ぼくの金銭事情
2008/12/06 サンフレッチェ広島vs徳島ヴォルティス 広島ビッグアーチ
リーグ最終戦。もはや消化試合なのだがどれくらい客が入るのだろうか。Jリーグ公式サイトのチケット販売状況では30%~50%の売り上げがあったがこれがあんまりあてにならないのが実際に自分が行ってみた試合で経験済みだ。これくらい前売りが売れてるんならかなり客が入るだろうと思いきや1万3千人くらいしか入らなかった。もっともビッグアーチで1万3千人も入れば良い方だ。それもちょっと寂しい気もするのであるが。
人伝に現地に行く仲間がいることも聞いた。正直ぼくも行こうかとも考えた。だけど断念したのはやはり4万円近く掛かる出費にはそう易々と行動ができないというものだった。もしぼくの実家が広島ならまだ行くにも理由ができる。だけど1試合だけの為に行くとなるとやはり負担が大きいのだった。
ぼくには夢がある。それはデカイ薄型TVを買うということだ。未だに24型のブラウン管TVを使ってるぼくとしてはこれは買う理由がある。いずれにしたって2011年までには買い換えないといけない。だったらもっといいやつにしよう。Jリーグが観れるTVにしよう。その為には4回広島に行くのを我慢すればいいのだ。何て合理的な考えなんだ。
ただ、デジタル放送だが実際に2011年に移行できるのかどうか疑わしい面もあるようだ。全世帯への普及率がまだ50%いってないらしい。これは移行直前になってラッシュのように買い替えがあるのだろうか。それともまだ実感が沸かず何にも考えてない人が多いということだろうか。まあTVなんて多チャンネルになる必要がないと考えている人が大半なのかもしれない。そもそも平日仕事をして休みの日も出掛けて実際にTVを観る時間なんてごく限られてる。それなのにその限られた時間で何チャンネル見られようがあまり意味をなさないのだ。今はネットも普及しTVだけが娯楽という訳でもない。本当にそこまで普及させるにはイギリスのドラマ『マックス・ヘッドルーム』のようなTVと一体化したような社会にならないといけないということではなかろうか。
文明というかテクノロジーが発達して便利になったようでいながら却ってそれに伴う負担も増えてる気もする。例えば携帯電話が普及していつでもどこでも連絡が取れるようになったが結局その料金を払う為に何かしらの娯楽を削らなければならない。その分余計に働かなれればならない。それって相対的に生活を豊かにしてるんだろうか。文明の発達にはそういった背反性があるというのは夏目漱石が文明論の中で記したものだった。
ここまでカバチをたれたのも結局はぼくが金を掛けたくないという本心に理屈を付けたかっただけなのだった。ここにきて世の中不況になってきた。ぼくにもいつ解雇の言葉がやって来るかも分からない。ぼくだけじゃないと思うがそんな中でよくみんな色んなとこへ遠征に出掛けたりするものだ。その精神たるや羨ましい。大体こうやって遠征に出る人はバイタリティに溢れてるので仕事でも上手くやれる人なんだろう。
しかしちょっと前まで景気がいいと言われてたのにぼくの給料はちっとも上がらなかった。それなのに景気が悪くなると給料は下がるような話が出る。一体この会社の給与体系はどうなってるんだ。こうなったらtotoビッグに当選して当選金で毎節広島行きできるようになるしかないな。といってそのtotoビッグさえ買うのが惜しいと思ってるぼくなのであった。
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