感覚の方が大きかったのだった。

 そういう事情からいつかは怪我で戦列を離れる可能性は内包してただろう。どのポジションも代わりの選手がいたものの寿人の位置だけは代えがいなかった。初めてのナビスコカップ、ベスト4というのはクラブにとって名誉なことであるがその代償は大きかったと言わざるをえない。

 それにしても初のベスト4進出に沸き立ちチャンネルを回しまくってナビスコカップのハイライトをやってるとこを探したが全くお目にかかることはできなかった。ぼくがこれほどまでに興奮してるのに世間ではどうでもいいことのようだった。今更ながらナビスコもよくスポンサーやってくれてるなと感謝の念を感じるのだった。

 ワントップ。一体誰になるんだろうか。何気に今まで負傷をした選手が出ると若手の選手がそこに入り新たな可能性を発揮してきた。横竹、丸谷、桑田などがそうだろう。果たしてFWでこのチャンスを生かす選手はいるんだろうか。いや、さすがに寿人の代わりは無理だろう。それはゴールが観たいという欲求を与えてくれるという意味で寿人の存在は大きいのだった。

 それにしても誰か復帰すれば誰かが怪我をする。まるで自転車操業をしてる中小企業のようだ。どこかに優秀なフィジカルトレーナーはいないんだろうか。それともこれが眼に見えない力によるものだとしたら祈祷師の方が良いのかもしれない。

 せっかく勝ちあがったナビスコカップ。だけどもう期待することができなくなってしまった。まあこれでまたスカパーのチャンネルを追加しない理由ができてしまった。どうしてこう上手い逃げの言い訳ができてしまうんだろうと複雑な気持ちなのだった。

2010年9月 5日 (日)

パラグアイ戦~厳しき代表

2010/09/04 国際親善試合・キリンチャレンジカップ 日本vsパラグアイ 日産スタジアム

 W杯後の新生日本代表、その相手もW杯で惜敗した相手パラグアイということでチケットも売れたようで興行的には的を得たようだった。ただし新監督のザッケローニがまだこの試合で采配を振るうことができなかったという要素もありどこかこの試合に対する視線として真剣みがなかった。やはり親善試合というのはそんなものかもしれない。もはやどこの国が来ようと所詮は親善試合、練習試合という感覚は拭えることはできない。代表の人気がなくなったと言われた時期もあったがもはや観る側の意識が変わってしまったのでしょうがないというのを再認識させられてしまった。

 さんざんW杯のリベンジと煽るアナウンサーだったが別にここでリベンジしてもしょうがないだろと冷めた感覚、しかもそれはとても無意識に近い感覚でその中継に向けられた。どこかオールスター・サッカーでもやってるような、単なる企画モノぐらいにしか見えないのにそれを必死で煽ろうという放送局側の努力が伺える。それはそれで努力は認めるべきかもしれないが駒野がピッチに立った時潮が引くように嫌悪感を抱くようになってしまった。

 駒野への拍手が大きかったこともあるのだが、W杯でPKを外したということをしつこいくらいに連発していた。それも因縁の対決という構図を創ろうしてるのだろうが、それによりこのアナウンサーがサッカーのことなんか碌に知りもしないのは分かってしまった。恐らく選手もメンバー表を手渡されてその場で覚えたんだろう。何の予備知識もないので他に喋ることがないのは明白だった。

 こういう民放での中継の拙さはよく指摘されることであり専門のスカパーなどからアナウンサーを借りてくればいいのにという声はよく聞かれる。だがそれをやらないとこに日本の企業文化みたいなものが見えるのだった。他からスペシャリストを借りればいいのに絶対に自分のとこの社員で済まそうとする。どんな中途半端な結果になろうと自分のとこの範疇で納めようとする。その日本企業の閉鎖性を感じるのだった。

 そんな中継の自体の素人ぽさにも辟易しながらも槙野が交代でピッチに立った時余計うんざりした。残りたったの23分。そんなの別に使わなくてもいいのに便宜上使ったというのが見え見えだった。代表にサンフレッチェの選手が呼ばれる度に叫びたくなる感情、それがまた起こってしまった。いや、思わず口走ってしまった。だったら呼ぶなよ。結局監督が誰になろうとサンフの選手は同じような扱いを受けるらしい。

 しかし、当の本人にしてみれば例え2分でも3分でもチャンスがあるのならそれに入り込みたいと思っているのだろう。プロだから当然であろう。だけど代表の試合があるといつもストレスが溜まってしまう。それはいつも不満な結果になるからだがそれは満足できるにはサンフレッチェの試合よりもよっぽど難しい条件がいくつもあるというのに気付くのだった。

2010年9月 2日 (木)

ガンバ戦~水曜日のナビスコ

2010/09/08 ナビスコカップ サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 広島ビッグアーチ

 困ったことになった。スカパーでTV中継を観ようと思ったらナビスコカップはJリーグセレクションに含まれてないらしい。そこをちゃんとチェックしてなかった自分の甘さはあるもののJリーグセレクションなのにナビスコカップが入ってない。一体どういうことだ。ということはナビスコカップを観る為にわざわざセットに含まれてないチャンネルを契約しないといけないということなのだろうか。

 そんなことは許容できることではない。と断固撥ね付けるつもりでいたもののだったらどうやって観るんだという根本的な問題に直面した時、やっぱり契約するしかないじゃないかという結論に至った。一体みんなナビスコの時はどうしてるんだろう。泣く泣く我慢してるのか。それともやはり2試合しかないかもしれないけどわざわざ契約するのだろうか。

 ただ、申し込む時になってまた困ってしまった。ネットできて手軽であるのだが肝心なパスワードを忘れてしまった。ネットは何かにつけパスワードを要求されるもののそんなの一々全部覚えてるわけがない。やはりナビスコを観るのは無理なのかと諦めたのであった。

 その時他の仲間たちがどうやって観戦をしてるのかという疑問が浮かんだ。ドクトルはどうしてるんだろう。タイセイさんは。あ、タイセイさんは現地で観戦してるかもしれない。そこで試合が終わって家に帰ったと思われる時間を見計らって電話したのだった。

「あ、こんな時間に電話してくるなんて珍しく遅くまで起きてるんですね」

「いやあ、とても暑くて眠れなくて。最近夜中でも暑いんで朝起きてもちっとも寝た気がしないんですよ」

「まあそりゃそうですねえ、こっちも暑いですよ。だけど試合はお寒い限りでした。何でみんなシュートを打たないんでしょうかね」

 そのやるせない声のトーンで負けたというのは分かってしまった。そして失望感しか感じない試合だったというのも想像できてしまった。

「スタンドの人も少なかったなあ。6,731人、まあ水曜日でしかもナビスコカップということを考えればまだいい方なんでしょうか。それとも・・・いや、どうも判断付きにくいですね。ただ良かったとすれば終了前15分でしたかね。それと試合開始15分だったなか。真ん中が駄目なんですよ。終了間際が良かったというのはミキッチが出たからかな。やっぱりミキッチはいいですね」

 もしこの試合に普段出場してない若手選手でも出ていればそれはそれで評価ができたがメンバーもいつもと変わらないらしい。これは本気でナビスコカップを獲りにいったという意思の表れでもあろうが逆に本気でいったからこそこの不甲斐ない結果に無力感を感じるのだった。そういえば小野監督時代カップ戦はもっと若手を使って経験を増やしてやればいいのにという意見には一切耳を貸さずベストメンバーで行くと勝負に出て結局そのメンバーで負けてしまうというのを繰り返していたがそれと同じバツの悪さを感じた。

「でも良かったといえばビッグアーチが風通しが良くて意外と涼しかったことですね。9月に入っても一向に涼しくなる気配がないですがビッグアーチは避暑地としては最適な場所でしたよ」

 涼しいビッグアーチ。山奥に位置するということで何かと非難の対象となることが多いが時にはそれ故に恩恵を受けることがあるらしい。そしてそんなことに想いを馳せながらもやはりサンフレッチェにとってナビスコカップは縁のない大会なのかという気がするのだった。

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