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2009年4月19日 (日)

新潟戦~1得点、そして3失点

2009/04/18 アルビレックス新潟vsサンフレッチェ広島 東北電力ビッグスワンスタジアム

 スタジアムに入っての感想。人が少ない。数年前に来た時は4万人収容のスタジアムはほぼ満員だった。サンフレッチェがJ2にいる間にすっかり新潟も人気を落としてしまったのだろうか。他のチームのこととはいえ寂しい限りだ。かつてはJリーグで観客動員数1位になったこともあるというのに。

 圧倒的アウェイの雰囲気の中に乗り込むと思い込んでいただけに拍子抜けだった。ここで絶対に勝ちたいという切迫した感情が薄くなったのは事実だった。元々新潟スタジアム自体は屋根があることを除いたらそれ程良いスタジアムではない。それが観客がいなくなって何だかボワーンとした雰囲気になった。これってどこかの雰囲気に似てる。そうだ、ビッグアーチが正にそうだ。巨大スタジアムというのは客が入ってこそ成り立つというのを思い知らされたような気がする。

 でもそれにも増して少ないのがアウェイゴール裏だった。少ない。本当に少ない。でもこれは新潟ということを考えれば当然のことだった。高速道路料金1000円という割引制度ができたため大抵の人は車で来ていた。だが中にはETCを搭載してないということで一般道路で9時間掛けて来たという人がいた。そういえばバスツアーの参加者の中には広島の人もいた。出張ついでに参加したということだがみんなあの手この手で色々と考えるものである。

 ピッチではウォーミングアップで選手が登場した。シュート練習ではみなキレのいいシュートを決めていた。これは今日はいけそうだ。そんな妙な自信が芽生えたのだが思えばそれがいけなかったのかもしれなかった。その後訪れる悲惨な光景は全てそういう弛緩した精神から来たのかもしれない。

 試合が始まりサンフレッチェはいつものようにパス回しとロングボールを駆使した攻撃をする。もうこの時点で新潟を凌駕してるような気がしてたのだ。だが最初の得点と思われた寿人のシュートはオフサイドだった。よく分からなかったがオフサイドらしい。それでもその幻のゴールはこの試合で得点をすることは容易なことだという感覚を生みこんだ。そしてその後青山のロングパスを裏に走りこんだ寿人がダイレクトで決めた。それはとても簡単に決まったかのような気がした。これだけでもう勝てるような気がしたぼくは何と見通しが甘かったのだろう。確かに攻撃において秀逸なものがあるが守備は不安定だ。そして今度はその守備の不安定さが露骨に表れたのだった。

 左から上がったアーリークロス、中央にいたペドロジュニオールにアッサリとヘッドで合わされてしまった。本当にあっさり、本当にあっさりとだった。そしてこのシュートを防ごうと飛び出した佐藤昭大は膝を接触しそのままベンチに下がってしまった。GKの交代という不運としか言いようのない事態を迎えたのだった。入ったのは中林だった。不安だ、不安であった。何せ中林なんて実戦では1度も見たことがない。どんな選手なのかさっぱり分からない。J2の鳥栖から移籍したのだが少なくとも鳥栖でもレギュラーだった選手ではない。こんな選手しかいないのかというのが正直な感覚だった。そしてそれらの不安は現実のものとして現れてしまったのだった。

 新潟のCK、直接キャッチしたかに見えたボールは手前に弾いてしまってキッチリとペドロジュニオールの前に転がった。そしていとも簡単にシュートされ失点。その後もサイドからゴール前に立っていたペドロジュニオールに簡単にボールが渡り簡単にシュートされてしまった。サンフレッチェの選手はゴール前に何人いようと関係ないかのようだった。GK中林、ゴール前で選手を捕まえきれないDF、簡単にセンタリングを打たしてしまう寄せの甘さ。このチームの持つマイナス要素が一気に出たようだった。こんな試合を観にぼくは新潟まで来たんだろうか。正直なところぼくは6,800円も使ってバスツアーに参加したのを後悔していたのだった。

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     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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