千葉戦~満席のアウェイ自由席
2009/05/09 ジェフユナイテッド千葉vsサンフレッチェ広島 フクダ電子アリーナ
春うららの輝く海。砂浜に寄せる波が、一日じゅう、のたり、のたり、と倒れ続けるのどかさに、心もうららかに楽しくなってくる。(与謝蕪村)
千葉の海じゃ輝くというのはどうにも無理があるがまさに心情はこんな感じだった。半袖じゃないと汗を掻きそうな気温、眠気を誘うような陽気、眩しささえ感じてしまう日光の輝き。気候としては恵まれた日なんだろうがぼくは違った。もう花粉の季節もスッカリ終わってるというのに持病の鼻炎の症状が酷かった。まるで身体の中の水分を全て噴出してしまうのではないかというくらいに鼻をかんでいる。何だって急にこんなになったんだろう。
総武線 に乗って蘇我駅
蘇我駅に着いたのはあっという間だったような気がした。連休中広島で2試合も観戦した後関東のスタジアムへ行くととても楽な気がする。サッカー観戦ってこんなにも手軽なものなんだ。広島のように我慢も忍耐も必要ない。
スタジアムに入ると所々にいる知り合いに声を掛け2階席に陣取った。さすがに2階はガランとしていて気楽なものだった。その内にいつもの仲間がぼくを見付けて集まってきたが気付くと2階席も空席が見当たらなくなってきた。広島からコダマさんという今年知り合ったサポーターが来たが皆が席を詰めることによって何とか座ることができるというような様子だった。凄い、2年前このスタジアムでやった時にはもっと余裕あったぞ。
1階席は総立ちで声を出している。そして2階席も手拍子を合わせる。その一体感はビッグアーチにはないものだ。アウェイエリアが限られてるせいで一つにまとまるというのもあるだろう。そしてフクアリの屋根による反響も影響してるだろう。だけど2試合連続で広島で観戦した後ではそのギャップの大きさに感覚がおかしくなってしまった。コアサポの中には全試合駆けつけて応援している人がいるが毎回こういうギャップによく適応しているなと感心するのだった。
アウェイゴール裏は満席だったろう。中にはフクアリのアウェイ席は狭く残席が少ないということから慌ててチケットを買ったらしいがあながち間違った判断ではなかったようだ。
何でサンフレッチェなのにあんなに席埋まってるんだとジェフ千葉のサポーターは思ったかもしれない。それはそうだろう、当のぼくらだってまさかこんなに集まるとは思ってなかったんだから。
その時の熱気、雰囲気、一体感。今日は絶対に勝てるなと試合前は確信をしてたのだった。
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