敵である水戸戦ホーリーホック
2008/08/30 水戸ホーリーホックvsサンフレッチェ広島 笠松陸上競技場
毎日毎日雨が降り土曜も雨だという予報が出ている。第1クールでも大雨の予報で雨具の準備をして行った記憶のある笠松だがアウェイの水戸戦はそういう運命にあるようだ。もっとも前回は予報が見事に外れ直射日光を浴びるという辛さがあったが。
水戸ホーリーホック。J1、J2というカテゴリー分けをして以来始めてJFLからJ2へ昇格したチームである。あの当時は横浜フリューゲルスが消滅しそのサポーターの意思を継ぐべく結成された横浜FCがJFLに参加した初めてのシーズンであった。横浜FCのライバルとして君臨した水戸だったが1年先に昇格を果たしたのだった。JFL時代に3千人を入れたことがあるという実績に時間を掛ければ地元に根付くのではなどと思っていたがその地位も存在も8年経った今当時と大して変わりはない。むしろ経営難の情報がいつも飛び交い存続も危ういというのが実情だろう。どうしてここまで人気がないのか。弱いから。それがもっとも大きな理由であるのは間違いないだろう。
ただ、例外が2003年だった。サンフレッチェからレンタル移籍したトゥーリオの活躍でそれまで最下位争いの常連だった水戸は上位を脅かす存在となった。その時に水戸もやるんだぞというアピールを地元にできただろうが翌年トゥーリオが浦和に移籍してまた元の順位に戻るようになってしまった。チーム消滅と言われ再生した甲府や鳥栖といったチームがある反面どうしたって浮上することのできない水戸のようなチームもあるというのは見事にJ2において明暗を分けている。
そんな中水戸は少ない予算である以上当然注目選手など取れないことから無名の大学生選手に焦点をあてるようになった。これが何気に良い選手の発掘となっている。金がないならないなりに知恵を使えばいい。かつてサンフレッチェが久保竜彦や服部公太を発掘したように無名の選手を育てることができれば水戸のブランドも上がっていくだろう。成績ではどうしようもなくても何か一つ特徴があれば見る目も変ってくるのではなかろうか。
正直今の水戸にJ1に上がる意思はないだろう。遠い目標としては設定してるだろうが現状としてはもうちょっと観客動員が上がって戦力的にも充実しないと無理である。まるで潰れないことが目標と言わんばかりの存在でなかなか地元でアピールするのは難しいだろう。弱くても誇れる何か。ようやくそこに行き着く一つの光が差してきたのではないだろうか。
5年経ってまた戦うことになったJ2の舞台だが水戸のようなチームが以前とは違った輝きを放ってるのを見た時、敵でありながらちょっと嬉しくなったりするのだった。


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