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2010年8月20日 (金)

大宮戦~預言者の苦悩

2010/08/18 サンフレッチェ広島vs大宮アルディージャ 広島ビッグアーチ

 無得点、遠いゴール、連敗、肯定的な要素はまるでない。こういう条件が揃うと相手がどこだろうかもう勝てる気がしなくなるのだった。本当はこの試合はぼくも現地に行って観ようかとも思った。だけど日が悪くて行けなかったのだがそれこそがこの試合のげんを悪くする要素なのだった。ぼくが行ったホームの試合は大抵勝ってる。もしかすると今回は負けるからとぼくを広島から遠ざける何かの力が働いたのだろうか。それこそがもっとも悪い予感とさせる要因なのであった。

 そしてその予感は当たってしまった。しかも開始早々に先制点を叩き込みそれらの不安

が杞憂であったと胸を撫で下ろした後逆転されたのである。悪い予感は当たる。どうして悪い予感というのはこうも当たりやすいんだろう。世の中に預言者という人がいるがそんな人に頼らなくても悪い予感だけは誰でも当てることができるのである。さすがに地球規模の大惨事となると予想はできないがそんなもの当の預言者だって当たった例なんかないのであった。

 それはいいとしてこの敗戦は一時は勝利を確信した者にとって残酷なものであった。追加点のチャンスはあった。波が傾いていたにも関わらずシュートを外した。外して外して外しまくった。そのチャンスを生かさなかったことがその後大宮に大きく波を引き寄せてしまったかのようだった。

大宮が攻めた。攻めて攻めて攻めまくった。守備的と言われるチームが圧倒的にサンフレッチェを攻撃しまくったのである。サンフはクリアするのが精一杯。跳ね返しても跳ね返してもボールは大宮の選手の所へいってしまう。もはや失点は時間の問題であった。

今回もまた右サイドからのクロスとシュートによって失点してしまった。右サイドが弱点なのは明白だったがそれでも大宮の決定機である場面はスカッと11の状況になってるのが不思議なのだった。対して追いかけるサンフは攻撃の時ゴール中央をガッチリ固められシュートを打てない。相手陣内でパスを回すだけ。この光景もいつも見る光景だった。これはサンフの攻撃が遅いせいなのだろうか。それとも前チーム、サンフに対してはこういう守り方をしているのだろうか。

3連敗。この事実はズッシリと圧し掛かるのだった。少なくとも上位争いをやる上では終戦宣告を受けたようなものだ。そしてそれ以上にこの先もうずっと負けてしまうのではなかろうかという不安が敗戦の失望感と混濁して体内を駆け巡るのだった。

現地にはドクトルがタイセイさんと一緒に観戦してたらしい。ぼくも試合後連絡をとって現地の様子を聞くつもりだった。だけどあまりにもショックが大きすぎてもはやこの試合のことを記憶から抹消してしまいたかった。もっと言えばサッカー自体接するのが苦痛になってしまった。

 単なるリーグ戦の1試合。でもこの試合に掛ける意味は大き過ぎた。この時ぼくは失望しつつも殺気立ってたかもしれない。だからなるべく人に接しないようにした。そして試合のことを考えないように努めた。そう、人間は地球滅亡の予言なんかされなくてもここまで希望を失うことができてしまうのだ。

もはや寿人も高萩も青山も槙野も点を取ることは出来ない。山崎も唯一ゴールを決めたがそれ以上に外した場面の印象ばかり残ってる。点が取れない。点が取れない、点が取れない。それなのに今週は味の素スタジアムで試合があるのだ。ああ、何て試練なんだ。

だったらそんなの行かなきゃ良さそうなものだ。サッカーのことさえ忘れようとしているのに矛盾に満ちている。ただ、サッカーのことを考えなかったらとりあえず悪い予感だけは感じずに済みそうだ。次の試合はなるべく直前まで試合のことを考えないように努めるのだった。

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コメント

味の素スタジアムでは2004年以来負けてませんので相性はいいスタジアムですね。雰囲気的には2006年の味スタでのFC東京戦前のような感じがしています。

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  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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