ミキッチが広島にやって来た
右サイドの補強として獲得したクロアチア人のミキッチが広島にやって来た。ディナモ・ザグレブからの移籍ということでその実力が見込まれる。恐らくいいんだろう。多分。実力はあるはずだ。でも何だか不安がある。それは2002年に加入したエルツェグの記憶があるからだ。そして2008年加入したユキッチの影響も大きい。2人共期待されながら活躍できなかったという意味で共通している。
特にエルツェグの記憶は鮮明に刻まれてる。実際に試合でプレーしてるのを見て本当に上手い選手だと思った。それなのに来日最初のFC東京戦でゴールを決めチームを勝利に導いたもののその後どうもチームの中で機能しない。あれだけ能力があるのだからその内チームにも馴染むだろうと思いきや翌年シーズン途中で解雇、活躍したとは言い難かった。単純にサッカーが上手いだけでは通用しないことがあるんだとまざまざと見せられたような気がした。そしてユキッチ。2008年最初の公式戦、ゼロックススーパーカップでは久保と共にチームに波を与え勝利に貢献した。それなのに肝心のリーグ戦は泣かず飛ばずでいつそのベールを脱ぐのかと思いきや怪我で結局シーズンを棒に振ってしまった。まだ在籍してるものの良いのか悪いのか分からない選手だ。そういう流れからミキッチの加入を手放しで喜ぶこともできないのだった。
しかし、その実右サイドに幻影を抱いてるのだった。森脇ならその存在感、得点能力で勤まるような気がした。たがミシャは森脇をDFとしてしか考えてないらしい。それならそれ以外の選手となるとどうしても物足りなさを感じてしまう。それもそのはず、そこには駒野の幻想を抱いてるからだった。
戦術駒野。そう言ってもいいくらい駒野に頼りきってしまった時期があった。そのあまりもの依存ぶりに相手に攻撃パターンを読まれて勝てなくなってしまった。駒野が良い選手であるが故にチームとして停滞してしまった。そういった二面性を持ちながらもどうしても右サイドのポジションをやる限り駒野と比べられてしまうのは仕方がない。
だが、よく考えるとサンフレッチェはいつも右サイドには優秀な選手がいた。駒野の前には沢田。その前は柳本。いずれもサンフレッチェの核となる選手だった。だからそのレベルと比べるのは仕方のない話だった。
ミハエル・ミキッチ。一体どういう選手なんだ。その実力はベールに包まれてる。少なくともユキッチと同じようにベールに包まれたままにならないのを願うばかりだが名前が似てるのが気になるところだった。そんな名前で判断したってというとこだがしょうがない。だって今のとこ他に判断する材料がないんだもん。
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