京都戦~広島へ行く
2007/12/08 J1J2入れ替え戦第2戦 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ
そういえば2006年は京都に勝って残留を決めた。今度は京都によって残留ができない可能性がある。サッカーって恐ろしい、サッカーって面白い。それぞれが色んな想いがあるだろう。
正直ここまで来たらもうどうなってもしょうなないという思いがある。第1戦で2-1と敗戦して状況的には圧倒的に不利だ。試合内容も完全に負けた内容だった。京都に行った人によると電車で「柏木って大したことないね」という会話が聞こえてきたそうである。悔しいというか歯がゆいというか。本当にワンランク上の選手を目指すならこういう試合で活躍しなければいけない。状況はどうあれ間違いなく注目されてる試合なのにそこで良いパフォーマンスを発揮できないのでは所詮その程度の選手ということだ。柏木だけじゃない、他の選手も同じこと。そもそもJ1のリーグ戦34試合戦って下から3番目の順位になってしまった。そしてさらにJ2のチームとも戦って負けてしまった。これはもう下に落ちてもらうしかないというのは理にかなってる。何ら理不尽なことはないのだ。実力がないから落ちる、ただそれだけだ。
J2に落ちたらもう上がれないかもしれない。選手がいなくなってしまうかもしれない。でもそれら全てを含めてしょうがないことだと思う。駒野が居なくなる、寿人が居なくなるといったって中継では駒野がチンチンにやられてますねと言われてたし寿人はゴールを決めれなかった。京都の田原は2ゴールも決めている。そしてベストメンバーとして望んだ第1戦ではボールを完全に京都に支配されてた。どっちがJ1のチームか分からなかった。やる気があるのかと怒り心頭した。だが冷静になるとここでJ2に落ちるとサッカー人生の終わってしまう選手が何人かいるのに気付いた。本人が気付いてるかどうか分からないが恐らくもうどこも引き取り手がないだろうという選手がいる。だからこれで不甲斐ない闘いをしてサンフレッチェが落ちたら当の本人たちはもっと悲惨な目に遭うのだ。それに気付いた時妙に冷静になることができたのだった。
元々このクラブが強いとは思ってない。弱くて頼りなくって情けないクラブ、それがサンフレッチェだった。人気もなくいつ潰れるか分からない、そういった憐れみを感じたからこそこのクラブを応援することにした。ぼくが応援してやらないと他に誰も応援しないからと。それが関東ではちょっとサポーターが増えて選手の中には日本代表に選出されてW杯まで出た選手もいることで浮かれた部分があったのかもしれない。本当はこんなものだったのだ。だから良くも悪くも入れ替え戦は今のチームの姿がそのまま出るのではないだろうか。あるがままの姿、それが見れるのが入れ替え戦だ。
意気込みもなく気負いもない、妙に落ち着いた気分になってきた。これが明鏡止水と言うのだろう。アニメの『Gガンダム』では主人公のドモン・カッシュはこの境地に立つことによりスーパーモードを手に入れた。あっ、こんな話題持ち出してぼくがオタクなのがバレてしまうじゃないか。いずれにしてもホーム入れ替え戦は広島に行く。本当の意味での入れ替え戦を見届けに行くぞ。
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