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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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  • Jリーグ2010特命PR部員 Miles

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2010年8月29日 (日)

山形戦~ミキッチ初ゴール

2010/08/28 サンフレッチェ広島vsモンテディオ山形 広島ビッグアーチ

「ミキッチ!ミキッチ!ミキッチーッ!」

それはミキッチのJリーグでの初ゴールだった。怪我を繰り返してたので試合に出場できるかどうかも怪しかったのだがいざピッチに立つと高速のスピードで右サイドを瞬く間に駆け上がるのだった。森脇との交代で入ったミキッチだったが相手にとってこのスピードは体力が奪われた後半途中からだとなかなか厄介であったろう。事実ミキッチのスピードには付いていけずチャンスを創られてた。ミキッチがいればもっとチャンスができるだろうに、そんなことを今シーズンは何回思っただろう。

ただし、右サイドを駆け上がるそのスピードスターは多くのゴールを生み出したものの自身のゴールは来日して1度もなかった。来日して1年目はあれだけの能力があるんだからその内決めるだろうと胸ときめかしていたのだがさすがにここまで入らないともうゴールは決められないんだという気がした。数々の勝利に貢献するもゴールには見放された選手。そんなことを暗黙のうちに認めるようになってしまった。だからもしかしたら山形の選手もミキッチのシュートは入らないと高を括った部分はあったのかもしれない。バイタルエリアに入ったのにDFのプレッシャーが掛かってないような気がしたのだった。

そのゴールが決まってからというものミキッチが調子に乗ってしまった。バイタルエリアで11になるともうゴールしか見えてないというように仕掛けていってCKを取った。ああいうプレー、まるでヨーロッパの試合を観てるかもようであった。が、元々はヨーロッパの選手でもあるしそういう選手だったのだろう。ゴールが決められないことで妙にプレーが縮こまったのではないだろうか。

これでもうミキッチは万全だ。これからはゴールも量産してくれるだろう。復帰に時間が掛かったがそれだけに得るものが多かった。と、そういう期待を抱かせておいてまた怪我の為離脱してしまうというのがこのところのサンフレッチェのパターンであるのを忘れてはならない。相手がどうのこうのよりもまずは自分のとこの選手を揃えることを考えないといけないとはどういうことなんだろう。

ただこの試合、勝ったからミキッチのゴールに酔いしれることができたが結構危ない場面が多かった。その都度西川のスーパーセーブで救われたのだがあそこまでGKが際どいセービングをするというのは西川ががんばってるというよりDFが危険な状態にし過ぎてるということではないだろうか。でももうそういうチームなんだと割り切ってるらしく西川も飛び出しに迷いがなかった。もしかしたらその都度の状況判断よりも飛び出すなら飛び出すで徹底的にやる方がいいのかもしれない。

だが、この試合で一番の驚きはミシャのメンバー交代が当たったということであった。今まではスーパーサブ的な選手がいなかったこともあって選手を交代してもなかなかピッチ上で効果が現れなかった。やはりミキッチがベンチにいたというのは大きかった。そして山崎、丸谷の2人もチームを活性化させたというのが頼もしかった。特に丸谷、昨シーズン途中交代で出場するもすぐに引っ込められた時には使えない選手という眼を向けざるをえなかった。それが苦しい展開でもボールを失うことなく見方につなげるとこを観るともう立派に戦力として計算できるのだった。

試合の流れを変える、スーパーサブ、そういった選手の不在がこのチームの弱点の一つであった。これである程度目途が立った。と考えたいものだがやはりまた誰かがまた怪我をするんじゃないかという不安が漂うのだった。

ゴールを決めたミキッチ。今シーズンは一体何試合出場できるんだろうなどということを考えてしまうのだった。

2010年8月28日 (土)

山形戦~ミシャの前哨戦

2010.8.28       サンフレッチェ広島vsモンテディオ山形 広島ビッグアーチ

 山形のフォーメーションは0-10。

 ミシャが山形戦に向けて相手を挑発した。試合前に山形が執ってくるだろう超守備的システムに皮肉を込めた。そしてその煽りに山形は乗ってくるだろうか、おそらくは乗ってこまい。だが、篭城をしている相手を引き出すには90分の時間では短い。だから試合が始まる前から仕掛けるというのは消耗戦の中では有効な手段だ。ということで戦いは1週間前から始まっていたのだった。

 今シーズンに入ってサンフレッチェはゴール中央に人数を掛けて守ってくる相手にてこずっている。実際そんな守り方をされたらそうそう点が入るものではない。その挙句カウンターを受け失点というパターンを繰り返したがもうこの際2003年のJ2での戦いを参考にするのも手かもしれない。攻めても攻めても崩れない。それなら逆に攻めなければいい。攻めないことによって相手のプランは相当に狂わされるだろう。

 絶対に勝ち点3欲しいはずだ。ACL出場を目指してるということはどのチームも分かってるだろうから足元を見られてる。だが、逆に降格争いをしているチームとなると勝ち点3をより欲しがってるのは相手の方だということもある。その辺の心理戦を上手く利用して攻めてこないのだったら勝ち点1でいいと割り切るというのも手ではないだろうか。恐らくそういう戦いをして焦るのは相手の方であるはずだ。

 そんなことを考えながら試合が訪れたが亀のように引っ込むと思われた山形は果敢に攻めてきた。というより時間帯によってはサンフの方が後手に回ってる。相手を挑発するつもりが藪から蛇を出してしまったらしい。山形は10人で守ってくるというミシャのコメントを聞いた時にはよくぞ言ったと称賛したものだがこうなると事情が違う。むしろ余計なことを言ってくれたと失言に対して非難したい心境になるのだった。

 それでもカウンターから寿人がペナルティエリアで倒された時は拳を振り上げた。スローで観ると完全に足が引っ掛かってる。PKのキッカーは誰だろう。無難に浩司がボールに立った。これでもうトリックPKはないなと思ったが浩司は本当に難なく決めることができた。やっぱりサンフレッチェで一番PKが上手いのは浩司かもしれない。しばらくゴールのなかった浩司にしてもこのPKはありがたかったんじゃないだろうか。

 だが、ここからサンフレッチェの悪癖が始まる。先制した勢いでこのまま責め続けるのだろうと思いきや追いつきたい相手に逆に攻められ続けるのだった。こういう時跳ね返しても跳ね返しても相手にボールが渡る。一端落ち着きたい。その為に何とか前線の味方にボールを預けたいのだがそのチャンスが訪れた。前掛りになってる相手が守備に廻る。こういうのは頭の中が攻撃で一杯になってるから守りのリズムとしては難しいはずだ。それなのにそのチャンスで高萩はアッサリ敵にボールを渡してしまった。そりゃないだろ。そしてそこからまた山形の波状攻撃が始まり最後は失点してしまった。この失点、守備のミスを探せば指摘箇所はあるだろう。だけどぼくにはあの悪い流れの中でせっかく相手陣内でマイボールにしたあのチャンスを潰したのがそもそもの原因のような気がした。だから悔しさよりも失望感の方が大きかったのだった。

2010年8月23日 (月)

FC東京戦~勝つべき選手

2010/08/21 FC東京vsサンフレッチェ広島 味の素スタジアム

「前半の内に決めときたかったよなあ」

「そうだよなあ、チャンスはあっただけにね。こういうのを決めないとその内流れが向こうに行ってしまうんだよな」

「だけど決めきれないのはまだしもシュートを打たないというのはどうにかならないものだろうか。高萩なんて昨シーズンはミドルシュートとか決めてたんだけどな。森脇にしてもシュートを打つのに迷いがなかったのに」

 そう、このチームは何でこんなにもシュートを打たなくなってしまったんだろう。そこがまた勝利を予感させてくれない要素なのだった。でも今日は勝たないと本当にこのまま降格争いということにもなりかねない。ハーフタイムぼくらはそんな会話をして後半はメンバーを替えてくるだろうという結論に達した。

 しかし、ピッチに現れた選手は前半と全く一緒だった。不満の多かった高萩が交代することなかったということはミシャは相当に信頼を寄せているらしかった。

 そして後半、前半の良い流れが続いた。てっきり相手に対策を練られて後手を踏んでしまうと思っていたのだが攻めることができた。相変わらず森脇は見方の頭上を越すようなクロスを上げている。それだったらいっそのことシュート打てばいいのに。枠に入らないにしてもそっちの方がよっぽど相手に脅威を与えるだろう。

そして今度は高萩がゴール前ぽっかり空いた瞬間シュートを打つのかと思ったらパスを出した。もうそのパスを出した瞬間に頭を抱えてしまった。どうしてみんなシュートを打たないんだ。そんなもどかしい展開が続いたのである。

チャンスとなるやシュート。入らなくてもいいからそういう積極的な姿勢が欲しい。そんな時ゴール左前で服部がボールを受けた。打て!と叫んだ。が、どうせ服部のことだからパスをすると諦めていたもののシュートを打ったのである。しかもそのボールは見事に反対側のネットに突き刺さってしまった。

ウオーッと立ち上がった。まさか服部が決めるとは。シュートを打つこと自体が珍しい服部がこう着状態を破る先制点を入れたのである。何て幸運な現場に居合わせたことか。服部のゴールを生で観たのは初めてかもしれなかった。今ではほとんど見かけることのない17番のレプリカの番号が誇らしかった。

だが、そのゴールもその後の寿人のゴールでインパクトが一気に吹き飛んでしまった。これも貴重な追加点ではあった。これでほぼ勝利を確実なものにしたと言っていいだろう。だけどゴールを決めた時の盛り上がり、決めるべき人が決めたという高揚感、こういうものを寿人は持っていた。やはりそれがストライカーとの違いなのだろう。

ここ数試合ゴールのない寿人には懐疑的な眼を向けざるを得なかった。だがこのゴールの後チュンソンと交代するとその差は歴然としていた。あのボール、寿人だったらマイボールにしてただろう、突破していただろう、そんな場面が一杯あり実はシュートだけの選手ではないと改めて感じさせたのだった。

そしていよいよ勝利を確信したのはストヤノフが倒れた姿を見た時だった。

「ストヤノフがああいうことをやった時はもう勝てる時だよ」

 ドクトルも余裕の表情を浮かべながら話したが実はその倒れた選手と森脇なのだった。またストヤノフが時間稼ぎで巧妙に倒れてると先入観で決め付けてしまったのだった。

 だが森脇も守備では11でボールを奪取したり普段観れないプレーが観れた。そういえば2得点とも右から左へボールを振ってから決まってる。そしてゴールを決めた服部よりも目立ってたのだった。右サイドはいつも失点の原因とされ泣き所だったがこの日は最も見応えのある箇所となっていた。勝利が決まった時あれだけボロクソ言ってたのに賞賛を送っていたのであった。

 試合終了の整列を終えゴール裏に来た選手の中には交代で退いた高萩の姿もあった。その時両足にアイシングをしているのに気付きやはりまだコンディションが整ってないようだった。そしてこれも後で気付いたのだが服部のゴールは高萩のアシストなのだった。

 交代させろだの何だの言っていたがこの時ばかりはミシャの頑固さに感謝した。シュートを打たない人が打って駄目だと思った人が実は活躍してて決めるべき人が決めた。手放しでは喜べないがと仲間は言っていたがぼくはそれに同意しながらも気持ちの面ではただその勝利に酔いしれたのだった。

2010年8月22日 (日)

FC東京戦~味の素スタジアムの縁起

2010/08/21 FC東京vsサンフレッチェ広島 味の素スタジアム

 連日の猛暑から一息落ち着いた。ここ2日はすっかり涼しくなったような気がする。だがそれもそれまでがあまりにも暑かった為に温度感覚が麻痺してるだけだった。実際スタジアムに入ると籠もった空気が漂っていた。スタンド内は風の通り抜けがなくどうしても空気が停滞してしまうのだ。ドクトルを見つけると隣に腰を下ろしたが同じように蒸し暑さを嘆いていた。

 その内にmasserがやってきた。比較的上段に位置してたというのもあるがこのスタジアムは入り口からスタンドを見渡せることができ人を探すのが容易である。そしてこれは熱が籠もる原因でもあるんだが屋根が付いてることによって声の反響もすざましい。その為ゴール裏の声援はいつにも増して迫力を持って発せられた。そしてその声の塊は座ってる人にまで巻き込んで相乗効果となっていた。

 アウェイであるにも関わらずサンフレッチェのゴール裏は盛り上がっていた。手拍子もまとまりこういうのが選手を後押しするのだろう。だけどぼくはこの期に及んでも気が晴れなかった。3連敗、その内得点したのは1点、まともに攻めることさえできない。それらのことが諦めのような心境となってしまう。そんな諦念感を持ちながらわざわざスタジアムに来てしまう自分が不思議だった。

「でもこのスタジアムって案外相性悪くないんだよね。負けた記憶ってかなり以前だったような気がする」

 そういえばそうだった。このスタンドの盛り上がりもその過去の実績から来る自信の表れだったのかもしれない。そしてまたドクトルは言葉を続けた。

「そういえばmasser、昨年このスタジアムの帰りに事故に遭って肩を怪我したんだよね」

「そうなんですよ、お陰でしばらくギブス嵌めるハメになりましたよ」

 どうやらサンフレッチェにとっては縁起の良いスタジアムもmasserにとっては縁起の悪いスタジアムのようだった。

 そのせいだろうか、試合においてはこのところの不調が嘘のようにボールが回ってた。選手もよく動いてる。心配された右サイドも崩されることはない。後ろの横竹、前の森脇ががんばってるのだろう。ただ、森脇に関しては上がった時どうもクロスが合わない。ミシャが森脇をDFのポジションにしてしまったのが分かるような気がするとはドクトルの意見だった。

 確かに攻撃になった時の森脇の残念な場面は目立つのだった。せっかく切り込んだのにシュートを打たない。昔はもっと迷いなくシュート打ってたのにと完全にDFばかりやってた頃よりも一列前に出た今のポジションの方がシュートを打ってないことに頭を抱えてしまうのだった。

 そしてもう一人、残念な場面の目立つ選手がいた。トップ下の高萩である。これはもう完全に得点を取る、もしくはそれに絡む仕事なのにせっかくのチャンスを高萩のところで潰してしまうのである。一瞬ゴール前ぽっかり空いた場面でもシュートを打たずにパスを出す。高萩こそ昔はもっとシュート打ってたのにと頭を抱えてしまうのだった。

 しかし、森脇も高萩もミスが目立つ。残念なプレーも多い。森脇は代えがいないとしても高萩のポジションなら他に代わりはいそうなものである。いい加減ミシャも高萩は交代させてくれよ。そんなことを話していたのだが、この時チャンスをことごとく潰してるように見えたということは良い場面でボールに絡んでるということだった。有利な展開の内に点が取りたい、そう焦ってるぼくらはその時そんなことに気付くことはできなかったのであった。

2010年8月20日 (金)

大宮戦~預言者の苦悩

2010/08/18 サンフレッチェ広島vs大宮アルディージャ 広島ビッグアーチ

 無得点、遠いゴール、連敗、肯定的な要素はまるでない。こういう条件が揃うと相手がどこだろうかもう勝てる気がしなくなるのだった。本当はこの試合はぼくも現地に行って観ようかとも思った。だけど日が悪くて行けなかったのだがそれこそがこの試合のげんを悪くする要素なのだった。ぼくが行ったホームの試合は大抵勝ってる。もしかすると今回は負けるからとぼくを広島から遠ざける何かの力が働いたのだろうか。それこそがもっとも悪い予感とさせる要因なのであった。

 そしてその予感は当たってしまった。しかも開始早々に先制点を叩き込みそれらの不安

が杞憂であったと胸を撫で下ろした後逆転されたのである。悪い予感は当たる。どうして悪い予感というのはこうも当たりやすいんだろう。世の中に預言者という人がいるがそんな人に頼らなくても悪い予感だけは誰でも当てることができるのである。さすがに地球規模の大惨事となると予想はできないがそんなもの当の預言者だって当たった例なんかないのであった。

 それはいいとしてこの敗戦は一時は勝利を確信した者にとって残酷なものであった。追加点のチャンスはあった。波が傾いていたにも関わらずシュートを外した。外して外して外しまくった。そのチャンスを生かさなかったことがその後大宮に大きく波を引き寄せてしまったかのようだった。

大宮が攻めた。攻めて攻めて攻めまくった。守備的と言われるチームが圧倒的にサンフレッチェを攻撃しまくったのである。サンフはクリアするのが精一杯。跳ね返しても跳ね返してもボールは大宮の選手の所へいってしまう。もはや失点は時間の問題であった。

今回もまた右サイドからのクロスとシュートによって失点してしまった。右サイドが弱点なのは明白だったがそれでも大宮の決定機である場面はスカッと11の状況になってるのが不思議なのだった。対して追いかけるサンフは攻撃の時ゴール中央をガッチリ固められシュートを打てない。相手陣内でパスを回すだけ。この光景もいつも見る光景だった。これはサンフの攻撃が遅いせいなのだろうか。それとも前チーム、サンフに対してはこういう守り方をしているのだろうか。

3連敗。この事実はズッシリと圧し掛かるのだった。少なくとも上位争いをやる上では終戦宣告を受けたようなものだ。そしてそれ以上にこの先もうずっと負けてしまうのではなかろうかという不安が敗戦の失望感と混濁して体内を駆け巡るのだった。

現地にはドクトルがタイセイさんと一緒に観戦してたらしい。ぼくも試合後連絡をとって現地の様子を聞くつもりだった。だけどあまりにもショックが大きすぎてもはやこの試合のことを記憶から抹消してしまいたかった。もっと言えばサッカー自体接するのが苦痛になってしまった。

 単なるリーグ戦の1試合。でもこの試合に掛ける意味は大き過ぎた。この時ぼくは失望しつつも殺気立ってたかもしれない。だからなるべく人に接しないようにした。そして試合のことを考えないように努めた。そう、人間は地球滅亡の予言なんかされなくてもここまで希望を失うことができてしまうのだ。

もはや寿人も高萩も青山も槙野も点を取ることは出来ない。山崎も唯一ゴールを決めたがそれ以上に外した場面の印象ばかり残ってる。点が取れない。点が取れない、点が取れない。それなのに今週は味の素スタジアムで試合があるのだ。ああ、何て試練なんだ。

だったらそんなの行かなきゃ良さそうなものだ。サッカーのことさえ忘れようとしているのに矛盾に満ちている。ただ、サッカーのことを考えなかったらとりあえず悪い予感だけは感じずに済みそうだ。次の試合はなるべく直前まで試合のことを考えないように努めるのだった。

2010年8月16日 (月)

川崎戦~Love in Vain

2010/08/15 川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島 等々力競技場

 わななき震える悔しさよりもただ呆然とする諦念感の方が強かった。2階で観てたぼくらは最後の一矢を報いる姿も観ることもできずただ川崎の盛り上がる光景を眼にするしかなかったのだった。

「同じことの繰り返しですね。いつも同じパターンで負けてますよね。まあ2点で済んだのはGKが西川になったことと退場者がでなかったからでしょうね」

 仲間のそのコメントが全てを現してた。そしてそれ故学習能力がないのかとため息をついてしまった。川崎との試合はいつも散々な結果に終わる。しかも1点も取ることができない。ビデオなどで過去の対戦を研究することはないのだろうか。

 不思議な程ボールが川崎の方に行く。シュートを食い止めても止めるのが精一杯でクリアボールを見方につなげる余裕がない。それでいてカウンターのチャンスにわざわざパスを出してつなげてしまい時間を掛けてしまう。その結果相手の守備が整いゴール前でパスばかりしてシュートが打てずその内パスをカットされカウンターを受けてしまう。サンフが攻撃時ゴールをこじ開けようとしてるのに対して川崎は攻撃時にスカッと11の状況に持ち込んでる。そして最後はシュートで終わってる。もうこの辺で勝負がついてたようなものだ。

 川崎も20としたことで中村憲剛、稲本、ジュニーニョと中心メンバーを温存するという余裕を見せてしまった。屈辱的な交代だった。主力をもう次の試合に向けてベンチに下げたのである。完全にナメられたのだがサンフはそんな相手に対してボールを奪うことすらできないのだった。

 その様子、その光景というのは2006年ドイツW杯での日本vsブラジルのボロ負けした試合を思い出させた。もはや時間を稼げばいいだけの相手に対して人数を掛けて取りに行っても軽くあしらわれてしまう。実に軽快なパス回しに全くついて行けない。1人がかわされると別の1人がボールを追うがそれもかわされ悪循環が続く。守備に連動性がないせいだろうがそれ以上に何としてでもボールを取ってやるという気迫が感じられない。こちらから主体的にボールを奪うということをやってないのだがそういえば普段からそういう守備をやってない。連動した守備というものができてない。

 実に淡々と負けた。無得点の試合は何試合続いてるんだろう。もうこの先勝てないような気がした。長い長いトンネルに入ったようである。もっとシンプルに手数をかけないでクロスを上げたりミドルシュートを打ったりしてもらいたい。上から観てて絶対にシュートを打たないというのが分かるくらいシュートを打つ雰囲気がなかったので守ってる側としてはまるで脅威がなかったのではなかろうか。

 駅に向かう中、仲間との会話は弾まなかった。どこかにスーパーな外国人いないかなという話をした仲間もいた。1点取るとチーム状況も変わるとは思うんだけどという意見もあったが何せその1点がまるで取れそうな気配がないのが問題である。

 等々力競技場、ここに来て良かった思い出がほとんどない。

「ま、今年は落ちることはないだろうけどACLは無理だろうな」

 リーグで3位以内、それはとても果たせそうもなくなってきた。それを見せ付けられた川崎の町。とても空しい空しい川崎の夜だった。

2010年8月15日 (日)

川崎戦~積年の想い

2010/08/15 川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島 等々力競技場

 030703、川崎との試合はいつもそんな屈辱にまみれたスコアで大敗してしまう。そしてここ2試合は決まって退場者を出し数的不利な状況で点を取りに行かないといけないという苦しい展開だ。いや、苦しいのならまだいいだろう。ハッキリ言ってサッカーになってない。相手にやりたい放題やられてなす術なく終わってしまう。川崎には本当に因縁がある。

 因縁といえば黒津だ。なぜかサンフレッチェの試合の時に限って点を取るというやっかいな選手である。この選手にはサンフレッチェにもオファーを出した経緯があるが見事に蹴られてしまった。黒津にしてみれば出場機会に恵まれなくともサンフレッチェとの対戦があれば活躍することができる。そんな都合の良い相手がいるのにわざわざそのチームに行って自分のチャンスを潰すことはないだろう。何と目敏い選手だ。名より実を取ったのである。勿論そんなことは色々な事情があるのだが内情を知らないぼくは都合のいいように想像するのであった。

 その点同じ川崎で出場機会のなかった山岸はサンフレッチェのオファーを受けレンタルとはいえ移籍してくると見事な活躍を魅せたのである。この移籍は双方にとって理想的なものとなった。日本代表にまで上り詰めた山岸にとって川崎での在籍期間は屈辱であったに違いない。

 屈辱と言えば川崎にいる田坂もそうであったろう。サンフレッチェユースからトップに昇格することができず青山学院に進学。在学期間中川崎にスカウトされて入団となったのだが昨シーズンはサンフとの対戦で見事にゴールを決め積年の想いをぶつけられてしまい何とも因縁めいた関係になってしまったのだった。本人は靄が晴れたような爽快感があったろうがこちらとしては怨念渦巻く暗黒の蒸気が湧き上がるような気分だった。

 やはり川崎とは因縁がある。しかもここ2試合続けて退場者を出しボロ負けという同じ展開になってるというのもその想いを増加させている。そして相手はサンフレッチェが相手だからまた大量得点で勝てると気分が乗ってることを想像すると尚更歯がゆいものがある。今度こそ叩きのめしてやると意気込むも全く勝つイメージができないのだからどうしようもない。そういった精神面のハンディも背負っての戦いとなるのだ。

 朝から気温は28度。更なる気温の上昇も天気予報では観測された。湿度も高く体力を消耗しそうだ。そういえば前も1人少ないことにより手数を掛けずに寿人をロングボールを当ててたもののマンマークしてる2人のDFにキッチリと抑えられてたよな。だからこそシャドーの選手が空いてるような気がするのだがいかんせん今シーズンに入ってからこの2シャドーがとんと点を取れてない。思うように勝ち点を伸ばせないのは単なる得点力不足なのだった。

 今日は負ける。やる前からそんな後ろ向きな感覚の試合がたまにある。J2に降格した2007年などそんなのしょっちゅうだった。それなのにいそいそとスタジアムに行く準備をしてしまう。それはただ苦渋を味わいに行くようなものである。何でそんなマゾヒステックな行動を取るのか、それは口にしなくても実は腹の奥底に閉まってある感覚のせいである。今度こそ勝ってやると。弱気な表情を浮かべつつも内面では積年の恨み今こそ晴らすべきだと考えているのだった。

2010年8月 8日 (日)

ガンバ大阪戦~戻せない時計の針

2010/08/07 サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 広島ビッグアーチ

 覆水盆に返らず、後悔先に立たず、英語ではこぼれたミルクを嘆いても無駄だとでも言うのだろうか。スタメンの選手起用が失敗してしまった。あの判断さえ間違えなかったら失点することはなかった。もっと早く見切りをつけていればチャンスは広がったかもしれない。前半にあった失点の場面、2つ共右サイドからだった。そしてそれは清水に原因があったのは誰の眼からも明白だった。

 負傷による欠場のミキッチのポジションに入ったのは清水だった。入団3年目の選手であるが1年目からすでに他の新人を差し置いてトップのピッチに立った。その時の迷いのないプレーと初出場の試合でいきなりゴールを決めたという星の強さからサンフレッチェのワンダーボーイだと期待した。が、その後はなかなか試合に出ることはできなかった。ポジションは違えどむしろ横竹の方が起用されている。そのせいか段々とその鮮烈なデビュー戦の煌きが記憶の中で色あせてきたところだった。だからいきなりのスタメンには不安もあった。だが出たら出たでやはりかつての輝きを再現してくれることを想像して胸膨らませるのだった。

 だがその期待は見事に裏切られ元々守備の選手でない清水のところから徹底的に攻められてしまった。ガンバの安田はそれはもう生き生きと伸び伸びと右サイドを崩していったのである。清水の後ろの森脇も簡単に抜かれ結局2失点共右サイドの崩しからもたらされたものだった。これは明らかな起用のミスマッチ、後半から替えてくるだろうなと思いきや後半になってもまだミシャは清水に一縷の望みを賭けたようだ。だがその一縷の望みはみごとなまでに裏切られミシャの采配は判断の遅れと捉わざるを得ない。もしかしたら清水の為にもここでアッサリと引き下げてしまう訳にいかないという判断もあったのかもしれないが観てるこちらは負けてる時にそんな深謀遠慮な感情にとてもじゃないがなれないのだった。

 しかし清水一人にその責任を押し付ける訳にはいかない。パスというパスがみな敵に行っている。まるで敵にパスを贈ってるかのように。そしてガンバの選手は2人プレスに来てもボールを失うことはないがサンフの選手は簡単にカットされる。それを象徴してたのが青山だった。攻撃では時折センスの光るものを見せてたものの肝心な場面でボールを奪われる。青山がいないと勝てないと思ってたのに青山が機能してないのは明白だった。

 それはミシャも感じたのだろう。交代は清水と青山だった。桒田と丸谷が入ったがそれからの方が攻撃に厚みがあった。ガンバが2点取って余裕だったというのもあろうが少なくとも前半のような一方的にやられる展開ではなかっただろう。それだけに最初からこのメンバーだったらと悔やんだ。

ただ、桒田はシュートチャンスに何度か絡んだもののシュートの場面で見事に外す。外して外して外しまくる。実際には桒田のシュートは2回だったのだが全てのシュートを外したのは桒田という気がした。それは桒田のシュートがあまりにも決定的だったことで印象が大きくなってしまったんだろう。

だが最後は体力がなくなったのか、プレスに行くこともできず0-2で終わってしまった。もっと相手のボールに身体を寄せていかないとプレッシャーが掛からない。服部など特にそういう寄せるだけの守備が多い。攻撃の時は左サイドをえぐることをしないしシュートも打たない。それなのにいつもスタメンに名を連ねている理由が皮肉にもこの試合で分かった。90分安定したパフォーマンスを見せる、大崩れしない、そして何よりも怪我をしないということで戦力として不確定要素とならないことだ。これが右サイドの選手と決定的に違うとこだった。

攻めても攻めても最後に決め切れなかった。1点だけでも取りたかったのだが例えノーゴールにしてもその後半があったから救われたようなものだった。青山が駄目なら丸谷、攻撃がままならなかったら桒田、そんな希望を抱かせてくれただけでもこの試合は収穫だった。彼らが出場した後半があったからこそ救われた部分があった。

といって滴る汗を拭きながら観てたせいもあるがTVの前には投げつけられたタオルが散らかってるのだった。ああ、時計の針を戻すことができたなら。やっぱりスタメンが失敗だったな。後半の戦いが最初からできていたら、もっと違った結果になってただろうというのは結果論かもしれないがやはり後悔の念が残るのだった。

2010年8月 2日 (月)

京都戦~時が経ち記憶が変わる

2010/08/01 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ

 一時的に日差しが途絶えたものの大気に漂う熱気は収まることを知らなかった。土のグランドに出ると2日前に降った雨の蒸気がモワ~ンと立ち込めた。この状況は確実に身体を消耗させるのだった。

 昼間、近所の河川敷でサッカーの試合に参加した。少し走っただけで息が上がった。ぼくのポジションはFWで裏に抜け出てワンタッチでシュートというイメージは常に持っている。ただ、そのイメージだけが先行してしまうのが問題で現実はそこまでの力量も体力もないのだった。勿論ぼくのイメージの実物は寿人なのだが負けた試合でゴールを決めれなかったら散々批判してるもののそれはかなり無理な要求をしているのが分かるのだった。

 そんな寿人だがその晩の試合で2ゴールを決めてしまったのだった。1つはCK、1つはPK、どちらもセットプレーだった。PKの場面などはもしかしてまたトリックプレーをするのかと思ったがGKの動きを見て真中に落ち着いて蹴ったのだった。まさにストライカーらしいPKだったものの寿人ってあまりPK得意そうな感じがしなかったのだがそれは今までストヤノフや浩司が蹴ることが多かったせいだろう。

 そんな寿人のストライカーとしての能力に感服しながらもこの日のハイライトは1点目の槙野のゴールだった。膠着状態とも言える展開でなかなか点が入らないものの逆に失点をしてしまうと厳しいことになりそうだった。蒸し暑さは広島も変わらないようである。これでは運動量も限られてしまう。できれば早く点を入れて後は守ってしまうというのが理想的な展開なのだろう。

 そんな中で左斜めの位置でFKを貰った。ボールに寄ったのは浩司と槙野だ。浩司が蹴るふりをしてヒールでボールを下げて槙野がそれをライナーで打つというプレーは何度も試合で試したので今回もそれをするのだろうという予想はついた。ただ、決まった試しがない。相手もそれは知ってるだろうから厳しい気はしたが槙野の放ったキックはゴール隅に勢いよく突き刺さったのだった。

 この点の欲しい時での先制、そしてこれは槙野が始めて決めたFKだった。今まで距離のあるFKは結構槙野が蹴ってたもののやっと決めてくれた。いつも際どいシュートを放ってるのでその内入る予感はあった。そして実際に決めたのがこの試合だった。

 正直この先制点でもう勝てるような気がした。その後の得点を合わせると3点なのだがこの3点ともセットプレー。下位チームに負けてしまう傾向があるのはゴール前ガッチリ固められて攻め手がなくなるという要素が大きいという気がするがセットプレーというのが1つの解決法なのかもしれないのだった。

 だけどよく考えるとJ2時代も引いてた相手はいた訳でそれでも圧勝してたのだがあの時は何でそんなことができたんだろう。あの時は点を入れるのが簡単な気がした。そしてJ1に上がってもしばらくは簡単に点が入った。なぜに今はこんなにもゴールを決めるのが難しくなってしまったんだろう。時が経つにつれどこか忘れてしまった感覚ででもあるかのようだった。そして忘れた感覚といえば対戦相手の京都はサンフレッチェを入れ替え戦でJ2に落としたにっくきチームだったはずだ。それなのに因縁とかリベンジとかそういう感覚がなかったのである。それはもはや3年経ったというのもあろう。が、その実何気にJ2にいたのが良き思い出として残ってるからだろう。

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