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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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2008年4月30日 (水)

徳島戦~完勝と浮かれつつも

2008/04/29 徳島ヴォルティスvsサンフレッチェ広島 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

 この試合は14分で決まってしまった。ドゥンビアの身体能力、熊本戦での酷い試合、そろそろ他のチームが攻略法に気付いてきたことと不安は大きかった。まさか1-4というスコアで勝てるとは思ってもいなかった。

 正直ぼくは後半途中からの観戦だった。パブリック・アローズに着いた時にどこか店内が静かな気がしたからまた酷い試合をしているんだと思った。だからモニターのスコアに11-3と表示されているのを確認した時はホッと胸を撫で下ろした。安心して観れるスコアになっていたんだ。

 程なく浩司が交代したが「今日の浩司は良かったですよ」という声が聞こえた。2ゴール、しかも最初のゴールは素晴らしかったということだ。ああ、浩司、やっぱりお前はこうじゃなきゃいけないんだよ。ゴールの奪えるMF、チームにおいてバランサーのようになっていたが浩司は攻撃だ。PKFKもみんなお前が蹴ればいい。浩司が得点した試合は負けないという不敗神話があった。J2にいる限りその神話は復活させるべきだ。

 その後ちゃんとボールを前線に運んでいるがどこかでブレーキが掛かる。そのブレーキ役のもっとも大きい存在はリ・ハンジェだった。「よし、行け!」と思ったらバックパス、前に人がいてもバックパス、いつでもどこでもバックパス、サンフレッチェがいつもいつも後ろばかりにボールが行くのはハンジェの存在がけっして小さくないことに気付いた。そういったバックパスのオンパレードを見る度に店内からため息が聞こえるのだった。

「もう右サイド替えて欲しいよね」

 そういう声が聞こえた。一番の候補は森脇であるが高柳などでも問題はなさそうだ。橋内、遊佐なんて名前が出てたくらいだから相当に失望させられたのだろう。ただミシャは一度メンバーを固めたらなかなか崩さないという頑固なことがある。オシムはミスをした選手は叱るがその代わり試合には出すと言ってたが同じことをやってるんだろうか。ただそれも行き過ぎると単に引き出しがないだけに見えてしまうのだ。

 もっと点が取れそうなのに取れない。柏木のシュートは枠を外れまたしてもため息で満たされる。柏木はシュートが枠に入らない。キーパーに取られてもいいが枠に入らないというのは何の可能性もないのだ。柏木、オリンピック代表も落ちるだろうというのがおおよそ皆の感想だった。確かにせっかく背番号10を付けてるのに全く10番らしい輝きを放ってない。といって久保以降サンフで10番を付けた外国人FWでまともに活躍したのはウェズレイくらいしかいないのだが。

 その後4点目が入るのだがこのゴールに立ち会えただけでもぼくは幸運だったと言うべきだろう。ロングボールに身体を1回転させてDFをかわしシュート、こんなに鮮やかに決める選手が他にいるだろうか。ゴール前でボールに絡めば何かをやってくれる選手なのだ。高萩も浩司もカズも交代したがそれは温存の意味合いが強いだろう。それなのに寿人だけは温存しない。いつもフルタイム出場である。

 試合は完勝と言っていいだろう。良かった、やはりカズがいれば違うのだろうか。格の違いを見せ付けたのが嬉しかった。

「徳島って相当チーム状態悪いよね」マツダさんが水を差した。「だってドゥンビアに3人でやっと止めてるんだよ、あれがJ1の個人能力のあるFWだったら簡単にやられるでしょ」

 そうだよな、そう言われてみればそうだ。ジュニーニョやマルキーニョスにあっさりとやられた去年を思い出す。ドゥンビアだってJ1からオファーが来るかといえば微妙な気もする。こういう試合をした後は自分たちは強いと錯覚してまだどうしようもない試合をしていまいかねない。順位の上ではぶっちぎりで1位だが傍から見るように安泰ではないのだった。

2008年4月29日 (火)

徳島戦、前節のカズの不満から

2008/04/29 徳島ヴォルティスvsサンフレッチェ広島 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

 熊本戦後、カズが不満を露にしたらしい。これは頼もしいことだ。といってカズ自身のデキも良くなかったが。どうにか今のチームを立て直して欲しいものだ。

 カズが戻れば良くなる。カズがいればストヤノフからのロングボールだけの試合じゃなくなる。カズがいればもっとパスが通る。そんなことを言ってどんな酷い試合をしようとカズが戻るまでの我慢だと思ってた。それが復帰した熊本戦では今シーズンで一番悪い試合だった。この時の絶望感ときたら相当なものだった。

 ただしカズはそれが分かっていた。だから中国新聞の取材で不満を口にした。理解してるというただそれだけで救われた気分になる。なぜならいつも選手たちは試合のビデオを観てるのかと不思議に思ってたからだ。そうでなければあんなどうしようもない試合を繰り返しててこれでいいと考えられる訳がない。本当にこの戦いを続けてて勝っていけると考えられる訳がない。勝ったのに勝ったような気分にならない試合をやってていい訳がない。今の心境としては昇格に向けて意気込む期待感よりもどこで失速するかという不安感の方が大きいのだ。もしかしたら次負けてそして連敗スパイラルに入るのではと本気で心配している。

 どうせだからメンバーをガラッと替えることはできないだろうか。昨シーズンも最終戦でメンバーをガラッと替えたらガンバ相手に互角以上の戦いができた。停滞してたチームを活性化させることができた。どうせいつものメンバーで上手くいってないんだからそれくらいやってもいいのではなかろうかなどと素人考えをやってしまう。そんなことくらいしか今の状況を打破する手段が思いつかないのだ。

 そういえば2003年もこういう状況に陥ったものだ。第3クールの水戸戦で勝ったのにとても勝ったという気分になれずサポーター同士「今日勝ったんだよね」と確認しあったという話だ。ということはサンフレッチェは元々そういう危ない橋を渡るチームなのだろうか。こんなんで昇格できるわけないと思わせといてしっかりと昇格している。もしかして今年もそうなのだろうか。

2008年4月28日 (月)

スケジュール

千葉での観戦会の予定です。

参考にしてください。

店もサンフレッチェの旗を店内に飾ってくれたりと何かとか協力的です。

現在参加してくださってる人も近場で仲間を見付けたいという気持ちを持ってます。

ちなみに429日は観戦会後ちょっとお茶でもしようかと考えてます。

もし時間のある方はそちらもお付き合いください。

429日(火)13時~ 徳島ヴォルティス戦 

パブリック・アローズ 

272-0033 

市川市市川南1-1-8 

サンハイツ1 

JR市川駅南口徒歩1 

http://public.arrows-project.com/index.html 

お店はキックオフ30分前に開店していただいております。 

*観戦会予告 

【パブリック・アローズ観戦会】 

56日(土)16時~ ベガルタ仙台戦 

511日(日)13時~ アビスパ福岡戦 

※53日(土)はお休みです 

2008年4月27日 (日)

ロアッソ熊本戦~喜べない勝利

2008/04/26 ロアッソ熊本vsサンフレッチェ広島 熊本県民総合運動公園陸上競技場

無言が漂った。タイムアップの笛を聴いた時その場の雰囲気は何と言っていいのだろう。

「勝ったけど喜んでいいのかって感じだよね」

 店の奥で観てた女性が言った。店内のシラーッとした空気、これを選手にも監督にも見せてやりたいものだ。果たして現地に駆けつけたサポーターはこの試合に満足することができたのだろうか。

「これはもう監督替えないと駄目かな」

 思わず口に出してしまった。ミシャについてそこまで駄目な監督という気もしてなかっただけにこういうコメントをしてしまう自分が悲しかった。試合を追う毎に悪くなってる。最下位の相手にギリギリ勝ってる。しかもそれが勝ったという気分がしない。熊本との差は単に選手の個人能力の差だった。ほとんど一方的に攻めてた熊本に対してサンフレッチェはほんのわずかなチャンスをゴールに結びつける技量があった。それだけの話だった。ただ、最初の平繁のゴール、PKだったがあれは明らかにシュミレーションだった。

「平繁にはこういうプレーして欲しくないんですけどね」

 カウンター越しに観戦してた男性が言った。奇しくもその平繁に対応してたのは上村だった。ファールの判定に抗議もしてなかったのでもしかしたら本当に接触したのかもしれない。だけどコケルことを覚えて欲しくないというのが一サポーターとしての願いだった。コケルことを覚えてしまうと選手として大して成長しない。それはチームとしては強いけど選手としていま一つ大成しないチームの例があるからあながち間違った見方ではないような気がする。

 試合後の記録ではシュート数で810でサンフレッチェの方が多かった。エエッ、と皆驚いてたがそれはコーナーキックが72と圧倒的に熊本の方が多かったのでそういう印象があるのだろう。そしてそのコーナーキックからオウンゴール。これは相手がよく詰めてたというより同じ場所に2人選手が重なっていて身動きできず当たってしまったという感じだった。それ以外にもやたらとゴール前に人数がいるので見方の選手がお互いに邪魔になってるような気がする。そしてサイドには誰もいないという攻める方にしてみればいくらでもサイドをえぐることができるという状態だ。そもそも上村が攻めあがってることからもいかに熊本が前がかりになってたかが分かる。堪りかねて寿人が守備に戻ってるのにはもう呆れるしかなかった。

 せっかくボールを取ってもロングボール、前には誰もいないので通る訳がない。それでまた逆襲という一体このチームは何をやりたいのか分からない。パスの選択肢が後ろにしかないのかというくらいに後ろにばかりパスをする。カズが戻ってきたら大丈夫だろうという声もあったがカズが戻ってきてもやっぱり駄目だった。というよりカズは酷かった。

  辛い辛い辛い。一体これからどういう希望を抱いて試合を観ればいいんだろう。もしかしてこのチームはアマチュアチーム相手にでもこんな試合してしまうのでは。そんな気がしてきた。これからの試合全く勝てるという気がしなくなってきた。ただ、パブリック・アローズで痛みを分ける仲間がいたのがせめてもの慰めであった。

 中継が終わってチャンネルが変わった。京都vs浦和だった。高原がゴールを決めスタジアムが盛り上がった。その声援と盛り上がりが眩しかった。ぼくらのチームはあの舞台に立てることができるのだろうか。

2008年4月26日 (土)

『4-2-3-1』

 「34124231が対峙すればサイドの関係はそれぞれ12になり3412は、そこで人数不足を招きます。『4』の両サイドはおのずと低くなる。5212同然となるのです。後ろに人が多いので、高い位置でのプレスはかかりにくい。ボールを奪う位置も低くなります。相手ゴールまでの距離は遠いし、攻撃を仕掛ける人数も少ない。パスコースも少ないので、どうしてもロングボールを用いたカウンターになりがちです。前の3人に個人能力が極めて高い選手を揃えてない限り、なかなかそれは決まりにくい。攻撃の幅も出しにくいので、攻撃者とボール、すなわちパスの出所と受け手は、同時にディフェンダーの視界に収まってしまう。カウンターは簡単に決まりません」

 9899シーズン、デポルティーボ・ラコルーニャの監督に就任し、翌年スペインリーグ優勝、チャンピオンズリーグ5シーズン連続出場という快挙を挙げたバビエル・イルレッタの言葉である。欧州サッカーにそれ程詳しくないぼくがこの人の台詞にこうも目を引かれたのはあまりにもサンフレッチェの現状と適合してるからだった。これはまるでサンフレッチェのことを言ってるようではないか。まるで目隠しされた相手にこちらの行動を全て見透かされてるような気持ちの悪い感覚に陥った。サッカーは戦術じゃないという人もいるがそうでもないような気がしてきた。

 こういう議論になった時、まず監督なんて関係ないと言うのはサッカー経験者に多い。しかも県の代表とか高いレベルでやった人程そういう傾向が強くぼくのような選手経験のない者がいくら異論を唱えようと聞く耳を持たない。そして経験者がそう言うのだからやっぱりそうなのかとぼくのような者は思ってしまうのだがやはりそうでもないという目覚めを与えてくれた。サッカーに戦術は大切だ。そしてその戦術を取り入れるのは監督。となれば監督の存在はとてつもなく大きいことになる。やはりミシャじゃ駄目だ、即刻ヨーロッパの有能な監督を獲得せねばならない。

 そう熱くなろうとした時ぼくの中に眠ってた冷静な感性が呼び止めた。それだけじゃないと。勝てばいいのか。優勝すればいいのか。そういうものなのかと。確かに優勝すればそれは嬉しい。嬉しいが血肉騒ぐような興奮を得られるだろうか。それはないような気がする。一体この我侭な感情は何なんだろう。それは小野監督時代ずっと味合わされた違和感であった。大して勝てもしなかったがあの人が監督をしている限り勝っても素直に喜ぶことができなかった。外国人FW優先、生え抜きの選手を簡単に干してしまう、裕福なクラブでもないのに他から選手の補強頻繁にをする、そんなのサンフレッチェだったか?金がないなりに無名の久保竜彦を発掘し戦力外の沢田謙太郎を再生させユースから選手を供給できるようにして森崎ツインズや駒野といった選手が出てきたんじゃないのか?このチームを応援した経緯は色々あるだろうがぼくらの応援するチームはそういうチームじゃなかったのか?逆にそういう選手だからこそ本当に応援する気になるんじゃないのか?

 そう考えた時、ミシャはある意味サンフレッチェの意向に沿ってる監督である気がしてきた。少なくとも青山、柏木という若手をレギュラークラスに押し上げたという実績はある。そして槙野もスタメンになり平繁、高萩、高柳にもチャンスを与えてる。自分が連れてきたはずのダバツを優遇するということもない。優れてるかどうかは別にしてサンフレッチェにとって外れてる監督ではないのだ。ただその能力となるとこんな1冊の本を読んだだけで欠点が露呈してしまうくらいなのだからやっぱりちょっと・・・というとこなんだろう。

 サッカー監督というのは思った以上に色んな要素を持ってる。いかに優れた戦術をもってようとクラブに気に入られなければどうにもならない。逆にクラブにも気に入られサポーターにも愛された原博美みたいに知識がある割にはそれ程の成績を残したという印象がない監督もいる。ということでやっぱりサッカーは戦術じゃないのかなという気になってくる。でも間違いなくこの本はぼくのサッカーの概念にあるヒントを与えてくれたのは事実である。サッカーは知れば知るだけ面白みが増すという要素の一端を垣間見たような気がする。そしてサンフが毎度毎度同じような戦いをしてアップアップになった後でさも自慢げにこういう知識をひけらかせる。これぞ観戦後の醍醐味だ。

 といってこういうことしてるからあの人濃いとか言って後ろ指差されるんだろうな。

2008年4月25日 (金)

敵となった高橋泰

2008/04/26 ロアッソ熊本vsサンフレッチェ広島 熊本県民総合運動公園陸上競技場

 J2にいる限りサンフレッチェにとって勝利以外受け入れることができない。それが当たり前でありほとんどのサポーターが感じてることだろう。それなのに甲府戦は負けてしまった。決して許せることではなかった。やる気あるのか、勝つ気あるのかと叫びたくなってしまった。この憤り、どこに納めるべきかといってそんなの次節の勝利以外に気持ちの持っていきようがないのは明白だ。熊本戦は今までより厳しい目で観ざるを得なくなる。

 ロアッソ熊本、その名前で頭に浮かぶのは高橋泰だ。トムソン監督時代久保と2トップを組みルーキーイヤーに5ゴールを奪う。その後もヴァレリー監督の下で躍動感のあるプレーをしてこれからが楽しみなストライカーだった。それなのに翌年ガジエフ監督からは評価されなかった。ベンチを温める日々、チームも勝てなくなり遂にはJ2に落ちてしまう。ここで久保がマリノスへ移籍、高橋にとってはエースになれる絶好のチャンスだった。サンフの顔になる体制は整ったのだった。

 しかし、その時指揮を執った小野監督は空気を読まない人だった。そしてセンスのない人だった。この人は音楽家なら理詰めで素晴らしいテクニックを身に着けるのだが売れないというタイプだ。逆に大して演奏は上手くないのに世界的に大ヒットしてしまうローリング・ストーンズのようなカリスマは絶対に持ってない人だ。だから理屈で上手くかないという選手は使わないという主義だ。逆に本番でどんなに上手くいかなくても自分の頭の中で上手くいっていればとことん使うというまさに外から見れば呆れるばかりの人だった。そんな中で高橋は才能を埋もれさせた。

 こういう時の小野監督の言い分というのはプロの選手というのは駄目でも自力で這い上がっていかないと通用しないというものだった。確かに実力の世界だからその通りなのだがそれで潰れた若手選手というのが1人や2人ではなく毎年毎年入ってくる選手軒並みなのでこれで選手が悪いといったらじゃあこの監督の目に適う若手選手ってどこにいるんだろうということになる。そうやって潰れた内の1人が高橋泰だという目を向けてもあながち間違ってはいないだろう。

 2003年の第1クール、ダントツで1位だったサンフレッチェは第2クール、第3クールと入るに従って段々順位を落としついには3位まで落ちてしまった。この時絶対的にポジションを確保してたのがテクニックはあるけど得点能力ゼロのマルセロだった。マルセロを使ってチームが勝てないというのが本当に許せなかった。そもそもこの人ヘディングができないという欠点があり尚更高橋が見たいと思ったのであった。高橋となら心中できるという気持ちだった。

 結局サンフレッチェは1年でJ1に上がれたものの高橋は大宮にレンタルで出されることになった。本人はまたサンフに戻る気でいただろうが大宮でも思ったような結果が出せず千葉に行き流れ着いた先が当時JFLのロッソ熊本だった。もうサンフに戻ることはない選手とは分かっていながらその動向が常に気になる選手だった。そしてJFLにまで落ちたのかとため息に似た感情が起こるのだった。

 ただそのロッソがJ2に昇格、同時に高橋もJ2の選手となることが決まった。それは嬉しかったが同時にサンフレッチェもJ2に降格してしまい同じカテゴリーでの対戦となったのは皮肉だった。昨日の友は今日の敵とは言うがそう割り切れるものでもないのはそれまでの経緯を知ってるものであればこそである。ああ、あの高橋と対戦しなければいけないのか。完全な敵としての目を向けられるだろうか。勝利以外は許されない、そう言っておきながら妙な感傷が湧きあがってしまう。ぼくは甘いのだろうか。少なくとも世間のぼくに向ける風当たりよりは甘いだろう。

2008年4月23日 (水)

熊本戦観戦会告知

熊本戦の観戦会も決まりました。

よろしければ参加してください。

4月26日(土)15時~
パブリック・アローズ

〒272-0033
市川市市川南1-1-8
サンハイツ1階

JR市川駅南口徒歩1分

http://public.arrows-project.com/index.html

2008年4月22日 (火)

甲府戦試合前

2008/04/20 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 広島ビッグアーチ

 ぼくは浅草にいた。16時から観戦会があることでぼくは焦っていた。だけど実家から両親が来てることでどこか連れて行くということで浅草寺の見物に同行したのだった。雷門の大きい提灯に実物は大きいなと言って浅草寺で参拝をしたのだがこのぼくときたらこういうお寺だとか参拝にまるで感心が向かない。そもそも何でわざわざ来てやったのに賽銭をやらないといけないんだと賽銭箱には2円いか入れなかった。それでも入れてやっただけ偉いだろなどと思ってる。そういえば死んだばあちゃんはよくぼくのとこを罰当たりと呼んでたな。墓参りも嫌々行ってたしぼくの信仰心のなさにはほとほと呆れてたようである。そしてぼくは罰当たりにも関わらず早く帰ることばかり考えていた。

 もう帰るよ。ぼくの言葉で引き上げることとなったのだが駅までの順路の人の多いこと。ぼくの気ばかりが焦る。どうせモニター観戦なんだからと気を落ち着かせようとしたがその後観戦会の主催者だもんなと考え直すのだった。

 しかしこういう時に限って電車の接続が悪い。京成戦はいつまで経っても各駅停車が来ないのだ。観戦会に近い市川真間は各駅しか停まらないのである。快速、北総線、金町行き、次々に目的に合わない電車ばかり来ることでぼくの焦燥感はより一層募るのだった。10分は遅れるだろうな。段々と諦めの心境に変わったものの10分ではスコア動いてないだろと考えるのだった。

 やっとのことでたどり着いたパブリック・アローズは当然の如くすでに観戦が始まってた。そしてぼくが顔を出したにも関わらずシーンとした店内だった。それもそのはず調度失点した瞬間だった。あちゃ~、何というタイミングで来たんだ。何だかショボイ得点だった。だけどショボイシュートで失点するのもサンフらしかった。そしてその後もう1回ショボイ得点を許すことになって相変わらずの守備だなと呆れるのだった。

 せっかくセレッソ戦で良い流れができたかと思ったがまたこんな試合をしてしまって。一体どうしたんだ、何かあったのか。そこで後で冷静になって考えてみたらばあさんの一言が頭に浮かんだのだった。

 罰当たり。

 ああ、そうか。これはぼくがちゃんと参拝しなかったせいだな。これからはお寺さんに失礼のないようにぼくは参拝を控えることとしよう。こんなこと考えるぼくにあの世のばあさんもさぞため息をついてるだろう。

2008年4月21日 (月)

甲府戦から見えた疑問

2008/04/20 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 広島ビッグアーチ

「こんなんじゃ昇格したってJ1で戦えないだろ」

「ええ、J1じゃ無理でしょうね」

 第2回目となるパブリック・アローズでの観戦会は敗戦で終わることとなった。その戦いはボールを持っても敵の姿が見えたらバックパス、さらに敵がプレッシャーを掛けたらバックパス、そして最後はGKにボールが戻る。そして木寺のキックは見方に渡らず速攻を受け守備に戻る。堪えて堪えて堪える時間が続きやっとボールを取ったらストヤノフのロングボール、そんなのが通るわけなくはじき返されまた相手ボール。そしてまた攻められる。そんないつもの通りの展開でいつもの通りにやられた。皮肉にも服部のゴールの後に逆転負けをしたといった経緯も昨シーズンと一緒だった。こんな同じことを繰り返して同じように負けるって恥ずかしくないんだろうか。少なくともぼくは恥ずかしかった。

「これで甲府に勢いを与えるかもしれないね」

 店内にはそういう声もあった。相手を勢い付かす、これも昨シーズンそのままだ。適当に蹴ってるように見えるロングボールについて選手は適当じゃないと答える。だけど観戦者としてみれば適当にしか見えないのだ。このビデオ見せてやりたい。一体このサッカーを見てみると本人達はどう思うのだろうか。

「いつも思うけど試合のビデオって観てるのかね。観てたらこれはないよね」

「いや、観てないでしょ」

 どこにどういう情報がある訳でもないのにそういうふうに結論付けられてしまう。そしてこの先も同じようなサッカーが続けられて同じように苦しむのが眼に見えている。やはりミシャで大丈夫かという疑問が残る。

「クラブ自体は監督がミシャで大丈夫と思ってるんだろうかな」

「思ってるでしょ。だからJ2に落ちても解任しなかったんだから」

 そうだよな。この時点で不安を抱くぐらいなら最初からミシャに続投をお願いしなかったよな。だけどもう勝てるような気がしなくなってきた。たかが1敗しただけだがこの1敗がこれまでの悪いとこを集約したような結果だった為にこれからどんどん悪くなるような不安を感じるのだった。

 監督だけの問題じゃないのは確かだ。だけど甲府の3トップってそんなに恐いか?あの3トップに苦しめられてるって試合の中で対応できないのか?こう考えると選手の方にも問題があるような気がしてきた。それなら甲府に勝てないんだから選手の年棒も甲府の選手と同じくらいに落とすべきじゃないのか?全てが全て疑問と怒りの入り混じった感情で感じられていたたまれなくなる。

 ただ最後に行き着くのはやはりJ2ということだった。昨シーズンJ1残留を賭けて戦った大宮や京都はJ1の舞台でも勝ち点を重ねている。果たしてサンフレッチェが運よく残留してたとしても同じような戦いができただろうか。運営規模も選手層も違う今のJ2リーグの中で1桁少ない規模のクラブになす術もなく負けてしまった現状に一体何が悪いのかと悩んでしまう。恐らく世界中のサッカーのサポーターは同じような悩みを抱いてるんだろうがサンフレッチェほど見えない悩みというのも珍しいだろう。いや本当、一体何が悪いのか。日本代表だったら色んな視点で語ってくれる人がいるもののサンフレッチェでは相手にしてくれるメディアがない。結局そこに行き着くんだろうか。

2008年4月18日 (金)

良き緊張感の中で

2008/04/20 サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府 広島ビッグアーチ

 ホームでの試合、ぼくには大して影響ないはずだった。リアルタイムで観たいには観たいが所詮モニター観戦である、別にいつ観てもいいという気がしていた。だから休日の行動として特にサンフレッチェの試合が支障になることはなかった。勿論関東で試合がある場合は別だが現地に行けないのなら結果報告だけを受けるものしょうがないと思ってた。それが観戦会をやる場所ができたということでぼくは必ずそこへ行かないといけないということになってしまった。これは大変だ。今までのようにその都度タイセイさんやマツダさんに電話してTVを観させてもらうというのとは事情が異なってあらかじめ用意周到に準備しなくてはいけない。店にアポイントを取り告知をしてと。こんなことこれからずっとやらないといけないのかと思うと少しばかり不安にもなるのだった。

 しかし、トレブルでサンフサポが定着したのはそういったことをやってきた人がいたからだ。関東でのサポーターの集まりもそういった一人一人の努力の賜物である。それを考えればこれくらいのことどうってことない。が、ここで一つ困ったことが起きた。よりによってこんな時に実家の両親がやって来るのである。観戦会と重なるのであるがここで観戦会を欠席するという選択をぼくがする訳がなく呆れた反応をされるのは目に見えている。しょうがない、こんな時に来る方が悪いんだ。だったらあんたの暇な時っていつなのと聞かれて色好い返事をできることもほとんどないのだが。

 そんなぼくだから親はすでに行動を読んでいて5月の連休に帰ってくるのはすでにお見通しだった。53日に試合があるから必ず帰ってくるだろうとすでにバレてて報告の電話をした時は広島寄って来るんでしょと先に確認をされてしまった。まあだからってどうってことないがこの年にもなって親に腹を見透かされてるというのはあまりいい気分ではないのだった。

 でもみんなこうやって色々なことを犠牲にして取り組んでいる。だから仲間が増えればそれだけ様々な取り組みに参加できる人が増えるということだ。それは押し付けというのではなく絶対に何かやりたいと思ってる人はいると思う。それは今までぼくが色んな形で仲間を増やしていった中で新しいことを率先してやってきた人が結構いるからだ。やはり自分が関われるという参加意識というのは楽しい。そこをクラブにも理解して欲しいがよく分かってないような気がするがどうだろう。

 ただ、確かに最近になって意識付けが変わったという兆候はある。関東でも最近仲間が協議をして・・・、申し訳ない、これ以上は公表できない。ただ非常に良い方向にいるのは確かだ。クラブは関東のサポーターも気にしてるというのは事実だ。そしてホームをもっと盛り上げよう、今までの通りでは駄目だという方向に行きつつある。だからぼくたちはあくまでも広島の外から見た目線でクラブへの助言をできればと思ってる。あくまでも主役は広島の人達だがその主役が他へ誇れるようなものへとなっていくのがぼくの願望だ。その為にもはやくJ1に上がってもらわねば。

 甲府は昨シーズンやられた相手。セレッソよりも恐い気がする。前からのプレスを始めとして走る印象がある。ミシャになってからこの走るチームに弱くなってる。J2なのにまるで気が抜ける要素がない。良い緊張感がある。もしかして水戸と岐阜に引き分けたのは良い刺激になったのではなかろうか。そう思うのはぼくだけなのかどうかは甲府戦の観客動員で掴めるだろう。

2008年4月17日 (木)

甲府戦観戦会告知

千葉の観戦会、前節セレッソ大阪戦では12名の方に参加していただき初回にしてなかなかの成功でした。

ということで次節甲府戦も開催します。初回はこちらも慣れてないこともあって案内等上手くいかない面がありました。その反省を生かして次回はもっと手際よくできるように心がけます。

4月13日(日)16時~
パブリック・アローズ

〒272-0033
市川市市川南1-1-8
サンハイツ1階

JR市川駅南口徒歩1分

http://public.arrows-project.com/index.html
店は30分前には開いてます。

2008年4月16日 (水)

イメージの構築

盛田けが、復帰に2カ月

 Jリーグ2部(J2)広島は15日、DF盛田剛平(31)が「右ひざ内側側副靱帯(じんたい)損傷で、復帰まで2カ月を要する」と発表した。5月末までの第1クールは、出場が絶望的。J1復帰を懸けたシーズン序盤、主力DFを欠く戦いを強いられる。

(中国新聞)

 まさかとは思ったがやはりこうなってしまったか。2ヶ月で戻れるというのは不幸中の幸いかもしれない。ピッチに倒れてそのままスタッフがバツサインを送ったというのは怪我の程度として軽くはないだろうという予想はついた。盛田もついてない。もはや確実にスタメンを確保したはずなのに怪我でピッチに立てないとは。

 しかし、ポジションが開いたということは当然他に入る選手がいるということだ。その第一候補は森脇だろう。DFとして高さがないという声もあるがそもそも盛田と較べるのが酷というものだ。それには日本代表にまで上り詰めた駒野だって及ばないし他のサンフのメンバーで敵う者はいないだろう。それこそ同じディフェンダーのストヤノフと槙野しかいないだろう。ただ森脇はすでに2ゴールを決めている。この辺の得点力は盛田にはないとこだ。FW出身ということでセットプレーでの競り合いやゴールも期待したのにまるでゴールがない。利き足頭という言葉は今や本人も口にするのが恥ずかしいだろう。だがそこがまた盛田らしいとこで愛着が沸くとこである。

 森脇についての不安、それはない。何でかというとまだそこまでイメージとして定着してないのだ。盛田は良いとこも駄目なとこもイメージできる。森脇はそこまでいってない。それはピッチに立った時間と比例するのだろうがまずはその時間を得るチャンスは得た訳だ。もっともっとアピールして欲しい。勝利の後の槙野、柏木と3人でする被り物パフォーマンスもいいポイントだ。結局印象がないとぼくらはその選手を観たいと思わない。どんな方法でもサポーターの記憶に留めることをするのは間違いではないのではなかろうか。

 理想としてはこの期間にDFとしても目途を立たせ盛田が戻ってきたら本職の右サイドに移動することだ。やはりあの得点力は魅力だ。そう思わせる辺りもう少しのとこまで来てる。一度レンタルに出した選手はもう駄目だという固定観念を持ってしまうが高萩と共にそれを打破して欲しいものだ。

 だがここで気になるのが戸田だ。全く名前を聞かなくなってしまった。昨年負け続けてる時には戸田にも辛辣な評価を与えたがいなければいないでやはり寂しい。戸田がいることで救われた試合だって確かにあったはずだ。キャプテンまで任されてミシャに信頼されてるはずだったがここまで存在感がなくなるとどうなってしまったんだろうと心配になる。プライドの高い選手だけに出れないんだったら移籍するなんて話になるんじゃないだろうか。ただそうなっても現状においてサンフレッチェは困らないというのが事実である。その辺にサッカーの厳しさを感じるのだった。

 もう一人、ダバツである。かつては駒野の代わりに右サイドで出場したこともある。そして盛田とDFのポジションを争った。それなのに駒野も盛田もいなくなった今まるで出場の気配がないのだ。ミシャ自身が連れてきた選手だけに厳しいものがある。今では日本語も多少話せるようで親近感があるんだが年齢的にいってももう限界なのだろうか。いずれにしても外国人として試合に出ないで在籍してる現状はどうなんだろう。

 ここで昨年のDFを考えてみた。1点、また1点、みるみる内に失点してしまう。そして大敗。ああ、そんな記憶を辿っていけばカズや戸田やダバツは絶対にDFに使ってはいけないという感覚が湧き上がってくる。結局ミシャもあの失点の悪夢にうなされてたんだろうか。戸田やダバツにチャンスが巡って来ないというのはいた仕方ないといったところだろうか。やはりサッカー選手にとってイメージって大切なんだな。

2008年4月15日 (火)

セレッソ大阪戦~歓喜で終わる

2008/04/13 サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 広島ビッグアーチ

 ギリギリで引き分け、そんな気がしてたハーフタイムだった。良くて3試合連続の引き分け。ただ救いは今シーズンは抜けてるチームがないということ。昇格のライバルと思ってたセレッソにしてもなかなか勝てない状況が続いてる。だからここで躓いてもまだ建て直しがきくと思うことにしたがチームがこのままじゃマズイ気がした。どうしてこうなってしまうんだろう。やはり監督の問題なのか。それなら早目に監督を交代してもらうためにも負けた方がいいかもしれない。そんなネガティブな思考が脳裏を支配したのだった。

 しかしそんな疑念と疑惑に包まれたぼくの感情は後半開始と共に吹き飛んでしまった。公太のクロスに寿人が飛び込んだ。全くフリーで頭に合わせセレッソのDFの甘さを指摘する声もあったがあそこに飛び込む寿人も素晴らしい。これであと40分近く無失点に抑えれば勝ち点3を得られる。この思考はすでに追加点を期待してなかった。前半にあれ程酷い試合をしてたチームにそれ程過度な期待ができるだろうか。それは無理というものだ。特にDFには森脇が入ってる。盛田程安定はしてないだろうと考えたのだ。

 本来なら勝ち越したことで気分が楽になる。それなのにこのクラブは時間が進むに従って不安になる。不思議だ。勝ってるチームというのは勢いが付くはずなのに不安と焦燥が募るなんて。かつてもうこれで大丈夫と思いながら何度哀しい想いをさせられたことか。追加点が欲しい。いや、そんな贅沢は言わない、これから無失点で切り抜けてくれと願った。

 サンフレッチェのCK。リ・ハンジェが右コーナーのボールに位置した。今年のサンフレッチェはCKで利き足とは逆サイドからのキックをやる傾向がある。つまりゴールから逃げる方向にキックするのだが今回はゴールに向けていくキックだ。ただ珍しいなという感覚しかなかったが森脇が相手DFの間に入り込んでヘディングを決めた。3点目、3点目、3点目。まさかまさかの森脇の得点だった。やった、やった、やった、店内は盛り上がる。これで俄然サンフペースとなっていくのだった。

 柏木が、高萩が、浩司がどんどん前に向かって行く。交代した高柳もピッチに君臨するがごとくボールに絡む。凄い、こんなサッカーが見たかった。だけど3点目を取ってやっとまともなサッカーをやるんだなというコメントにみんなドッと笑いを起こすのだった。

 チャンスはいくつもあった。柏木、そこはシュートだろと叫ぶ場面もあった。それでも勢いは続き公太のシュートのこぼれを寿人が詰めた。あそこによく詰めていたと皆冷静な解説者のようなコメントを発する。もうこうなると前半あった審判の不可解な判定も忘れ去ってしまっていた。これぞイケイケムードというやつなのだろう。セレッソは集中力が切れたのかプレーが落ち着かない。もはや勝利は確信できた。それなのに木寺のとこにボールが来るとドキッとする。これが一方的になった試合におけるほんのちょっぴりのスパイスといったとこだろうか。何でもない浮いたボールをキャッチしただけで拍手が出てしまった。そしてパンとキックがハーフラインを越えただけで「おおっ、半分越えたよ」という声が挙がった。何ともプロらしからぬ目を向けられるのだがそこを余裕を持って見守るのだった。

 試合終了時には41。まさかセレッソ相手にこういうスコアになるとは思わなかった。今まで草津や湘南にはギリギリで勝ち水戸や岐阜には引き分けが精一杯だった。一番手強いはずのセレッソにこういう大差を付けるとは奇妙なものだった。明らかに後半セレッソは壊れてしまった。

 この結果により第1回となった千葉での観戦会は白熱した盛り上がりを見せ第2回の開催もマスターは約束してくれたのだった。

「正直代表戦よりも客来ましたよ。また今後も続けていきたいですね」

 嬉しい言葉を貰った。こうやってパブリック・アローズも段々と人が集まってくれればいい。そういえば本家本元のトレブルは50人も来場者があったらしい。色んな意味で今年のサンフレッチェは違うのではなかろうか。

2008年4月14日 (月)

セレッソ大阪戦~天国から地獄へ

2008/04/13 サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 広島ビッグアーチ

 1点入れたことで明るい雰囲気になったのだがその直後凍りつくような瞬間が訪れた。盛田が相手と接触して倒れてしまったのだ。頼む、盛田立ってくれと祈ったが駆けつけたスタッフが出したのはバツのジェスチャーだった。また一人怪我人が増えた。膝を押さえてるから無理はしない方がいいだろう。タンカで運ばれる盛田を見ながら残念な気持ちになった。果たして盛田が移籍してきた時ここまで感情移入できると思っただろうか。いや、ハッキリとこんな選手取りやがってと小野監督を罵ったのであった。確かにストライカーとしては得点力がなかったがディフェンダーとしてここまで計算できる選手になるとは思わなかった。遅咲きだが広島で再生したということで盛田には沢田と同じような親近感を持つのだった。

 その後の交代は予想通り森脇だった。盛田は残念だったものの森脇にもがんばって欲しいという感情はある。それは盛田の方がDFとしては安定してるだろう。だけど森脇には前に進む力がある。その見た目から弱気なプレーが感じられない。ぼくは見た目で選手を判断してしまうがこの見た目というのが案外バカにできないというのを感じる。ベッカムのキックしてる姿は誰が見たってかっこいいだろう。そして水戸戦のゴール後スタンドへ走っていく森脇の姿はとてもかっこ良かった。まさにベッカムのような風格があった。かっこいいなと思う選手がプレーにおいても優れてるというのはあながち外れてないと思う。

 だが、森脇の交代はチームに勢いを与えなかった。先制したとはいえ攻められ攻められ攻められ続けてる。困った時のイリアン頼みで後ろにばかりパスをしている。そしてイリアンからのロングボールは正確ではあるものの相手もマークをしているのでちっともチャンスにならない。これでまたいつものサンフに戻ったのである。

「おい、ゴール逆だぞ!」

 サンフの試合を見てて何回言っただろう。どうして前にパスをださないのか、どうしてバックパスをするのか、どうして木寺までボールを戻して木寺のドキドキするようなキックに賭けないといけないのか。木寺のキックはハーフウェイラインも越えずラインを割って「ああ、やっぱり」と落胆するのだった。

 そしてその後もっと落胆することが起こった。またしても自陣深くで相手のプレッシャーを潜ろうとした時、槙野が自分のゴールにヘディングシュートを決めてしまった。オウンゴール、あれだけゴール前で攻められてたらいつかは起こりえたことだった。木寺のファンブルや森脇のクリアミスくらいだったらまだ考えられただろう。だけど槙野のミスである。そんなことは起こりえないと全幅の信頼を寄せていただけに言葉を失った。一体この先誰を信じればいいんだろう。槙野だけは大丈夫だと思っていたのに。槙野はそこに君臨してくれることで相手に点をやらないはずだったのに。それとも盛田と森脇の交代が何か影響あったのだろうか。様々な理由を探しどれ一つとしてマトモな結論には達しない。あるのはただ絶望感だけだった。

 まだ負けた訳じゃない。だけどJ2においては勝たないと意味がない。勝ち点3が欲しいのだ。引き分けは負けに等しいのだがここは相手がセレッソだからしょうがないと諦めるしかないのだろうか。もう1点入れるのは天文学的に可能性のないことのように思われた。また岐阜戦と同じになってしまうのだろうか。そしてブーイングの応酬が起こるのだろうか。こうなると柏木のパッとしないプレーと審判の質の低いジャッジに怨念を感じるのだった。上手くいってない時というのはどこかしら戦犯を探して非難したくなるものだ。それなのに槙野への憎悪は感じないのだった。

セレッソ大阪戦~大一番始まる

2008/04/13 サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 広島ビッグアーチ

 キックオフが始まった時5人だったパブリック・アローズはパラパラと人が入ってきて12人となったのだった。中にはわざわざ埼玉や都内から来てくれた人もいる。すでに顔見知りも多いことからトレブルではなしに新しく開催するこちらに足を運んでくれたのだ。言ってみればサクラのような存在だがそうやって協力してくれて非常に助かった。これでサンフレッチェの観戦会をやってくれと店に頼んだぼくの顔は何とか保つことができたのだった。

 試合が始まり皆が画面に集中する。セレッソ大阪、J1昇格を考えた場合一番のライバルとなるはずの相手だ。昨シーズン力及ばず昇格を逃したがクラブとしてJ1にいてもおかしくはない。だからここが一番の山場である。その山場で観戦会を開催できたというのは運が良かったかもしれない。

 まずメンバー表が出て寿人のワントップ、その後ろに柏木と高萩が位置しているのに皆意外な表情をした。平繁が出てないことは残念だったがかといってこの布陣も悪くない。岐阜戦の攻められっぱなしの試合の後では中盤に人数を増やすというのは間違いじゃないという気がするのだがあのミシャが今までと違う布陣にするというのが驚きだったのだ。あのどんなに負け続けても90分メンバーを替えないという石頭の監督である、ほんのちょっとの変更でもそれは事件なのだった。

 しかし、試合は一方的に攻められる展開だった。ハーフウェイラインを越えることができずボールをカットしても後ろでばかりパスを回す。そして前からどんどんプレッシャーを掛けられて苦しくなる。苦しくなる、ああ、結局岐阜戦と何も変わってない。ただ最後尾にストヤノフがいることで絶対的にゴールを割らせないがGK木寺にボールが渡った時にはドキドキしてしまう。何でもない場面で木寺にボールが来ると固唾を呑んでしまうその存在はとてもスリリングだ。

 ボールが前に出ても追いつけずチャンスにはならない。そこで前に蹴ればいい時にバックパスをする。ため息、苛立ち、焦燥、ぼくらのいたたまれない気持ちを助長させるように審判はミステリアスなジャッジを下す。明らかにファールじゃない場面で笛を吹き相手に当たってラインを割ったのにマイボールにならなかったり。これではこけた者勝ち、こんなんじゃ日本のサッカーの為にならないよなと残念な表情をHさんが浮かべた。

 審判への不満は選手も同様みたいで所々でクレームを付けてた。ああ、そこで抗議しちゃいかんと聞こえもしないのにモニターに向かって話す。ただそれを聞いた隣の人がそうだよなと相槌を打つのだった。そしてジョージだからしょうがないよと柏原主審について文句は言わなかった。プロの試合でこんなんじゃ困るのだがこのレベルでプロの試合を裁かないといけないというのも事実である。プロの笛を吹く審判が不足してるので否応無しにレベルの低い審判はJ2に回る。これもJ2の試練なのだった。

 しかしそれ以上の試練はサンフレッチェが攻められ続けてるということだった。岐阜戦の反省がまるでない。1人岐阜まで行ったという女性がいたので現地ではどうだったと聞くと後でTVで観たのとは全然感覚が違うと話した。TVと較べてどうだったとの問いにもっと酷かったと答えたのだった。

 ああ、ぼくらの応援してるチームはこんなにも弱いのか。マツダさんはもう負けた方がいいとさえ言い出した。これでミシャが解任された方が未来があるだろうというのだ。あながち間違った見方でもない。もうちょっとサッカーらしい展開になると思ってただけにもう暗澹たるものがあった。これはサッカーではない。単に敵の攻撃を耐え忍んで前に蹴り上げるだけの修行だ。ずっとずっとこんな光景ばかり見せられてるぼくらはもうそろそろミシャに見切りをつけたって罰は当たらないのではなかろうか。

 そんな重い空気が漂ってた時に浩司が中盤からドリブルで前線に駆け上がった。力強く突き進む、交わして交わして最後は横にパスをした。そのボールを高萩がアウトサイドにヒットさせゴールネットに突き刺した。おおおおっ、タカハギ~!いや、それ以上に浩司が凄いぞ。あの浩司のドリブルは凄かった。その電光石火のようなゴールに皆がそれぞれハイタッチを繰り返すのだった。

「浩司もああいうプレーをJ1でやりゃいいんだよ」

 落ち着いたとこで話したマツダさんのコメントに皆笑ってしまうのだった。

2008年4月13日 (日)

セレッソ大阪戦~千葉で初めての観戦会

2008/04/13 サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪 広島ビッグアーチ

 凍るような寒さの中、市川駅から歩いた。駅を出て線路沿いの道を歩いてすぐにたどり着いた。その店はパブリック・アローズ、今回初めてサンフレッチェの観戦会を開催してくれることとなった店だ。果たして何人集まるか分からない。でも一応5人は集まってくれるという確認は取れた。こういう時主催者は心細いものだがすでに店の外で待機してたタイセイさんの顔を見て安心してしまった。

「いやあ、寒いですね。もう入ってしまいますか」

 たった2人だけど店に入ることにした。

「いらっしゃい」

 2人の店員が挨拶をした。実は開店は6時からだが今回特別に営業時間を早めてくれたのだ。ありがたい、ありがたい。マスターにお礼を言った。しかしこの先何人来るか分からないだけにせっかく開催してくれたのに期待に添えないものに終わってしまうのではと不安は続いた。そしてそんな時にHさんが現れてホッとするのだった。まだマツダさんは来てないけどその内来るでしょうと話している内に今度は女性のお客さんが現れた。え、まさか観戦会に来たの?と思ったがどうやらそのようだった。あの、どこで情報を知りましたかと聞いたら何とぼくのブログかららしい。この時自分で運営しときながら本当にぼくのブログ読んでる人いるんだと驚くのだった。ぼくのブログも多少は役に立ってるんだな。いや、ありがたい話である。そうやって1人、また1人と集まってキックオフの時間になりチャンネルを切り替えたのであった。

 モニターにはサンフレッチェ広島vsセレッソ大阪のタイトル、おお、始まるぞと盛り上がったのも束の間、真中に案内が表示されて映像が見えない。どうしたんだ、どこか操作違うんじゃないか、おかしい。これにはスカパーを持ってるタイセイさんも一緒になってリモコン操作に加わるのだった。もしかしてここに来て肝心の映像が観れないんじゃないだろうかとまたしても不安になったが一度電源を落とすことにより解決した。ふう、良かった。全く一々細かいことで不安になる。ぼくは意外にチキンなのだ。

 モニターに現れた映像からは広島も雨だった。ああ、何かツイてないな。どうして今シーズンは試合のある日に限って雨が降るんだろう。今日晴れてたら客入っただろうになというのがHさんのセリフだった。そしてスタンドのアップの映像にあの人とこの人がいるなという話をする。関東の人間も何人か見つけることができそれを見付けあうだけで面白いのであった。

 そんなことをやって待ったキックオフだが気付くと12人の人が店にはいた。中には今回の企画の為に埼玉や新宿からわざわざ来てくれた人がいる。ありがたい話だ。今まで色々と企画をしてきたがこうやって協力してくれる人がいるから実現してきた。最初に発案したのはぼくだがその陰で多くの人に支えてもらったという例は一杯ある。少なくとも顔見知りでない人が3人はいた。とても嬉しかった。正直試合の前にぼくは一人、気分は昇天してたのだった。

2008年4月12日 (土)

観戦会、千葉開催(セレッソ大阪戦)

 いよいよ千葉での観戦会の人なってきました。一応5人来ることは確実ですがそれ以外に何人来るか見当も付きません。トレブルも最初は5人だったので出だしとしてみればこんなもんでしょうか。でもできれば多くの人に来て欲しいと思ってます。是非近場の人は足を運んでください。お互い親交を深めましょう。

4月13日(日)14時~
パブリック・アローズ

〒272-0033
市川市市川南1-1-8
サンハイツ1階

JR市川駅南口徒歩1分

http://public.arrows-project.com/index.html

2008年4月 9日 (水)

監督か選手か

 監督か選手か。この疑問は常に付きまとっている。成績が悪いと監督の責任になる場合が多い。それもそのはず、サッカーは監督の影響の占める割合が大きいスポーツだからだ。だから勝てないと監督に批判が向くのは当然のことだ。

 一方、選手について批判というものはどうだろう。これも出るには出るがやはり監督へ向ける批判に較べればその比重は低いだろう。これはミスや判断の悪さに憤りを感じながらもそういう選手を試合にだしたのも監督だという感覚がある。悪いなら使わなければいい、例え戦力となる駒が不足しているとしても勝てない原因をどこかに探すとすれば監督しか行き当たらないのだ。

 ミシャについて優秀な監督なのかどうかは分からない。もしかしたらヨーロッパのクラブに行けば結果の出せる人なのかもしれない。だけど日本でJリーグという土俵で戦った場合明らかに合ってない。実際に勝ててない。だとしたら監督を替えればいいだけの話になりそうだ。

 といってここで過去の記憶を思い返してみた。トムソン、ヴァレリー、ガジエフ、木村、小野、望月、ミシャ、ある程度の期間指揮を執ってる人が多いが結果を残したと言える人がいない。唯一望月監督が短期間の内にとにかく勝ち点を稼ぐという目的を達成できたということで成功したと取られられる。その他の監督がそこまで輝かしい成績を残しただろうか。少なくともぼくは自身を持って答えることはできない。

 それでも愛着のある監督とそうでない監督がいる。トムソン、ヴァレリーはそのキャラクターのせいか否定することができなかった。ヴァレリーの攻撃サッカーは嵌った時確かに魅力に満ち溢れていた。そのヴァレリーの紹介ということで入団したガジエフはまるで期待外れだったものの希望するタイプの選手を補強してもらえなかった。そこはすぐに選手補強を行うことができないサンフレッチェの事情を理解してなかったという事実もあるが果たしてクラブが希望を叶えてやるとどういう戦いができただろうという気もする。続いての木村だがこの人にもう一度監督をやって欲しいという人はいないだろう。そもそも見た目からして監督向きではなかった。あの手この手で勝てない状況を打破しようとしたが降格させてしまった。戦犯として槍玉に上がったがそれも叩きやすい雰囲気があったのは確かだ。

 こう考えると監督によってチーム力が向上するというのは幻想なのではという気がする。確かに千葉がオシムを、大分がシャムスカを連れてきて戦力的に落ちようとそれなりの成績を収めたのを見れば監督次第で成績を上げることができると考えるのも無理はない。だけどこうもどの監督もJ1で大した成績にできないということになればきっと他に強くなれない要素があるのではという気がしてきた。だから今にわかに湧き上がってるミシャ解任論も全面的には賛成できない。全面的に反対もできないのも事実だが。

 だが小野監督の時代を思い出して欲しい。優秀なユース組織を持ちながら上がってきた新人選手は次々とフェードアウトさせ首を切られ足りない戦力を多額の移籍金を使って獲得する。選手起用も外国人選手優遇、PKも外国人任せ。それを繰り返し確かに一時は好成績になった時期もあったがそれがサンフレッチェとして愛する姿なんだろうか。せっかく若手選手がゴールを決めても次の試合でベンチにも入れないという不可解な起用法。正直ぼくはこの時の方が早く監督を追い出したいという気分になった。クラブもこういうやり方をよく黙認しているなという気がしたものだ。そういう意味でミシャはそこまで批判をしたくないという心情があるのだった。

 若手の起用、無理な補強をリクエストしない、自身は外国人なのに決して外国人選手を優遇しないというとこでシンパシーを感じる。ただ残念なことに勝敗を決める監督としての能力はないということだ。その監督の能力の無さを選手が埋めてくれれば言うことないんだがそれを求めることができるのはストヤノフくらいだろう。やはり選手もそれなりなのかもしれない。

 それでも今は閉塞状況にあるのは間違いない。ここで何かを変えないと。それが監督を替えるのか選手を補強するのか。判断に迷うが一つ目安があるとすればそれなりの結果を残してきた監督でも同じチームに3年いると3年目でコケることがあるということだ。世界のトップクラブでもない限りあまり長く同じ人が監督をすると硬直するのかもしれない。選手の踏ん張りも期待したいがあまりもの厚い壁は突き崩せないだろう。果たしてセレッソ戦では何かしら変化があるだろうか。それとも解任要求をするに確固たる材料を与えてしまうんだろうか。何だか楽しみな週末が気の重い週末へと変わってしまった。

2008年4月 7日 (月)

人間失格

2008/04/06 FC岐阜vsサンフレッチェ広島 岐阜メモリアルセンター長良川競技場

 夕方になりぼくはタイセイさんの家に行った。ぼくの観戦場所だ。個人の家を観戦場所にされてさぞ迷惑だろう。人間失格だ。そういえば太宰治の『人間失格』でも主人公は定住先を持たずにフラフラと他人の家に転がり込んでいたな。

 タイセイさんの家に着いた時にはすでに試合は始まってた。岐阜はやる気ありますよ、結果を出してるのが分かりますよという説明を受けた。とはいえ選手の質がまるで違うんだから軽くいなしてくれるだろうと高をくくった気分でいたらCKから槇野がボレーシュートを決めた。「よし!」という声を上げたもののこれから得点が量産されるという気がし良い気分でハーフタイムを迎えたのだった。

「そういえば5月広島行くこと決まったんですか?」

「決まりましたよ。切符も取りましたからね」

「いいなあ・・・、わたしが広島行った時には調度試合がなくって。それでせめてもの慰めにV-point寄ったんですよ。そしたら店内に10人くらいいて。あの狭い店舗でしょ、10人でもかなり人がいるような気がしましたよ。グッズも売れてるようでしたよ。あと、親同伴で来た女子高生がファンクラブについて説明を受けてましたよ」

 ゼロックスの後にV-pointへ行ったら『紫熊倶楽部』が売り切れてたという話は聞いた。客がいないのが当たり前のV-pointで客が入ってる。やっぱりこのところ何かが違うようだ。

「でもそれだけ客入ってるというのに肝心のレプリカユニフォームが置いてないんですよ。あれってどういうことなんですかね」

「そりゃ完全受注生産なんでしょ。売れ残りを抱えたくないという発想なんでしょうがね。でも1枚くらい見世物としてでも入れとけばいいのに」

 こういうどこか抜けたところがサンフレッチェらしい。サンフレッチェのレプリカが欲しいと思った人は当然売ってるだろうと思ってオフィシャル・ショップに行くのだがそのオフィシャル・ショップで売ってない。確かに2年毎にモデルチェンジをするので在庫を多く抱えたくないというのは分かるがサッカーショップ『KAMO』では半袖、長袖共揃ってるのだ。これは一体どういうことだろうか。

 そんな議論をしてるのでハーフタイムはすぐに過ぎてしまう。浦和レッズがハーフタイムは観戦してる人も休む時間だというポリシーでハーフタイムショーなどをやらないがそれは当たってる。TV観戦でもこれだけ時間がないんだ、ましてやスタジアムではトイレに行ったり売店に行ったりしていたら15分では足りないくらいだ。これは観客の熱狂度によって違うが果たしてクラブはその時期その時期でスタジアムの熱狂度を認識してるのだろうか。こういう余計なことまで心配してしまうクラブ、それがサンフレッチェなのだった。

 そしてその心配は試合でも現れた。後半になって攻められに攻められるのである。簡単にペナルティエリアに入れてしまいシュートの雨あられ。サンフレッチェに戦力外通告されたはずの田村正和などはいいようにドリブルで仕掛ける。守備に追われるサンフレッチェ。2人いても3人いても4人いても突破されてしまう。その姿はとても運営資金で一桁以上上まるチームとは思えない。頭を抱えた。頭を抱えた挙句にやられた。人数が足りてるのに防げない、守備の脆さを露呈してしまった。

 ぼくもタイセイさんも唖然とした表情になった。同点になっても後ろでパスを回すだけでちっとも攻められない。駄目だ、このクラブは徹底的にだめだと情けない心境になっていった。

 タイムアップの笛。大はしゃぎする岐阜の選手とは対照的にガックリとうなだれるサンフレッチェの選手。引き分けであるが両者にとってこの意味はまるで違う。サンフは負けた。負けたも同然だった。本当はJ2に落ちるようなチームじゃないというのがぼくらの支えだった。TVで観たそのチームはまさにJ2でもまともに戦えないチームだった。ぼくは支えを失ってしまった。タイセイさんもそうなのだろう、言葉が少なくなってしまった。

 J2というのは世間的に決まりが悪い。特にサンフレッチェのように人気のないクラブを応援してると揶揄の眼差しを受けることがある。J1にいることが唯一の尊厳だったのにJ2に落ちてしまいそれでも戦力は充実してるという後ろ盾も失ったのだった。といって世間とは一体誰のこと?人気がないといったって確かにぼくと同じ熱狂度を持って観戦してる人はいる。だから本当はそんなこと気にしなくてもいい。それでもぼくの自意識の中で尊厳を持っていたいのだ。

 いや、サンフレッチェを応援する限りそんな高みを望んではいけないのだろう。だからぼくは自分の趣味の話はしないようにしている。つまり会社であるとかそういう場所ではなるべく必要なことしか喋らず無口で通ってる。酒を飲まないこともあって飲み会もそんなに行かない。それ程までにぼくは世間の眼というやつを気にしていない。ああ、やっぱり人間失格なんだろうか。

苦悩始まる

2008/04/06  FC岐阜vsサンフレッチェ広島 岐阜メモリアルセンター長良川競技場

 弛緩、緩慢、油断、傲慢、安閑、閑却、軽視、蔑視、等閑、侮蔑、これ以上の表現があるだろうか。ぼくの国語力全て吐き出したとしてもまだいい足りない。悔しいというか呆れるというか憤りというか納得できないということだけはハッキリしている。J2に昇格したばかりのチームに引き分けてしまった、勝てなかったというのは本当に問題である。所詮J2に落ちるべくして落ちてしまったんだ。そう思わずにいられなかった。これはよく引き分けに終わったなというような酷い内容だった。サッカーに判定勝ちがあれば間違いなくサンフレッチェは負けてた。完敗だ。どこか一つでもいいとこがあったか。CKからの槙野のゴールがあったな。でもそれだけだよな。見事にそれだけだった。

 試合後モニターからはブーイングが聞こえた。間違いなくサンフレッチェのゴール裏だった。当たり前の反応だろうが何とそのブーイングに切れた選手がいたそうだ。一体このチームはどうなってるんだ。帰って自分でビデオを見てみればいい。どんな罵声を浴びようと仕方がないというのが正常な人の感覚だろう。

 だけど果たして選手だけが悪いのだろうか。全てが黒で染まったぼくの感情のキャンバスに一点の白の滴が落ちたのであった。槙野のゴールが決まった時もう勝利を確信してなかったろうか。そしてこの先何点取れるかと考えなかっただろうか。勿論そうあるべきだった。だが弛緩した空気はサポーターの中にもあったのではないだろうか。開始から必死にボールに喰らい付く岐阜に対して余裕を持って切り抜けるサンフレッチェの選手に格が違うなと高をくくってしまった。例えそれがぼくのようにモニター観戦する者が感じてたとしても今まで無敗で乗り切ってたというので余裕を持ってしまったのではないか。その空気がチームに伝染したということはないだろうか。考えすぎかもしれないがぼくは応援する者の精神と試合をする者の精神は結構シンクロしてると思う。今日は勝てないだろうなと思った時は勝てないし1点入れられてしまったらもう終わったと感じた時やはり選手は終わったようなパフォーマンスを見せる。単にそう見えるだけの問題だろうか。そうとも言い切れないのではなかろうか。

 同点にされながらも久保が登場した時もうこれで勝てると思った。ユキッチが出た時これで安泰だと思った。しかし2人共全く存在感のないプレーをし交代による効果はちっともなかった。90分間サンフレッチェの選手は余裕を持ってボールを回した。細かいパス回しは技術の高さを感じた。だけどそれは全てハーフウェイラインの後ろ。一体どれだけ前にボールを運べたのだろうか。

 今までもストヤノフがいないとどうなるんだろうという気がしてたが結局ストヤノフ1人で持ってたことが露呈してしまった。そして相手が運動量で勝負に来たら途端に脆さを見せるのも晒してしまった。この試合でもはやサンフレッチェの弱点は見えてしまっただけに今後勝ち点を取っていくのが難しくなるのではないだろうか。そういえば昨シーズンも戦略を読まれて全部のチームがそれに対応した戦いをするのに全く戦い方を変えなかった。頑固なのか引き出しがないのか。段々と後者じゃないかという気がしてきた。マズイ、このままじゃマズイ。

 サポーターが弛緩してると言っておいてやっぱり最後はチームがおかしいという結論に至った。J2に来れば無敵の強さを見せ付けると思ったサンフレッチェ、実はここでも脆くて頼りないイメージを発揮してくれた。その環境同化能力は素晴らしいものだ。

 果たしてこれから苦悩の日々が続くのだろうか。運営費で1桁低いような下位チームに勝てなくて頭を悩ましていかなければいけないんだろうか。ああ、これがJ2の苦しみ。同じ勝てないでもJ1とは違った苦悩があるのだった。

2008年4月 4日 (金)

見えない観客動員

2008/04/06 FC岐阜vsサンフレッチェ広島 岐阜メモリアルセンター長良川競技場

 JFLからJ2に上がったばかりのFC岐阜は長くJリーグを観てると興味深い存在である。森山泰行がプレイングマネージャーを務めるということを始め吉田康弘、小島宏美といったJリーグで実績のある選手がいる。皆ピークは過ぎてるとはいえJFLの頃からその動向は気になった。これは本気でJリーグ目指してるという気がしたものの資金面での不手際が露呈、Jリーグ入りも審査で落とされると思ってた。同じ年にロアッソ熊本もJ2昇格が確実なものとなってることからチーム数を偶数に保つ為に岐阜の昇格はなさそうだった。が、昇格した。資金の目途は立ったのだろうか。胸スポンサーは依然として付いてないしよく昇格させてもらえたものである。まあ逆に資金の目途が立ってから昇格ということであればJFLでうろついてる間に立ち消えになったであろう。

 しかし、J2に昇格しても興味深い選手を獲得している。田村祐基に高木和正、川島眞也もいるな、あれ、これってサンフに縁のある選手が結構いるではないか。しかもGMが今西和男、サンフレッチェを応援していれば気にならない訳がないチームなのであった。

 今期初となる対戦なのだが一体どれだけ人を集めるんだろう。岐阜においてこのチームの知名度はどんなものなのか。JFL時代に1万人集めた実績もあるという。だけどせっかくJ2に上がったのに今度は一応Jリーグに入ったという安心感から客が入らなくなるというのはなきにしもあらずだ。客が入ればその内スポンサーになりたいという企業も現れてくるだろう。いや、そんな単純なものじゃないのは理解してるつもりだが。

 それにしても今シーズンのJ2リーグにおいて各チームで一番アピールできる試合というのがサンフレッチェであるということに気付いた。各年代代表を抱えJ1にいてもおかしくないチーム、ここで客を集めたいだろう。逆に言うとサンフレッチェはその存在で相手の集客にも貢献しなければいけない。こんな目で見られることはJ1では考えられないことだった。そう考えると浦和レッズの選手などはいつも注目されてるというプレッシャーを持ってるということだ。J1では比較的プレッシャーを感じることもなくプレーできる立場にいるサンフレッチェがよっぽど戦力的に劣ってた訳でもないのにJ2に落ちてしまったということはやはりチームにぬるさがあったと認めざるを得ない。チームもぬるかった。そしてぼくもまさか降格はしないだろうとたかを括ったとこにぬるさがあった。

 結局J2に落ちたことによってかつて戦力外とした選手達と戦わなくてはならなくなった。そういえばJ2には結構元サンフレッチェの選手がいる。実はJ2にはそういう楽しみもある一方移籍ではなく戦力外にした選手と戦うというのは何とも言えないジレンマがある。どうして落ちてしまったのだろうか。そんな疑問を抱きつつもJ2でそれ程実力の差を見せ付けた試合もしてないのも事実だ。そこにどこか釈然としないものがある。そして2003年の記憶からこのままJ2の水に慣れてしまってなかなか勝てない試合が続くようになるのかもという恐怖がある。結局ぼくはJ1にいようとJ2にいようと快適な気分にはならないのだった。自分でもチキンだなと思う。

 仲間の中には負けても負けても試合がある限りどこだろうとスタジアムに駆けつける人がいるがぼくにはそこまでの強さはない。あれだけ打ちのめされてもめげない精神力は偉大だ。仕事でどんなに辛いことがあってもサンフレッチェの試合ではもっと辛い目に遭ってるから平気になったと言った仲間がいたがそうである。辛いこと、哀しいことがあったらあのボロクソに負け続けた週末を思い出せばいい、2点差で勝てた試合を終了間際4分で追いつかれたことを思い出せばいい、入れ替え戦だというのにまるでやる気ないようなパフォーマンスをした試合を思い出せばいい。ううっ、段々哀しくなってきた。一体何の話をしてたか分からなくなってきた。

 とにかく岐阜戦は勝って欲しい。J1に復帰し上位を目指すクラブとしてそれらしいパフォーマンスをして欲しい。口には出さないがほとんどの人は5点差くらいで勝たなきゃ駄目だと思ってるはずだ。果たして今回はその期待に応えられるか。そして実際他のJ2のチームのホームではサンフレッチェがどれくらい存在感があるのか観客動員で伺うことができる。そういう意味でJ2にいることも全く無駄ではないというのも事実なのであった。

2008年4月 3日 (木)

今年初のJ1観戦

2008/04/02 東京ヴェルディvsジュビロ磐田 国立競技場

 チケットがあるということでマツダさんと夜国立に行くことになった。こういう時どういう格好をして行けばいいんだろう。春とはいえ夜になると寒い季節だけに上着は必要となる。だけどぼくはサンフレッチェグッズしか持ってない。通勤にもサンフレッチェのロゴが入ったジャンパーを使ってる。そもそも会社にそんなジャンパーを着て行くのもぼくぐらいのものだろう。まあ外回りをする訳でもないぼくにとって通勤服はどうでもいいのだった。

 一通り家の中を探したものの普通のコートらしきものはなくサンフグッズでも一番目立たないものを着ていくことにした。といっていつもと同じ格好なのだ。ただそれでも薄着なのでトレーナーもカバンに忍ばせて行くことにした。ぼくはたかがサッカーの観戦でここまで防寒対策をするのに世間では夜桜などと花見で宴会など催すのだ。あの寒さで酔えるんだろうか。根性のないぼくには無理なことであるがそもそもぼくを花見に誘ってくれる人はいないのだった。

 そういえばこれまでの人生で花見に誘われたことがない訳ではない。それなのに大抵の場合サッカーの観戦予定と鉢合わせてしまい顔を出すものの途中で帰るのだった。しかしそれ以上に土曜日仕事をやることが多く日程が合わないと断ってる内に誘われなくなった。確かに仕事はやらなくちゃ食っていけないのだがあまりそれに束縛されるのも生きてく上で損をしてるような気がするのはぼくだけだろうか。まあサンフレッチェの試合があったらあらゆる裏技を駆使して仕事を切り上げてるぼくの言う台詞ではないんだが。

 待ち合わせ場所の青山門は薄暗かった。予定より30分早く着いたぼくは一人で待つには何にも暇潰しとなるものがない。店も何も周囲にはないのでただひたすら待つしかなかった。そしたらぼくと同じようにゲートの前で待ち合わせしてる人がいる。それらの人は待ち合わせの相手が来るとチケットを受け取り中へ入っていった。恐らくそれらはタダ件を持ってるひとなんだろう。単にサッカーを見るだけならわざわざ待ち合わせをすることない。そしてぼくもマツダさんからチケットをい貰いスタジアムに入ったのだった。

「ヴェルディは凄いよ。金はいくらでも親会社から下りてくるんだから」

 勿論これらは単なる想像の産物である。だけど少なくともチケット収入がなくてある程度高額な運営資金を使ってる印象はある。ただチケットが売れないという意味ではサンフレッチェも変わらない。そして親会社の資本に大きく依存してあらゆる意思決定も頼ってるというクラブ運営そのものも似ている。これがJリーグ開幕オリジナル10の持つ共通の体質であろう。地元民は潰れるとは思わないし降って沸いたような存在だから地元への浸透度も低い。浦和レッズなんて例外中の例外でオリジナル10には経営的に安泰という訳でもないのにどこかプライドだけは高いという気がしてしまうのはぼくだけだろうか。

 自由席のチケットなのでジュビロ側のゴール裏に行った。駒野のコールがされている。そうだよな、駒野はもう磐田の選手なんだよな。別にその移籍に関しては選手の自由だから何も思わないがやっぱり駒野のプレーばかり見てしまう。スピードに乗った空気を切り抜けるようなドリブル、そんなゴール前の切り込みから見事にアシストを決めた。ああ、やっぱり良い選手なんだな。やはりJ1にいるべき選手なんだろ。

 ただ、試合を通して両チーム共どうしても上手くいかない場面が見受けられた。どこのチームも悩んでる。決してサンフレッチェだけじゃないとは思いつつもどうせならJ1で悩みたかった。今更ながら何で降格してしまったんだろうと思うのだった。

2008年4月 2日 (水)

広島行き決定

 広島の友達から1本の電話があった。幾分決まりが悪そうな口調だったし何だろうと思ったら結婚の報告だった。とくに驚かなかったのはずいぶん長い間連れ添ってる相手がいたからだ。ただ今更結婚の報告をするのはどことなく照れもあったのだろう。それで結婚式に来て欲しいということで連絡をしてきたのだ。日時は524日、行けなくもない。まあこんな機会でもなければ会う機会もないので出席することにした。

 そこで後になってJリーグの日程表を調べたのである。525日に草津戦があるではないか。これは絶好のチャンス。友達の結婚式のお陰でぼくは今年初となるサンフレッチェをホームでの観戦機会を得たのである。早速手配をすべく動いたのだった。

 ここで問題なのは試合時間だった。16時キックオフということは終わるのが18時、果たしてこの時間で東京まで帰れるのだろうか。確かに数字の上では新幹線の終電に間に合う。だが実際に現地に行ってこの数字がどこまで通用するのか分からない。そこで何回も東京から広島まで遠征した経験を持つS氏に電話をしたのだった。単刀直入に試合を観て帰ることは可能かとの問いに可能ですという返事が返ってきた。終電とその1本前のでも間に合うとのことだ。さすがにその辺のダイヤは頭に入っていた。これで物理的に観戦が可能だという確認が取れたので次は宿を探すのだった。

 旅行代理店で「赤い風船」というホテルと新幹線のパックツアーに申し込んだ。2ヶ月近く先だというのに個室はすでに予約で一杯になってるホテルもあった。一体こんな早い時期に何の用があって申し込むんだろう。もしかしてこの中の何人かはサンフレッチェ目当てなのだろうか。だとすると終電の切符が取れるか怪しいではないか。まあ仮にそこまでする人がいたら知り合いであるのに違いなかった。

 ただ、切符については希望時間だけを伝えて1ヶ月前の申し込みになるらしい。とりあえずホテルは確保したのでもう準備は整った。入れ替え戦の時もこのプランを利用したがまさかまた利用することになるとは夢にも思わなかった。ただ違うのはあの時は2人で今回は1人というとこだ。

 今回広島にはある程度余裕を持って行くことができる。だからVポイントにも寄ることができるだろう。スタジアムにも早く訪れることができるだろう。以前関東にいて広島に戻ったサポーターにも再開することができるだろう。色々なことが頭に浮かんでくる。そしてS氏は当然の如くスタジアムで見かけるんだろう。

 できることならせっかく広島に行くんだから広島の人と話をしてみたい。関東にいてもホームから遠征に来る人がいるがそういう人ではなく関東を知らない広島の人と話してみたい。ぼくの持ってるサンフレッチェのイメージと広島の人の持ってるサンフレッチェのイメージがどう違うのかを知りたい。お互い交流を持ちたいものだが何かいい方法はないものだろうか。とりあえず524日ビッグアーチへ行く人は現地で会いましょう。って顔知らないよな。

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