FC岐阜戦~0トップの実現
2008/09/08 サンフレッチェ広島 vs FC岐阜 広島ビッグアーチ
0トップ。その言葉を聞いた時嫌な予感がした。寿人のいない布陣としてミシャの頭にはこういうオプションしかないのだろう。何だか苦労しそうな気がした。点が入らないで最後の最後は久保頼みという展開が予想できた。大方のサポーターの考えもそんなとだったのではなかろうか。
夕方になりぼくはパブリック・アローズを訪れた。いつも一緒の仲間がすでにいたが何だか久々に会ったような気がした。水戸戦にも行ってないぼくは確かにこの中ではしばらく見ない顔であった。といってもせいぜい3週間くらいの話だが。
「おや、最近大変だったようだね。色々と話は聞いたよ」
ドクトルさんから労いの言葉を貰う。まあ大変だったがサンフの試合が観れればどうってことない。これから先これから先、このような不幸のないことを祈る。
どうして今日はみんなこんなに早く集合してるのだろうと思ったらみんな高円宮杯へ行ってユースの試合を観戦した後だったのだ。あんたが来ないから負けちゃったと言われたがまあしょうがない。だけどその試合にSさんが来てたらしい。それから広島に向かったということだがモニターにゴール裏が映し出された時、Sさんの姿があったのである。昼まで都内の西が丘にいて夕方の広島での試合に間に合わす、そんなことが物理的に可能なのだということを初めて知った。知ったもののだからといってマネできることではないのだった。
しかし観客席は少なかった。バックスタンドが埋まってないのが明白だった。後の発表では8,843人だった。やはり少ない。結局こうやって毎試合何とか観たいといって集まるのはぼくを含めまだまだ特殊な人種だけということなのだろうか。
試合が始まると岐阜の選手は前からプレスをかけてきた。J2のほとんどのチームはサンフレッチェに2勝した甲府の戦い方を参考にしてきている。ただ、ほとんどのチームが前半の最初だけプレスをかけてくるものの長続きはしない。やっぱりそれが普段やってるチームと付け焼刃でやってくるチームとの違いだろう。サンフレッチェはいとも簡単にプレスを掻い潜り前線へとボールを運ぶ。そしてそれを可能たらしめたのは高萩の存在が大きいのだった。無理な体勢でもキッチリとボールを収めてくれる。岐阜の選手はボールが取れない。だから浩司や柏木がどんどんと上がることができる。青山も上がる。服部もよく顔を出すようになった。そこで生まれたのが柏木のPKだった。ペナルティエリアで後ろから蹴られたがあれは取られてもしょうがない判定だった。
PKのキッカーは柏木。この時ミシャは顔半分を手で隠しマズイな~という顔をしていた。そして柏木自身も緊張した表情だった。そしたらやっぱり外した。GKが反応したとかそういうことではなくゴールマウスを大きく外してしまった。ミシャもああ~、やっぱりというリアクションをしていた。
ただ救われたのはCKからの岐阜のオウンゴールだった。小峰の頭に当たったが第1クールで対戦した時この小峰の存在が邪魔で邪魔でしょうがなかった。それが第2クール、今回の第3クールとなるに従い段々存在が軽くなっている。やはり年齢的なものがあるのだろうか。そういえば岐阜自体開幕の勢いがなくなり最近ではめっきり勝てなくなってしまったのはやはり年齢的に高い選手が多いせいで連戦による疲れが影響してるとも考えられなくもない。
それでも時々喰らうカウンターには肝を冷やされた。全くこのチームはカウンターに弱い。J1で大量失点をしたというトラウマもある。だから早く追加点が欲しかった。そして前半終了間際に流れるようなパス回しで浩司が決めた。浩司のシュートも素晴らしかったがその前の高萩の一瞬溜めたパスが絶妙だった。0トップの得点、まさにこんな場面を想定してたのだろう。前半で2点、もはやこれで勝ったような気がしたのだった。


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